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第十二話
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冷たい黒い鉄の長剣を弾いてから、森の中に剣撃が鳴り響く。
すぐさまに体を半回転させて、長剣を握っていた敵兵の両手首を切り落として地面に転がす。
白樺の樹木には複数の矢が突き刺さり、マスケット銃の弾丸が丸い衝突痕を残していた。
息を吐いてから頂上の方へと視線を向けると兵士達が白人戦で入り乱れている。
「お嬢、大丈夫ですか?」
前線から漏れた複数名の敵兵士を打ち倒したクロウが戻ってくる。血が付いた刀を軽く振り払い鞘へと戻す。
「何とかね。今のところは押してるけど」
思ったよりも均衡してる戦場になっている。
何とか前線を押し上げたいが援軍を望めない点を考えると彼らに頑張ってもらうしかない。
伝令兵が私の目の前に走って近づいた。
「イエルハート様。そろそろ油瓶をこの地帯に蒔く指示を」
その言葉に私は静かに頷いた。指笛で音を鳴らして、伝令兵達が近くの部隊に伝えると同時に瓶の封を開けると一帯に黒い色をした油をばら撒いた。
ここは森林地帯。この落ち葉で湿っている地面に油が染み込んで馴染むまでは相当な時間が掛かるだろう。
水の上に油を浮かせるように。
その上を踏みしめて前に進む。奥地へと進むと共に敵兵の数は多くなる。
最初は草木に隠れた弓兵のクロスボウによるけん制から、斧や長剣を持った兵士達の近接戦へと切り替わる。
私達は樹木や岩陰を盾にして、クロスボウをやり過ごすがどうしても被弾してしまう人が出てしまう。
「くっ……」
私の傍について来ていた伝令兵の方に被弾してしまう。
樹木を盾にして左側にある白樺の真っ白な樹皮に噴き出た血で赤い斑模様が出来てた。
「大丈夫?彼の治療を!」
護衛役に連れていた二人の内、一人に治療を指示する。
クロスボウのボルトを引き抜いて、厚い布を肩に空いた穴に押し当ててその上から包帯を巻きつけて止血した。
少しだけ苦痛の表情をして、簡易的な治療が済むと大きく息を吸い込んで静かに吐き出す。
「あなたに倒られてしまうと私達は攻略を出来なくなってしまう。ついて来てもらうから覚悟しなさい」
伝令兵は小さく謝罪の言葉を放って一人で立ち上がる。護衛の二人に彼の守りを指示した。
クロウを先頭に立って進んでもらった。
彼に迫る敵兵を刀で的確に急所を切り裂いては突き刺す。
うめき声を上げて倒れる敵兵は糸が切れた人形の様に地面に倒れ込む。
既に亡骸と化していた私の兵士の上へと。見覚えのある兵士。
昨年の秋に新兵として私が受勲した年齢が変わらない男性だった。
その亡骸をジッと見つめて、唇を噛み締めて青いバスタードの柄を力強く握りしめる。
何度もごめんなさいと心で呟いた。今までは前線で戦う事が無かったゆえに、兵士が死ぬことはほぼ無かった。
しかし、亡骸になってそう時間が立っていない人だったものは精神をえぐり取られる感覚が全身を巡る。
「お嬢!」
クロウの声に意識を現実へと呼び戻された。
数メートル先には両手で長剣を握りしめ、大きく頭の上に振り上げて迫っている。
青のバスタードを両手で柄を握り占めてから剣先を地面に向けて斜めに倒し、柄を顔の横近くへと近づけた。
長剣が振り下ろされると同時に、長剣を左横から振り払うとバランスを崩してよろける。
その刹那に柄を握り占めて、右から左へと切り返して腹部を切り裂く。バスタードの刃から伝わる人肉を切り裂いた感触が手と腕に伝わった。
そして、すれ違う形で私の右隣りへ倒れて腸が外へと出ている。表情は苦悶の表情を浮かべて光の無い瞳で虚空へと視線を向けている。
「進みましょう。私達に出来る事はそれだけよ」
200メートルから300メートルほど進んで、二度目の油をまいた。
次はそれから更に200メートル進んで最後の油をまき散らす。
各部隊の伝令兵達が空へとクロスボウの先を向けて、真っ白な煙を上げた。
「ここから正念場ですねぇ?」
クロウは悪い顔をして、刀に付いていた血を振り払った。白樺の白い樹皮に赤い血で線が描かれる。
