改:どうやら異世界ではないらしいが、魔法やレベルがある世界になったようだ

ボケ猫

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106 少し、友人の様子を見に行きたいと思うのだが

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いや、フレイアさん、本当にありがたいのです。
俺は本気でそう思っていた。

「フレイア・・それにミノタウロスの時に助けてくれたお礼、まだしてなかったな。 何かしてほしいこととかあるかな?」
俺は聞いてみる。
「テ、テツ、お礼なんていらないぞ。 十分もらったよ。 御父上に打ち直してもらったレイピア・・あれで十分すぎるお礼だ。 むしろ、こちらが何か差し上げたいくらいだ」
フレイアがバタバタしながら言う。
じいちゃん、ありがとう!!
俺はじいちゃんに大感謝だ。

「そうか、すまないなフレイア。 そして、ありがとう」
「い、いや、別にいいって・・」
フレイアが顔を赤らめてソワソワしていた。
そうなれば善は急げだ。
俺は京都の友人のことを思い出していた。
魔物の討伐も兼ねて訪ねてみよう。
・・・
そうだ、優も連れて行けば家の防衛力も上がるだろう。
ご近所さんとの討伐では、もうほとんど参加できないらしいからな。
俺は優に声をかけに行った。
・・・
即答だった。
当然行くそうだ。

優を連れてきて準備をした。
ばあちゃんがその様子を見ながら言った。
「テツ、あんまり無理しないように。 どんな状況になっても、身体だけは大事だから・・」
ありがとう、ばあちゃん。
「うん・・わかってるよ」
俺がそういうと、フレイアがばあちゃんに近寄って行って、おまかせくださいと力強くばあちゃんの手を握っていた。
フレイア、やけに懐いてるな。
じいちゃんが何か打ちたいような仕草をするが・・・。
!!
そうだ。
じいちゃんに、優の刀も新しく打っておいてもらおう。

じいちゃんには優専用の刀をお願いしますと、俺と同じトロールのメイスを手渡しておいた。
魔石もいくつか置いておく。
適当に選んで作ってみるそうだ。
よろしくお願いします。

俺たちは家を出て、とりあえず明石方面に向かう。
俺と優、フレイアも一緒について来てくれている。
優は何だか嬉しそうだ。
わからないでもないぞ。
討伐だけじゃなく、こんな美人と一緒だからな。
俺と優の移動はかなりの速度だと思う。
フレイアはポーン、ポーンと軽く跳ねるように移動する。
妖精のようだな。
それでも同じような速度だ。

淡路島も10分もかからずに移動。
明石大橋を通過して、速度を歩行に変えた。
辺りを索敵してみる。
・・・
オーガくらいの魔物がいるだけだ。
高いレベルの魔物は・・いないな。
やはり大阪市内の方がいいかな。
・・・
藤岡という京都の友人。
自衛隊の時の同期だ。
入隊して3年ほどで退職し、ワーキングホリデイなどで海外を回り、今は自営業をしている。
嫁さんが地方公務員だから、食べるのには困らないそうだ。
近くの海に、琴引き浜という海岸があり、鳴き砂、踏むとキュキュと音がする砂浜のある海岸が記憶に残っている。

明石大橋を渡り終えて優に言ってみた。
「優、藤岡のところへ行きながら、魔物を倒していこうと思うんだが・・それでいいかな?」
「藤岡さんのところ? 別にいいけど・・」
フレイアがいるから、どこでもいいのかもな。
「フレイアはそれで構わないか?」
「私は別に構わない。 どこでもついていくよ」
「そうか、ありがとう、フレイア」
「テ、テツ・・いちいちお礼などいらないからな!」
フレイアが慌てて返答する。
ツンデレタイプか?

ここからなら、高速道路に沿いつつ一直線で移動した方が速いだろう。
俺たちのレベルも結構あると思うし・・そう思って移動を開始。
魔物もレベル30前後を意識して移動しているが、都市部と言えないところを移動するわけで、それほど高いレベルの魔物がいない。
ほぼ無視だな。
20分ほどで現地に到着できた。

確か宮津市に住んでいたはずだが・・記憶があいまいだからな。
この辺りはあまり建物も壊れていない。
俺のところも同じような感じだ。
古い記憶を頼りに移動していた。
段々と記憶と一致する景色が現れてくる。
「あぁ、そうそう、このビジネスホテルあったよな」
俺はブツブツ言いながら、記憶を確かめていた。
・・・
!!
あった、あった。
このマンションを曲がったところにスーパーがあったと思ったが・・・。

あった!
そうそう、このスーパー・・確かユアーズだったっけ?
このスーパー、壊れてないな。
人の往来はほとんどないが、普通の生活空間の感じがする。
地方では魔物が溢れないのかな?
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