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黒猫ツバキと宝船
ツバキと「君の名は」
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エビスが説明を再開する。
「……そのような成り行きで、かつての七福神は〝福をもたらしてくれる有り難い存在〟として大人気だったのです。しかし……しかし!」
クワッと目を見開く、福の神。
「年の瀬にあの〝鮮血の悪魔〟が暗躍するようになって以降……大衆の関心は、急速にアヤツへと向けられていきました。人々はクリスマス・プレゼントのイベントにばかり夢中になり……」
エビスは、ショボンとした。
「初夢における宝船の絵の風習は廃れていってしまった……。勢力争いにおいて、某たち七福神は〝鮮血の悪魔〟に敗れ去ったのです……」
「そ、そんなことは無いじゃろ?」
アマテラスがフォローしようとする。が、エビスは反発した。
「そんなこと、あります! 人々の某たちへの祈願が減ったせいで、手元に戻ってくるはずのキックバックの福運はどんどん少なくなりました。そのため、某たちのラッキーパワーは弱まる一方。結果、大衆へ授けることが出来る幸運の量も少なくなり……。信者の減少に歯止めが掛からないという悪循環が生じてしまったのです! 遂には、七福神を嘲笑する神々まで現れる始末」
♢
以下、エビスが耳にした陰口の一例。
『だっせ~。アイツら、神が7柱も雁首揃えていながら、たった1人の爺さんに勝てないんだぜ』
『宝船に積んでいる金銀財宝も、そのグレードを下げてるって噂、知ってるか?』
『ああ。なんでも、天然ダイヤモンドを人工ダイヤモンドに置き換えたらしいな』
『こっそり、貨幣改鋳もやっているみたいだぜ。金の含有率が高かった慶長小判を、質の悪い元禄小判にしちまったそうだ』
『宝船どころか、難破船だな』
『ヒャヒャヒャヒャ』
♢
エビスが叫ぶ。
「栄光の七福神が、斯くの如き誹謗中傷に晒されてしまうとは……。これもみんなみんな、あの悪魔のせいだ!」
けれど、話を聞いた面々は……。
「噂の内容、図星っぽいの」とアマテラス。
「八つ当たりにゃん」とツバキ。
「営業努力が足りなかったのでは?」とコンデッサ。
アマテラスが、エビスを諫める。
「エビスよ。少しばかり、被害妄想が過ぎるのではないか? 妾の記憶する限り、昭和・平成・令和の御代においても、七福神信仰はまだまだ健在じゃったぞ。妾も、七福神皆々の働きを高く評価しておった。今でも勿論、そなた等のことを素晴らしい福神じゃと、妾は思っておる」
「……アマテラス様」
エビスが、潤んだ目でアマテラスを見つめる。
「なんと、優しきお言葉」
「なに、妾は日本神話の最高神じゃからな。全ての神々に万全の目を行き届かせておるのじゃよ」
「アマちゃん様、エラいにゃん」
「ご立派です」
「そうじゃろ」
「……ところで、アマテラス様。某たち七福神メンバー全員の名前を仰っていただけますか?」
「ハ?」
アマテラスが、慌てだす。
ジト目になる、エビス。
「もしや、アマテラス様……忘れておられるのでは?」
「そ、そんな訳あるまい! 当然、7柱とも、バッチリ覚えておるぞ!」
「では、各々の名を今ここで挙げてください」
「まず、そなた。恵比寿」
「ハイ」
「それから、大黒天・弁財天・毘沙門天……」
「有名どころですね」
「あとは……ウ~ン、ウ~ン……」
苦悶するアマテラス。
コンデッサとツバキは、コソコソと言葉を交わす。
「あれは、失念しているな」
「キレイさっぱり、頭の中から抜け落ちてるにゃん」
「魔女と猫、うるさいぞ! ど忘れしただけじゃ。すぐに思い出す。え~と、え~と……ホタテ貝……では無かった……ホテル住まい……でも無かった……そうじゃ! ホテイじゃ。布袋尊じゃ!」
安堵するアマテラス。しかし、エビスは追撃の手を緩めない。
「5柱目もクリアですね。残りの2柱は?」
「あと、2柱も居るのか? 数が多すぎじゃ!」
「なんせ、七福神ですから」
「む~、む~、む~」
「唸っていないで、早く返答を。アマテラス様」
「あ、妾、用事が……」
「逃がしませんよ」
「分かった! 言えば良いんじゃろ!」
「ハイ」
「……………………残りは、ジジイ2柱」
「――っ! 福禄寿と寿老人です! いくら、似たようなネーミングだからといって! いくら、七福神の中でも取りわけ影が薄いからといって! いくら、居ても居なくても誰も気付かないからといって! いくら、実質2軍メンバーだからといって! 口にしても良いことと悪いことの区別くらい、つけてください。アマテラス様!」
