435 / 519
【218.5話】 勇者の凱旋はレンタワゴン ※ルーダリア城下の収穫祭後の話し※
しおりを挟む
「まったく… 全然話と違うじゃん」ペコは馬車の護衛席でブツブツ言っている。
小さい馬車をレンタルワゴンしたリリアはペコとアリスを乗せてウッソ村に凱旋の旅。
リリアが手綱を握り、ペコが護衛席、アリスは荷台で木箱の上に座っている。
リリアが今回故郷に戻る目的はただ一つ…
「ね!今度ウッソ村に帰って例の油絵の一つを置いて来ようと思うの。ペコとアリス、一緒に来てよ。ペコかアリス、でもいいけど」
バー・ルーダの風にペコとアリスが顔を出すとバーにいたリリアが話しかけた。
「ウッソ?ド田舎でしょ、行かないよね」ペコは即答。
「パスね」アリスも笑顔でお断り。
「えー… リリアがドラゴンに乗った油絵を故郷に飾りに行きたいんだよね。コピペの一枚はリアルゴールドのお店、一枚はリリアが眺めて過ごす用、一枚は故郷に飾るの」リリアが言う。
「ウッソ村までそんなに凶悪な魔物も賊も出ないでしょ?いつも一人で帰ってるじゃん、一人で行きなよ」ペコが言う。
「いやぁ、それがね、油絵が大きくてレンタホースに積むのも危ないんだよね。なるべく傷つけずに運びたいから今回はレンタワゴンにするんだけどそれならお土産をいっぱい積もうと思っていて、そうするとやっぱり一人じゃ良くないと思って… 一緒に来てよ」リリアはペコの隣に座った。
「手伝ってあげたいけど私ら暇じゃないよ、ウチのギルドはギルマスの管理が絶対だから勝手に休みは取れないよ」ペコ。
「大きなギルドは大変ね、メンバーが多いとフラビオも忙しそうにしてるもんね。どっかのギルマスは毎晩リュート演奏だけどね」リリアがうっふっふと笑う。
「不満があるならどうぞ移籍してください」コトロが睨む。
「いいじゃない、特に何もなければ景色を見ながらノンビリ旅だよ。ウッソ村は水が美味しくて鹿が多いの。景色も最高」リリア。
「水の味なんてどうでもいいよ、田舎は鹿多いし、景色も普通の野山でしょ、要するに何にもないんでしょ」ペコ。
「えー… …じゃぁ、見習いの新人さん貸し出して、どうせ後方で薪割りしてご飯炊いているだけでしょ?」リリアが発泡酒をラビに頼みながら言う。
「何にも知らないのね… 大きなギルドの新人は一番忙しいよ。最初の2,3年で基本をみっちりと仕込むし、中途半端なやつは命を落とすから厳しく振るいにかけるんだよ」ペコ。
「えー… 他当たってもいいけど… 出来るなら連携取れた人がいいし…」
「… ウッソ村は一泊二日で往復可能よね?リリアがこちらのスケジュールに合わせるなら付き合うわよ」アリスが微笑む。
「…マジ?アリス… 物好きよねぇ… 休暇使っていくなら文句も出ないか… リリア、じゃぁ条件。ちゃんと雇って日当を出す事。それから私達はゲストで雇われるから、基本的に何もしないでノンビリ旅よ。それから馬車にするなら勇者リリアとしてルーダ・コートの街からあの豪華な客車を用立てて」ペコが言う。
「わかったよ、OKだけど、街から客車を借りるのって書類があって面倒なんだよね…」リリアが言う。
「へぇ、それが面倒ならウチらウッソまで行くのなんてもっと面倒だよねぇ」ペコが澄まして言う。
「わかったよ… 何とかするよ…」リリア。
話しは何とかまとまってきた。
「話が終わったら、ウェイトレスに戻ってください。何座り込んでちゃっかりお酒まで注文しているのですか」コトロが怒っている。
ウッソ村に出発の朝、ペコとアリスが城門で待っているとリリアが馬車でやってきた。
「お待たせ!今日も皆さんに神のご加護がありますように」リリアはニコニコしている。
「… なにこれ… レンタワゴンじゃん。一番小さくて安い荷馬車… 豪華来賓用客車はどうなったの」ペコが不満を漏らす。
「それね、結局ダメだったの。街の馬車を借りるともれなく馬車手と護衛も付いてきて、一泊以上すると護衛も二人になるって。そうなるとご飯出してベッド提供して大変だし、何か気が休まらないよね。で、自分達で全部やるって言ったら、講習を修了した認定馬車手や護衛じゃないとダメとか、客車の場合は乗客の身元証明とか、目的地までの経路とタイムテーブルとか、VIPなら長官のサインとか色々うるさくて… あ、でもいちようペコとアリスの身分証も出したよ。そしたら誰だこれ?っとか言っていて… 失礼だよね! あたし頭に来ちゃってさ…」
