26 / 55
男達の救い主
しおりを挟む
「フッツメーン様から黒い蔦が……」
ラングレイは、あの時確かにフッツメーンの声を聞いた。
『私を逃がす糧となれ、騎士達よ』
『悪魔のエンゲージリングよ、力を示せ』
王太子フッツメーンは、騎士達を犠牲に、自分だけ逃げたのか……。
確かに護衛騎士は、主君に危険が迫れば、身を呈して逃がすのも職務である。
だがそれは、自発的なものだ。
命をかけて主の望むまま、死地に身を投じたというのに、その主君から切り捨てられるような、そんな死に方は騎士としてどれほど無念か。
ラングレイは、沸々と沸き上がる怒りに、体が震えるのを感じていた。
その時、前方から飛んできた茶色の何かが、頬を掠めたかと思うと、背後でドウッと地響きがした。
慌てて振り返ると、縦に真っ二つにされたホオークキングが、こげ茶色の泥まみれで倒れている。
説明しよう。
ホオークとは、オークの突然変異である。
オークはゴブリンと同じく、オスばかりの種族だ。
普段は他種族のメスを拐い、苗床にして数を増やす。
彼らは本能が強く、とにかくメスを見ると見境いがなくなる、文字通りの恐ろしい強姦魔である。
だがオスばかりの種族に、メスではなく同性のオスに性欲を覚える特殊個体が現れる事がある。
この個体を、オークと区別して、いつからか、誰が名付けたか、『ホオーク』と呼ぶようになった。
ホオーク達はメスを襲わない。
だが、オークがメスに向ける情熱と同じ分だけ、ホオークはオスを襲うのである。
オークが性欲を覚え大人になる頃、ホオークもまた同じように大人の階段を上る。
いや、上ろうとして、仲間のオークを襲い、多くは皆に殺されるのである。
それはそうだ。
オークの本能が強いのは、自分達がよく知っている。
その強さが自分達に向けられたなら、……大変怖い。
だが、ホオークは特殊個体なだけに、オークよりも能力が高く、逃げおおせる事もしばしばある。
そんな野良ホオークは、森をうろつき、同種に出会うと集落を作る。
何故かホオーク同士では、性欲を抱かぬらしい。
そして、オークや他種族のオスを襲い、野良ホオークを取り込み、少しずつ数を増やしているのである。
その集落で最高位の強さへと進化した者を『ホオークキング』と呼ぶ。
世界のどこかには、そんないくつかの『ホオークの森』と呼ばれる集落があるらしいが、それは置いておく。
オークはダンジョンにも発生するが、当然ホオークも発生する事がある。
ダンジョンには多くの冒険者が訪れるので、自然、ダンジョン産ホオークの中には、強さを磨き、ホオークキングへと進化する者が多いのである。
さて、そんなホオークが、背後から己れを狙っていたと尻、いや、知り、ラングレイは、フッツメーンに裏切られた時の怒りを一瞬忘れてしまうほど、背筋が凍えた。
「そこの騎士よ。戦場で考え事は危ないのではないか?何やらそのままじゃと、とんでもない光景を見させられそうな予感がした故、後ろのはわしが倒したが……」
「そうそう。めっちゃ18禁の気配が濃厚で、慌てちゃったよ」
ドロンズとクリソックスがラングレイの元に近づいていく。
「か、かたじけない……!真にあなた方は命の……いや、命よりも大切な何かの恩人だ!」
ラングレイは、戦場に神を見た。
二柱の肌のコンディションが整った!
だが、クリソックスはのほほんと不穏な言葉を発した。
「まだ安心するのは早いよ?だって、18禁の気配は、まだ消えてない」
「なっ……!」
ラングレイは、改めて周囲を見回した。
B級の魔物の向こうから、ホオークキングが続々とやって来るのが見えた。
「ホオークキングが、十体以上……!」
ラングレイは戦慄した。
オークはD級の魔物である。だがホオークはただでさえ強くC級なのだ。ホオークキングともなれば、B~A級の実力がある。
一体であれば、王宮騎士団副団長である己れの実力ならなんとか倒せるかもしれない。
ただ、それが群れとなると……。
「ホオークキングに輪になって囲まれたなら、私は躊躇わず自死を選ぶ!」
そんな悲痛な呟きを聞いたドロンズは、ラングレイに聞いた。
「お主、泥団子を始めてみる気はあるか?」
「は?泥?」
ラングレイは耳を疑った。
ドロンズは、重ねてラングレイに聞いた。
「お主も聞いておろう?わしは泥団子の神じゃ。お主が泥団子を作ってわしに捧げるというなら、お主が嫌うあの魔物を、最優先で殺してやろう」
クリソックスも、ドロンズの尻馬に乗った。
「あ、私もクリスマスプレゼントの靴下の神だから、プレゼントのラッピングに靴下を使ってくれるなら、18禁を15禁に戻すのを手伝うよ!」
ラングレイは叫んだ。
「泥団子でも靴下でも何でもやるっ!信仰も捧げる!だから、あの悪魔達を滅ぼしてくれえっ!!」
「「その願い、聞き届けた!!」」
ドロンズとクリソックスは、ホオークキングの群れに突っ込んでいった。
泥カッターで細切れになるホオークキング達。こちらのホオークキング達は、靴下を撒き散らしながら爆散している。
あっという間に、ホオークキング達は全て討伐されてしまった。
「か、神だ……」
ラングレイは、二柱のあまりの無双ぶりに、知らず膝をついて祈っていた。
そして、最後のホオークキングが倒された瞬間、心の底から安堵した。
心なしか、周囲の魔物達(オス)も、ホッとした様子である。
そういえば、ホオークキング達と他の魔物達の間には距離があった。
もしかしたら、魔物達が必死こいてこちらにやって来たのは、ホオークキングに追われていたのもあったのかもしれない。
信仰を新たにし、かつてない危機を乗り越えたラングレイは、周囲の魔物を屠り始めた。
そこに、ドロンズとクリソックスが加勢する。
かつてこれほどの心強さと忠誠心で、戦場に立ったことがあっただろうか。
ラングレイは、心の中から完全にフッツメーンを切り捨て、かつてフッツメーンがいた場所に、ドロンズとクリソックスを据え置いた。
ドロンズ、クリソックス、ラングレイは、最前戦で、ホオークキングを始めとしたほとんどのB級魔物を仕留め、結果的に物語と男達を18禁の運命から救ったのであった。
ラングレイは、あの時確かにフッツメーンの声を聞いた。
『私を逃がす糧となれ、騎士達よ』
『悪魔のエンゲージリングよ、力を示せ』
王太子フッツメーンは、騎士達を犠牲に、自分だけ逃げたのか……。
確かに護衛騎士は、主君に危険が迫れば、身を呈して逃がすのも職務である。
だがそれは、自発的なものだ。
命をかけて主の望むまま、死地に身を投じたというのに、その主君から切り捨てられるような、そんな死に方は騎士としてどれほど無念か。
ラングレイは、沸々と沸き上がる怒りに、体が震えるのを感じていた。
その時、前方から飛んできた茶色の何かが、頬を掠めたかと思うと、背後でドウッと地響きがした。
慌てて振り返ると、縦に真っ二つにされたホオークキングが、こげ茶色の泥まみれで倒れている。
説明しよう。
ホオークとは、オークの突然変異である。
オークはゴブリンと同じく、オスばかりの種族だ。
普段は他種族のメスを拐い、苗床にして数を増やす。
彼らは本能が強く、とにかくメスを見ると見境いがなくなる、文字通りの恐ろしい強姦魔である。
だがオスばかりの種族に、メスではなく同性のオスに性欲を覚える特殊個体が現れる事がある。
この個体を、オークと区別して、いつからか、誰が名付けたか、『ホオーク』と呼ぶようになった。
ホオーク達はメスを襲わない。
だが、オークがメスに向ける情熱と同じ分だけ、ホオークはオスを襲うのである。
オークが性欲を覚え大人になる頃、ホオークもまた同じように大人の階段を上る。
いや、上ろうとして、仲間のオークを襲い、多くは皆に殺されるのである。
それはそうだ。
オークの本能が強いのは、自分達がよく知っている。
その強さが自分達に向けられたなら、……大変怖い。
だが、ホオークは特殊個体なだけに、オークよりも能力が高く、逃げおおせる事もしばしばある。
そんな野良ホオークは、森をうろつき、同種に出会うと集落を作る。
何故かホオーク同士では、性欲を抱かぬらしい。
そして、オークや他種族のオスを襲い、野良ホオークを取り込み、少しずつ数を増やしているのである。
その集落で最高位の強さへと進化した者を『ホオークキング』と呼ぶ。
世界のどこかには、そんないくつかの『ホオークの森』と呼ばれる集落があるらしいが、それは置いておく。
オークはダンジョンにも発生するが、当然ホオークも発生する事がある。
ダンジョンには多くの冒険者が訪れるので、自然、ダンジョン産ホオークの中には、強さを磨き、ホオークキングへと進化する者が多いのである。
さて、そんなホオークが、背後から己れを狙っていたと尻、いや、知り、ラングレイは、フッツメーンに裏切られた時の怒りを一瞬忘れてしまうほど、背筋が凍えた。
「そこの騎士よ。戦場で考え事は危ないのではないか?何やらそのままじゃと、とんでもない光景を見させられそうな予感がした故、後ろのはわしが倒したが……」
「そうそう。めっちゃ18禁の気配が濃厚で、慌てちゃったよ」
ドロンズとクリソックスがラングレイの元に近づいていく。
「か、かたじけない……!真にあなた方は命の……いや、命よりも大切な何かの恩人だ!」
ラングレイは、戦場に神を見た。
二柱の肌のコンディションが整った!
だが、クリソックスはのほほんと不穏な言葉を発した。
「まだ安心するのは早いよ?だって、18禁の気配は、まだ消えてない」
「なっ……!」
ラングレイは、改めて周囲を見回した。
B級の魔物の向こうから、ホオークキングが続々とやって来るのが見えた。
「ホオークキングが、十体以上……!」
ラングレイは戦慄した。
オークはD級の魔物である。だがホオークはただでさえ強くC級なのだ。ホオークキングともなれば、B~A級の実力がある。
一体であれば、王宮騎士団副団長である己れの実力ならなんとか倒せるかもしれない。
ただ、それが群れとなると……。
「ホオークキングに輪になって囲まれたなら、私は躊躇わず自死を選ぶ!」
そんな悲痛な呟きを聞いたドロンズは、ラングレイに聞いた。
「お主、泥団子を始めてみる気はあるか?」
「は?泥?」
ラングレイは耳を疑った。
ドロンズは、重ねてラングレイに聞いた。
「お主も聞いておろう?わしは泥団子の神じゃ。お主が泥団子を作ってわしに捧げるというなら、お主が嫌うあの魔物を、最優先で殺してやろう」
クリソックスも、ドロンズの尻馬に乗った。
「あ、私もクリスマスプレゼントの靴下の神だから、プレゼントのラッピングに靴下を使ってくれるなら、18禁を15禁に戻すのを手伝うよ!」
ラングレイは叫んだ。
「泥団子でも靴下でも何でもやるっ!信仰も捧げる!だから、あの悪魔達を滅ぼしてくれえっ!!」
「「その願い、聞き届けた!!」」
ドロンズとクリソックスは、ホオークキングの群れに突っ込んでいった。
泥カッターで細切れになるホオークキング達。こちらのホオークキング達は、靴下を撒き散らしながら爆散している。
あっという間に、ホオークキング達は全て討伐されてしまった。
「か、神だ……」
ラングレイは、二柱のあまりの無双ぶりに、知らず膝をついて祈っていた。
そして、最後のホオークキングが倒された瞬間、心の底から安堵した。
心なしか、周囲の魔物達(オス)も、ホッとした様子である。
そういえば、ホオークキング達と他の魔物達の間には距離があった。
もしかしたら、魔物達が必死こいてこちらにやって来たのは、ホオークキングに追われていたのもあったのかもしれない。
信仰を新たにし、かつてない危機を乗り越えたラングレイは、周囲の魔物を屠り始めた。
そこに、ドロンズとクリソックスが加勢する。
かつてこれほどの心強さと忠誠心で、戦場に立ったことがあっただろうか。
ラングレイは、心の中から完全にフッツメーンを切り捨て、かつてフッツメーンがいた場所に、ドロンズとクリソックスを据え置いた。
ドロンズ、クリソックス、ラングレイは、最前戦で、ホオークキングを始めとしたほとんどのB級魔物を仕留め、結果的に物語と男達を18禁の運命から救ったのであった。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
陸上自衛隊 異世界作戦団
EPIC
ファンタジー
その世界は、日本は。
とある新技術の研究中の暴走から、異世界に接続してしまった。
その異世界は魔法魔力が存在し、そして様々な異種族が住まい栄える幻想的な世界。しかし同時に動乱渦巻く不安定な世界であった。
日本はそれに嫌が応にも巻き込まれ、ついには予防防衛及び人道支援の観点から自衛隊の派遣を決断。
此度は、そのために編成された〝外域作戦団〟の。
そしてその内の一隊を押しつけられることとなった、自衛官兼研究者の。
その戦いを描く――
自衛隊もの、異世界ミリタリーもの……――の皮を被った、超常テクノロジーVS最強異世界魔法種族のトンデモ決戦。
ぶっ飛びまくりの話です。真面目な戦争戦闘話を期待してはいけない。
最初は自衛隊VS異世界軍隊でコンクエストをする想定だったけど、悪癖が多分に漏れた。
自衛隊名称ですが半分IF組織。
オグラ博士……これはもはや神話だ……!
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
転生女神さまは異世界に現代を持ち込みたいようです。 〜ポンコツ女神の現代布教活動〜
れおぽん
ファンタジー
いつも現代人を異世界に連れていく女神さまはついに現代の道具を直接異世界に投じて文明の発展を試みるが…
勘違いから生まれる異世界物語を毎日更新ですので隙間時間にどうぞ
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
異世界に転移したらぼっちでした〜観察者ぼっちーの日常〜
キノア9g
ファンタジー
※本作はフィクションです。
「異世界に転移したら、ぼっちでした!?」
20歳の普通の会社員、ぼっちーが目を覚ましたら、そこは見知らぬ異世界の草原。手元には謎のスマホと簡単な日用品だけ。サバイバル知識ゼロでお金もないけど、せっかくの異世界生活、ブログで記録を残していくことに。
一風変わったブログ形式で、異世界の日常や驚き、見知らぬ土地での発見を綴る異世界サバイバル記録です!地道に生き抜くぼっちーの冒険を、どうぞご覧ください。
毎日19時更新予定。
神様、ちょっとチートがすぎませんか?
ななくさ ゆう
ファンタジー
【大きすぎるチートは呪いと紙一重だよっ!】
未熟な神さまの手違いで『常人の“200倍”』の力と魔力を持って産まれてしまった少年パド。
本当は『常人の“2倍”』くらいの力と魔力をもらって転生したはずなのにっ!!
おかげで、産まれたその日に家を壊しかけるわ、謎の『闇』が襲いかかってくるわ、教会に命を狙われるわ、王女様に勇者候補としてスカウトされるわ、もう大変!!
僕は『家族と楽しく平和に暮らせる普通の幸せ』を望んだだけなのに、どうしてこうなるの!?
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
――前世で大人になれなかった少年は、新たな世界で幸せを求める。
しかし、『幸せになりたい』という夢をかなえるの難しさを、彼はまだ知らない。
自分自身の幸せを追い求める少年は、やがて世界に幸せをもたらす『勇者』となる――
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
本文中&表紙のイラストはへるにゃー様よりご提供戴いたものです(掲載許可済)。
へるにゃー様のHP:http://syakewokuwaeta.bake-neko.net/
---------------
※カクヨムとなろうにも投稿しています
40歳のおじさん 旅行に行ったら異世界でした どうやら私はスキル習得が早いようです
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
部長に傷つけられ続けた私
とうとうキレてしまいました
なんで旅行ということで大型連休を取ったのですが
飛行機に乗って寝て起きたら異世界でした……
スキルが簡単に得られるようなので頑張っていきます
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる