エゴイスト

神風団十郎重国

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22話

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「私とするよりもやだった?」

「……うん……」

「可哀想に…。じゃあ、今私にされても嫌じゃない?」

「え……どういう意味?……」

優しく笑いながら至近距離まで顔を近づける。綾乃の柔らかい頬に片手で触れながら綾乃の不安そうな目を見つめた。

「そんな顔しないでよ綾乃。私はね、綾乃が心配だからこう聞いてるんだよ?幼馴染みとして綾乃が可哀想に感じて辛いし、本当に心配なの。だからね、私が嫌じゃないなら忘れさせてあげたいなって」

「……すごく怖く感じたのに、本当に忘れられるの?」

「そうだねぇ……厳密に言えばきっとどうでもよくなるとは思うよ?皆別れても新しい恋人作って付き合うのと一緒でさ。綾乃がそんなに嫌に感じたなら忘れるように何かした方が気持ちが楽になるだろうし」

綾乃に不信感なんてない。目に戸惑いはあるが私を疑っている様子は全くない。この誘導は成功するのを見越して私はまた笑った。

「まぁ、綾乃が良かったらの話だけどね。そういうのは一人じゃ忘れるのは難しいと思ったからどうにかしてあげたくて言ってみただけだけど、綾乃はどう思う?」

ここは逃げられないように目は逸らさない。今答えを言わせてやる。背中に回していた手もそのままに私は綾乃の返答を待った。すると綾乃は案外早く答えた。

「…ナギちゃんがそう言うならしたい…。ナギちゃんは嫌じゃないし、どうでもよく思えるようになるなら早くそうなりたい……」

「そっか。じゃあ、ちょっとしてみようか?嫌だったらすぐ言っていいからね?」

「うん……」

誘導も上手くいったところで私は元々近かった距離をほんの少し動いて埋めた。そして最初は触れるだけですぐに離すとまた至近距離で尋ねる。今の綾乃に恐怖等なかった。

「やだった?」

「ううん。やじゃないよ……」

「じゃあ、もう少ししよっか?」

「うん……」

嫌がる素振りすら見せない綾乃の様子に笑いながら私はまたキスをした。怖がらせないように、嫌がらせないように、優しく優しく繰り返しながら徐々に触れる時間を長くする。綾乃はそうやってキスをするだけでうっとりとしたような目で私を見るようになってきた。
私が教えた快楽はやはり身に染みて体が覚えている。
私は唇を離すと可愛い綾乃を見つめた。

「綾乃、深いのもしない?深いのもできたら嫌じゃなくなると思うから」

尋ねながらキスをして答えるようにじっと目を見つめる。綾乃はもう言いなりだった。

「うん……。深いのも、したい……」

「うん。じゃあ、苦しかったり嫌だったりしたら言ってね?」

「うん」

頷いた綾乃はもう嫌がるなんてしないだろうが強引にはしない。強引にするのはもう少し後だ。だから今は優しく丁寧に、じっくりと味わうように堪能する。
私は控え目に舌を入れながらゆっくりと綾乃とのキスを楽しんだ。舌で歯列をなぞったり綾乃の舌に絡ませながら吸い付いたり至る所に舌を這わせる。綾乃は最初は驚いたような反応をしたがされるがままに気持ちが良さそうに声を漏らしていた。

「はぁっ……んっ、あっ……んっぁ!……んんっ!」

「綾乃……んっ……はぁ……やじゃない?」

長めに舌を絡ませてから唇を離すと綾乃は少し涙目になりながら黙って頷いた。その顔はもう快楽を感じているようでとてもそそられる。さっきまで怖かったと泣いていたくせに覚えていた快感には抗えないのか。弱くて流されやすい綾乃が愛らしいよ。
私はにっこり笑うと綾乃の涙を拭ってやった。

「本当にやじゃない?涙出てるよ?」

「これは勝手に出てきただけで、怖いからとかじゃないよ」

「そっか。よかった。じゃあ、もう少しする?」

「うん……」

「じゃあ、膝の上に来て綾乃。そっちの方がキスしやすいから」

「うん」

笑う私に何も疑問にすら思わずに綾乃は素直に私の膝にまたがるように座った。密着すれば綾乃の顔がよく見れるし、もっと触れたい。少し私より目線が上になった綾乃は私の肩に手を置いた。私はそれを待ってから綾乃のを抱き締めながら頭に手を添えて顔を寄せる。

「嫌だったら言うんだよ?」

「うん……」

大切にしているように感じさせながらまたじっくりとキスをした。ねっとりと舌を這わせて綾乃の反応がいい部分を刺激してやる。
綾乃は吐息を漏らしながらも舌を積極的に絡めてきた。

「はぁっ、んっ……あっんっ!……はぁっ!……」

可愛い綾乃の声はくちゃくちゃと舌が絡まる音よりも興奮する。可愛いい綾乃を貪りたいのを我慢していたら綾乃は私の首に抱き付いてきた。もう綾乃から求めている現状に私は欲望を満たすために少し荒々しくキスをする。そして綾乃の甘い声がさっきよりも聞けたところで私は唇を離した。綾乃の熱の籠った眼差しは見ていて満たされる。

あぁ、可愛い綾乃。もっと私を満たしてくれる?

