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第
第2話 三大×禁足地
食事を終えて談話室へ向かっていた最中、ラルフさんに呼び止められた。
「キルト。お前、明日禁足地に入るんだろ?」
俺は足を止め、ラルフさんの方に振り返る。
「はい、そのつもりです」
「なあ? そん時、オレも連れてってくれ」
「ねぇ? 禁足地って何?」
俺とラルフさんが話していると、エノが羽ばたきながら会話に入ってきた。そして俺の肩に着地すると、顔を覗かせながら小首を傾げる。
「禁足地ってのは……ああ、まず談話室に行くか」
そうして席に着くと、俺は改めてエノに説明する。
「禁足地ってのは、まあ、その名の通り近づくのを禁止されている場所だ。もし足を踏み入れたら、死ぬって言われてる」
「え、コワ。でも、なんで死んじゃうの?」
「ああ……何でですか?」
「分からねぇから、入ってみてぇんだ」
今の俺たちなら、おそらく禁足地だとしても死にはしないだろう。ただ、知識があるのに越したことはない。
俺は、離れた場所で食後の紅茶を飲んでいたアルシェに顔を向ける。
「アルシェ、ちょっといいか?」
俺が声をかけると、アルシェはカップを置き、こちらに歩み寄ってくる。
「どうかされましたか?」
「休んでたのに悪いな。禁足地って、なんで足を踏み入れたら死ぬか知ってたりする?」
「申し訳ございません、詳しい事情は分かりません」
そう言うと、アルシェは萎れるように顔を下へ向け、目を伏せてしまった。
アルシェは信頼していた皇女から不要と判断されたトラウマからか、無能や役立たずと思われることを恐れていた。だから、話し合いの時も誰かが話を振るまで黙っていたのだ。
俺は間を置かず、アルシェに声をかける。
「んな、落ち込まなくていいって。それより、禁足地って三つあったよな? エノは一つも知らないし、分かり易く教えてくれないか?」
そう声をかけた途端、アルシェは顔を上げ、花が咲いたように笑顔を浮かべた。
「はい! まず、教国の北にある“白骨夢原”。この場所は、草も地面もすべてが白く、遥か遠方に白い骨のような物が見える場所です。この場所に足を踏み入れたら最後、その者は幻ように消えてしまいます」
「消える?」
エノが、反芻する。
「はい。言葉通り、本当に消えてしまうのです。消えた者は二度と帰って来ず、禁足地として最初に指定された場所です」
白骨夢原の説明を終えると、アルシェは俺たちの様子を窺った後、次の禁足地を説明し出す。
「次の場所は帝国の東、麓にある“蝕の源泉”。魔女や鬼の住処とも言われているこの場所に足を踏み入れると、瘴気に蝕まれて死に至ります。禁足地としては、ここ数年で指定された場所です」
アルシェの話を聞き、エノが「うんうん」と何度も頷く。
「そして最後は、キルトさんが進もうとしている場所である“血染の森”。皇国の北東にあるこの禁足地に踏み入れた者は、全身から血を流して死に絶えてしまいます」
説明を聞き終えると同時、エノが眉を下げながら俺の方に顔を向けてくる。
「そんな場所に行って平気なの?」
「用心はするけど、大丈夫だとは思ってる。ただ一応、エノたちは屋敷の中にいてくれ」
「うん……」
「オレは同行するぞ。流れる血はねぇし、昔っからずっと気になってたんだ」
ラルフさんがそう声を上げると、俺の後に控えていた一夜さんがラルフさんに顔を向けながら口を開く。
「しっかり、キルト様をお守りしろ」
「あ? あのなぁ、キルトをガキ扱いすんなよ」
「そういう訳ではない、ただ――」
「はい、ストップ」
二人がまた言い合いをしそうな雰囲気を察知し、俺は手を叩いた。
話し合いを経て、二人は本気でいがみ合うことはなくなった。だが、だからといって仲良くすることはできないらしい。
「禁足地にホリィがいるわけないので、ヤバそうって感じたらちゃんと迂回しますから」
こうして俺は、血染の森を目指すことになった。
◇◇◇◇◇
次の日は、雲一つない快晴だった。だが、空を覆い隠すほど葉が重なった深い森の中は薄暗い。さらに、冷たい風に乗って微かな腐臭と血の匂いが漂う。そんな中を無言で突き進んでいると、前方に赤い線が見えた。
「あそこか」
安全を期してだいぶ離れた場所で足を止め、赤い線を見つめる。
赤い線は、血痕で出来た境界。ひとたび血線の奥へ足を踏み入れると、たちまちに全身から血の流して絶命すると言われている。
血染の森を目にした途端、俺はその特異さを感じ取った。「人の怨念が渦巻いている」、と。
「なぁ、どう思――」
詳しい話を聞こうとエノに目を向けると、彼女は青い顔をさせながら震える肩を抱いていた。
「エノ、大丈夫か?」
慌てて声をかけると、エノはゆっくりとした動作で視線を俺に向ける。
「キルト、ここヒドイ……」
絞り出すようにそう呟いたエノは、口を固く結び、俯いてしまう。
俺は一先ず、屋敷へと戻る。
「おお! キルト! ……どうした?」
玄関ホールで、今か今かと待ち侘びていたラルフさんが近寄ってきた。ただ、エノの様子を一目見ると、雰囲気を一変させて尋ねてくる。
俺はエノが落ち着くまでの間、ラルフさんに事情を説明する。そしてエノの顔色が戻ったのを見計らい、声をかけた。
「一体、どうした?」
暫くの沈黙が流れた後、エノは小さな声で語り出す。
「あそこは、あそこの魂たちは、瘴気に染まってた」
「瘴気に染まってた?」
「そう。前に言ったこと憶えてる? 思念が強いと魂は現世に留まるって話?」
「ああ、屋根の上で話したことだよな。魂は曖昧で力を持たないって」
洞窟に縛られていた魂たちを解放し、元凶に魔術をかけた後にエノが教えてくれた時のことを口にする。
「うん。でね、魂は火を宿してないから、瘴気が濃い場所に留まり続けると染まっちゃうの」
「染まったらどうなるんだ?」
俺が尋ねると、エノは悲しそうな表情を浮かべて結末を告げた。
「……そうなったら、私でも還してあげられない。もう、魂を消滅させることしかできない」
「つまりあれか、消滅した魂は円環には加われねぇってことか?」
ラルフさんの呟きに、エノは小さく頷く。すると、ラルフさんは微動だにしなくなってしまった。
魂の円環は、レオガルド――金色の夜明け教が広めた教義だ。日本人である俺にとっては正直何も感じないが、この世界で生きてきたラルフさんにとっては恐ろしいことなのだろう。
「迂回しましょう」
俺はそう二人に提案した。だが――、
「ううん、私行きたい」
思ってみなかったエノの返事に、俺は目を見開いてしまう。
「行って、なんで魂がああなったのか確かめたい」
エノは、真剣な眼差しで俺を見つめながら答えた。
「分かった」
強い言葉、そして強い眼差しを受け、俺はエノの意思を尊重した。
そうして、再び血染の森へ戻る。ラルフさんは「オレは止めとくわ」と言い、屋敷に残った。
「私の言うことは聞かない。けど、私が傍にいれば襲われることはないよ」
エノの言葉を聞き、俺は血染の森に足を踏み入れる。一歩足を踏み込むと同時、纏わりつくような煙に包まれるような感覚に襲われた。
(この感覚が全部、魂なのか……)
血染の森は、そこまで広くはない。歩いたとしても、半日もあれば一周できるだろう。
腐臭や血の匂いは、奥へ進んで行くとしなくなった。変わりに、青々しい木々の香りと湿った土の匂いに包まれる。不気味なほど静かな暗い森の中を、ただひたすらに歩く。
「エノ」
俺は前を見据えながら、エノに声をかける。
「どうしたの?」
彼女の返事を聞き、数秒の間を置いた後、俺は言葉を続ける。
「ありがとな」
「何? いきなりどうしたの?」
俺は目を閉じる。瞼に浮かぶのは、ある二人の男性の姿。
「闘技場で殺した二人。小太りの男性は分からないけど、長身の男性は間違いなく俺のことを恨んでた。エノが、二人を円環に還してくれたんだろ?」
俺が疑問に思っていたこと。それは、再会したのが三人だったことだ。ずっと気懸りだったことが、先ほどのエノの説明を聞いてようやく解決した。
「ううん、気にしないで。私がしたかったからやっただけだよ」
エノの優しく、暖かい声。
俺の関知しないところで、エノは俺のことを救っていてくれていた。心の中でもう一度「ありがとう」と呟く。
その後は、俺もエノも一言も喋らなかった。そうして歩くこと数時間、血染の森の中心部に辿り着く頃、俺たちの目の前に建造物が現れた。
「キルト。お前、明日禁足地に入るんだろ?」
俺は足を止め、ラルフさんの方に振り返る。
「はい、そのつもりです」
「なあ? そん時、オレも連れてってくれ」
「ねぇ? 禁足地って何?」
俺とラルフさんが話していると、エノが羽ばたきながら会話に入ってきた。そして俺の肩に着地すると、顔を覗かせながら小首を傾げる。
「禁足地ってのは……ああ、まず談話室に行くか」
そうして席に着くと、俺は改めてエノに説明する。
「禁足地ってのは、まあ、その名の通り近づくのを禁止されている場所だ。もし足を踏み入れたら、死ぬって言われてる」
「え、コワ。でも、なんで死んじゃうの?」
「ああ……何でですか?」
「分からねぇから、入ってみてぇんだ」
今の俺たちなら、おそらく禁足地だとしても死にはしないだろう。ただ、知識があるのに越したことはない。
俺は、離れた場所で食後の紅茶を飲んでいたアルシェに顔を向ける。
「アルシェ、ちょっといいか?」
俺が声をかけると、アルシェはカップを置き、こちらに歩み寄ってくる。
「どうかされましたか?」
「休んでたのに悪いな。禁足地って、なんで足を踏み入れたら死ぬか知ってたりする?」
「申し訳ございません、詳しい事情は分かりません」
そう言うと、アルシェは萎れるように顔を下へ向け、目を伏せてしまった。
アルシェは信頼していた皇女から不要と判断されたトラウマからか、無能や役立たずと思われることを恐れていた。だから、話し合いの時も誰かが話を振るまで黙っていたのだ。
俺は間を置かず、アルシェに声をかける。
「んな、落ち込まなくていいって。それより、禁足地って三つあったよな? エノは一つも知らないし、分かり易く教えてくれないか?」
そう声をかけた途端、アルシェは顔を上げ、花が咲いたように笑顔を浮かべた。
「はい! まず、教国の北にある“白骨夢原”。この場所は、草も地面もすべてが白く、遥か遠方に白い骨のような物が見える場所です。この場所に足を踏み入れたら最後、その者は幻ように消えてしまいます」
「消える?」
エノが、反芻する。
「はい。言葉通り、本当に消えてしまうのです。消えた者は二度と帰って来ず、禁足地として最初に指定された場所です」
白骨夢原の説明を終えると、アルシェは俺たちの様子を窺った後、次の禁足地を説明し出す。
「次の場所は帝国の東、麓にある“蝕の源泉”。魔女や鬼の住処とも言われているこの場所に足を踏み入れると、瘴気に蝕まれて死に至ります。禁足地としては、ここ数年で指定された場所です」
アルシェの話を聞き、エノが「うんうん」と何度も頷く。
「そして最後は、キルトさんが進もうとしている場所である“血染の森”。皇国の北東にあるこの禁足地に踏み入れた者は、全身から血を流して死に絶えてしまいます」
説明を聞き終えると同時、エノが眉を下げながら俺の方に顔を向けてくる。
「そんな場所に行って平気なの?」
「用心はするけど、大丈夫だとは思ってる。ただ一応、エノたちは屋敷の中にいてくれ」
「うん……」
「オレは同行するぞ。流れる血はねぇし、昔っからずっと気になってたんだ」
ラルフさんがそう声を上げると、俺の後に控えていた一夜さんがラルフさんに顔を向けながら口を開く。
「しっかり、キルト様をお守りしろ」
「あ? あのなぁ、キルトをガキ扱いすんなよ」
「そういう訳ではない、ただ――」
「はい、ストップ」
二人がまた言い合いをしそうな雰囲気を察知し、俺は手を叩いた。
話し合いを経て、二人は本気でいがみ合うことはなくなった。だが、だからといって仲良くすることはできないらしい。
「禁足地にホリィがいるわけないので、ヤバそうって感じたらちゃんと迂回しますから」
こうして俺は、血染の森を目指すことになった。
◇◇◇◇◇
次の日は、雲一つない快晴だった。だが、空を覆い隠すほど葉が重なった深い森の中は薄暗い。さらに、冷たい風に乗って微かな腐臭と血の匂いが漂う。そんな中を無言で突き進んでいると、前方に赤い線が見えた。
「あそこか」
安全を期してだいぶ離れた場所で足を止め、赤い線を見つめる。
赤い線は、血痕で出来た境界。ひとたび血線の奥へ足を踏み入れると、たちまちに全身から血の流して絶命すると言われている。
血染の森を目にした途端、俺はその特異さを感じ取った。「人の怨念が渦巻いている」、と。
「なぁ、どう思――」
詳しい話を聞こうとエノに目を向けると、彼女は青い顔をさせながら震える肩を抱いていた。
「エノ、大丈夫か?」
慌てて声をかけると、エノはゆっくりとした動作で視線を俺に向ける。
「キルト、ここヒドイ……」
絞り出すようにそう呟いたエノは、口を固く結び、俯いてしまう。
俺は一先ず、屋敷へと戻る。
「おお! キルト! ……どうした?」
玄関ホールで、今か今かと待ち侘びていたラルフさんが近寄ってきた。ただ、エノの様子を一目見ると、雰囲気を一変させて尋ねてくる。
俺はエノが落ち着くまでの間、ラルフさんに事情を説明する。そしてエノの顔色が戻ったのを見計らい、声をかけた。
「一体、どうした?」
暫くの沈黙が流れた後、エノは小さな声で語り出す。
「あそこは、あそこの魂たちは、瘴気に染まってた」
「瘴気に染まってた?」
「そう。前に言ったこと憶えてる? 思念が強いと魂は現世に留まるって話?」
「ああ、屋根の上で話したことだよな。魂は曖昧で力を持たないって」
洞窟に縛られていた魂たちを解放し、元凶に魔術をかけた後にエノが教えてくれた時のことを口にする。
「うん。でね、魂は火を宿してないから、瘴気が濃い場所に留まり続けると染まっちゃうの」
「染まったらどうなるんだ?」
俺が尋ねると、エノは悲しそうな表情を浮かべて結末を告げた。
「……そうなったら、私でも還してあげられない。もう、魂を消滅させることしかできない」
「つまりあれか、消滅した魂は円環には加われねぇってことか?」
ラルフさんの呟きに、エノは小さく頷く。すると、ラルフさんは微動だにしなくなってしまった。
魂の円環は、レオガルド――金色の夜明け教が広めた教義だ。日本人である俺にとっては正直何も感じないが、この世界で生きてきたラルフさんにとっては恐ろしいことなのだろう。
「迂回しましょう」
俺はそう二人に提案した。だが――、
「ううん、私行きたい」
思ってみなかったエノの返事に、俺は目を見開いてしまう。
「行って、なんで魂がああなったのか確かめたい」
エノは、真剣な眼差しで俺を見つめながら答えた。
「分かった」
強い言葉、そして強い眼差しを受け、俺はエノの意思を尊重した。
そうして、再び血染の森へ戻る。ラルフさんは「オレは止めとくわ」と言い、屋敷に残った。
「私の言うことは聞かない。けど、私が傍にいれば襲われることはないよ」
エノの言葉を聞き、俺は血染の森に足を踏み入れる。一歩足を踏み込むと同時、纏わりつくような煙に包まれるような感覚に襲われた。
(この感覚が全部、魂なのか……)
血染の森は、そこまで広くはない。歩いたとしても、半日もあれば一周できるだろう。
腐臭や血の匂いは、奥へ進んで行くとしなくなった。変わりに、青々しい木々の香りと湿った土の匂いに包まれる。不気味なほど静かな暗い森の中を、ただひたすらに歩く。
「エノ」
俺は前を見据えながら、エノに声をかける。
「どうしたの?」
彼女の返事を聞き、数秒の間を置いた後、俺は言葉を続ける。
「ありがとな」
「何? いきなりどうしたの?」
俺は目を閉じる。瞼に浮かぶのは、ある二人の男性の姿。
「闘技場で殺した二人。小太りの男性は分からないけど、長身の男性は間違いなく俺のことを恨んでた。エノが、二人を円環に還してくれたんだろ?」
俺が疑問に思っていたこと。それは、再会したのが三人だったことだ。ずっと気懸りだったことが、先ほどのエノの説明を聞いてようやく解決した。
「ううん、気にしないで。私がしたかったからやっただけだよ」
エノの優しく、暖かい声。
俺の関知しないところで、エノは俺のことを救っていてくれていた。心の中でもう一度「ありがとう」と呟く。
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