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5.教えて、偉い人
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景の部屋を訪ねるのをやめてから、早一月。悪魔ティンカー・ベルがなにをしているかというと、魔界にて、黄昏れているのだった。
「はあ……」
魔界樹の前のわずかな芝生に腰を下ろし、立てた膝を抱え、ティンカー・ベルは眼前の不毛の大地を、ただぼんやりと眺めた。その後ろにはもう一匹、ベルゼブブという名の悪魔が降り立ち、落ち込んでいる悪友を見て、ニヤニヤと笑っている。
ベルゼブブはこれまで魔法合戦において、後輩であるティンカー・ベルに、一度も勝てたことがなかった。それがこの前、ティンカー・ベルの鉄壁の自己防御魔法を、間接的とはいえ打ち破ることができたのだ。故にご機嫌なのである。
「けっけっけ! たかが人間のどんくさい娘っ子一人に破られるたあ、おめーのシールドもざまあねえなあ!」
「……………………」
「本当に最強の悪魔なのかあ? 六の悪魔の頂点、『最凶を呼び覚ます引き金』。どうだかなあ~? 力不足じゃねえのお?」
「……………………」
ティンカー・ベルはうつろな目をしたまま、一言も発しない。この悪魔は最近ずっと、このような感じだ。
――俺に負けたショックで、おかしくなったのか?
ベルゼブブは、いつもは生意気なほどピンとまっすぐ伸びている悪友の背中が、力なく丸まっているのを見て、落ち着かなくなってきた。
勝利に酔うのはほんのひととき、すぐに敗者のことを気遣う。勝つことに慣れていないというより、負けることを選んでいる。自身のそのような傾向に、ベルゼブブは気づいていないようだ。己のことが分からないのは、悪魔も人も同じであるらしい。
――どうしようか。慰めるのもガラじゃねーし、というか負かされた相手に励まされても、かえって傷つくだけかもしれねーし。
悩むベルゼブブの耳は、ティンカー・ベルのつぶやきをはっきりと捉えた。
「カレーライスの上に、トロトロのオムレツを乗せて、オムカレー……。食べたい、食べたい、食べたい……」
「食えばいいじゃねえか!」
割りと本気で蹴ったのに、ティンカー・ベルの逞しい上半身は微動だにしなかった。
「ったく、食いもんのことばっかりよお! 腹減ってるなら、とっとと飯食ってこいや!」
「ただ腹が膨れればいいというわけではない。心底、美味くなければ。――我が契約者、大蔵田 景のオムカレーでなければ」
「……………………」
やはり景との行き違いは、ティンカー・ベルの胸の内に暗い影を落としているのか。
大蔵田 景とティンカー・ベルの仲がギクシャクする原因を作ったのは、自分かもしれない。心を痛めたベルゼブブは、ティンカー・ベルから少し離れた場所に、腰を据えた。
「ベルゼブブよ、知っているか?」
「は? なにを?」
「景のカレーは自家製のブイヨンをベースに、独自に調合したスパイスを入れて作るのだ」
「そら意識たけーな」
ティンカー・ベルの料理談義は、果てなく続く。ベルゼブブはだらりとあぐらをかくと、うんざりした顔で言った。
「おめーはよー、大蔵田 景のことが気になるというより、あいつの作る飯に執念を燃やしてるだけじゃねーのか?」
「景と飯は切り離せないだろう。景といえばウマメシ、ウマメシといえば景。むしろ自身を表す技能を会得しているというのは、幸せなことではないか。我といえば大悪魔、大悪魔といえば我。ブサイクといえばベルゼブブ、ベルゼブブといえばブサイクという具合に」
「人を勝手にブサイク代表にすんじゃねーよ!」
