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65話 R18
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でもせっかくこんな話題になったんだから私もそれなりに話しておきたい。恥ずかしさは押し殺して私はいつものように話した。
「葵、せっかくだから聞いときたいんだけど、葵はどのくらいの頻度でエッチしたい?いつでも良いみたいなことをこの前の手紙で書いてたけど、私は葵の体が心配だから葵が疲れてない時とかで良いと思ってるんだけど…葵はどう?」
「…わ、私は…私は…由季がしたい時で……いい」
葵はさっきよりも恥ずかしがって目線を逸らしてしまう。私に合わせてくる葵に本当かどうか分からないので、私は頬に手を寄せて目を逸らされないように顔を覗き込む。葵は恥ずかしがりながら私を見た。
「本当に?私に合わせなくても良いんだよ?」
「……でも、…そんなの…恥ずかしいし」
「だめ、大事なことだからちゃんと葵の気持ちも知りたいから教えて?」
「……でも…」
「ほら、早く教えて?言うまで離さないよ?」
葵が逃げないように腰に手を回していつもより優しく話ながら見つめる。すると葵は観念したように心底恥ずかしがりながら言った。
「…できるなら……いつでもしたい。でも、それは無理だから……私は疲れてても由季と会える日は…できたらエッチしたい…」
「……」
「…ひ、引いた………?」
私が何も言えないでいたら葵は不安そうに私を見つめてきた。引いたのではないけど葵は控え目だし私に物事を委ねてくる時があるからこうやって思っていたのに驚いた。いつでもしたかったから手紙にもそう書いてたのか。気づかなかったけど葵は意外にも性欲が強いみたいだ。エッチに積極的だったのはそれが原因のようだけど普段からは想像もできない。
だけど、そんな葵の一面も私は受け入れるし素直で可愛いと思った。こんなこと私しか知らないだろう。私は顔に寄せていた手で葵の頬を優しく撫でる。
「引いてないよ?引かない。ちょっと驚いただけ。じゃあ、結構我慢させてた?私」
私は思ったことを聞いた。付き合ってからエッチはしてたけど数は多い方じゃない。葵は何も言わなかったけどもしかしたら私の方がちゃんと相手をできていなかったかもしれない。
「それは……だって、お互いに仕事があるから……」
濁す葵に私は問いかけた。このままうやむやにさせる気はない。
「そうじゃなくてどうなの?」
「……それは、…ちょっとだけ……ちょっとだけ我慢、してた……と言うか……」
「と言うかなに?」
「……」
「葵?教えて?」
私は話しやすいように笑いかけるけど葵は恥ずかしがって私に抱きついて顔を隠してしまった。私達は裸だしさっきまでしてたのに葵は本当に恥ずかしがり屋だ。こんなことをされても私は聞きたいから腰に回していた手で優しく体を叩きながら促した。
「葵?早く教えて?」
「……恥ずかしい」
「だめ、大事なことだって言ってるでしょ?早く教えて?」
葵はそれから少し黙ってから小さな声で答えた。
「…………初めてしてからは……一人で…よくしてた。…由季とエッチしたの……思い出しながら」
葵は恥ずかしさに我慢できなくなったのかさらに私の首に抱きついてきた。葵は私よりもやらなさそうだったけど一人でやってた事実に伝染するように恥ずかしくなって胸が高鳴る。一人で私のこと想ってやってたって、こんなに可愛くて綺麗なのに葵はいつも私しか考えていない。それが嬉しくて、愛しく感じる。本当に可愛い葵に言ってくれれば良かったのにと思いながらとりあえず軽く抱き締めた。
「そっか…それは、ごめんね?気づいてあげられなくて。じゃあ、これからは会える日はやれたらやっていこっか?それで、葵が寂しくなっちゃうなら家に私が行くし、私の家にも来て良いからね?一人でするより一緒にやった方が気持ち良いでしょ?私もちゃんと葵の相手するから」
「……うん。私、……由季と……エッチしてから……えっ、エッチになっちゃった……と言うか。今までこんなこと……なかったんだけど、……由季とエッチしてからしたくなることが……増えてて、……変…だよね…?」
「ん?変ではないけど、……葵は意外に性欲強いんだね?」
