改:どうやら異世界ではないらしいが、魔法やレベルがある世界になったようだ

ボケ猫

文字の大きさ
13 / 152

13 俺の選択は大丈夫だったのか?

しおりを挟む
さて、ばあちゃんたちにステータスの職業のところをタップしてもらった。
やはり人によって選べる職が違うようだ。
じいちゃんは、戦士、魔法使い、盗賊、鍛冶師。
ばあちゃんは、魔法使い、僧侶、調合士。
颯は、戦士、魔法使い、テイマー。

職業は歩んできた人生の経験が反映されるのだろうか。
じいちゃんなんて日曜大工得意だったしな。
ばあちゃんは料理を結婚後ずっとしているな。
颯はまだ人生を語るには時間が短すぎるが、亀や金魚などを育てているからか?
テイマーなんて職業もあるのかもしれない。
そういえば俺にもテイマーってあったが、
嫁は毒だが、子供たちは癒やしだしな。
また、ラジオは俺と優が出て行ってすぐに聞こえなくなったそうだ。

結局、じいちゃんには「鍛冶師」を選択してもらった。
じいちゃんはなんでもいいと言っていたが、これから武器や防具などで必要な職だろうと思ったからだ。
ゲームの世界ならではだが。
固有スキルに「錬金1」と「制作1」があるという。
まあ、生産職で間違いないだろう。
ばあちゃんは調合士と僧侶で迷ったが、「僧侶」を選んでもらった。
固有スキルには早速「回復」があるようだ。
「私、お経全部覚えてないよ」には笑ったが、回復系の職業で間違いない。
誰かが怪我すれば治せる人が必要だからということで選んでもらった。
ばあちゃんもそういう役立つことには大賛成のようだ。

颯は魔法使いとテイマーで少し迷ったが、スライムとか出てきたら飼えるかも・・というと、即テイマーになった。
固有スキルには「勧誘」「飼育」があるみたいだ。
これって、戦力として大丈夫か?
そして嫁だが・・文句は一流だな。
自分の職が選べないのが相当ご不満のようだ。
自分の収入が多くなったからって俺を追い出して家を乗っ取って・・ま、今は緊急事態だから協力しているわけだが、子供たちには安全が欲しい。
・・・
あ! そういえばこんな世界になる前。
RPGゲームをしていてなかなかお金が貯まらないと、子供たちに現実でも稼ぎが少ない奴はゲームでも少ないって言ってたよな。
・・・
だんだんと腹が立ってきた。

『てんめぇ!! 今のこの世界でのモノサシが、金から魔物を狩ることに変わったにもかかわらず、おまけにただで経験値をもらってるのに文句があるのか!! ええ? こらぁ! お前みたいなのを寄生虫っていうんだよ! わかってんのか、このボケが!!』
と、声を大にして俺はで叫んだ。
そう、俺って意気地なしだ。
声に出しては言えない。
こんな俺って、やっぱりダメか?

さて、少し休憩したらまたレベル上げに行くつもりだが、パーティの編成を少し変えようと思う。
嫁と凛のレベルがこれでは上がらない。
嫁は放置しておいてもいいが、それは俺的な目線だけだ。
子どもたちには必要な存在だ。
レベル上げも兼ねて、食料の調達をしなければと考えている。
こんな状況だ。
行政や警察はあてにならないだろう。

俺はスーパーエイトまで行ってこようと思っている。
コーンフレークのような、乾物類を確保したいしな。
スーパーエイトは3キロくらい離れたところにあるスーパーだ。
7時から営業している。
昔は8時からだったらしく、それでエイトだそうだ。

気が付かなかった。
時間を見れば8時55分になっている。
そういえば、俺も自分のスキルをチェックしてなかった。
火の魔法が使えるようになったはずだ。
それに軽歩行というのもあったな。
どうやって使うんだろ?
ステータス画面を見てみる。

職業:忍者1(魔法:火属性)
とある。
魔法:火属性のところをタッチする。
使える魔法が表示されていた。
「ファイア」
1つだけのようだ。
これって、大丈夫か?
種類って増えていくものなのかな?
想像では最終的には極大魔法や炎のイメージがあったのだが。
とはいえ、忍者だしな。
魔法使いって本職もあるし、そちらの領域だろう。

それよりも、ファイアを使ってみよう。
俺はみんなから少し離れてファイアと言ってみた。
!!
指先にピンポン玉くらいの大きさの火が出た。
「うわ!」
思わず声が出る。
みんなの注目を集めた。
「おやじさん、火が出てるぞ」
「パパ、火が出てる」
「火事になるよ」
驚きよりも注意された。

すぐに火は消える。
イメージが大事みたいだ。
だけど、こんなしょぼい火って役に立つのか?
しばらくの間この魔法を使って、みんなでワイワイと過ごした。
凛が大喜びだ。
もう一回やって、もう一回やっての繰り返し。
しかし、ただでさえ魔力が少ない俺。
身体は疲れてないのにだるい感じがする。
魔力も14まで減っていた。
使い過ぎだな。
なるほど、このだるさを感じるとガス欠が近いということか。
勉強になったよ。
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

異世界では地味な俺が、なぜか神々に最愛されて無双してる件

fuwamofu
ファンタジー
平凡な高校生・桐生ユウは、女神の手違いで異世界に転生した。 チートもスキルも貰えず、冒険者登録すらままならない落ちこぼれ……のはずだった。 しかし周囲の異常な好感度、意味不明な強運、そして隠された神格スキルによって、ユウは「無自覚に全能」な存在へと覚醒していく。 気づけば女神も姫騎士も魔王娘も彼に夢中。誤解と崇拝が加速する中、ユウの“地味な日常”は世界を揺るがす伝説になっていく。 笑いあり、胸キュンあり、ざまぁありの最強(なのに本人だけ気づいてない)異世界ファンタジー開幕!

やがて最強に至る弾丸付与術士の成り上がり

彼方
ファンタジー
 2035年の日本では、多数出現したダンジョンを探索する探索者という職業が大きな注目を集めていた。ダンジョンを探索することは大きな危険も伴うが、地球では本来手に入らない希少な資源を入手することができるため、日本を含め世界各国はダンジョン資源の獲得に力を入れていた。  そうした世界の中で平均的な探索者として活動していた加賀優斗は、親友である木場洋輔から突然パーティを追放されてしまう。優斗は絶望し失意の底に沈むが、不治の病に侵された妹を助けるために行動を開始する。  これは、実力も才能もない一人の青年が努力と工夫によって世界最強へと上り詰めるまでの物語。

俺の家に異世界ファンタジーガチャが来た結果→現実世界で最強に ~極大に増えていくスキルの数が膨大になったので現実世界で無双します~

仮実谷 望
ファンタジー
ガチャを廻したいからそんな理由で謎の異世界ガチャを買った主人公はガチャを廻して自分を鍛えて、最強に至る。現実世界で最強になった主人公は難事件やトラブルを解決する。敵の襲来から世界を守るたった一人の最強が誕生した。そしてガチャの真の仕組みに気付く主人公はさらに仲間と共に最強へと至る物語。ダンジョンに挑戦して仲間たちと共に最強へと至る道。 ガチャを廻しまくり次第に世界最強の人物になっていた。 ガチャ好きすぎて書いてしまった。

おっさん冒険者のおいしいダンジョン攻略

神崎あら
ファンタジー
冒険者歴20年以上のおっさんは、若い冒険者達のように地位や権威を得るためにダンジョンには行かない。 そう、おっさんは生活のためにダンジョンに行く。 これはそんなおっさんの冒険者ライフを描いた生活記である。

神々のダンジョン~チートスキル【アイテムボックス】と【鑑定】でアラフォーおっさんは成り上がる~

葵はるか
ファンタジー
「少子化で、八百万の神々の力が衰えるどころか滅亡しそうです! ですので、氷河期世代を救います!」  国会に突如、降臨した絶世の美少女である天照大御神は、氷河期世代を救うために日本中に日本人専用のダンジョンを作りだすことを宣言するのであった。  会社に一方的にクビにされた佐藤和也も、日本中に発生したダンジョンへ生活の糧を得るために潜ることになったのであった。

アラフォーおっさんの週末ダンジョン探検記

ぽっちゃりおっさん
ファンタジー
 ある日、全世界の至る所にダンジョンと呼ばれる異空間が出現した。  そこには人外異形の生命体【魔物】が存在していた。  【魔物】を倒すと魔石を落とす。  魔石には膨大なエネルギーが秘められており、第五次産業革命が起こるほどの衝撃であった。  世は埋蔵金ならぬ、魔石を求めて日々各地のダンジョンを開発していった。

明日を信じて生きていきます~異世界に転生した俺はのんびり暮らします~

みなと劉
ファンタジー
異世界に転生した主人公は、新たな冒険が待っていることを知りながらも、のんびりとした暮らしを選ぶことに決めました。 彼は明日を信じて、異世界での新しい生活を楽しむ決意を固めました。 最初の仲間たちと共に、未知の地での平穏な冒険が繰り広げられます。 一種の童話感覚で物語は語られます。 童話小説を読む感じで一読頂けると幸いです

なんとなく歩いてたらダンジョンらしき場所に居た俺の話

TB
ファンタジー
岩崎理(いわさきおさむ)40歳バツ2派遣社員。とっても巻き込まれ体質な主人公のチーレムストーリーです。

処理中です...