「要は借りられなかったんだね」ペコはやれやれといった様子。
「いいじゃない、皆でノンビリ旅だよ。荷物も全部積んだし、リリアちゃんがお弁当作って来てるし、今日はペコとアリスは完全VIP待遇!細かい事は気にせずレッツゴー!」リリア。
「あれ?スライムが湧いている」
郊外に出てしばらく行くと魔物が出だした。
リリアは剣を持って馬車を下りる。
「ふーん… がんばってね」ペコ。
「えー…」リリアがアリスを見る。
「いってらっしゃい」アリスは微笑んでいる
「オバケバラとブラッドサッカーがあんなに…」
リリアが馬車を下りる。
「リリアがんば…」ペコ
「いってらっしゃい」アリス
「ゾンビと彷徨う騎士のコンボ…」
リリアが馬車を下りる
「はぁぃ、いってらいってらぁ」ペコ
「リリア、応援しているわ」アリス。
「デスナイト、ビッグジョーズ、悪堕ちポテトヘッド…」
リリアが馬車を下りる
「… ねぇ、いちいちこっち見る必要あるの?さっさと行けば?」ペコ。
「戻って来たら治癒するから存分に戦ってね」アリス。
で、結局喧嘩になりだした。
「ちょっと!あんまりだよね!リリアごと吹っ飛ばしたでしょ!ひど過ぎだよペコ!」馬車に戻ってきてリリアがカンカンになっている。そしてボロボロになっている。
「だって、援護しろって騒いでたじゃん。ここから援護したらちょっと巻き込んだのよ」ペコはシレっとしている。
「明らかにわざとじゃん!あんな規模で爆発させたらリリアだって巻き込まれるに決まってるよ!」
「はぁ?だいたい今日は全部やるから座ってお菓子食べてろって言ったのあんたでしょ!手伝ってもらって文句言うわけ?」
「……… なんだよ… もういいよ… あたしなんか勇者なのに馬車も貸してもらえなくて… あたしだって悔しい思いしてるのに… 皆に悪いと思ってピリ辛チキンブリトー作ってきて美味しい葡萄酒持ってきたのに… ひど過ぎるよ…」リリアはボロボロと涙をこぼし始めた。
「… わかったわよ… 悪かったわよ… 泣くなんて卑怯じゃん…」ペコが謝る。
「…ちょっと度が過ぎたわね、今からちゃんと皆で協力していこう。リリア、ごめんなさいね、機嫌なおして」アリスが荷台から下りてきた。
「優しい言葉と一緒に早くヒールかけてよ」
リリアはブシブシと泣いている。
辺りは緑豊かな景色でトンボも多い。
小さい馬車をレンタルワゴンしたリリアはペコとアリスを乗せてウッソ村に凱旋の旅。
リリアが手綱を握り、ペコが護衛席、アリスは荷台で木箱の上に座っている。
リリアが今回故郷に戻る目的はただ一つ…
「ね!今度ウッソ村に帰って例の油絵の一つを置いて来ようと思うの。ペコとアリス、一緒に来てよ。ペコかアリス、でもいいけど」
バー・ルーダの風にペコとアリスが顔を出すとバーにいたリリアが話しかけた。
「ウッソ?ド田舎でしょ、行かないよね」ペコは即答。
「パスね」アリスも笑顔でお断り。
「えー… リリアがドラゴンに乗った油絵を故郷に飾りに行きたいんだよね。コピペの一枚はリアルゴールドのお店、一枚はリリアが眺めて過ごす用、一枚は故郷に飾るの」リリアが言う。
「ウッソ村までそんなに凶悪な魔物も賊も出ないでしょ?いつも一人で帰ってるじゃん、一人で行きなよ」ペコが言う。
「いやぁ、それがね、油絵が大きくてレンタホースに積むのも危ないんだよね。なるべく傷つけずに運びたいから今回はレンタワゴンにするんだけどそれならお土産をいっぱい積もうと思っていて、そうするとやっぱり一人じゃ良くないと思って… 一緒に来てよ」リリアはペコの隣に座った。
「手伝ってあげたいけど私ら暇じゃないよ、ウチのギルドはギルマスの管理が絶対だから勝手に休みは取れないよ」ペコ。
「大きなギルドは大変ね、メンバーが多いとフラビオも忙しそうにしてるもんね。どっかのギルマスは毎晩リュート演奏だけどね」リリアがうっふっふと笑う。
「不満があるならどうぞ移籍してください」コトロが睨む。
「いいじゃない、特に何もなければ景色を見ながらノンビリ旅だよ。ウッソ村は水が美味しくて鹿が多いの。景色も最高」リリア。
「水の味なんてどうでもいいよ、田舎は鹿多いし、景色も普通の野山でしょ、要するに何にもないんでしょ」ペコ。
「えー… …じゃぁ、見習いの新人さん貸し出して、どうせ後方で薪割りしてご飯炊いているだけでしょ?」リリアが発泡酒をラビに頼みながら言う。
「何にも知らないのね… 大きなギルドの新人は一番忙しいよ。最初の2,3年で基本をみっちりと仕込むし、中途半端なやつは命を落とすから厳しく振るいにかけるんだよ」ペコ。
「えー… 他当たってもいいけど… 出来るなら連携取れた人がいいし…」
「… ウッソ村は一泊二日で往復可能よね?リリアがこちらのスケジュールに合わせるなら付き合うわよ」アリスが微笑む。
「…マジ?アリス… 物好きよねぇ… 休暇使っていくなら文句も出ないか… リリア、じゃぁ条件。ちゃんと雇って日当を出す事。それから私達はゲストで雇われるから、基本的に何もしないでノンビリ旅よ。それから馬車にするなら勇者リリアとしてルーダ・コートの街からあの豪華な客車を用立てて」ペコが言う。
「わかったよ、OKだけど、街から客車を借りるのって書類があって面倒なんだよね…」リリアが言う。
「へぇ、それが面倒ならウチらウッソまで行くのなんてもっと面倒だよねぇ」ペコが澄まして言う。
「わかったよ… 何とかするよ…」リリア。
話しは何とかまとまってきた。
「話が終わったら、ウェイトレスに戻ってください。何座り込んでちゃっかりお酒まで注文しているのですか」コトロが怒っている。
ウッソ村に出発の朝、ペコとアリスが城門で待っているとリリアが馬車でやってきた。
「お待たせ!今日も皆さんに神のご加護がありますように」リリアはニコニコしている。
「… なにこれ… レンタワゴンじゃん。一番小さくて安い荷馬車… 豪華来賓用客車はどうなったの」ペコが不満を漏らす。
「それね、結局ダメだったの。街の馬車を借りるともれなく馬車手と護衛も付いてきて、一泊以上すると護衛も二人になるって。そうなるとご飯出してベッド提供して大変だし、何か気が休まらないよね。で、自分達で全部やるって言ったら、講習を修了した認定馬車手や護衛じゃないとダメとか、客車の場合は乗客の身元証明とか、目的地までの経路とタイムテーブルとか、VIPなら長官のサインとか色々うるさくて… あ、でもいちようペコとアリスの身分証も出したよ。そしたら誰だこれ?っとか言っていて… 失礼だよね! あたし頭に来ちゃってさ…」
「要は借りられなかったんだね」ペコはやれやれといった様子。
「いいじゃない、皆でノンビリ旅だよ。荷物も全部積んだし、リリアちゃんがお弁当作って来てるし、今日はペコとアリスは完全VIP待遇!細かい事は気にせずレッツゴー!」リリア。
「あれ?スライムが湧いている」
郊外に出てしばらく行くと魔物が出だした。
リリアは剣を持って馬車を下りる。
「ふーん… がんばってね」ペコ。
「えー…」リリアがアリスを見る。
「いってらっしゃい」アリスは微笑んでいる
「オバケバラとブラッドサッカーがあんなに…」
リリアが馬車を下りる。
「リリアがんば…」ペコ
「いってらっしゃい」アリス
「ゾンビと彷徨う騎士のコンボ…」
リリアが馬車を下りる
「はぁぃ、いってらいってらぁ」ペコ
「リリア、応援しているわ」アリス。
「デスナイト、ビッグジョーズ、悪堕ちポテトヘッド…」
リリアが馬車を下りる
「… ねぇ、いちいちこっち見る必要あるの?さっさと行けば?」ペコ。
「戻って来たら治癒するから存分に戦ってね」アリス。
で、結局喧嘩になりだした。
「ちょっと!あんまりだよね!リリアごと吹っ飛ばしたでしょ!ひど過ぎだよペコ!」馬車に戻ってきてリリアがカンカンになっている。そしてボロボロになっている。
「だって、援護しろって騒いでたじゃん。ここから援護したらちょっと巻き込んだのよ」ペコはシレっとしている。
「明らかにわざとじゃん!あんな規模で爆発させたらリリアだって巻き込まれるに決まってるよ!」
「はぁ?だいたい今日は全部やるから座ってお菓子食べてろって言ったのあんたでしょ!手伝ってもらって文句言うわけ?」
「……… なんだよ… もういいよ… あたしなんか勇者なのに馬車も貸してもらえなくて… あたしだって悔しい思いしてるのに… 皆に悪いと思ってピリ辛チキンブリトー作ってきて美味しい葡萄酒持ってきたのに… ひど過ぎるよ…」リリアはボロボロと涙をこぼし始めた。
「… わかったわよ… 悪かったわよ… 泣くなんて卑怯じゃん…」ペコが謝る。
「…ちょっと度が過ぎたわね、今からちゃんと皆で協力していこう。リリア、ごめんなさいね、機嫌なおして」アリスが荷台から下りてきた。
「優しい言葉と一緒に早くヒールかけてよ」
リリアはブシブシと泣いている。
辺りは緑豊かな景色でトンボも多い。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
三歩先行くサンタさん ~トレジャーハンターは幼女にごまをする~
杵築しゅん
ファンタジー
戦争で父を亡くしたサンタナリア2歳は、母や兄と一緒に父の家から追い出され、母の実家であるファイト子爵家に身を寄せる。でも、そこも安住の地ではなかった。
3歳の職業選別で【過去】という奇怪な職業を授かったサンタナリアは、失われた超古代高度文明紀に生きた守護霊である魔法使いの能力を受け継ぐ。
家族には内緒で魔法の練習をし、古代遺跡でトレジャーハンターとして活躍することを夢見る。
そして、新たな家門を興し母と兄を養うと決心し奮闘する。
こっそり古代遺跡に潜っては、ピンチになったトレジャーハンターを助けるサンタさん。
身分差も授かった能力の偏見も投げ飛ばし、今日も元気に三歩先を行く。
クラス最底辺の俺、ステータス成長で資産も身長も筋力も伸びて逆転無双
四郎
ファンタジー
クラスで最底辺――。
「笑いもの」として過ごしてきた佐久間陽斗の人生は、ただの屈辱の連続だった。
教室では見下され、存在するだけで嘲笑の対象。
友達もなく、未来への希望もない。
そんな彼が、ある日を境にすべてを変えていく。
突如として芽生えた“成長システム”。
努力を積み重ねるたびに、陽斗のステータスは確実に伸びていく。
筋力、耐久、知力、魅力――そして、普通ならあり得ない「資産」までも。
昨日まで最底辺だったはずの少年が、今日には同級生を超え、やがて街でさえ無視できない存在へと変貌していく。
「なんであいつが……?」
「昨日まで笑いものだったはずだろ!」
周囲の態度は一変し、軽蔑から驚愕へ、やがて羨望と畏怖へ。
陽斗は努力と成長で、己の居場所を切り拓き、誰も予想できなかった逆転劇を現実にしていく。
だが、これはただのサクセスストーリーではない。
嫉妬、裏切り、友情、そして恋愛――。
陽斗の成長は、同級生や教師たちの思惑をも巻き込み、やがて学校という小さな舞台を飛び越え、社会そのものに波紋を広げていく。
「笑われ続けた俺が、全てを変える番だ。」
かつて底辺だった少年が掴むのは、力か、富か、それとも――。
最底辺から始まる、資産も未来も手にする逆転無双ストーリー。
物語は、まだ始まったばかりだ。
ゲームの悪役パパに転生したけど、勇者になる息子が親離れしないので完全に詰んでる
街風
ファンタジー
「お前を追放する!」
ゲームの悪役貴族に転生したルドルフは、シナリオ通りに息子のハイネ(後に世界を救う勇者)を追放した。
しかし、前世では子煩悩な父親だったルドルフのこれまでの人生は、ゲームのシナリオに大きく影響を与えていた。旅にでるはずだった勇者は旅に出ず、悪人になる人は善人になっていた。勇者でもないただの中年ルドルフは魔人から世界を救えるのか。
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
僕の秘密を知った自称勇者が聖剣を寄越せと言ってきたので渡してみた
黒木メイ
ファンタジー
世界に一人しかいないと言われている『勇者』。
その『勇者』は今、ワグナー王国にいるらしい。
曖昧なのには理由があった。
『勇者』だと思わしき少年、レンが頑なに「僕は勇者じゃない」と言っているからだ。
どんなに周りが勇者だと持て囃してもレンは認めようとしない。
※小説家になろうにも随時転載中。
レンはただ、ある目的のついでに人々を助けただけだと言う。
それでも皆はレンが勇者だと思っていた。
突如日本という国から彼らが転移してくるまでは。
はたして、レンは本当に勇者ではないのか……。
ざまぁあり・友情あり・謎ありな作品です。
※小説家になろう、カクヨム、ネオページにも掲載。
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
【完結】捨て去られた王妃は王宮で働く
ここ
ファンタジー
たしかに私は王妃になった。
5歳の頃に婚約が決まり、逃げようがなかった。完全なる政略結婚。
夫である国王陛下は、ハーレムで浮かれている。政務は王妃が行っていいらしい。私は仕事は得意だ。家臣たちが追いつけないほど、理解が早く、正確らしい。家臣たちは、王妃がいないと困るようになった。何とかしなければ…
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる