11 / 33
第一章
第10話 再会×鳥籠
しおりを挟む
地面に伏している化け物を見下ろす。
動けぬよう足を折り、噛めぬよう顎を砕き、暴れぬよう殴った。
狙いを定める。
場所は、頭頂部から数センチ前方。
左手で貫手を作り、化け物の頭部に突き刺す。
――発動。
左手を引き抜くと、化け物が完全に崩れ落ちた。
さらに追撃を行う。
化け物の頭部に、拳を振り下ろす。
満身の力を込めて振り下ろした拳は、化け物の頭部を砕く。
拳を再び振りかぶると、また頭部に振り下ろした。
振り下ろしては振りかぶり、また振り下ろす。
数回繰り返すと、頭部は完全に潰れた。
それでも、魔族達が意識を切るまで拳を振り下ろし続けた。
◇◇◇◇◇
意識が戻ると、一人で独房の中に立っていた。
直ぐに気配を探って、周囲の状況を確認する。
周囲に、魔族達はいない。
運が味方した。
壁の無い面に背を向け、腰を下ろす。
監視が為されていないという事は、予め調べておいた。
目を閉じて、集中する。
暫くすると、足元に黒い点が浮かび上がった。
徐々に大きくなっていく黒い点。
腕一本が通る程の大きさになると、目を開いた。
黒い点に触れる。
触れた手が、黒い点に飲み込まれるようにして消えた。
浮かび上がったのは、点ではなく穴。
穴の中から目的の物を掴むと、腕を引き抜く。
意識を取り出した物に向けた途端、穴は霧散して消えた。
穴から取り出したのは、異物。
異物を様々な角度から観察し、全貌を記憶する。
頭の中で異物を再現できるようになれば、実物にもう用はない。
異物を手放し、再び目を閉じる。
――発動。
目を開け、おもむろに立ち上がる。
振り返り、壁の無い方へと歩み出す。
壁の無い面の奥には、明かりの無い通路が伸びている。
その通路の先を見据えたまま、独房の外に出た。
魔族達の火を探しながら、通路を進む。
いない、
いない、
いない、
いない、
いた。
この通路の先にいる。
気配を見つけたのと同時に、左腕を肥大化させ始めた。
黒紫色の筋繊維が皮膚を突き破り、幾重にも絡み合う。
肥大化した左腕が、地面に着く。
それでも構わず、さらに肥大化させ続ける。
通路に響き渡る、這いずる音。
一歩ずつ近づくと、次第に五感でも気配を感じ取り始めた。
声。
――嗤い声。
日矢。
――部屋の明かり。
扉は無い。
――見えた。
「死ね」
視認した瞬間、左腕を薙ぐ。
際限なく肥大化させた左腕の薙ぎ、まるで津波のようだった。
破壊の音が唸りを上げ、範囲にある全てを一掃する。
魔族たちは、状況を理解する前に飲み込まれた。
左腕は壁すらも抉り取り、天井が音を立てながら崩れ落ちる。
止まぬ地響きと、舞い上がる土埃。
部屋の入口で、崩落が止むのを待ちつつ気配を探る。
消せた火は、四つ。
肥大化した左腕を、引き千切る。
引き千切られた左腕は、無数の気泡が発生した後、消失した。
左腕が元通りに再生し終える頃には、崩落は止んでいた。
土埃はまだ完全に晴れていないが、足を踏み入れる。
様々な実験道具や瓦礫が散乱している中を、急ぎ早に進む。
気配が探れるため、魔族を見つけることは容易だった。
魔族は瓦礫の下敷きになっており、頭だけが飛び出ている。
頭からも大量に出血しており、一目で瀕死だと分かった。
魔族の元へ向かう。
こちらが近づいても、魔族は気付いていない様子だった。
正面から魔族を見下ろせる場所に辿り着く。
この距離まで近づくと魔族も気が付いたのか、目線を上げた。
魔族と目が合う。
目を丸くした魔族は、すぐに愉悦の表情を浮かべて声を上げる。
「ヒャ、ヒャ……、さすが最強の生ぶッ――」
言葉を遮るように、左拳を魔族の頭部に振り下ろす。
殺した。
魔族たちを全員。だが、まだ終われない。
五人の遺体を見つけ出し、埋葬しなければならないのだ。
魔族たちの物言いは、明らかに人を蔑むものだった。
そんな魔族たちが、遺体をわざわざ埋葬する筈がない。
どこかに放置しているか、あるいは……。
この部屋には、置かれていなかった。
通って来た通路を引き返す。
「分かってます……」
探し歩きながら、か細い声で呟く。
「分かってます……」
あの日から、聞こえるようになった声。
「もう少しだけ……貴方たちを埋葬する時間をください……」
当然であり、その権利がある。
「必ず死にますから……」
それでも、全てをやり遂げるまでは止まらないと決めていた。
「死にま――」
時が止まった。
暫くの間、動けなかった。
だが、徐々に止まっていた時間が流れ出していき、思考が巡る。
また、心がさざめいた。
振り返って気配を探るが、反応は無い。
間違いなく、魔族たちは全員死んでいる。
であれば、今度は何に対して心はさざめいたのか。
心のさざめきは、あの時と同じように段々と大きくなっていく。
呼ばれている。
漠然と、そう思った。
自分の目で確かめるために、再び歩み出す。
歩き出してから数分が経った頃、青い火を感じ取った。
感じ取れたのは、六つ。
二つは一ヵ所に固まっているが、残り四つは点在していた。
このまま通路を進むと、その内の一体と対面する。
部屋の入口が見えた。
魔族たちがいた部屋のように、扉は取り付けられていない。
躊躇うことなく、足を踏み入れる。
目に映る、殺風景な部屋。
闇が広がる部屋にあるのは、中央に置かれた鳥籠だけ。
「ふふふ……」
笑い声が、鳥籠から零れた。
鳥籠の中の止まり木に、何かが座っている。
「初めまして、新入りさん」
鳥籠の中から喋り掛けてきたのは、人形のような生き物だった。
全長は二十センチ程で、白い髪と黒紫色の肌をしている。
魔族と同じ。
臨戦態勢を取り、黙ったまま生き物の出方を窺う。
すると、生き物の表情が徐々に変化していく。
「あ、あれ……? おかしいな……」
一変する口調。
「ねぇ? 聞こえてるでしょ、もしも~し?」
「……」
「まぁ、警戒されるのは仕方ないか~。じゃあ、勝手に話を進めるね。実は、キミと話がしたいっていう人たちがいるんだ。出てきていいよ~」
生き物が言い終わると、鳥籠の横に三つの淡い光が現れる。
それを見た瞬間、鳥籠へ飛び掛かろうとした。
――ところが、
「な……」
目を見開き、声を漏らす。
動きを止めた。
飛び掛かろうとした矢先に体を止めたため、前方に倒れ込む。
倒れ込んだ拍子に切れてしまった視線を、慌てて戻す。
淡い光は、先ほどよりも鮮明になっていた。
一目で分かった。と同時に、理解した。
心はこれにさざめいていたのだ、と。
今まで凍っていた心臓が、張り裂けそうなほど鼓動する。
あり得ない、
あり得ない、
頭で必死に否定する。
だが、心が告げていた。
本物だと。
やがて、光は顕現を終えた。
「あ……」
目の前に現れたのは、闘技場で殺めてしまった三人だった。
動けぬよう足を折り、噛めぬよう顎を砕き、暴れぬよう殴った。
狙いを定める。
場所は、頭頂部から数センチ前方。
左手で貫手を作り、化け物の頭部に突き刺す。
――発動。
左手を引き抜くと、化け物が完全に崩れ落ちた。
さらに追撃を行う。
化け物の頭部に、拳を振り下ろす。
満身の力を込めて振り下ろした拳は、化け物の頭部を砕く。
拳を再び振りかぶると、また頭部に振り下ろした。
振り下ろしては振りかぶり、また振り下ろす。
数回繰り返すと、頭部は完全に潰れた。
それでも、魔族達が意識を切るまで拳を振り下ろし続けた。
◇◇◇◇◇
意識が戻ると、一人で独房の中に立っていた。
直ぐに気配を探って、周囲の状況を確認する。
周囲に、魔族達はいない。
運が味方した。
壁の無い面に背を向け、腰を下ろす。
監視が為されていないという事は、予め調べておいた。
目を閉じて、集中する。
暫くすると、足元に黒い点が浮かび上がった。
徐々に大きくなっていく黒い点。
腕一本が通る程の大きさになると、目を開いた。
黒い点に触れる。
触れた手が、黒い点に飲み込まれるようにして消えた。
浮かび上がったのは、点ではなく穴。
穴の中から目的の物を掴むと、腕を引き抜く。
意識を取り出した物に向けた途端、穴は霧散して消えた。
穴から取り出したのは、異物。
異物を様々な角度から観察し、全貌を記憶する。
頭の中で異物を再現できるようになれば、実物にもう用はない。
異物を手放し、再び目を閉じる。
――発動。
目を開け、おもむろに立ち上がる。
振り返り、壁の無い方へと歩み出す。
壁の無い面の奥には、明かりの無い通路が伸びている。
その通路の先を見据えたまま、独房の外に出た。
魔族達の火を探しながら、通路を進む。
いない、
いない、
いない、
いない、
いた。
この通路の先にいる。
気配を見つけたのと同時に、左腕を肥大化させ始めた。
黒紫色の筋繊維が皮膚を突き破り、幾重にも絡み合う。
肥大化した左腕が、地面に着く。
それでも構わず、さらに肥大化させ続ける。
通路に響き渡る、這いずる音。
一歩ずつ近づくと、次第に五感でも気配を感じ取り始めた。
声。
――嗤い声。
日矢。
――部屋の明かり。
扉は無い。
――見えた。
「死ね」
視認した瞬間、左腕を薙ぐ。
