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史那編
見守る事は、もう止める ーside理玖ー 1
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俺はそのまま高等部に進学し、史那の動向を見守ることにした。
今までは同じ学校の同じ校舎に通っていたので、登下校中に史那への嫌がらせ回避のため、一緒に通学していた。
最初は母からの強い勧めもあり渋々通学していたけれど、そんなことを聞かされて、でも史那は一向にそんな素振りを見せないし口にも出さない。
俺はそんなに頼りないのだろうか。
それとも俺に言っても無駄だと思っているのだろうか。
俺も意地になり、史那への態度は悪くなる一方だった。でも、できる限りで俺が史那を守りたかった。
こんな俺のこと、史那はどう思っているだろう。
昔みたいに俺に対してまだ好意を抱いてくれているのか、それとも単なる従兄としての存在に成り下がってしまっただろうか。
一緒に通学できる貴重な二年間、俺の態度は悪かったかも知れないけれど、俺なりに史那の盾になりたかった。
学校では極力接点を持たないように気をつけながらも、やはり史那のことが気になって、辞書を借りに行くと言う口実を作っては様子を見に行っていた。
よく返しに行くのを忘れて史那が取りに来ていたけれど、それもまた俺の中での楽しみの一つだった。
でもそんな生活はもう終わってしまった。
俺は中等部を卒業し、内部進級でそのまま高等部へ進学した。
高等部は中等部と校舎が離れた場ところにあり、今までのように史那を見守ることができない。
本当なら今迄通り、通学も一緒の方が良かったけれど、俺の目が届かないところで史那への嫌がらせがヒートアップすることだけは避けたかった。
史那を守る方法。
それは、史那と距離を置くことでしかなかった。
とりあえず一年間、このまま目立ったところで史那との接点を控えることで彼女への嫌がらせが落ち着けば、成績も落ち着くと思っていた。
そんな矢先、雅人叔父さんから連絡が入った。
それは中等部の一学期の期末テストが終わったタイミングだった。
父親経由ではなく、直接俺の携帯に電話がかかってきたから、俺はなにごとかと驚いた。
NYAINメッセージで一言だけだった。
届いたメッセージは『明日の学校帰り本社に来い』。これだけだ。
これだけでは一体何の用件かすら分からない。
多分ここで聞いても、明日直接話をするつもりだから教えてくれないだろう。
なので俺も『了解です』とだけ返信し、翌日学校の帰りに本社ビルへと足を運ぶこととなった。
雅人叔父さんも専務取締役で忙しい身だ。
俺は授業終了時刻を前もって連絡した方がいいとは思いながらも、入学してすぐに生徒会役員に抜擢され、放課後は夏休み明けにある文化祭の準備の件で打ち合わせが入っていた。
終了時間が分からないことにはお互い身動きが取れない。
昼休みの時間、生徒会長を捕まえて、大事な用があり今日だけ打ち合わせを休ませて欲しいと嘆願してみると、あっさり承諾して貰えた。なので俺は急いで叔父さんに下校時間を連絡し、アポイントメントを取った。
本社ビルに到着したのは十七時を少し回った頃だ。
受付で名前を名乗り雅人叔父さんとの約束を伝えると、本人確認で学生証の提示を求められた。
これは本来、社会人だったら名刺を提示するところだろう。
俺の顔を知っている受付のお姉さんたちも、本当なら顔パスで通したいところだろうけど誰に対しても本人確認のマニュアルでもあるのだろう。
ホテル業で色んな人が出入りする場所だけに、本人確認も厳しくて当然だ。俺はまだこの会社の役職員や従業員ではないのだから。
本人確認も無事に終わり、アポイントメントの件も受付に話が通っていたらしく、雅人叔父さんはすぐにこのロビーにやってくるということだった。
道路に面している、ガラス張りになっている場所に応接セットが置かれており、俺はそこのソファーに腰を下ろして雅人叔父さんが下りてくるのを待っていた。
オフィス街に学生は不釣り合いだなと、ガラスに映る自分の姿を見ながら考えていた。
どうすれば史那を守ってやれるだろう。誰も文句を言うことなく、誰も手出しができないようにするにはどうすればいいのだろう。
早く大人になりたい。そうすれば……
でもそこに至るまでの間にはまだまだ長い時間を要するのだ。
今年の四月から俺も高等部に進学し、父親関係のパーティーにも顔を出すようになった。
その時に俺と同じようにパーティーに参加しているジュニア世代の人間たちからも、やはりさり気なくだが俺と史那の関係に対する探りが入る。
当然史那の容姿は雅人叔父さん譲りだと噂が広がっているから、史那狙いの男たちが群がってくる。
俺狙いの女たちも、変に媚を売って正直気持ち悪いし、本音を言えばそんなパーティーなんてぶっちゃけ参加したくない。
父も雅人叔父さんもよくこんなパーティーを我慢していたものだと感心する。
でも父は、このような場で母と出会ったと聞いている。