吠えたのち、ベルゼブブは景のことが気の毒になってきた。ティンカー・ベルといういやしんぼ悪魔は、飯のことしか考えていないのだ。
景の作る料理のことだけしか考えておらず、彼女の魅力だとかそういったものには、一切頓着しない。それは女に対して失礼だし、可哀想なことをしているのではないか。
しかし――。ベルゼブブの知る大蔵田 景という人間は、ティンカー・ベルが彼女の料理の虜であることを知ったら、むしろ喜びそうなタイプかもしれない。
――まあ、お似合いといえば、お似合いの二人なのかもしれねーけどよ。
「そんなに、オムカレー、か? そいつが恋しいなら、あのブスんとこに行って、食わせてもらえばいいだろうがよ」
「状況が変わったのだ」
ティンカー・ベルの口調が、急に重々しくなる。
ティンカー・ベルは景と距離を取りたがっていた。――二人は、親しくなり過ぎたのだ。
景がティンカー・ベルに恋心を抱いているのは、傍から見ていて明らかだったし、ティンカー・ベルだって、彼女のことを憎からず思っている様子だった。
くっつきそうで、くっつかない。一昔前の漫画でありがちな、もどかしい関係。しかしティンカー・ベルは、景との関係を、無理矢理リセットしようとしたのだ。
「大蔵田 景を幸せにする。それがあの女と我が結んだ契約だった。だが我が側にいれば、あいつは幸せにはなれない。――悪魔の体質のせいで」
「まあなあ。人間を不幸にしてこその、悪魔だからなあ」
悪魔は人の持つ悪徳を引き出してしまう。単に「契約」という仕事上の、薄っぺらいつき合いであれば、被害はほぼない。しかし親しくなればなるほど、人間は悪魔の影響を受け、己の中に潜む汚物を曝け出してしまうことになるのだ。
例えば、ベルゼブブ。彼は人間の「食べたい」という欲求をむやみに刺激し、暴食を促してしまう。破壊力はさほどなく、はっきり言ってビミョーな能力なのだが、飽食がどうとか肥満がどうとかヘルシー志向がどうとか叫ばれるこの現代においては、迷惑極まりない。
ベルゼブブは以前、その力を使って、人気モデルの水谷 花憐を苦しめた。太ってはいけない職業の、彼女の食欲を刺激する。ベルゼブブにとっては、まさにうってつけの依頼を受けたのだ。
無事に仕事を終えたあと、実は花憐に淡い恋心を抱いていたベルゼブブは、しかし彼女とは一度も喋らず、接触することもなく、関係を絶った。自分の存在が、花憐の明るい未来の邪魔にしかならないと、知っていたからだ。
「人間は本来、悪魔を嫌う。悪魔に近づけば堕ちるだけだと、本能が警告するからだ。その恐れを抑えつけてまで叶えたい、黒き願いを持つ者だけが、悪魔と契約を結ぶ」
悪魔ならば誰でも知っている話を、ティンカー・ベルは口にする。
「おめーはよー、ほんっとに自意識過剰だよなあ」
ベルゼブブは嘲笑を浮かべ、暗雲が覆う空を見上げた。
「悪魔に惚れるなんて、人間としてあり得ねえ。ってことはつまり、大蔵田 景は、混乱してんだろ? あいつは男を知らねえみたいだし、ちょっと優しくしてもらったから、ポーっと浮かれてるだけだって。そんなに深刻に考えることはねえよ。ほかに丁度いい人間の男が現れたら、ホイホイそっちに乗り換えるだろうさ。女なんて、薄情な生きもんだからな」
「お前が三次元の女について語っても、びっくりするくらい説得力がないな……」
「なんだと!?」
ティンカー・ベルがしみじみ言うと、ベルゼブブはいきり立った。
「まあ、なんにしろ、景の元へ行かねばな。契約は契約だ。我らに、それを破棄する権利はない」
のっそり立ち上がると、ティンカー・ベルは羽を広げ、空へ飛び立った。
くすんだ魔界の空を、悠々と渡っていく後輩の姿を眺めながら、ベルゼブブはずっと気になっていた疑問をぽつりと発した。
