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第四章 弟と姉
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りゅうじとお母さんが産んだ、私の弟。
優雅
私はゆうがが嫌いだった。
産まれる前からずっと。
産婦人科では抱っこしなかった。
ああ。その頃はまだ、りゅうじがいたな。
私はゆうが以外の男の子なら難なく可愛がっていたけど、なんか、ゆうがのことはずっと嫌いだった。
毎日ケンカして、お母さんに怒られて、そんな感じ。
でも、最近困っているのは弟と姉である私の友達とのケンカだ。
では、例をあげよう。
(例)
〝ピーンポーン〟
「はーい!」
「真希那ちゃーん!遊ぼー!」
「いいよ!」
「おい真希那ー!」
「えっ?何?優雅」
「あそぼ」
「ダメだよ!真希那ちゃんは俺と遊ぶの!」
とか、
(例2)
「真希那ちゃん!遊ぼー!」
「いいよ!」
「優雅くんもくる?」
「はっ?行くわけないじゃん?」
「あっそ」
「何それへんなのー」
「はー?!」
「バーカ」
そんな感じからケンカが始まったり。
姉はいろいろたいへんです。
姉弟ゲンカとか。
はー。
これからもがんばろ。
でも、私もかわいそうだな。
と、思っていることはある。
それは、優雅のお父さんのことだ。
優雅のお父さんはりゅうじだが、優雅はまたまた新しく来たお父さんのことを
「パパ~!」
と呼んでいる。その人は本当のお父さんではないのに。
優雅は自分の本当のお父さんのことを覚えていないのだ。
私はそれをとてもかわいそうに思うのだ。
でも、私よりはまし。
そう思うのが本心である。
優雅
私はゆうがが嫌いだった。
産まれる前からずっと。
産婦人科では抱っこしなかった。
ああ。その頃はまだ、りゅうじがいたな。
私はゆうが以外の男の子なら難なく可愛がっていたけど、なんか、ゆうがのことはずっと嫌いだった。
毎日ケンカして、お母さんに怒られて、そんな感じ。
でも、最近困っているのは弟と姉である私の友達とのケンカだ。
では、例をあげよう。
(例)
〝ピーンポーン〟
「はーい!」
「真希那ちゃーん!遊ぼー!」
「いいよ!」
「おい真希那ー!」
「えっ?何?優雅」
「あそぼ」
「ダメだよ!真希那ちゃんは俺と遊ぶの!」
とか、
(例2)
「真希那ちゃん!遊ぼー!」
「いいよ!」
「優雅くんもくる?」
「はっ?行くわけないじゃん?」
「あっそ」
「何それへんなのー」
「はー?!」
「バーカ」
そんな感じからケンカが始まったり。
姉はいろいろたいへんです。
姉弟ゲンカとか。
はー。
これからもがんばろ。
でも、私もかわいそうだな。
と、思っていることはある。
それは、優雅のお父さんのことだ。
優雅のお父さんはりゅうじだが、優雅はまたまた新しく来たお父さんのことを
「パパ~!」
と呼んでいる。その人は本当のお父さんではないのに。
優雅は自分の本当のお父さんのことを覚えていないのだ。
私はそれをとてもかわいそうに思うのだ。
でも、私よりはまし。
そう思うのが本心である。
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