私は恥ずかしがってる葵をからかうように笑うと、葵は抱きつくのを止めて私を恥ずかしそうに見てきた。
「だって、由季とするの……すごく気持ちいいから。由季は、……私としたくない?」
私はそれに内心少しモヤモヤしたから質問することにした。葵は今日、私を試すようなよく分からないことばかりしてくる。聞いても教えてくれないし私も腑に落ちない。私だってムカついたりそれなりに思うことはあるから、ちょっとずるい言い方をした。
「んー。……どう思う?」
「え?」
逆に訪ねてみたらそう言われると思わなかったんだろう、戸惑う葵。私は笑いかけてから葵の鎖骨に舌を這わせて時おり噛みながら質問した。
「私が……どう思ってると…思う?」
「んっ、あっ…んんっ……そんなの、分かんないよ…」
「どうして?」
「だって、あっ!んっ…はぁ…分かんない…っん…よ」
体を震わせる葵にキスをする。声が響くから心配になってしまう。私は葵を見つめながら小声で言った。
「声我慢して?聞こえちゃうかもしれないから」
「…うん」
葵が頷いたのを確認すると私は葵を膝の上にさらに密着するように乗せた。そして、もう一度軽くキスをする。唇を離すと今度は片方の胸を揉みながらもう片方の胸を舐める。葵はそれだけで先程よりも敏感に反応して体を震わせる。
「ねぇ、んっちゅっ…分かんないじゃなくて、葵は…んっ、どう思うの?」
「はぁ…んっ!!はぁ、んんっ!あっ!……私は、……んっ由季が……んっ、やりたいって…はぁ、んんっ……思ってくれたら…嬉しいよ」
葵は私の言いつけ通りに声を抑えながら答えた。でも、答えてやるつもりはない。今の葵は分からないことが多いし、葵は読めない時がたまにあるけど今回は本当に分からない。素直に言わないし誰かに助言されたのかもしれない。何も言わない葵に私は少し腹を立てているけど一旦舐めるのを止めていつものように笑う。
「ふふ、そう思ってたら良いね」
いつもなら不安にさせるようなことは言わない。だけど、私も葵がずっと連絡を無視してくるし聞いても答えないのに葵に対して何も思わない訳がない。優しくはするけど限界がある。指で乳首を優しく弄っていたら体を震わせる葵は不安そうな顔をして私の手を止めた。
「…はぁ、何で?……由季は……そう思って……くれないの?」
本当に分からない様子の葵に私はさらに意地悪く答えた。
「ん?……そんなのどうでも良いじゃん。葵もずっと私の連絡無視してたし、今日も聞いても答えてくれないし、エッチしてる時もいつもみたいに好きとか言ってくれないんだから」
「…それは、……ごめんなさい」
私が捲し立てると葵は悲しそうに謝るけど、なんだかそれにも腹が立つ。私は怒ってるのが分からないように笑いながら葵の体に手を這わせる。お尻をいやらしく触りながら後ろから割れ目を指で触る。お湯の中でも濡れているのが分かる。
「んっ、……由季、いきなり…」
「もうそんなの良いからしようよ?ムラムラしてきちゃったから触らせて?」
「あっ、んっ、でも……さっきの…教えて…んんっ!…はぁ、…ほしいよ」
切なそうな葵に少し心が揺さぶられたけど優しくはしない。答えが分からないもどかしさは葵を不安にさせるだろうが今は関係ない。
「やだ。……それより、ちゃんと声我慢してよ?私にしか聞かせないんでしょ?早く後ろ向いて手突いてお尻向けて?後ろからしてあげるから」
私の強めの言葉に素直に従う葵は何も言わずに私が言った通りのことをした。
不安なくせに何も言わない葵にムカつきながら私はそのまま葵に後ろから覆い被さるように抱き付いた。
もう濡れているそこに指を入れながら胸を強く掴むように揉んだ。
「あっ……由季……強いよ……」
「濡れてるのに?したくないってこと?」
「…んっ…ち、違う……。して、いいから……」
「じゃあ、別にいいじゃん。いいなら余計なこと言わないでよ」
「……う、うん。ごめんね……」
ムカつく。怒りが収まらない。嫌なくせに、何でなにも言わないの?抵抗もしない葵は私を受け入れながら更にムカつくことを言ってきた。
「ゆ、由季……んっ、好きだよ……」
「……」
「……あっ!はぁ……好き、だよ……」
今さら言い出した葵に怒りは更に膨れ上がって応えてなんてやれなかった。私が怒ったから言い出したってこと?だったとしたら遅すぎる。
「ねぇ、声響くから黙って。うるさいから」
肩に強く噛みついて私ははっきり言ってやった。
今更なんなの?今更言われたってこのイラつきは収まらない。それなのに葵は静かに泣きながら言った。
「でも……言いたい……」
「さっき言わなかったんだから言わなくていいから」
「……でも、……言いたいよ」
「なんで?うるさいからいいから」
答えは知っているけど言っていた。
葵の腕を強く引っ張って小さな悲鳴をあげる葵を横抱きにしてまた私に後ろを向かせる。泣いている顔なんか見たくなかった。
「ゆき……好きだよ」
「うるさいって言ってんじゃん。なんなの?嫌だから泣いてるくせになに本当」
「嫌じゃないよ……。これは……違うから」
「……」
私を背にしながら葵は私を見ようと顔をこちらに向けてくる。そんな必死な様子もイライラした。私はそのイラつきに任せて胸を強く揉みながらまた責め立てた。
「ねぇ、そんなのどうでもいいからさ、何でしようとしたのか教えてよ?」
「んっ!……由季…!」
「なに?嫌なの?」
「ううん。嫌じゃないよ…」
明らかに痛がる葵が否定をするからムカついてしょうがない。私は乱暴に中に指を入れながら肩を噛みながら尋ねた。
「じゃあ、早く答えてくれる?また答えないつもり?」
「はぁっ……んっんん!……それは、はぁ……確認……したかったから……」
「……確認?」
「あっ……!はぁ……!うん……。でも、……ごめん、なさい……」
「……」
聞き出したそれはイラつきの他無かった。つまり試したってこと?いつも応えてたのに私は試されたってこと?
「……ねぇ、葵は私をどう思ってるの?」
優しくなんて到底できなくて、中に入れている指を激しく動かしながら乳首を痛いくらい強く引っ張ってやった。そんなに信用できない私がイかしてやるのが滑稽だと思った。
「はぁ、んっ……んんっ!好き……だよ……」
「確認するくらいなのに?」
「う、うん……好きだよ。一番、んっ!……すき。はぁっ……んっ、由季……もぅ……はぁっ……んっ!んんっ!」
「……」
イった葵は中を締め付けて腰を震わせる。私と話さえしようとしなかったくせに一番好きってなんだよ。今の私には葵の言葉はイラつかせる要因でしかなかった。
信じないくせに好きって……虫が良いにもほどがある。
「……あっ……はぁ……はぁ……」
「嫌だったくせにイったの?」
締め付けが収まってきて中の指をまた動かしながら聞いた。その滑稽な姿もっと見せてくれる?イラつきが収まらないから。
「あっ!由季……んっ!はぁっ…嫌じゃないよ」
「その割りに泣いてんじゃん。嫌なんでしょ?」
「はぁっ!はぁ……はぁ……っん!はぁっ……嫌じゃない。全部、…気持ちいいよ……。んっ、好きだから、気持ちいいよ……」
「……」
ムカつく。葵が否定しないのが何よりも腹が立つ。泣いてるくせになんだよ。いつも泣かないくせに。してる時に泣いてるのなんか見たことないのに。私が黙っていたら葵はまた愛を口にした。
「ゆ、由季……はぁっ……んっ!好きだよ……。大好き……あっ、だよ……」
「ねぇ、うるさいから……」
「はぁ、はぁ、……ん、んんっ、ごめんね。……でも、好きだよ……はぁ、好きだよ」
「……」
「由季……はぁっ、好き……。はぁ、んっ!んんっ!はぁ!……はぁ、はぁ……はぁ…」
またイった葵は腰を震わせながら私を見てくる。
その眼差しに耐えられなくて私は葵を突き飛ばすように離した。
「あっ……由季…」
「……」
乱暴に離したのに葵は直ぐ様私の方に体を向けて私を呼んだ。それに今更胸が痛んだ。私が嫌なことをして葵は泣いていているのに変わらない。試されたのに私は非情になれなかった。
自分が怒りに任せて何をしたのか理解して葵を見ていられない。
私が怒れば葵がこうなるのなんか分かっていたはずだ。
でも、葵が好きだから、愛してるから余計許せなかった。
「由季……」
「来ないでよ…!」
近寄ろうとしてきた葵をまた突き離すように睨んだ。
怒りがまた沸き上がってきたけれど、葵は悲しそうに顔を歪めて涙を溢したから冷静になった。だからって今更取り返しがつかないが。
イラつきはようやく収まってくれたけどもう葵を見たくなかった。
「……もう帰ってくれない?無理に泊まんなくていいから帰りな」
「でも、……由季……」
言いかけている葵を無視して私は葵から逃げた。
自分で招いたくせに耐えられなくなって逃げたのだ。
「葵、せっかくだから聞いときたいんだけど、葵はどのくらいの頻度でエッチしたい?いつでも良いみたいなことをこの前の手紙で書いてたけど、私は葵の体が心配だから葵が疲れてない時とかで良いと思ってるんだけど…葵はどう?」
「…わ、私は…私は…由季がしたい時で……いい」
葵はさっきよりも恥ずかしがって目線を逸らしてしまう。私に合わせてくる葵に本当かどうか分からないので、私は頬に手を寄せて目を逸らされないように顔を覗き込む。葵は恥ずかしがりながら私を見た。
「本当に?私に合わせなくても良いんだよ?」
「……でも、…そんなの…恥ずかしいし」
「だめ、大事なことだからちゃんと葵の気持ちも知りたいから教えて?」
「……でも…」
「ほら、早く教えて?言うまで離さないよ?」
葵が逃げないように腰に手を回していつもより優しく話ながら見つめる。すると葵は観念したように心底恥ずかしがりながら言った。
「…できるなら……いつでもしたい。でも、それは無理だから……私は疲れてても由季と会える日は…できたらエッチしたい…」
「……」
「…ひ、引いた………?」
私が何も言えないでいたら葵は不安そうに私を見つめてきた。引いたのではないけど葵は控え目だし私に物事を委ねてくる時があるからこうやって思っていたのに驚いた。いつでもしたかったから手紙にもそう書いてたのか。気づかなかったけど葵は意外にも性欲が強いみたいだ。エッチに積極的だったのはそれが原因のようだけど普段からは想像もできない。
だけど、そんな葵の一面も私は受け入れるし素直で可愛いと思った。こんなこと私しか知らないだろう。私は顔に寄せていた手で葵の頬を優しく撫でる。
「引いてないよ?引かない。ちょっと驚いただけ。じゃあ、結構我慢させてた?私」
私は思ったことを聞いた。付き合ってからエッチはしてたけど数は多い方じゃない。葵は何も言わなかったけどもしかしたら私の方がちゃんと相手をできていなかったかもしれない。
「それは……だって、お互いに仕事があるから……」
濁す葵に私は問いかけた。このままうやむやにさせる気はない。
「そうじゃなくてどうなの?」
「……それは、…ちょっとだけ……ちょっとだけ我慢、してた……と言うか……」
「と言うかなに?」
「……」
「葵?教えて?」
私は話しやすいように笑いかけるけど葵は恥ずかしがって私に抱きついて顔を隠してしまった。私達は裸だしさっきまでしてたのに葵は本当に恥ずかしがり屋だ。こんなことをされても私は聞きたいから腰に回していた手で優しく体を叩きながら促した。
「葵?早く教えて?」
「……恥ずかしい」
「だめ、大事なことだって言ってるでしょ?早く教えて?」
葵はそれから少し黙ってから小さな声で答えた。
「…………初めてしてからは……一人で…よくしてた。…由季とエッチしたの……思い出しながら」
葵は恥ずかしさに我慢できなくなったのかさらに私の首に抱きついてきた。葵は私よりもやらなさそうだったけど一人でやってた事実に伝染するように恥ずかしくなって胸が高鳴る。一人で私のこと想ってやってたって、こんなに可愛くて綺麗なのに葵はいつも私しか考えていない。それが嬉しくて、愛しく感じる。本当に可愛い葵に言ってくれれば良かったのにと思いながらとりあえず軽く抱き締めた。
「そっか…それは、ごめんね?気づいてあげられなくて。じゃあ、これからは会える日はやれたらやっていこっか?それで、葵が寂しくなっちゃうなら家に私が行くし、私の家にも来て良いからね?一人でするより一緒にやった方が気持ち良いでしょ?私もちゃんと葵の相手するから」
「……うん。私、……由季と……エッチしてから……えっ、エッチになっちゃった……と言うか。今までこんなこと……なかったんだけど、……由季とエッチしてからしたくなることが……増えてて、……変…だよね…?」
「ん?変ではないけど、……葵は意外に性欲強いんだね?」
私は恥ずかしがってる葵をからかうように笑うと、葵は抱きつくのを止めて私を恥ずかしそうに見てきた。
「だって、由季とするの……すごく気持ちいいから。由季は、……私としたくない?」
私はそれに内心少しモヤモヤしたから質問することにした。葵は今日、私を試すようなよく分からないことばかりしてくる。聞いても教えてくれないし私も腑に落ちない。私だってムカついたりそれなりに思うことはあるから、ちょっとずるい言い方をした。
「んー。……どう思う?」
「え?」
逆に訪ねてみたらそう言われると思わなかったんだろう、戸惑う葵。私は笑いかけてから葵の鎖骨に舌を這わせて時おり噛みながら質問した。
「私が……どう思ってると…思う?」
「んっ、あっ…んんっ……そんなの、分かんないよ…」
「どうして?」
「だって、あっ!んっ…はぁ…分かんない…っん…よ」
体を震わせる葵にキスをする。声が響くから心配になってしまう。私は葵を見つめながら小声で言った。
「声我慢して?聞こえちゃうかもしれないから」
「…うん」
葵が頷いたのを確認すると私は葵を膝の上にさらに密着するように乗せた。そして、もう一度軽くキスをする。唇を離すと今度は片方の胸を揉みながらもう片方の胸を舐める。葵はそれだけで先程よりも敏感に反応して体を震わせる。
「ねぇ、んっちゅっ…分かんないじゃなくて、葵は…んっ、どう思うの?」
「はぁ…んっ!!はぁ、んんっ!あっ!……私は、……んっ由季が……んっ、やりたいって…はぁ、んんっ……思ってくれたら…嬉しいよ」
葵は私の言いつけ通りに声を抑えながら答えた。でも、答えてやるつもりはない。今の葵は分からないことが多いし、葵は読めない時がたまにあるけど今回は本当に分からない。素直に言わないし誰かに助言されたのかもしれない。何も言わない葵に私は少し腹を立てているけど一旦舐めるのを止めていつものように笑う。
「ふふ、そう思ってたら良いね」
いつもなら不安にさせるようなことは言わない。だけど、私も葵がずっと連絡を無視してくるし聞いても答えないのに葵に対して何も思わない訳がない。優しくはするけど限界がある。指で乳首を優しく弄っていたら体を震わせる葵は不安そうな顔をして私の手を止めた。
「…はぁ、何で?……由季は……そう思って……くれないの?」
本当に分からない様子の葵に私はさらに意地悪く答えた。
「ん?……そんなのどうでも良いじゃん。葵もずっと私の連絡無視してたし、今日も聞いても答えてくれないし、エッチしてる時もいつもみたいに好きとか言ってくれないんだから」
「…それは、……ごめんなさい」
私が捲し立てると葵は悲しそうに謝るけど、なんだかそれにも腹が立つ。私は怒ってるのが分からないように笑いながら葵の体に手を這わせる。お尻をいやらしく触りながら後ろから割れ目を指で触る。お湯の中でも濡れているのが分かる。
「んっ、……由季、いきなり…」
「もうそんなの良いからしようよ?ムラムラしてきちゃったから触らせて?」
「あっ、んっ、でも……さっきの…教えて…んんっ!…はぁ、…ほしいよ」
切なそうな葵に少し心が揺さぶられたけど優しくはしない。答えが分からないもどかしさは葵を不安にさせるだろうが今は関係ない。
「やだ。……それより、ちゃんと声我慢してよ?私にしか聞かせないんでしょ?早く後ろ向いて手突いてお尻向けて?後ろからしてあげるから」
私の強めの言葉に素直に従う葵は何も言わずに私が言った通りのことをした。
不安なくせに何も言わない葵にムカつきながら私はそのまま葵に後ろから覆い被さるように抱き付いた。
もう濡れているそこに指を入れながら胸を強く掴むように揉んだ。
「あっ……由季……強いよ……」
「濡れてるのに?したくないってこと?」
「…んっ…ち、違う……。して、いいから……」
「じゃあ、別にいいじゃん。いいなら余計なこと言わないでよ」
「……う、うん。ごめんね……」
ムカつく。怒りが収まらない。嫌なくせに、何でなにも言わないの?抵抗もしない葵は私を受け入れながら更にムカつくことを言ってきた。
「ゆ、由季……んっ、好きだよ……」
「……」
「……あっ!はぁ……好き、だよ……」
今さら言い出した葵に怒りは更に膨れ上がって応えてなんてやれなかった。私が怒ったから言い出したってこと?だったとしたら遅すぎる。
「ねぇ、声響くから黙って。うるさいから」
肩に強く噛みついて私ははっきり言ってやった。
今更なんなの?今更言われたってこのイラつきは収まらない。それなのに葵は静かに泣きながら言った。
「でも……言いたい……」
「さっき言わなかったんだから言わなくていいから」
「……でも、……言いたいよ」
「なんで?うるさいからいいから」
答えは知っているけど言っていた。
