出来損ないのローレライは愛を唄う

野中にんぎょ

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嵐に怯える子ども

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「リカ様!」
 どれだけこうしていたのだろう。岩場の陰で膝を抱えていたリカは、泣き腫らした顔を上げた。馬車から転げるようにして下りたミゲルは、ひどく安堵していた。
「リカ様、ご無事でなによりです。ラウ様が心配されていますよ。帰りましょう」
 帰る? 違和感が先行して、面を逸らす。ミゲルは傘を差し、厚いコートでリカを包んだ。
「ラウ様が、ここにいるんじゃないかとおっしゃったんです。さすがですね、ラウ様はリカ様をよく分かって、」
「帰りたくない」
 はっきりとした拒絶を、ミゲルは頷きで受け止めた。
「ええ、ええ。リカ様がご無事だったことは、わたくしからラウ様にお伝えしましょう。今日は別のお部屋でお休み頂けるよう、わたくしが手配いたします。このようなところにいては、お身体に障ります、どうか……」
 荒れた海を見やる。雨と潮の匂いが、この悲しみを宥めてくれた。嵐は人魚のしもべだ。
 リカは頷かなかった。ミゲルは人形のようになったリカの肩を抱き、立ち上がらせた。
 馬車の車窓に映った自分は、ぎらついた瞳でこちらを睨み返している。
「リカ様。どうか明日の朝には、ラウ様にお顔を」
「ミゲルは知ってたの?」
 ミゲルは言葉の続きを飲み込み、リカの目を真っ直ぐに見た。
「ラウ様のご結婚のお話ですね。申し訳ございません。わたくしからお伝えすることではないと思っておりました」
「……そっか」
 自分が傷付いているのかどうかさえ分からなくなり、車窓の向こう、もう見えなくなった海を見つめた。
 リカは、ミゲルの案内に従い使用人のための勝手口から城に入り、ゲストルームに身を寄せた。
「リカ様。温かいお飲み物をお持ちしますので、お待ちを」
 リカを寝間着に着替えさせると、ミゲルは素早く立ち去った。それから間もなく、急いた足音が廊下に響き渡った。
「リカはどこ!? おれの部屋から馬車が見えたぞ!」
「ラウ様、いけません、リカ様はラウ様の眠りを妨げまいと別のお部屋でお休みになっているだけなのです。明日の朝にはお会いできますから、どうか今夜は……」
「こんな状況で、どうして眠れる!? ミゲル、おまえがリカを連れ帰ると言ったから、おれは自室で待っていたんだ! おれとの約束を破るのか!」
 ラウの怒号に足が竦む。リカの前にいた穏やかな彼は、どこにもいない。足音と共に、彼の怒りも迫ってくる。
「正門を使わなかった瞬間に、おれには分かった。リカが戻ったことをおれに知られないようにと、裏口を使ったんだろう。おまえたちの企ては手に取るように分かる。そうやって何度もおれを裏切ってきたんだ、おまえたちは!」
「ラウ様、どうかお許しを。一晩だけでいいのです、リカ様を……、」
「もういい。おれの気持ちなんて、おまえたちには分からない。この城のどこかには、リカがいる。それで十分だ」
 コン。隣のドアをノックする音。「リカ? いるの?」ガタガタッ、と、建具が揺れる音が続いた。
「ラウ様! いけません!」
「執事の分際で、おれに指図するの。ミゲル、おまえだけは信じていたのに。残念だよ」
「ラウ様……!」
「下がっていいよ。鍵だけ置いて行って。ご苦労さま」
 静寂に、コツ、と、靴音が響いた。来る……。鍵のかかっていないドアに一歩一歩近づき、内鍵に手を伸ばした、そのときだった。
「リカ?」
 ドア越しに呼ばれ、咄嗟に内鍵を倒す。「ふ」ラウの微笑みの気配が、ドアを隔てて、この肌を逆撫でた。
「リカ、帰ろう。リカの帰る場所はここじゃないよ。おれの隣がリカの帰るところ。忘れちゃった?」
 押し黙ったまま、ドアノブを掴んだ手に力を込める。ラウは今にも泣きそうな声で、「リカ」と呼んだ。
「リカ。部屋に帰って、おれたちの今後について話そう」
 戸惑いと悲しみが競い合うように迸り、喉元がぶるぶると震えた。
「あ……っ、」
 あふれた涙が、金色のドアノブを濡らした。
「あいしてるって、言って……!」
 このドアの鍵がひとつしかないように、この感情を蹴散らす方法もひとつしかない。
 その言葉が聞ければ、たったひとつ、このアイだけを頼りに生きていこうと決心できる。
「ミゲル」
 ラウが呼んだのは、彼に従順な使用人の名だった。
 リカの手が、ドアノブから滑り落ちた。
「鍵を貸して」
「ラウ様! なりません!」
「それとも、おまえがこのドアを開ける? おれはどちらでもいい。おれが開けようが、おまえが開けようが、このドアが開くことは変わらない」
 力んだ息遣いの後に、カチャリと、鍵が鍵穴を貫いていく音が続いた。……扉が開く。
「リカ。帰ろう。迎えに来たよ」
 ミゲルとのやりとりがなかったかのように、ラウは微笑んでいた。
「や……、やだ、帰りたくないっ、」
 ぶるぶると頭を振り立てると、想定済みだと言わんばかりに、ラウはリカに目線を合わせ、瞳を覗き込んだ。
「おれ、リカに何かしちゃったんだね。どうか話を聞かせて」
「今は無理だよ。お願いラウ、今日は……」
「おれには分かる。明日の朝になっても、君はおれの部屋に戻らないだろう。おれが、あの岩場でどれだけ君を待っていたと……!」
「明日会えるかは分かんない、でも今は無理なんだって!」
 胸が張り裂けそうになって叫ぶ。ラウの影がリカを飲み込んだ。ラウに担ぎ上げられ、リカは「いやだ!」と悲鳴を上げた。ミゲルが弾かれたようにラウの前に出た。
「お……おやめください! リカ様は患われている身、そのように乱暴なこと……!」
「ミゲル。リカの靴を脱がせて」
「わたくしにはできません! 万が一、リカ様が地面に落ちた時、足を挫いてしまわれます! リカ様はまだ歩行が十分でない、そのことは、ラウ様もご存じでしょう!」
「おれはリカを落としたりしない。だからこそだ。おれの顔が蹴り上げられたら、おまえ、父上にどう説明する?」
 ミゲルはひゅっと息を飲み、やがて、暴れるリカの足に手を掛けた。
「リカ様……! お許しください……!」
 ブーツの紐が解かれ、裸足になる。ラウは力なく垂れたリカの足を摩り、微笑んだ。
「ミゲル。そこの杖も、もういらない。焼いておいて」
 ミゲルは杖を握りしめ、その場にくずおれた。ラウはそんなミゲルを一笑に付し、自室へと踵を返した。
 階段を上るたびに、月明かりに照らされたラウの影は伸び、膨れ上がった。
 ラウ。
 胸の中から呼びかけ、気付く。もうずっと、小舟から手を振る彼を呼んでいたことを。
 先ほどまでの激しさとは一転して、ラウはリカを慎重にベッドへ下ろした。
「無理強いしてごめんね。でも、同じ城にいるのに、別の部屋にいるのは耐えられない。……ねえ、リカ。もしかして、ここの窓から何か見た?」
 どうして、ラウはこんなにも聡いのだろう。言葉に詰まり、その沈黙は肯定と取られた。
「何を見たの? 教えて、リカ」
 全てを見透かされてしまいそうで、ラウから顔を背けた。けれど結局、横顔に注がれた青い視線を無視することはできなかった。
「ラウが……きれいな女の人と、踊っているところ……」
 ラウの指先が頬に触れる。いやだ。ゆるゆると首を振ると、両頬を包み込まれ、薄皮一枚隔てた奥を探るように、瞳を深く覗き込まれた。
「そんな声を聞き取ってしまうなんて……。君は……、今でも人魚なんだね……」
 その声音にはアイが満ちていた。満ちて、あふれて、この胸を濡らすほどに。ひどく悔しくなって、リカはラウの両手を払った。
「ラウ、あの人と番になるんだろ? 大広間にいたニンゲンたちがそう言ってた。それから……ラウの声も、聞こえた」
 あいしてる。
 その言葉を指しているのだと、ラウはすぐに気付いた。
「あんな言葉に意味はないよ。おれは、君への愛を行動で示していく。おれたちのために必要だったから、そうしただけ」
「前のラウは、そんなこと言ってなかった! アイを感じたらそう伝えるんだって言ってた!」
「そのときは、そう言ったよ、君を前にしていたから。でも、おれが今日踊っていたのは君じゃなかった。相手が君でなければ、言葉も行動も、おれにとってはただの道具でしかない。あの時は、おれたちのためにその言葉が必要だったんだ。彼女に愛を感じたから言ったわけじゃない」
「おれには言ってくれなかった。何度、言って欲しいってせがんでも……」
「どうして言葉にひとつに拘るんだ? おれは君を大切にできていなかった? だったら、これからは君の言うようにするよ。君が大切にされていると感じられるように努力する」
「じゃあ言って」
 あいしてるって、言って。
 沈黙がふたりに重く圧し掛かる。鳩尾に鉛が落ちたようになって、ぐしゃぐしゃになりそうな面を伏せる。
 ラウはおもむろにベッドを離れ、チェストの引き出しを開けた。リカのそばに戻ったラウの手には、藍色の細長いケースがあった。
「リカ。これがおれの気持ちだよ。どうか受け取って」
 純白のシルクに埋もれていたのは、銀の鎖に赤い雫が下がった首飾り。
 ハッとして、ラウの耳元を確かめた。乳母の形見だと言っていた耳飾りがない。
 ラウはリカの戸惑いに応え、自身の首元から銀の鎖を引き出した。……その先には、差し出しされたものと同じ、赤い雫が揺れていた。
「これは、おれがリカを生涯大切にするっていう誓いを形に変えたもの。リカ、どうかこの首飾りを受け取って。そして、おれとずっと一緒にいるって、おれと共にここから飛び立つって誓って」
 そんな想いを込めた贈り物を前にしても、今の彼にできる精一杯のアイをもらっても、ラウと踊っていた彼女のことを忘れることはできなかった。
「新しい城には、あの人と行くんだよな? ラウは、あの人と番になるんだよな?」
「うん。そうなる。父が決めたことは絶対だ。リカにとっての海の掟のようなものだと思って欲しい」
「そんな場所に、どうやって、おれが……」
「城とは別に屋敷を設けるよ。ちょうどいい湖畔を見つけてある。海じゃないけど、リカの寂しさを少しでも癒してくれるものが屋敷から見えるといいなと思って」
「そんなの……!」
「分かって。表向きには、リカは側室という扱いになるけど、おれはリカのいる屋敷に帰るよ」
「そんなことできるはずない! 彼女だって、そんなことをされたらラウを嫌いになってしまうかもしれない!」
「リカといるためなら、おれはなんだってする。彼女がおれを赦すか否かなんて、大した問題じゃない。おれはね、ほんとうにどうだっていいんだ、君以外は」
 ラウが終始落ち着いているのに対し、リカの呼吸はきれぎれになっていった。
 ラウのそばにいたい。その気持ちはほんとうだ。だけど、自分ひとりに愛されたってラウの孤独は癒えない。もっと大きなアイが必要なんだ。それは例えば、家族。いのちの繋がりを感じられる、切っても切れない関係……。
 おれにはそうしてあげられる身体がない。おれでは、ラウの孤独に応えられない。
「それは受け取れない」
 目を見て、はっきりと言う。ラウは表情を崩さなかった。
「ラウの人生には、もっと確かな温もりが待ってる。ラウの、子どものことだよ。その子が、その子を身篭る彼女が、きっとラウの孤独を癒してくれる。おれがいると、そんな未来がめちゃくちゃになる!」
「言ったじゃないか。君以外どうでもいいって。夫婦だの、子どもだの、どうでもいいよ。結婚も新しい城も、君といるために登る踏み台に過ぎない。……おれとずっと一緒にいるって、言ったよね。どうして今更そんなことを言うの? じゃあ、おれがここからいなくなったら、君はどうやってひとりで生きていくの? 人魚であり人間であり、人魚でも人間でもない君が、この世界をひとりで生き抜けるとは思えない」
 ラウの言う通りだ。
 海には帰れない。陸にもいられない。それは変えられない事実。だけど、おれは――。
「海へ帰るよ」
 ラウは瞳を見開き、憫笑に近い声を漏らした。
「海へ? 一体どうやって! 今の君は人魚じゃない! そんなことをしたら、君は死ぬ」
「おれは、どんな姿をしていたって人魚だ」
「それは君の気持ちの話だろ!? 現実じゃない!」
「ラウが言ってくれたんだよ」
ラウが、こんなおれを「人魚だ」って言ってくれたから、だからおれは人魚でいられるんだよ。
 ラウが望むことは全て叶えてあげたかった。でも、今のラウに従えば、自分がラウの幸せを奪い去ってしまう。
「……頷いてくれないんだね。リカはうそつきだ」
 両手首を掴み上げられ、ラウの影に覆われる。背中がシーツに沈み込んでも、ラウは力を緩めなかった。
「リカも、父上やアンヌやミゲルたちと変わらない。おれのためだと言っておれを遠ざける」
「ラウ……!」
「でも、うそつきでも、おれはリカじゃなきゃだめだ。そうやっておれを裏切るのなら、もう訊くのは止める。リカの言うことなんて聞いてあげない」
 ドロワーズを下げられ、リカは震えた。
「やめて欲しいなら、言って。ずっとおれといるって。おれはリカの愛だって!」
 心が壊れる音がする。どこから? ラウの胸から。
 リカはラウの心を守りたくて、咄嗟に「あいしてる」と口走った。
「ずっとラウといる。ラウはおれのあい。あいしてる、ラウ」
 その声音はあまりに切羽詰まっていて、まるで助けを乞うているようだった。
 あいしてる、とは、聞こえなかったのだろう。ラウは前を寛げ、まろび出たものでリカの中心を貫いた。
「おれのそばを離れることは許さない。海になんか、ぜったいに帰さない」
 この身体を力任せに押さえつけて、衝動のままに揺さぶって。なのに、ラウの表情は嵐に怯える無力な子どものようで、彼が心から安らげる日が来ますようにと祈らずにはいられなかった。
 そして気付く。足が動かない。
 陰の渦の下へ飲み込まれ、叫ぶこともできずに、沈む。
 意識が途切れ、無だけが、リカを優しく包み込んだ。
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