――人間ならば。
「あいつ、人間なのか?」
苦くて不味い。
以前一度吸ったことのある景の精気の味を思い出し、ベルゼブブは顔をしかめながら、口元を押さえた。
「はあ……」
魔界樹の前のわずかな芝生に腰を下ろし、立てた膝を抱え、ティンカー・ベルは眼前の不毛の大地を、ただぼんやりと眺めた。その後ろにはもう一匹、ベルゼブブという名の悪魔が降り立ち、落ち込んでいる悪友を見て、ニヤニヤと笑っている。
ベルゼブブはこれまで魔法合戦において、後輩であるティンカー・ベルに、一度も勝てたことがなかった。それがこの前、ティンカー・ベルの鉄壁の自己防御魔法を、間接的とはいえ打ち破ることができたのだ。故にご機嫌なのである。
「けっけっけ! たかが人間のどんくさい娘っ子一人に破られるたあ、おめーのシールドもざまあねえなあ!」
「……………………」
「本当に最強の悪魔なのかあ? 六の悪魔の頂点、『最凶を呼び覚ます引き金』。どうだかなあ~? 力不足じゃねえのお?」
「……………………」
ティンカー・ベルはうつろな目をしたまま、一言も発しない。この悪魔は最近ずっと、このような感じだ。
――俺に負けたショックで、おかしくなったのか?
ベルゼブブは、いつもは生意気なほどピンとまっすぐ伸びている悪友の背中が、力なく丸まっているのを見て、落ち着かなくなってきた。
勝利に酔うのはほんのひととき、すぐに敗者のことを気遣う。勝つことに慣れていないというより、負けることを選んでいる。自身のそのような傾向に、ベルゼブブは気づいていないようだ。己のことが分からないのは、悪魔も人も同じであるらしい。
――どうしようか。慰めるのもガラじゃねーし、というか負かされた相手に励まされても、かえって傷つくだけかもしれねーし。
悩むベルゼブブの耳は、ティンカー・ベルのつぶやきをはっきりと捉えた。
「カレーライスの上に、トロトロのオムレツを乗せて、オムカレー……。食べたい、食べたい、食べたい……」
「食えばいいじゃねえか!」
割りと本気で蹴ったのに、ティンカー・ベルの逞しい上半身は微動だにしなかった。
「ったく、食いもんのことばっかりよお! 腹減ってるなら、とっとと飯食ってこいや!」
「ただ腹が膨れればいいというわけではない。心底、美味くなければ。――我が契約者、大蔵田 景のオムカレーでなければ」
「……………………」
やはり景との行き違いは、ティンカー・ベルの胸の内に暗い影を落としているのか。
大蔵田 景とティンカー・ベルの仲がギクシャクする原因を作ったのは、自分かもしれない。心を痛めたベルゼブブは、ティンカー・ベルから少し離れた場所に、腰を据えた。
「ベルゼブブよ、知っているか?」
「は? なにを?」
「景のカレーは自家製のブイヨンをベースに、独自に調合したスパイスを入れて作るのだ」
「そら意識たけーな」
ティンカー・ベルの料理談義は、果てなく続く。ベルゼブブはだらりとあぐらをかくと、うんざりした顔で言った。
「おめーはよー、大蔵田 景のことが気になるというより、あいつの作る飯に執念を燃やしてるだけじゃねーのか?」
「景と飯は切り離せないだろう。景といえばウマメシ、ウマメシといえば景。むしろ自身を表す技能を会得しているというのは、幸せなことではないか。我といえば大悪魔、大悪魔といえば我。ブサイクといえばベルゼブブ、ベルゼブブといえばブサイクという具合に」
「人を勝手にブサイク代表にすんじゃねーよ!」
吠えたのち、ベルゼブブは景のことが気の毒になってきた。ティンカー・ベルといういやしんぼ悪魔は、飯のことしか考えていないのだ。