「全然、庇っていないニャン」
「仲間じゃなかったのか?」
「エビスよ。お主もたいがい、失礼じゃの」
♢
「それで、お主はこれからどうするつもりじゃ? エビス」
「某は鮮血の悪魔に連敗しつづけ、気落ちしたあまり、石になってしまいました。〝他の七福神メンバー〟には悪いことをしたと反省しています。しかし、石の上にも三年」
「三年じゃ無くて、数億年にゃ」
「某、悟りを開きました」
「ほぉ」
アマテラスが感心する。エビスの瞳は、澄み切っていた。
「煩悩を捨て去った某の心は、平静そのものです。憎しみは、既にありません」
「見事じゃ」
「先程も申し上げましたとおり、他の七福神メンバーを探し出し、【チーム・宝船】を再結成します。そして、鮮血の悪魔にリベンジを挑むつもりです。三択の野郎を見付け次第、ギッタンギッタンにしてやります。首を洗って待っていなさい、ロースベーコン!」
「憎悪に満ち満ちていますね」とコンデッサ。
「煩悩まみれニャン」とツバキ。
「けれど現在の世界に、サンタクロースはもはや居ないのではないか?」とアマテラス。
「いいえ! 某には分かります。七福神の宿敵は、必ずやこの世界のどこかで今も策動している。『メリー・クリスマス』などと寝言をほざきつつ、子供たちへプレゼントを渡すよう、親たちに強要しているはず。アヤツは、そういう男です」
エキサイトするエビス。
ツバキとコンデッサが、揃って嘆息する。
「サンタクロースさんが良い人で、エビちゃん様は善行の邪魔をする悪い神様にしか見えないにゃん」
「考えは変わらないようですね、エビス様。数億年も石になっていたせいで、頭脳が柔軟性を失ってしまったのでしょう。これぞ、まさしく〝石頭〟」
「頭が固いのにゃ。カッチンカッチンにゃん」
エビスは釣り竿を振り回しつつ、別れの挨拶をした。
「では、仲間を探しに行ってきます。アマテラス様、魔女殿、黒猫さん、ご機嫌よう!」
パッと居なくなる、福の神。
「……ドロンと消えてしまった。さすが、神ですね。」
「まぁ、なるようになるじゃろ。それより、喉が渇いた。お茶をくれ、コンデッサ」
「エビちゃん様。鯛は置いていって欲しかったニャン」
※続きます
「……そのような成り行きで、かつての七福神は〝福をもたらしてくれる有り難い存在〟として大人気だったのです。しかし……しかし!」
クワッと目を見開く、福の神。
「年の瀬にあの〝鮮血の悪魔〟が暗躍するようになって以降……大衆の関心は、急速にアヤツへと向けられていきました。人々はクリスマス・プレゼントのイベントにばかり夢中になり……」
エビスは、ショボンとした。
「初夢における宝船の絵の風習は廃れていってしまった……。勢力争いにおいて、某たち七福神は〝鮮血の悪魔〟に敗れ去ったのです……」
「そ、そんなことは無いじゃろ?」
アマテラスがフォローしようとする。が、エビスは反発した。
「そんなこと、あります! 人々の某たちへの祈願が減ったせいで、手元に戻ってくるはずのキックバックの福運はどんどん少なくなりました。そのため、某たちのラッキーパワーは弱まる一方。結果、大衆へ授けることが出来る幸運の量も少なくなり……。信者の減少に歯止めが掛からないという悪循環が生じてしまったのです! 遂には、七福神を嘲笑する神々まで現れる始末」
♢
以下、エビスが耳にした陰口の一例。
『だっせ~。アイツら、神が7柱も雁首揃えていながら、たった1人の爺さんに勝てないんだぜ』
『宝船に積んでいる金銀財宝も、そのグレードを下げてるって噂、知ってるか?』
『ああ。なんでも、天然ダイヤモンドを人工ダイヤモンドに置き換えたらしいな』
『こっそり、貨幣改鋳もやっているみたいだぜ。金の含有率が高かった慶長小判を、質の悪い元禄小判にしちまったそうだ』
『宝船どころか、難破船だな』
『ヒャヒャヒャヒャ』
♢
エビスが叫ぶ。
「栄光の七福神が、斯くの如き誹謗中傷に晒されてしまうとは……。これもみんなみんな、あの悪魔のせいだ!」
けれど、話を聞いた面々は……。
「噂の内容、図星っぽいの」とアマテラス。
「八つ当たりにゃん」とツバキ。
「営業努力が足りなかったのでは?」とコンデッサ。
アマテラスが、エビスを諫める。
「エビスよ。少しばかり、被害妄想が過ぎるのではないか? 妾の記憶する限り、昭和・平成・令和の御代においても、七福神信仰はまだまだ健在じゃったぞ。妾も、七福神皆々の働きを高く評価しておった。今でも勿論、そなた等のことを素晴らしい福神じゃと、妾は思っておる」
「……アマテラス様」
エビスが、潤んだ目でアマテラスを見つめる。
「なんと、優しきお言葉」
「なに、妾は日本神話の最高神じゃからな。全ての神々に万全の目を行き届かせておるのじゃよ」
「アマちゃん様、エラいにゃん」
「ご立派です」
「そうじゃろ」
「……ところで、アマテラス様。某たち七福神メンバー全員の名前を仰っていただけますか?」
「ハ?」
アマテラスが、慌てだす。
ジト目になる、エビス。
「もしや、アマテラス様……忘れておられるのでは?」
「そ、そんな訳あるまい! 当然、7柱とも、バッチリ覚えておるぞ!」
「では、各々の名を今ここで挙げてください」
「まず、そなた。恵比寿」
「ハイ」
「それから、大黒天・弁財天・毘沙門天……」
「有名どころですね」
「あとは……ウ~ン、ウ~ン……」
苦悶するアマテラス。
コンデッサとツバキは、コソコソと言葉を交わす。
「あれは、失念しているな」
「キレイさっぱり、頭の中から抜け落ちてるにゃん」
「魔女と猫、うるさいぞ! ど忘れしただけじゃ。すぐに思い出す。え~と、え~と……ホタテ貝……では無かった……ホテル住まい……でも無かった……そうじゃ! ホテイじゃ。布袋尊じゃ!」
安堵するアマテラス。しかし、エビスは追撃の手を緩めない。
「5柱目もクリアですね。残りの2柱は?」
「あと、2柱も居るのか? 数が多すぎじゃ!」
「なんせ、七福神ですから」
「む~、む~、む~」
「唸っていないで、早く返答を。アマテラス様」
「あ、妾、用事が……」
「逃がしませんよ」
「分かった! 言えば良いんじゃろ!」
「ハイ」
「……………………残りは、ジジイ2柱」
「――っ! 福禄寿と寿老人です! いくら、似たようなネーミングだからといって! いくら、七福神の中でも取りわけ影が薄いからといって! いくら、居ても居なくても誰も気付かないからといって! いくら、実質2軍メンバーだからといって! 口にしても良いことと悪いことの区別くらい、つけてください。アマテラス様!」
「全然、庇っていないニャン」
「仲間じゃなかったのか?」
「エビスよ。お主もたいがい、失礼じゃの」
♢
「それで、お主はこれからどうするつもりじゃ? エビス」
「某は鮮血の悪魔に連敗しつづけ、気落ちしたあまり、石になってしまいました。〝他の七福神メンバー〟には悪いことをしたと反省しています。しかし、石の上にも三年」
「三年じゃ無くて、数億年にゃ」
「某、悟りを開きました」
「ほぉ」
アマテラスが感心する。エビスの瞳は、澄み切っていた。
「煩悩を捨て去った某の心は、平静そのものです。憎しみは、既にありません」
「見事じゃ」
「先程も申し上げましたとおり、他の七福神メンバーを探し出し、【チーム・宝船】を再結成します。そして、鮮血の悪魔にリベンジを挑むつもりです。三択の野郎を見付け次第、ギッタンギッタンにしてやります。首を洗って待っていなさい、ロースベーコン!」
「憎悪に満ち満ちていますね」とコンデッサ。
「煩悩まみれニャン」とツバキ。
「けれど現在の世界に、サンタクロースはもはや居ないのではないか?」とアマテラス。
「いいえ! 某には分かります。七福神の宿敵は、必ずやこの世界のどこかで今も策動している。『メリー・クリスマス』などと寝言をほざきつつ、子供たちへプレゼントを渡すよう、親たちに強要しているはず。アヤツは、そういう男です」
エキサイトするエビス。
ツバキとコンデッサが、揃って嘆息する。
「サンタクロースさんが良い人で、エビちゃん様は善行の邪魔をする悪い神様にしか見えないにゃん」
「考えは変わらないようですね、エビス様。数億年も石になっていたせいで、頭脳が柔軟性を失ってしまったのでしょう。これぞ、まさしく〝石頭〟」
「頭が固いのにゃ。カッチンカッチンにゃん」
エビスは釣り竿を振り回しつつ、別れの挨拶をした。
「では、仲間を探しに行ってきます。アマテラス様、魔女殿、黒猫さん、ご機嫌よう!」
パッと居なくなる、福の神。
「……ドロンと消えてしまった。さすが、神ですね。」
「まぁ、なるようになるじゃろ。それより、喉が渇いた。お茶をくれ、コンデッサ」
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※続きます
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