しばらくして、後方から大きな火球が私達の数十メートル先へと落ちてきた。ヴィオの軍が投石器を使って放ったのだろう。
炎の壁が燃え上がり敵軍を退路断ち、敵軍の増援を阻止する事が出来た。
これでいい。残りは殲滅戦だ。
一部残っていたとしても、投石器を使用した森林地帯を燃やし尽くす二回目の投擲で全滅する。
これからは自軍も含めて、撤退も同時に行う。
「いい?よく聞いて!負傷した人を先頭にして麓に下りなさい。まだ、戦える人は護衛に付きなさい!」
各部隊長は私の声に返事を返して、徹底を始める。
私達は最も最後尾から最前列へ。私が連れていた伝令兵は別に護衛を依頼して先に麓に向かう事になった。
クロウは私に視線を向ける。
私はそれに対して小さく頷いた。
やがて、少しずつ麓へと下がりつつ襲い掛かる残党達を討伐する。
「いいから先へ!……くっ!」
クロスボウの矢をバスタードの面で弾く。
そうやって、攻防を繰り返していくうちに
轟々と燃える火の壁に照らされている私達。それ以上に夕日は私達を赤く染める。
時期に日暮れになる。
私達も森を抜けなければならない。
「クロウ?そろそろ私達も逃げないと」
逃げなければ、この森の中で大きな火球に撃たれながら死を迎えることになってしまう。
私が声を掛けて視線を送ると腰を深く落として鞘に刀を納めていたが、いつでも抜けるようにしていた。
近づくと赤く燃えている炎の壁を見て、獣の目つきで睨んでいる。
「お嬢、武器を構えておいた方がいい。恐らくはとんでもない怪物がくる」
クロウが見つめる先へと視線を向けると、ハルバードを肩に掛けてから漆黒の鎧に身を包み、その上から剣を持った虎の紋章が施された旗をマントの様に羽織っている。
「やれやれ、まさかこんな風になるとは思ってもいなかった。おかげで俺の騎士団は全滅だ」
兜を外してから軽く首をまわす。その場に兜を転がして。
下に隠れていた顔は坊主頭に白い無精髭が生えている。
それに顔は歴戦の戦士の表情をしていた。目つきはまるで獅子の様な目つきをしている。
獣を狩る目だ。
この目つきは何度も見たことがある。
とっさにこの男に向けて剣先を向けた。
「さてと、俺の相手をしてもらうか?……その青いバスタードはイエルハート家の者か?これはいい」
私の方を見るとケタケタと笑って厚手のガントレットで覆われている手で頭を撫でていた。
「ロイ・ライト・イエルハートには手を焼いた。あの魔人との戦いは今でも鮮明に覚えている」
まさか、父上の名前が出てくるとは思わなった。
父上と互角の戦いを行っていたとなると確実に私達よりも実力は上だ。
笑い声が治まると、ハルバードを私達に剣先を向ける。
クロウが握っていた柄を強く握る。私も強く柄を握りしめた。
「お嬢。こいつを逃しておくと、撤退中の部隊は全滅しちまう」
「そうみたいね。父上と渡り合ったって事はわかるでしょ?」
クロウが頷く。剣術の指南として父上と何度も手合わせをしているからだ。
何度も挑んだが、ほとんど負けたところしか見たことはない。
「さてといいか?若造ども。このバンディットの手柄になってもらうぞ!」
突進してから振りかざしたハルバードの斧を剣で受ける。
剣から伝わる衝撃が肉と骨を震わせる。
とても重い攻撃。それと同時に、クロウは鞘から刀を放って鎖骨へと刃を振り下ろした。
しかし、その致命傷を与える攻撃は手首を覆っているガントレットによって攻撃を止められている。
私が攻撃を受けた時に、ハルバードから片手を放して咄嗟に攻撃を防いでいた。
「チッ、しぶといおっさんは嫌われるぞ」
クロウが暴言を口から吐き出すと私達は距離を取る。
今度は鞘へと納めずに両手で柄を握り、剣先を地面の方へと降ろした。
私は握りしめたバスタードの先を再びバンディットの方へと向ける。
「知った事か。しかし、素晴らしい攻撃だった。それに良き連携だな」
ハルバードの石附を地面にむけて、軽く落とした。
「名を名乗れ。二人ともだ」
「イエルハート家、当主代理。フィオラ・ライト・イエルハート」
クロウは私を目だけを見ると大きく目を開いた。