景の作る料理のことだけしか考えておらず、彼女の魅力だとかそういったものには、一切頓着しない。それは女に対して失礼だし、可哀想なことをしているのではないか。
しかし――。ベルゼブブの知る大蔵田 景という人間は、ティンカー・ベルが彼女の料理の虜であることを知ったら、むしろ喜びそうなタイプかもしれない。
――まあ、お似合いといえば、お似合いの二人なのかもしれねーけどよ。
「そんなに、オムカレー、か? そいつが恋しいなら、あのブスんとこに行って、食わせてもらえばいいだろうがよ」
「状況が変わったのだ」
ティンカー・ベルの口調が、急に重々しくなる。
ティンカー・ベルは景と距離を取りたがっていた。――二人は、親しくなり過ぎたのだ。
景がティンカー・ベルに恋心を抱いているのは、傍から見ていて明らかだったし、ティンカー・ベルだって、彼女のことを憎からず思っている様子だった。
くっつきそうで、くっつかない。一昔前の漫画でありがちな、もどかしい関係。しかしティンカー・ベルは、景との関係を、無理矢理リセットしようとしたのだ。
「大蔵田 景を幸せにする。それがあの女と我が結んだ契約だった。だが我が側にいれば、あいつは幸せにはなれない。――悪魔の体質のせいで」
「まあなあ。人間を不幸にしてこその、悪魔だからなあ」
悪魔は人の持つ悪徳を引き出してしまう。単に「契約」という仕事上の、薄っぺらいつき合いであれば、被害はほぼない。しかし親しくなればなるほど、人間は悪魔の影響を受け、己の中に潜む汚物を曝け出してしまうことになるのだ。
例えば、ベルゼブブ。彼は人間の「食べたい」という欲求をむやみに刺激し、暴食を促してしまう。破壊力はさほどなく、はっきり言ってビミョーな能力なのだが、飽食がどうとか肥満がどうとかヘルシー志向がどうとか叫ばれるこの現代においては、迷惑極まりない。
ベルゼブブは以前、その力を使って、人気モデルの水谷 花憐を苦しめた。太ってはいけない職業の、彼女の食欲を刺激する。ベルゼブブにとっては、まさにうってつけの依頼を受けたのだ。
無事に仕事を終えたあと、実は花憐に淡い恋心を抱いていたベルゼブブは、しかし彼女とは一度も喋らず、接触することもなく、関係を絶った。自分の存在が、花憐の明るい未来の邪魔にしかならないと、知っていたからだ。
「人間は本来、悪魔を嫌う。悪魔に近づけば堕ちるだけだと、本能が警告するからだ。その恐れを抑えつけてまで叶えたい、黒き願いを持つ者だけが、悪魔と契約を結ぶ」
悪魔ならば誰でも知っている話を、ティンカー・ベルは口にする。
「おめーはよー、ほんっとに自意識過剰だよなあ」
ベルゼブブは嘲笑を浮かべ、暗雲が覆う空を見上げた。
「悪魔に惚れるなんて、人間としてあり得ねえ。ってことはつまり、大蔵田 景は、混乱してんだろ? あいつは男を知らねえみたいだし、ちょっと優しくしてもらったから、ポーっと浮かれてるだけだって。そんなに深刻に考えることはねえよ。ほかに丁度いい人間の男が現れたら、ホイホイそっちに乗り換えるだろうさ。女なんて、薄情な生きもんだからな」
「お前が三次元の女について語っても、びっくりするくらい説得力がないな……」
「なんだと!?」
ティンカー・ベルがしみじみ言うと、ベルゼブブはいきり立った。
「まあ、なんにしろ、景の元へ行かねばな。契約は契約だ。我らに、それを破棄する権利はない」
のっそり立ち上がると、ティンカー・ベルは羽を広げ、空へ飛び立った。
くすんだ魔界の空を、悠々と渡っていく後輩の姿を眺めながら、ベルゼブブはずっと気になっていた疑問をぽつりと発した。
――人間ならば。
「あいつ、人間なのか?」
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