際限なく肥大化させた左腕の薙ぎ、まるで津波のようだった。
破壊の音が唸りを上げ、範囲にある全てを一掃する。
魔族たちは、状況を理解する前に飲み込まれた。
左腕は壁すらも抉り取り、天井が音を立てながら崩れ落ちる。
止まぬ地響きと、舞い上がる土埃。
部屋の入口で、崩落が止むのを待ちつつ気配を探る。
消せた火は、四つ。
肥大化した左腕を、引き千切る。
引き千切られた左腕は、無数の気泡が発生した後、消失した。
左腕が元通りに再生し終える頃には、崩落は止んでいた。
土埃はまだ完全に晴れていないが、足を踏み入れる。
様々な実験道具や瓦礫が散乱している中を、急ぎ早に進む。
気配が探れるため、魔族を見つけることは容易だった。
魔族は瓦礫の下敷きになっており、頭だけが飛び出ている。
頭からも大量に出血しており、一目で瀕死だと分かった。
魔族の元へ向かう。
こちらが近づいても、魔族は気付いていない様子だった。
正面から魔族を見下ろせる場所に辿り着く。
この距離まで近づくと魔族も気が付いたのか、目線を上げた。
魔族と目が合う。
目を丸くした魔族は、すぐに愉悦の表情を浮かべて声を上げる。
「ヒャ、ヒャ……、さすが最強の生ぶッ――」
言葉を遮るように、左拳を魔族の頭部に振り下ろす。
殺した。
魔族たちを全員。だが、まだ終われない。
五人の遺体を見つけ出し、埋葬しなければならないのだ。
魔族たちの物言いは、明らかに人を蔑むものだった。
そんな魔族たちが、遺体をわざわざ埋葬する筈がない。
どこかに放置しているか、あるいは……。
この部屋には、置かれていなかった。
通って来た通路を引き返す。
「分かってます……」
探し歩きながら、か細い声で呟く。
「分かってます……」
あの日から、聞こえるようになった声。
「もう少しだけ……貴方たちを埋葬する時間をください……」
当然であり、その権利がある。
「必ず死にますから……」
それでも、全てをやり遂げるまでは止まらないと決めていた。
「死にま――」
時が止まった。
暫くの間、動けなかった。
だが、徐々に止まっていた時間が流れ出していき、思考が巡る。
また、心がさざめいた。
振り返って気配を探るが、反応は無い。
間違いなく、魔族たちは全員死んでいる。
であれば、今度は何に対して心はさざめいたのか。
心のさざめきは、あの時と同じように段々と大きくなっていく。
呼ばれている。
漠然と、そう思った。
自分の目で確かめるために、再び歩み出す。
歩き出してから数分が経った頃、青い火を感じ取った。
感じ取れたのは、六つ。
二つは一ヵ所に固まっているが、残り四つは点在していた。
このまま通路を進むと、その内の一体と対面する。
部屋の入口が見えた。
魔族たちがいた部屋のように、扉は取り付けられていない。
躊躇うことなく、足を踏み入れる。
目に映る、殺風景な部屋。
闇が広がる部屋にあるのは、中央に置かれた鳥籠だけ。
「ふふふ……」
笑い声が、鳥籠から零れた。
鳥籠の中の止まり木に、何かが座っている。
「初めまして、新入りさん」
鳥籠の中から喋り掛けてきたのは、人形のような生き物だった。
全長は二十センチ程で、白い髪と黒紫色の肌をしている。
魔族と同じ。
臨戦態勢を取り、黙ったまま生き物の出方を窺う。
すると、生き物の表情が徐々に変化していく。
「あ、あれ……? おかしいな……」
一変する口調。
「ねぇ? 聞こえてるでしょ、もしも~し?」
「……」
「まぁ、警戒されるのは仕方ないか~。じゃあ、勝手に話を進めるね。実は、キミと話がしたいっていう人たちがいるんだ。出てきていいよ~」
生き物が言い終わると、鳥籠の横に三つの淡い光が現れる。
それを見た瞬間、鳥籠へ飛び掛かろうとした。
――ところが、
「な……」
目を見開き、声を漏らす。
動きを止めた。
飛び掛かろうとした矢先に体を止めたため、前方に倒れ込む。
倒れ込んだ拍子に切れてしまった視線を、慌てて戻す。
淡い光は、先ほどよりも鮮明になっていた。
一目で分かった。と同時に、理解した。
心はこれにさざめいていたのだ、と。
今まで凍っていた心臓が、張り裂けそうなほど鼓動する。
あり得ない、
あり得ない、
頭で必死に否定する。
だが、心が告げていた。
本物だと。
やがて、光は顕現を終えた。
「あ……」
目の前に現れたのは、闘技場で殺めてしまった三人だった。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
木を叩いただけでレベルアップ⁉︎生まれついての豪運さんの豪快無敵な冒険譚!
