7 / 14
薫の学力判定 その2
しおりを挟む
薫は意外にもテストに集中して取り組んでいた。
テスト開始から2時間が経過した頃、
「婆さん、国語終わったよ」
「最初の国語のテストをやってみた感想を聞かせてほしい」
「難しかった」
「どういうところが難しかった?」
「途中の漢字の問題以外ぜ~んぶ」
「そうか、とりあえず国語はこれから勉強のしがいがあるということか」
ハマは薫の国語のだいたいの学力を把握できた。
「薫くん、もう昼になったから先生が讃岐うどん作ってあげようか、うまいぞ」
「だって、自分で食べるものは自分で作れって」
「今日は特別だ、奥いったところに冷蔵庫があるから、そこに冷たい麦茶が冷えてるぞ、集中してると喉かわくから、薫くんテスト一生懸命やってたもんな、えらいぞ」
「オレ、テストほとんどわからない問題ばっかだけど?」
「まだ薫くんに何も5教科の勉強を教えてもいないのに、現時点での学力を知りたいだけだから、わからなければ0点でも全然構わないんだよ」
「0点でいいんだ」
「一生懸命、テストに取り組んだ結果0点ならいいけど、何も考えなかったり、あきらめたりするのは
これから勉強していく生徒にいちばんしてほしくないことなんだ、わかるか薫くん」
「オレ、なんかわかる気がする、あきらめない」
「そう、勉強をしていくのにいちばん大事なのはあきらめないこと、できない問題はできるようになるまで先生と一緒に考える、どんな難しそうな問題でもあきらめなければ解決できる、これは先生がいままで受け持つたたくさんの生徒に口酸っぱく言ってきたことなんだ」
「婆さん、なんかいままでの先生とは違うように見えてきたよ、バカなオレでも婆さんに教えてもらえば大学入れるかもしんないよね、大学ってすごい難しいとこみたいだけど、オレ頑張るよ」
「そうだ、そのいきだ、そのいまの気持ち絶対忘れるなよ、その調子で残りの4教科もやっつけよう、先生特製のうどん食べてからでいいから」
「わかった、あきらめないことが大事」
薫は残りの4教科のテストも最後まであきらめず、わからないながらも解答用紙を埋めていき、気が付けば夜7時を過ぎていた
「薫くん、今日1日のこの頑張りを忘れずに、今日はもう疲れたから先生のうちに戻らなくても、ここで布団敷いて寝ていいよ、明日もよろしく、ぐっすりお休み」
テスト開始から2時間が経過した頃、
「婆さん、国語終わったよ」
「最初の国語のテストをやってみた感想を聞かせてほしい」
「難しかった」
「どういうところが難しかった?」
「途中の漢字の問題以外ぜ~んぶ」
「そうか、とりあえず国語はこれから勉強のしがいがあるということか」
ハマは薫の国語のだいたいの学力を把握できた。
「薫くん、もう昼になったから先生が讃岐うどん作ってあげようか、うまいぞ」
「だって、自分で食べるものは自分で作れって」
「今日は特別だ、奥いったところに冷蔵庫があるから、そこに冷たい麦茶が冷えてるぞ、集中してると喉かわくから、薫くんテスト一生懸命やってたもんな、えらいぞ」
「オレ、テストほとんどわからない問題ばっかだけど?」
「まだ薫くんに何も5教科の勉強を教えてもいないのに、現時点での学力を知りたいだけだから、わからなければ0点でも全然構わないんだよ」
「0点でいいんだ」
「一生懸命、テストに取り組んだ結果0点ならいいけど、何も考えなかったり、あきらめたりするのは
これから勉強していく生徒にいちばんしてほしくないことなんだ、わかるか薫くん」
「オレ、なんかわかる気がする、あきらめない」
「そう、勉強をしていくのにいちばん大事なのはあきらめないこと、できない問題はできるようになるまで先生と一緒に考える、どんな難しそうな問題でもあきらめなければ解決できる、これは先生がいままで受け持つたたくさんの生徒に口酸っぱく言ってきたことなんだ」
「婆さん、なんかいままでの先生とは違うように見えてきたよ、バカなオレでも婆さんに教えてもらえば大学入れるかもしんないよね、大学ってすごい難しいとこみたいだけど、オレ頑張るよ」
「そうだ、そのいきだ、そのいまの気持ち絶対忘れるなよ、その調子で残りの4教科もやっつけよう、先生特製のうどん食べてからでいいから」
「わかった、あきらめないことが大事」
薫は残りの4教科のテストも最後まであきらめず、わからないながらも解答用紙を埋めていき、気が付けば夜7時を過ぎていた
「薫くん、今日1日のこの頑張りを忘れずに、今日はもう疲れたから先生のうちに戻らなくても、ここで布団敷いて寝ていいよ、明日もよろしく、ぐっすりお休み」
0
あなたにおすすめの小説
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
隣に住んでいる後輩の『彼女』面がガチすぎて、オレの知ってるラブコメとはかなり違う気がする
夕姫
青春
【『白石夏帆』こいつには何を言っても無駄なようだ……】
主人公の神原秋人は、高校二年生。特別なことなど何もない、静かな一人暮らしを愛する少年だった。東京の私立高校に通い、誰とも深く関わらずただ平凡に過ごす日々。
そんな彼の日常は、ある春の日、突如現れた隣人によって塗り替えられる。後輩の白石夏帆。そしてとんでもないことを言い出したのだ。
「え?私たち、付き合ってますよね?」
なぜ?どうして?全く身に覚えのない主張に秋人は混乱し激しく否定する。だが、夏帆はまるで聞いていないかのように、秋人に猛烈に迫ってくる。何を言っても、どんな態度をとっても、その鋼のような意思は揺るがない。
「付き合っている」という謎の確信を持つ夏帆と、彼女に振り回されながらも憎めない(?)と思ってしまう秋人。これは、一人の後輩による一方的な「好き」が、平凡な先輩の日常を侵略する、予測不能な押しかけラブコメディ。
意味が分かると怖い話(解説付き)
彦彦炎
ホラー
一見普通のよくある話ですが、矛盾に気づけばゾッとするはずです
読みながら話に潜む違和感を探してみてください
最後に解説も載せていますので、是非読んでみてください
実話も混ざっております
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
還暦の性 若い彼との恋愛模様
MisakiNonagase
恋愛
還暦を迎えた和子。保持する資格の更新講習で二十代後半の青年、健太に出会った。何気なくてLINE交換してメッセージをやりとりするうちに、胸が高鳴りはじめ、長年忘れていた恋心に花が咲く。
そんな還暦女性と二十代の青年の恋模様。
その後、結婚、そして永遠の別れまでを描いたストーリーです。
全7話
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる