君はきれいだ、ずっと前から逃す気なんて無い

nyuki1425@gmail.com

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試練の時

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学校に行きながら土日は毎日研究所で朝から晩まで研究所に引きこもり勉強していた。
そもそもその試験は毎年何がお題出るか傾向が全く異なるのでどの分野の植物にも詳しくなければならない
フェミーナは黙々と頭に詰め込む、特にトリカブトの花は綺麗だか毒があると知ったときはとても怯えたし、怖くて触ることができなかった
やっぱり向いてない、私は臆病なんだわ
ひっそりと泣くシエーリナ
ここ最近王子の仕事の押し付ける量が増えたり、王妃の教育がどんどん厳しくなっていく、頼れる友達もいない
「もう、逃げ出したいわ、誰でもいいから助けてよ」「どうしたんだい、レディ?」
「あなたは誰?」
僕は平民のイクビル、なんで泣いているんだ?
「泣いてなんかないわよ、気のせいよ」
ツーンとそっぽを向く
「ごめん、ごめん、あまりに可愛いレディが泣いていたから、気になってさ」
「貴方、趣味悪いわね」クスッと笑ってしまう
「やっと笑ってくれたな、君はいつも一生懸命に生き生きと楽しそうに研究している、それだけで救われる人もいるんだ」
「貴方、私のこと知って、、、」
「あの王子に毒を持ってやる、痛い目に合えなんて思ってやれば触れるんじゃないか?」 
君は優しすぎるから
「じゃあな」
待って、、「貴方は一体何者なの?」
「シエーリナ待ってる」
何なのよ!もうー
心臓が少しドキドキするのは気のせいよ
そう思い、研究所に戻った
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