葵の腕を強く引っ張って小さな悲鳴をあげる葵を横抱きにしてまた私に後ろを向かせる。泣いている顔なんか見たくなかった。
「ゆき……好きだよ」
「うるさいって言ってんじゃん。なんなの?嫌だから泣いてるくせになに本当」
「嫌じゃないよ……。これは……違うから」
「……」
私を背にしながら葵は私を見ようと顔をこちらに向けてくる。そんな必死な様子もイライラした。私はそのイラつきに任せて胸を強く揉みながらまた責め立てた。
「ねぇ、そんなのどうでもいいからさ、何でしようとしたのか教えてよ?」
「んっ!……由季…!」
「なに?嫌なの?」
「ううん。嫌じゃないよ…」
明らかに痛がる葵が否定をするからムカついてしょうがない。私は乱暴に中に指を入れながら肩を噛みながら尋ねた。
「じゃあ、早く答えてくれる?また答えないつもり?」
「はぁっ……んっんん!……それは、はぁ……確認……したかったから……」
「……確認?」
「あっ……!はぁ……!うん……。でも、……ごめん、なさい……」
「……」
聞き出したそれはイラつきの他無かった。つまり試したってこと?いつも応えてたのに私は試されたってこと?
「……ねぇ、葵は私をどう思ってるの?」
優しくなんて到底できなくて、中に入れている指を激しく動かしながら乳首を痛いくらい強く引っ張ってやった。そんなに信用できない私がイかしてやるのが滑稽だと思った。
「はぁ、んっ……んんっ!好き……だよ……」
「確認するくらいなのに?」
「う、うん……好きだよ。一番、んっ!……すき。はぁっ……んっ、由季……もぅ……はぁっ……んっ!んんっ!」
「……」
イった葵は中を締め付けて腰を震わせる。私と話さえしようとしなかったくせに一番好きってなんだよ。今の私には葵の言葉はイラつかせる要因でしかなかった。
信じないくせに好きって……虫が良いにもほどがある。
「……あっ……はぁ……はぁ……」
「嫌だったくせにイったの?」
締め付けが収まってきて中の指をまた動かしながら聞いた。その滑稽な姿もっと見せてくれる?イラつきが収まらないから。
「あっ!由季……んっ!はぁっ…嫌じゃないよ」
「その割りに泣いてんじゃん。嫌なんでしょ?」
「はぁっ!はぁ……はぁ……っん!はぁっ……嫌じゃない。全部、…気持ちいいよ……。んっ、好きだから、気持ちいいよ……」
「……」
ムカつく。葵が否定しないのが何よりも腹が立つ。泣いてるくせになんだよ。いつも泣かないくせに。してる時に泣いてるのなんか見たことないのに。私が黙っていたら葵はまた愛を口にした。
「ゆ、由季……はぁっ……んっ!好きだよ……。大好き……あっ、だよ……」
「ねぇ、うるさいから……」
「はぁ、はぁ、……ん、んんっ、ごめんね。……でも、好きだよ……はぁ、好きだよ」
「……」
「由季……はぁっ、好き……。はぁ、んっ!んんっ!はぁ!……はぁ、はぁ……はぁ…」
またイった葵は腰を震わせながら私を見てくる。
その眼差しに耐えられなくて私は葵を突き飛ばすように離した。
「あっ……由季…」
「……」
乱暴に離したのに葵は直ぐ様私の方に体を向けて私を呼んだ。それに今更胸が痛んだ。私が嫌なことをして葵は泣いていているのに変わらない。試されたのに私は非情になれなかった。
自分が怒りに任せて何をしたのか理解して葵を見ていられない。
私が怒れば葵がこうなるのなんか分かっていたはずだ。
でも、葵が好きだから、愛してるから余計許せなかった。
「由季……」
「来ないでよ…!」
近寄ろうとしてきた葵をまた突き離すように睨んだ。
怒りがまた沸き上がってきたけれど、葵は悲しそうに顔を歪めて涙を溢したから冷静になった。だからって今更取り返しがつかないが。
イラつきはようやく収まってくれたけどもう葵を見たくなかった。
「……もう帰ってくれない?無理に泊まんなくていいから帰りな」
「でも、……由季……」
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身体だけの関係です 原田巴について
https://www.alphapolis.co.jp/novel/711270795/734700789
作者ツイッター: twitter/minori_sui
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