政略結婚ではあったらしいけど、蓋を開けてみれば両親はお互い一目惚れだったという。
できることならば、もう一層のこと史那とは従兄妹であり婚約者であると広めて貰いたいくらいだ。
今までは同じ学校の同じ校舎に通っていたので、登下校中に史那への嫌がらせ回避のため、一緒に通学していた。
最初は母からの強い勧めもあり渋々通学していたけれど、そんなことを聞かされて、でも史那は一向にそんな素振りを見せないし口にも出さない。
俺はそんなに頼りないのだろうか。
それとも俺に言っても無駄だと思っているのだろうか。
俺も意地になり、史那への態度は悪くなる一方だった。でも、できる限りで俺が史那を守りたかった。
こんな俺のこと、史那はどう思っているだろう。
昔みたいに俺に対してまだ好意を抱いてくれているのか、それとも単なる従兄としての存在に成り下がってしまっただろうか。
一緒に通学できる貴重な二年間、俺の態度は悪かったかも知れないけれど、俺なりに史那の盾になりたかった。
学校では極力接点を持たないように気をつけながらも、やはり史那のことが気になって、辞書を借りに行くと言う口実を作っては様子を見に行っていた。
よく返しに行くのを忘れて史那が取りに来ていたけれど、それもまた俺の中での楽しみの一つだった。
でもそんな生活はもう終わってしまった。
俺は中等部を卒業し、内部進級でそのまま高等部へ進学した。
高等部は中等部と校舎が離れた場ところにあり、今までのように史那を見守ることができない。
本当なら今迄通り、通学も一緒の方が良かったけれど、俺の目が届かないところで史那への嫌がらせがヒートアップすることだけは避けたかった。
史那を守る方法。
それは、史那と距離を置くことでしかなかった。
とりあえず一年間、このまま目立ったところで史那との接点を控えることで彼女への嫌がらせが落ち着けば、成績も落ち着くと思っていた。
そんな矢先、雅人叔父さんから連絡が入った。
それは中等部の一学期の期末テストが終わったタイミングだった。
父親経由ではなく、直接俺の携帯に電話がかかってきたから、俺はなにごとかと驚いた。
NYAINメッセージで一言だけだった。
届いたメッセージは『明日の学校帰り本社に来い』。これだけだ。
これだけでは一体何の用件かすら分からない。
多分ここで聞いても、明日直接話をするつもりだから教えてくれないだろう。
なので俺も『了解です』とだけ返信し、翌日学校の帰りに本社ビルへと足を運ぶこととなった。
雅人叔父さんも専務取締役で忙しい身だ。
俺は授業終了時刻を前もって連絡した方がいいとは思いながらも、入学してすぐに生徒会役員に抜擢され、放課後は夏休み明けにある文化祭の準備の件で打ち合わせが入っていた。
終了時間が分からないことにはお互い身動きが取れない。
昼休みの時間、生徒会長を捕まえて、大事な用があり今日だけ打ち合わせを休ませて欲しいと嘆願してみると、あっさり承諾して貰えた。なので俺は急いで叔父さんに下校時間を連絡し、アポイントメントを取った。
本社ビルに到着したのは十七時を少し回った頃だ。
受付で名前を名乗り雅人叔父さんとの約束を伝えると、本人確認で学生証の提示を求められた。
これは本来、社会人だったら名刺を提示するところだろう。
俺の顔を知っている受付のお姉さんたちも、本当なら顔パスで通したいところだろうけど誰に対しても本人確認のマニュアルでもあるのだろう。
ホテル業で色んな人が出入りする場所だけに、本人確認も厳しくて当然だ。俺はまだこの会社の役職員や従業員ではないのだから。
本人確認も無事に終わり、アポイントメントの件も受付に話が通っていたらしく、雅人叔父さんはすぐにこのロビーにやってくるということだった。
道路に面している、ガラス張りになっている場所に応接セットが置かれており、俺はそこのソファーに腰を下ろして雅人叔父さんが下りてくるのを待っていた。
オフィス街に学生は不釣り合いだなと、ガラスに映る自分の姿を見ながら考えていた。
どうすれば史那を守ってやれるだろう。誰も文句を言うことなく、誰も手出しができないようにするにはどうすればいいのだろう。
早く大人になりたい。そうすれば……
でもそこに至るまでの間にはまだまだ長い時間を要するのだ。
今年の四月から俺も高等部に進学し、父親関係のパーティーにも顔を出すようになった。
その時に俺と同じようにパーティーに参加しているジュニア世代の人間たちからも、やはりさり気なくだが俺と史那の関係に対する探りが入る。
当然史那の容姿は雅人叔父さん譲りだと噂が広がっているから、史那狙いの男たちが群がってくる。
俺狙いの女たちも、変に媚を売って正直気持ち悪いし、本音を言えばそんなパーティーなんてぶっちゃけ参加したくない。
父も雅人叔父さんもよくこんなパーティーを我慢していたものだと感心する。
でも父は、このような場で母と出会ったと聞いている。
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