「俺はクロウだ。イエルハート家当主代理の騎士」
バンディットは再び笑い出す。そして、その力を私達へと向けた。
すぐさまに体を半回転させて、長剣を握っていた敵兵の両手首を切り落として地面に転がす。
白樺の樹木には複数の矢が突き刺さり、マスケット銃の弾丸が丸い衝突痕を残していた。
息を吐いてから頂上の方へと視線を向けると兵士達が白人戦で入り乱れている。
「お嬢、大丈夫ですか?」
前線から漏れた複数名の敵兵士を打ち倒したクロウが戻ってくる。血が付いた刀を軽く振り払い鞘へと戻す。
「何とかね。今のところは押してるけど」
思ったよりも均衡してる戦場になっている。
何とか前線を押し上げたいが援軍を望めない点を考えると彼らに頑張ってもらうしかない。
伝令兵が私の目の前に走って近づいた。
「イエルハート様。そろそろ油瓶をこの地帯に蒔く指示を」
その言葉に私は静かに頷いた。指笛で音を鳴らして、伝令兵達が近くの部隊に伝えると同時に瓶の封を開けると一帯に黒い色をした油をばら撒いた。
ここは森林地帯。この落ち葉で湿っている地面に油が染み込んで馴染むまでは相当な時間が掛かるだろう。
水の上に油を浮かせるように。
その上を踏みしめて前に進む。奥地へと進むと共に敵兵の数は多くなる。
最初は草木に隠れた弓兵のクロスボウによるけん制から、斧や長剣を持った兵士達の近接戦へと切り替わる。
私達は樹木や岩陰を盾にして、クロスボウをやり過ごすがどうしても被弾してしまう人が出てしまう。
「くっ……」
私の傍について来ていた伝令兵の方に被弾してしまう。
樹木を盾にして左側にある白樺の真っ白な樹皮に噴き出た血で赤い斑模様が出来てた。
「大丈夫?彼の治療を!」
護衛役に連れていた二人の内、一人に治療を指示する。
クロスボウのボルトを引き抜いて、厚い布を肩に空いた穴に押し当ててその上から包帯を巻きつけて止血した。
少しだけ苦痛の表情をして、簡易的な治療が済むと大きく息を吸い込んで静かに吐き出す。
「あなたに倒られてしまうと私達は攻略を出来なくなってしまう。ついて来てもらうから覚悟しなさい」
伝令兵は小さく謝罪の言葉を放って一人で立ち上がる。護衛の二人に彼の守りを指示した。
クロウを先頭に立って進んでもらった。
彼に迫る敵兵を刀で的確に急所を切り裂いては突き刺す。
うめき声を上げて倒れる敵兵は糸が切れた人形の様に地面に倒れ込む。
既に亡骸と化していた私の兵士の上へと。見覚えのある兵士。
昨年の秋に新兵として私が受勲した年齢が変わらない男性だった。
その亡骸をジッと見つめて、唇を噛み締めて青いバスタードの柄を力強く握りしめる。
何度もごめんなさいと心で呟いた。今までは前線で戦う事が無かったゆえに、兵士が死ぬことはほぼ無かった。
しかし、亡骸になってそう時間が立っていない人だったものは精神をえぐり取られる感覚が全身を巡る。
「お嬢!」
クロウの声に意識を現実へと呼び戻された。
数メートル先には両手で長剣を握りしめ、大きく頭の上に振り上げて迫っている。
青のバスタードを両手で柄を握り占めてから剣先を地面に向けて斜めに倒し、柄を顔の横近くへと近づけた。
長剣が振り下ろされると同時に、長剣を左横から振り払うとバランスを崩してよろける。
その刹那に柄を握り占めて、右から左へと切り返して腹部を切り裂く。バスタードの刃から伝わる人肉を切り裂いた感触が手と腕に伝わった。
そして、すれ違う形で私の右隣りへ倒れて腸が外へと出ている。表情は苦悶の表情を浮かべて光の無い瞳で虚空へと視線を向けている。
「進みましょう。私達に出来る事はそれだけよ」
200メートルから300メートルほど進んで、二度目の油をまいた。
次はそれから更に200メートル進んで最後の油をまき散らす。
各部隊の伝令兵達が空へとクロスボウの先を向けて、真っ白な煙を上げた。
「ここから正念場ですねぇ?」
クロウは悪い顔をして、刀に付いていた血を振り払った。白樺の白い樹皮に赤い血で線が描かれる。
しばらくして、後方から大きな火球が私達の数十メートル先へと落ちてきた。ヴィオの軍が投石器を使って放ったのだろう。
炎の壁が燃え上がり敵軍を退路断ち、敵軍の増援を阻止する事が出来た。
これでいい。残りは殲滅戦だ。
一部残っていたとしても、投石器を使用した森林地帯を燃やし尽くす二回目の投擲で全滅する。
これからは自軍も含めて、撤退も同時に行う。
「いい?よく聞いて!負傷した人を先頭にして麓に下りなさい。まだ、戦える人は護衛に付きなさい!」
各部隊長は私の声に返事を返して、徹底を始める。
私達は最も最後尾から最前列へ。私が連れていた伝令兵は別に護衛を依頼して先に麓に向かう事になった。
クロウは私に視線を向ける。
私はそれに対して小さく頷いた。
やがて、少しずつ麓へと下がりつつ襲い掛かる残党達を討伐する。
「いいから先へ!……くっ!」
クロスボウの矢をバスタードの面で弾く。
そうやって、攻防を繰り返していくうちに
轟々と燃える火の壁に照らされている私達。それ以上に夕日は私達を赤く染める。
時期に日暮れになる。
私達も森を抜けなければならない。
「クロウ?そろそろ私達も逃げないと」
逃げなければ、この森の中で大きな火球に撃たれながら死を迎えることになってしまう。
私が声を掛けて視線を送ると腰を深く落として鞘に刀を納めていたが、いつでも抜けるようにしていた。
近づくと赤く燃えている炎の壁を見て、獣の目つきで睨んでいる。
「お嬢、武器を構えておいた方がいい。恐らくはとんでもない怪物がくる」
クロウが見つめる先へと視線を向けると、ハルバードを肩に掛けてから漆黒の鎧に身を包み、その上から剣を持った虎の紋章が施された旗をマントの様に羽織っている。
「やれやれ、まさかこんな風になるとは思ってもいなかった。おかげで俺の騎士団は全滅だ」
兜を外してから軽く首をまわす。その場に兜を転がして。
下に隠れていた顔は坊主頭に白い無精髭が生えている。
それに顔は歴戦の戦士の表情をしていた。目つきはまるで獅子の様な目つきをしている。
獣を狩る目だ。
この目つきは何度も見たことがある。
とっさにこの男に向けて剣先を向けた。
「さてと、俺の相手をしてもらうか?……その青いバスタードはイエルハート家の者か?これはいい」
私の方を見るとケタケタと笑って厚手のガントレットで覆われている手で頭を撫でていた。
「ロイ・ライト・イエルハートには手を焼いた。あの魔人との戦いは今でも鮮明に覚えている」
まさか、父上の名前が出てくるとは思わなった。
父上と互角の戦いを行っていたとなると確実に私達よりも実力は上だ。
笑い声が治まると、ハルバードを私達に剣先を向ける。
クロウが握っていた柄を強く握る。私も強く柄を握りしめた。
「お嬢。こいつを逃しておくと、撤退中の部隊は全滅しちまう」
「そうみたいね。父上と渡り合ったって事はわかるでしょ?」
クロウが頷く。剣術の指南として父上と何度も手合わせをしているからだ。
何度も挑んだが、ほとんど負けたところしか見たことはない。
「さてといいか?若造ども。このバンディットの手柄になってもらうぞ!」
突進してから振りかざしたハルバードの斧を剣で受ける。
剣から伝わる衝撃が肉と骨を震わせる。
とても重い攻撃。それと同時に、クロウは鞘から刀を放って鎖骨へと刃を振り下ろした。
しかし、その致命傷を与える攻撃は手首を覆っているガントレットによって攻撃を止められている。
私が攻撃を受けた時に、ハルバードから片手を放して咄嗟に攻撃を防いでいた。
「チッ、しぶといおっさんは嫌われるぞ」
クロウが暴言を口から吐き出すと私達は距離を取る。
今度は鞘へと納めずに両手で柄を握り、剣先を地面の方へと降ろした。
私は握りしめたバスタードの先を再びバンディットの方へと向ける。
「知った事か。しかし、素晴らしい攻撃だった。それに良き連携だな」
ハルバードの石附を地面にむけて、軽く落とした。
「名を名乗れ。二人ともだ」
「イエルハート家、当主代理。フィオラ・ライト・イエルハート」
クロウは私を目だけを見ると大きく目を開いた。
「俺はクロウだ。イエルハート家当主代理の騎士」
バンディットは再び笑い出す。そして、その力を私達へと向けた。
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