改:どうやら異世界ではないらしいが、魔法やレベルがある世界になったようだ

ボケ猫

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50 嫁が適任だな

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後は、この世界のシステムがどうして起きたのかを簡単に説明。
俺の念話も忍者のスキルということで、レベルは詮索されなかった。
・・・・・
・・・
・・
みんなショックが大きかったようだ。

信じられるはずもない。
異世界からのお客さんだからな。

颯はマイペースか。
「・・おやじさん、信じられないけど信じるよ。 だって、こんなレベルやステータス画面があるんだぜ。 異世界からの転移者がいても不思議じゃないよ」
優は適応したようだ。
嫁などは放心状態のようだ。
ばあちゃんとじいちゃんはスルーみたいだな。
当たり前か。
「ねぇねぇ、凛も魔法使いになれたから、今の方がいいよ」
凛がニコニコしながら話してくる。
可愛いな、凛。
大人たちは重い雰囲気だが、起こっていることはリアルだ。

優は、今のこのシステムは好きだと言っている。
俺もだ。
アニム王に聞いた大事なことはほとんど伝えることができただろう。
後は自分たちで処理するしかないな。

さて、俺は切り替えてじいちゃんに作ってほしい物をお願いする。
刀を収納できるもの。
さやでも何でもいい。
ただ、その鞘に付与してほしい能力がある。
鞘に入れたら、次に抜くといつでも新品のようになっているもの。
そういったイメージを込めて作ってくれないかと頼んでみた。
・・・
早速取り掛かってくれたみたいだ。
じいちゃんも普通だな。
わかっているのだろうか?
いや、わかっているはずだ。
気にしたところでどうすることもできないし。
ただ、目の前に起こっている事実に対処しているのだろう。
俺よりも大先輩だ。
そして、無理させてるな。
すまない、じいちゃん。 
でも、これからはそんな武具が必要になってくると思う。
頼みます。

俺は時間を確認する。
そろそろ魔物がリスポーンする時間だ。
優にはまたワーウルフを倒してもらおうと思う。
優はレベル10。
ただ、中学生が地域最強って・・・ダメだろ。

外へ出てみると、家の前に何人かご近所の若いお父さんやお母さんがいた。
「あ、町田さん・・・ご一緒させてもらってもいいですか?」
なるほど・・みんな同じような感じだ。
う~ん・・・邪魔だな!
俺は、優の方を見て嫁を見た。
嫁に頼もう。
「嫁さん、あの人たち頼むよ。 君がこの中ではレベルが高い方だろう。 田原さんが同じくらいじゃなかったかな? それに、ワーウルフはここらあたりでは誰も倒せないだろうし、俺が混ざると揉めるかも・・・」
俺の言葉に嫁は少し考えていた。
みんなおいしいところを狙いたいのだろうな。
初めは低姿勢だが、どうなることやら。
こんな対外的な対応は、嫁が適任だ。

嫁も少し迷っていたが、「母さん頼むよ」と優の一言で請け負っていた。
俺には厳しい嫁でも、子供の言葉には弱いようだ。
喰らわすぞ、この嫁。
心の声です、はい。

おっと、索敵にロンリーウルフが引っかかった。
俺達からみると、真正面から迫って来る個体が最右翼となる。
そこから左へ4個体。
全部で5個体の組み合わせとなっている。
嫁に場所と距離を伝えて、俺は優と駆け出した。

後で聞いたら、あまりの速さにみんな驚いていたということだ。
見えてないだろうな、多分。
補足的に嫁が教えたそうだ。
レベルが上がれば誰でもできますよと。
みんなテンションが上がったみたいだ。
ゲーム好きなんだろうな。
嫁は弓を持っていたが、学生時代アーチェリーをやっていたので、それを使っていますと答えたという。
じいちゃん制作の特殊なやつだが、それは秘密だ。

俺と優はワーウルフのみでいい。
他の魔物は嫁たちに任せよう。
忍び足スキル、忍術スキルで俺たちの行動は把握されていない。
スキルは獲得すると、職が変わろうがなくなることはないようだ。
統合されることはあるみたいだが。

一気にワーウルフの近くまで来た。
レベル10。

優と同じレベルだ。
しかし、優にはハンター特性がある。
何せ、獲物を倒すときの安定感は俺より上だろう。

ワーウルフにしてみれば、俺達2人がいきなり目の前に現れた感じだろうな。
ビクッとしていたが、俺たちを中心に円を描こうとしていた。
ワーウルフが2歩ほど移動した瞬間に優が駆け出す。
その動きを感じたのかワーウルフは体勢を低くした。
どうやら吠えようとしているらしいが、間に合わないな。

俺は安心して見ていられた。
優はワーウルフの左側に回り、そのままワーウルフの背中へ刀を突き出す。
俺なら真っ二つにしたりして、見た目は派手だがその実、無駄が多い。
ハンター特性か優の性格かわからないが、無駄がない。
確実な致命傷を与える。
一撃!!
弱点が見えると言ってたが、まさにその通りだ。
ワーウルフはそのまま静かにうずくまるように倒れる。
しばらくして蒸発、青い石が残っていた。
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