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嬉しくて楽しくて美味しいデート
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実技の練習で忙しいだろうに、優は理央にこまめに連絡を入れ、週に一度は昼間のデートだってしてくれた。
「優君、ごめんね、待たせちゃった?」
「ううん。いま来たとこ。そのジャケット可愛いね。なんか理央さんっぽい」
キャメルのボアジャケットは今日のデートに合わせて買ったおろしたてのもの。「バケットハットも似合ってる。理央さんおしゃれだね」理央は嬉しくなって手元をもじもじさせた。二十代後半にしては若いコーディネートかなと迷ったけれど、彼と並ぶならこれくらいはしなければ。優はその美貌とスタイルの良さで人の視線を集めてしまう。ハーフジップトレーナーにカーゴパンツというゆるゆるのコーディネートを着こなしている彼は、バーの暗がりに居ても陽の元に居てもかっこいい。
「理央さん」
目の前でぴしりと姿勢を正し改まる彼。理央も思わず背筋を伸ばして改まった。
「手、つないでいいですか?」
バーでは撫でつけられている髪が、今日は風に揺れている。目元より少しだけ長い前髪が鳶色の瞳に掛かっているのを見て、理央は彼の前髪を払ってあげた。
「僕でよければ、つないでください」
微笑みを交わして、きゅっと手を握る。その内にどちらともなく指が絡み、ただ繋いだだけの手と手は恋人つなぎになった。
「理央さん、魚平気?」
「お刺身とか大すき!お寿司もすき!」
「じゃあよかった。今日は俺がとっておきのとこ連れてってあげる」
優に手を引かれ、二人はバスを乗り継ぎ海の傍まで出た。潮の匂いと、近づいては遠のく波音。冬の海は白んでベビーブルーに染まり、青い空にきっちりと境界線を引いている。普段働いている百貨店からは見られない景色だ。
「寒い?」
「ん、ちょっと、寒い」
「じゃあくっつこ」
車が行ったり来たりしているカーブを二人で寄り添って歩く。理央はいつの間にか歩道側になっていて、恋人を守るようにややこちらを向いている彼を愛おしく思った。
肌が裂けそうなほど冷たい風の中を二人で歩いていると、小さな幸せが際立つ。気付くか気付かないかの気遣いを惜しげもなく重ねてくれる優は間違いなく理央の王子様だった。
二人が辿り着いたのは趣のある小料理屋だった。一見さんお断りの空気が醸し出されている紫色の暖簾を、優はひょいとくぐってしまった。
「あれ、優君じゃない!久しぶり!国家試験受かったの?」
「あはは!女将さん、前もその話したよ。試験はまだだって。今日は何入ってるの?ブリある?」
「あるある!どうする?ブリしゃぶならサッと用意できるけど……。あれ?今日はいつものお友達じゃないね?」
女将に肘で小突かれた優はくすぐったそうにはにかみながら「俺の彼氏」と理央を紹介してくれた。
座敷に通されおしぼりを手に取ろうとした矢先、掘り炬燵のテーブルに次々と料理が運ばれて来た。ブリのしゃぶしゃぶに、サワラの炙りの刺身にヒラメの昆布締め……。理央の頬の裏がきゅーっと切なくなった。
「わ、わ、お昼からこんなに。僕、あんまり手持ちが……」
「ここ、俺出すよ。前に晩飯奢ってくれたでしょ。そのお返しね。ここ安いしあんま気にしないで。……なんか飲む?俺もこの後に仕事なかったら飲みたいんだけど……」
こんな時、どちらが正解なのだろうか。このラインナップで飲まないのは捌かれた魚に失礼なくらいだけど、恋人が飲まないのに自分だけ昼から飲むのも……。ぐずぐずと考え込んでいると、優が「女将さん!」と襖の隙間からカウンターへ呼び掛けた。
「理央さん。果実酒?焼酎?チューハイ?それとも日本酒?」
「に、日本酒」
「辛口?甘口?熱燗?ぬる燗?冷?」
「え、ええと……、辛口で、熱燗……」
「んじゃあ、『八重むすび』の熱燗一合で」
飲みたいと思ってしまったことを見透かされ、年上としても恋人としてもばつが悪い。頬を赤らめて縮こまってしまった恋人を優は頬杖を突いて見つめた。
「なーんだ。あん時助けなくったってよかったのかあ。飲める人のチョイスじゃん」
「違うっ。こんなラインナップで飲むなら辛口の熱燗ってだけ!」
ごにょごにょ言っている間に運ばれてくる徳利とお猪口。清くふくよかな香りが白い筒から立ち上り、理央は思わず相好を崩した。「お酌してあげる」差し出される徳利に慌ててお猪口を差し出す。
「や、や、こぼれちゃう、」
「あはは、火傷しないよーにね」
なみなみと注がれたそれを唇の先できゅっと吸うと、冴えた辛みと芳醇な香りが鼻孔と喉いっぱいに広がった。
「あはは、うまそーに飲むなあ」
「ん、本当においしい。お昼からこんなのいいのかなあ。僕、贅沢しすぎてる」
「いいじゃん、贅沢したって。一か月記念日は今日しかないんだし」
ハッとして優を見つめれば、彼はむず痒そうに口端を上げた。腕時計の日付を確かめれば、確かに付き合ってちょうど一か月だ。
「優君、ごめんね、僕、」
「いーの、いーの。理央さんバーゲンセールで忙しかったでしょ?しょうがないよ」
理央は机いっぱいに並んだご馳走と愛しい恋人を見渡して、瞳を熱くした。
「すぐるくん……」
「えっ、なんで泣くの?泣かないでよ、もう酔っちゃったの?」
あんなことを史也に相談していた自分が恥ずかしい。優はこんなにも自分を大切にしてくれているのに。
もうよそ見せずに目の前の彼だけを見つめよう。隣のテナントで売られていた真っ白のスタイを頭から追い出し、理央は優を見つめた。
「二か月記念日は僕に任せて。優君をびっくりさせちゃうから!」
「あはは。そーだね。その頃には国試の筆記も終わってるかな。二人でお祝いしよーね」
二人で海の幸に舌鼓を打ち笑顔を交わす。実技試験が近いのに自分を気遣ってくれる優が愛しかった。僕もこの子に何かしてあげられたら……。自然とそう思える自分が、なんだか不思議だった。
「優君、ごめんね、待たせちゃった?」
「ううん。いま来たとこ。そのジャケット可愛いね。なんか理央さんっぽい」
キャメルのボアジャケットは今日のデートに合わせて買ったおろしたてのもの。「バケットハットも似合ってる。理央さんおしゃれだね」理央は嬉しくなって手元をもじもじさせた。二十代後半にしては若いコーディネートかなと迷ったけれど、彼と並ぶならこれくらいはしなければ。優はその美貌とスタイルの良さで人の視線を集めてしまう。ハーフジップトレーナーにカーゴパンツというゆるゆるのコーディネートを着こなしている彼は、バーの暗がりに居ても陽の元に居てもかっこいい。
「理央さん」
目の前でぴしりと姿勢を正し改まる彼。理央も思わず背筋を伸ばして改まった。
「手、つないでいいですか?」
バーでは撫でつけられている髪が、今日は風に揺れている。目元より少しだけ長い前髪が鳶色の瞳に掛かっているのを見て、理央は彼の前髪を払ってあげた。
「僕でよければ、つないでください」
微笑みを交わして、きゅっと手を握る。その内にどちらともなく指が絡み、ただ繋いだだけの手と手は恋人つなぎになった。
「理央さん、魚平気?」
「お刺身とか大すき!お寿司もすき!」
「じゃあよかった。今日は俺がとっておきのとこ連れてってあげる」
優に手を引かれ、二人はバスを乗り継ぎ海の傍まで出た。潮の匂いと、近づいては遠のく波音。冬の海は白んでベビーブルーに染まり、青い空にきっちりと境界線を引いている。普段働いている百貨店からは見られない景色だ。
「寒い?」
「ん、ちょっと、寒い」
「じゃあくっつこ」
車が行ったり来たりしているカーブを二人で寄り添って歩く。理央はいつの間にか歩道側になっていて、恋人を守るようにややこちらを向いている彼を愛おしく思った。
肌が裂けそうなほど冷たい風の中を二人で歩いていると、小さな幸せが際立つ。気付くか気付かないかの気遣いを惜しげもなく重ねてくれる優は間違いなく理央の王子様だった。
二人が辿り着いたのは趣のある小料理屋だった。一見さんお断りの空気が醸し出されている紫色の暖簾を、優はひょいとくぐってしまった。
「あれ、優君じゃない!久しぶり!国家試験受かったの?」
「あはは!女将さん、前もその話したよ。試験はまだだって。今日は何入ってるの?ブリある?」
「あるある!どうする?ブリしゃぶならサッと用意できるけど……。あれ?今日はいつものお友達じゃないね?」
女将に肘で小突かれた優はくすぐったそうにはにかみながら「俺の彼氏」と理央を紹介してくれた。
座敷に通されおしぼりを手に取ろうとした矢先、掘り炬燵のテーブルに次々と料理が運ばれて来た。ブリのしゃぶしゃぶに、サワラの炙りの刺身にヒラメの昆布締め……。理央の頬の裏がきゅーっと切なくなった。
「わ、わ、お昼からこんなに。僕、あんまり手持ちが……」
「ここ、俺出すよ。前に晩飯奢ってくれたでしょ。そのお返しね。ここ安いしあんま気にしないで。……なんか飲む?俺もこの後に仕事なかったら飲みたいんだけど……」
こんな時、どちらが正解なのだろうか。このラインナップで飲まないのは捌かれた魚に失礼なくらいだけど、恋人が飲まないのに自分だけ昼から飲むのも……。ぐずぐずと考え込んでいると、優が「女将さん!」と襖の隙間からカウンターへ呼び掛けた。
「理央さん。果実酒?焼酎?チューハイ?それとも日本酒?」
「に、日本酒」
「辛口?甘口?熱燗?ぬる燗?冷?」
「え、ええと……、辛口で、熱燗……」
「んじゃあ、『八重むすび』の熱燗一合で」
飲みたいと思ってしまったことを見透かされ、年上としても恋人としてもばつが悪い。頬を赤らめて縮こまってしまった恋人を優は頬杖を突いて見つめた。
「なーんだ。あん時助けなくったってよかったのかあ。飲める人のチョイスじゃん」
「違うっ。こんなラインナップで飲むなら辛口の熱燗ってだけ!」
ごにょごにょ言っている間に運ばれてくる徳利とお猪口。清くふくよかな香りが白い筒から立ち上り、理央は思わず相好を崩した。「お酌してあげる」差し出される徳利に慌ててお猪口を差し出す。
「や、や、こぼれちゃう、」
「あはは、火傷しないよーにね」
なみなみと注がれたそれを唇の先できゅっと吸うと、冴えた辛みと芳醇な香りが鼻孔と喉いっぱいに広がった。
「あはは、うまそーに飲むなあ」
「ん、本当においしい。お昼からこんなのいいのかなあ。僕、贅沢しすぎてる」
「いいじゃん、贅沢したって。一か月記念日は今日しかないんだし」
ハッとして優を見つめれば、彼はむず痒そうに口端を上げた。腕時計の日付を確かめれば、確かに付き合ってちょうど一か月だ。
「優君、ごめんね、僕、」
「いーの、いーの。理央さんバーゲンセールで忙しかったでしょ?しょうがないよ」
理央は机いっぱいに並んだご馳走と愛しい恋人を見渡して、瞳を熱くした。
「すぐるくん……」
「えっ、なんで泣くの?泣かないでよ、もう酔っちゃったの?」
あんなことを史也に相談していた自分が恥ずかしい。優はこんなにも自分を大切にしてくれているのに。
もうよそ見せずに目の前の彼だけを見つめよう。隣のテナントで売られていた真っ白のスタイを頭から追い出し、理央は優を見つめた。
「二か月記念日は僕に任せて。優君をびっくりさせちゃうから!」
「あはは。そーだね。その頃には国試の筆記も終わってるかな。二人でお祝いしよーね」
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