改:どうやら異世界ではないらしいが、魔法やレベルがある世界になったようだ

ボケ猫

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37 優のレベルアップの時間だ!

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凛と颯がスラちゃんで盛り上がっていると、優が外へ行く準備をしていた。
じいちゃんも行くみたいだった。
「兄ちゃん、見て見て、これ! スラちゃん」
颯はうれしそうにすぐ優に報告をする。
やっぱり兄弟か。
いつも優にきつく言われていても、兄ちゃん好きなんだな。

「うわ、スライム。 テイムできたのか?」
優も即答しつつ、興味があるようだ。
「うん!」
颯は首を縦に振り、うれしそうだ。
「凛もね、ツンツンしたよ。 プニプニしていて気持ちいいよ」
凛も報告。
「マジで?」
優はそう言って、スライムに触れる。
「わぁ……気持ちいいな」
優が触っても文句は言わないんだな、颯よ。

「あ、ばあちゃん、ただいま。 こっちはもう少ししたらまた魔物が出てくるでしょ」
「そうかい……」
ばあちゃんがうなずく。

もうすぐ12時が来ようとしている。
まだ索敵には引っかかってこない。
今回は、じいちゃんには家で居てもらうことにした。
俺と優で対処する。
ばあちゃんは相変わらず心配してくれるが、レベル的には問題ないだろう。
優が苦戦するのはワーウルフだけだ。
そこで俺は優に提案してみた。

「優、今回俺は完全にサポートだけをするよ。 危なくなるまで手を出さない。 優一人で倒せるだけ倒してみな」
優が少し驚いたような顔をして、うなずく。
「・・わかった。 やってみるよ」
「それに、ワーウルフだが俺が弱らせるから、とどめをしてみたらいいんじゃないかな。 たぶん職レベルが上がるぞ」
俺のその言葉に優がニヤッとして反応。
「俺も、忍者だな」
盗賊の職レベルは7になっていたようだ。
ただ、会話の言葉を普通に聞くと凄いことを言っているよな。
止めを刺すからとか、倒してみろとか。
さながら戦国時代だ。

さて、ばあちゃんもスライムを見て興味があるようだった。
というのは、ゴミでもなんでも食べるはずだから・・と、颯と話していたからだ。
ゴミの問題が解決するな。
ほんとになんでも食べてくれるならな。

時間は12時10分過ぎ。
索敵に引っかかってきた。
ロンリーウルフ:レベル3。

優一人で大丈夫だろうか。
レベル的には何ら問題ないはずだ。
さっきも嫁とかじいちゃんを連れて倒していたみたいだし。
優はやる気満々だが、俺は考えていた。
「優・・いや、やっぱりいいや」
ついつい口から言葉が出たようだ。
「何? 途中で気持ち悪いな」
優に叱られる。
「いや、パーティ編成を変えようかと思ったが、変えない方がいいかなって思ったりもしてな」
「どういうこと?」

少し考えて俺は決断した。
「いや、やっぱり変えよう。 優は単独で動く。 そうすれば、経験値が全部一人に入るだろ」
優はなんか申し訳なさそうな顔をして言う。
「いいよ、今のままで・・みんなで上がらないと不公平だ」
いい奴だな、お前は。
「いや、お前が先に強くなってから、後でみんなが上がればいい。 1人でもレベルが高いとみんなを守りやすいだろ。 均等に上げていくと、強いのが来た時に対処できないぞ。 それに今回だけ単独にすればいいから」
俺はそういってみた。
「なるほど」と言って優も納得してくれたようだ。

俺は戦闘にはなるべく参加しない。
ワーウルフだけはダメージを与えるようにする。
そして、俺のレベルのことはとても言えない。
さて、行くか。
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