「綾乃。体はどこ触られた?胸とか触られちゃった?」

私はまだ心配したように聞きながら綾乃の胸に軽く触れる。本当に触れるだけのそれに綾乃はビクりと軽く反応した。

「んっ!……ううん。お腹とか……太ももは、触られたよ……」

「そっか。じゃあ、ここも触られてない?」

可愛らしい反応はあえて触れずに私は背中に回していた手で尻に触れる。軽く手で揉むと綾乃は腰を震わせるように反応する。

「うっ、うん……。触られてないよ……」

「じゃあ、ここは?」

「んっ!……そ、そこも……触られてない、よ……」

前からもう濡れているだろうそこに触れただけで綾乃は可愛い反応をする。快楽と羞恥が混じる綾乃は私から目を逸らしたが、私は笑いながら綾乃のシャツの中に手を入れた。そして柔らかい肌を触りながらパンツの中にも手を入れて下着越しに尻に触れる。大胆な行動に出ても今の綾乃は甘い声しか漏らさなかった。

「あっ!……ねぇ、ナギちゃん……んっ!そこは…」

「ねぇ、綾乃?」

「な、なに?」

「今はやじゃない?」

「うん……あっんっ!今は、……んんっ!やじゃないよ…?」

もう理由なんかどうでもいいだろう。受け入れている綾乃は私の首から腕を離さないし、私を熱く見つめてくる。ふふふ、私の思い通りじゃん。私は優しく笑った。

「じゃあ、もっと触ってもいい綾乃?綾乃の嫌な気持ち失くしてあげたいから」

「……うん。んっ、……ナギちゃんなら……いいよ……あっ!ナギちゃん……そこ、……はぁっ…んっ!」

「やだ?」

ブラのホックを外して直接胸に触れながら乳首を摘まんでやると綾乃は切ない声を漏らす。普通じゃないこの状況に流された綾乃に気分が良すぎて高揚する。黙って小さく首を横に振る綾乃に笑いながら私は綾乃のパンツのチャックを開けた。

「綾乃、ちょっと立って?パンツ邪魔だから脱いじゃおう?」

「う、うん……」

恥ずかしそうに私に強く抱き付いて腰を浮かせるように軽く立つ綾乃のパンツを脱がすとまた膝の上に座らせる。脱がした時に見えたショーツが濡れている綾乃はさっきよりも恥ずかしそうにしていた。

「すごい濡れてるね。したくなっちゃった綾乃?キスで感じた?」

軽くキスをして目を逸らされないように顔を寄せて尋ねると綾乃は恥ずかしそうに見つめてきた。

「……舌が、奥までくるから……」

「そっか。胸も気持ち良さそうだったもんね」

「……だって、……ナギちゃん、優しいから……」

「ふふふ。そっか。綾乃が嫌じゃないならよかったよ」

「あっ、……ナギちゃ……はぁっ!んっ……あっ」

可愛い綾乃をもっと見ていたくて私は綾乃にまた口づけた。そして触れたかった体に触りながら久しぶりに綾乃とする時間を楽しんだ。
どこに触れても敏感に反応する綾乃は可愛らしくて私は愉しくて愉しくて仕方なかった。
抵抗も嫌がりもせず、むしろ求めるように私に体を寄せる綾乃はペットのようで可愛らしかった。
以前よりも快楽に従順なのは体が私がやったのを覚えていたのだろうが、した後の綾乃は前にも増して可愛らしかった。


「綾乃、体痛くない?」

「はぁ、はぁ、……はぁ……」

荒く息をしながら私に凭れている綾乃を気遣うように軽く抱き締める。断らない綾乃をいい事に何度もしてしまったから綾乃はもう限界そうだった。うっすらと汗が滲む綾乃の首筋にキスをすると綾乃は私に顔を向けた。

「平気だよ。……ちょっと、疲れただけだから」

「そうだよね。ちょっと休もっか。綾乃なんか飲む?」

「ううん。いらない。でも、……」

「ん?どうかした?」

少し疲れたような綾乃は急に恥ずかしそうに視線を逸らしたと思ったらそっとキスをしてきた。恥ずかしそうなのは変わらないのに目はしている時のように欲情を感じる。

「もっと、キスしたい……」

「さっき沢山したじゃん」

「でも、もっと……したくなっちゃって……」

「じゃあいいよ。してあげる」

綾乃が自らキスを求めてくるなんて好都合だ。私は何度か啄むようにキスをすると綾乃はうっとりしたように笑った。

「ナギちゃんとするの……安心する」

「ふふ。そんなに私が好き?」

私の支配下にいる綾乃に笑いかける。私のためにやったのにもうおかしくなっている綾乃は小さく頷いた。

「うん……。私、たぶんナギちゃんがずっと好きだったんだと思う。……憧れだと思ってたけど、今日でそうなんだなって……分かったの……。ナギちゃんとした事全部、啓太君より良かったから……」

「そっか……。でも、本当に啓太はいいの?」

「うん。……私にはナギちゃんが一番大切だから……」

「そっか……。ふふふ、綾乃大好きだよ……」

「あっ……ナギちゃん…んんっ…」

そうか、綾乃の心は完全に私に傾いたようだ。やっと結果が出た喜びに私は綾乃に深く口づけた。
後は私のしたいようにして綾乃を私の可愛いペットにしていこう。これからやる事がまだまだあるが、綾乃を好きにできる喜びくらいしか私を完全に満たす事はできない。これからどう可愛がってやろうか?今までの何よりも楽しみに感じる。小さな声を漏らす綾乃から唇を離すと綾乃は恥ずかしそうに私を見つめた。

「ナギちゃん、深いのだと……感じちゃうから…」

「んー?やなの?」

「やじゃないけど、私、感じやすいから……もっとしたくなっちゃうから……」

「そしたらしたらいいじゃん。好きなら全然問題ないでしょ?」

私が笑いかけると綾乃は恥ずかしそうに頷いた。


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