神崎あら
ファンタジー
運動も勉強も特に秀でていないがめっちゃ運が良い、ただそれだけのオルクスは15歳になり冒険者としてクエストに挑む。
そこで彼は予想だにしない出来事に遭遇する。
これは初期ステータスを運だけに全振りしたオルクスの豪運冒険譚である。
ただのFランク探索者さん、うっかりSランク魔物をぶっとばす 規格外ダンジョンに住んでいるので、無自覚に最強でした
むらくも航
ファンタジー
旧題:ただのFランク探索者さん、うっかりSランク魔物をぶっとばして大バズりしてしまう~今まで住んでいた自宅は、最強種が住む規格外ダンジョンでした~
Fランク探索者の『彦根ホシ』は、幼馴染のダンジョン配信に助っ人として参加する。
配信は順調に進むが、二人はトラップによって誰も討伐したことのないSランク魔物がいる階層へ飛ばされてしまう。
誰もが生還を諦めたその時、Fランク探索者のはずのホシが立ち上がり、撮れ高を気にしながら余裕でSランク魔物をボコボコにしてしまう。
そんなホシは、ぼそっと一言。
「うちのペット達の方が手応えあるかな」
それからホシが配信を始めると、彼の自宅に映る最強の魔物たち・超希少アイテムに世間はひっくり返り、バズりにバズっていく──。
クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる
アルカス
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。
でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。
でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。
その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。
そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。
異世界ビルメン~清掃スキルで召喚された俺、役立たずと蔑まれ投獄されたが、実は光の女神の使徒でした~
松永 恭
ファンタジー
三十三歳のビルメン、白石恭真(しらいし きょうま)。
異世界に召喚されたが、与えられたスキルは「清掃」。
「役立たず」と蔑まれ、牢獄に放り込まれる。
だがモップひと振りで汚れも瘴気も消す“浄化スキル”は規格外。
牢獄を光で満たした結果、強制釈放されることに。
やがて彼は知らされる。
その力は偶然ではなく、光の女神に選ばれし“使徒”の証だと――。
金髪エルフやクセ者たちと繰り広げる、
戦闘より掃除が多い異世界ライフ。
──これは、汚れと戦いながら世界を救う、
笑えて、ときにシリアスなおじさん清掃員の奮闘記である。
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
【コミカライズ決定】勇者学園の西園寺オスカー~実力を隠して勇者学園を満喫する俺、美人生徒会長に目をつけられたので最強ムーブをかましたい~
エース皇命
ファンタジー
【HOTランキング2位獲得作品】
【第5回一二三書房Web小説大賞コミカライズ賞】
~ポルカコミックスでの漫画化(コミカライズ)決定!~
ゼルトル勇者学園に通う少年、西園寺オスカーはかなり変わっている。
学園で、教師をも上回るほどの実力を持っておきながらも、その実力を隠し、他の生徒と同様の、平均的な目立たない存在として振る舞うのだ。
何か実力を隠す特別な理由があるのか。
いや、彼はただ、「かっこよさそう」だから実力を隠す。
そんな中、隣の席の美少女セレナや、生徒会長のアリア、剣術教師であるレイヴンなどは、「西園寺オスカーは何かを隠している」というような疑念を抱き始めるのだった。
貴族出身の傲慢なクラスメイトに、彼と対峙することを選ぶ生徒会〈ガーディアンズ・オブ・ゼルトル〉、さらには魔王まで、西園寺オスカーの前に立ちはだかる。
オスカーはどうやって最強の力を手にしたのか。授業や試験ではどんなムーブをかますのか。彼の実力を知る者は現れるのか。
世界を揺るがす、最強中二病主人公の爆誕を見逃すな!
※小説家になろう、カクヨム、pixivにも投稿中。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる