異世界恋愛短編集

砂臥 環

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旦那の火遊びが大炎上した件。

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 浮気──どこからどこまでを浮気と看做みなすのか。
 それに対する判断は、国に於ける男女の地位や立場、そして階級差による認識の違いや宗教等を含む生活環境により大きく異なるだろう。

 リナ・ウィドストレームは騎士であるハインツの妻である。
 この国では王や領主に忠誠を誓い、馬を賜った者が『騎士』とされる。爵位としての『騎士』はまた別で、王に忠誠を誓った騎士の中で功績を挙げた者に与えられる一代限りの爵位だ。

 平民からでも授爵することのできる騎士という階級やその職務の特異性から、『分別ある範囲内での浮気』はあまり問題視されない傾向にあった。
『分別』というのは、『貴族女性に手を出さない』と『他所で子を作らない』『部下や同僚に手を出さない』『いたずらに金を注ぎ込まない』など。──つまり、『家庭や仕事に問題を持ち込まない限りオールオッケー』というユルいモノである。
 騎士で成り上がるには、戦地や暴徒との命のやり取りからどうしてもその後昂った身体を性欲で発散させがちだから……というのもあるが、相応に体力を必要とするせいか、騎士の妻が閨事の激しさや回数に悲鳴をあげる場合も少なくない。

『亭主元気で留守がいい』は騎士の妻あるあるの感覚であった。
『亭主元気で』は切実だが、割と『留守がいい』も切実だったりする。

 則ち、ここでいうところの『浮気』は貴族女性のように『男性と密室でふたりきりになったら云々』などではなく、物理的接触──ズバリ、行為を指す。




 騎士の妻……つまりリナの周囲としての『浮気』への嫌悪感は上記のようにユルいモノであるが、勿論された側の感覚には個人差があり、「許せない!」と思う者はいる。
 現在進行形でリナに相談をしている、アマーリエ・ゲランもそのタイプだ。

 ウィドストレーム邸とアマーリエの住むゲラン邸は、数軒の騎士の邸宅がそれぞれ独立して並ぶ区域にある。
 邸宅自体は然程大きくはないが、地価が高い王都でありながら敷地はそれなりに広い。賜った馬を管理できる程度の小さな厩舎と庭を備えているのが特徴だ。

 アマーリエは夫の浮気を知り、数人の仲良くしている騎士の妻の中でも真っ先に、慕っているリナのところへ向かった。
 元騎士であるリナは通常通りに男服に身を包み、アマーリエを快く迎え入れる。
 リナは自ら割った薪を暖炉にくべているので、物理的に部屋も温かい。

 温かいリビングで温かいお茶をいただきながら、アマーリエは滔々と夫の浮気について語る。残念なことに、証拠は揃っているようだ。

 やがてアマーリエは庇護欲をそそる系の愛らしい顔を悋気に歪ませ、涙を滝のように流しながらリナに訴えた。

「『俺の全ては君に捧げる!』とか散々宣っていたのにこれでしゅびょぉおぉぉ!!!」

 蛇足だが、別に彼女は語尾の癖が強い女ではない。泣きながら訴えているだけである。

「全く許し難いな! 離婚するか?! アマーリエは可愛いから相手はいくらでもいるだろう!」
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁん!!」

 リナ・ウィドストレーム……旧姓リナ・パルムグレーンは辺境伯の娘。騎士や軍人に塗れ塗れて育ったリナは、残念なことにまごうかたなき脳筋であった。

「泣くんじゃない、アマーリエ」
「まだ気持ちはあるんでゅふ~!」

『何故コイツに相談した』と言わざるを得ないが、男装の麗人であり竹を割ったような性格のリナは、アマーリエをはじめとする女性に大人気なのだから仕方ない。
 辺境伯という実家の権力ムーブだけでなく、物理的にも非常に強い。まごうかたなき脳筋である。(※二回目)

「はっはっはっ、慰謝料請求なら任せろ! 気持ちも無くなるくらいにガッツリ……ケツの毛ひとつ残らずむしりとってやる!!」
「ああっ?! なんか話が進んでいるわ!」

 元令嬢とは思えない比喩表現で、どこぞの弁護士事務所的な発言を自信満々に言った、その時であった。

「アマーリエ!! 別れるなんて言わないでくれ────!!!!」

 スライディング土下座で入ってきたのは、アマーリエの夫、ランベール・ゲラン。
 つい最近姓と騎士爵を賜ったばかりで調子に乗ったが故の犯行うわき

「ランベール……」

 夫への気持ちがあるだけに、情けない姿を見せてまでの謝罪にアマーリエはすぐに許してしまいそうになった。しかし──

「まずは土下座謝罪から……ふむ、なかなかいい覚悟だ。 だがコレで許してはいかんぞアマーリエ!!」
「「ええ?!」」
「謝って許されるのは、子供くらいのものだ!」

 当の本人お構い無しに立ちはだかるリナ。
 これにはアマーリエもビックリしたものの、自身の傷付いた心を考えると……確かに簡単に絆されてはいかん案件。
 謝ってすぐ許したら、どうせまたすぐやる。
 離婚する気はないけれど、一矢報いたい。

「そ……そうね! そんな土下座如きで許されると思ったら大間違いよ!!」
「そんな!? ……アマーリエ、愛してるんだ!!」

 ランベールはその後も「君の顔を見れないなんて、死んだも同然だ!」「許してくれなくていいから俺の傍にいてくれ!」等の言葉を『愛している』を間に挟みながら吐き続けた。
 流石にこれには心が動かざるを得ない。

「ランベー……」
「貴様の気持ちはわかった。 だが具体的になにをしてくれる?」
「「えっ」」
「アマーリエ、絆されてはいかんと言っただろう。 言葉だけではなんとでも言える。 いいか、ゲラン卿? 貴様は信頼を失った! そんな貴様の言などゴミカスに等しい! 誠意とはかたちにしてこそだ!!」
「ぐっ……!」

 愛の言葉をゴミカス呼ばわりされたランベールは喉を詰まらせたが、少し悩んだ後こう言った。

「アマーリエ、君の欲しがっていたあのネックレス……プレゼントするよ。 あと旅行にも行こう。 君の行きたがっていた湖の綺麗な……」
「──それ、私じゃないわ」
「「え?」」

 とんだ薮蛇だった。
 ランベールは自ら己の言がゴミカスであることを証明してしまったのだ。

「……どっちがだ?」
「どっちもです」

 もう既に、アマーリエは泣いていなかった。
 ただ冷たい視線でランベールを睥睨したあと、「あ~あ~……」と零すリナに笑顔を向ける。
 それは非常に美しく、恐ろしい笑顔だった。


 元々イケメンであるランベールは女遊びが激しかったものの、アマーリエと出会ってからは必死で彼女を口説きに口説いてとうとう結婚まで漕ぎ着けた。
 しかし爵位を賜り生活も順風満帆になったことで、彼の悪い虫は再び蠢き出していたのである。

 アマーリエの知った浮気は、氷山の一角に過ぎなかったと判明。


「リナ様、離婚へのお力添えよろしくお願いします」
「残念だったなゲラン卿……口は災いの元とはよく言ったモノだ」
「アマーリエェェ!!!! 違っ……愛しているのは君だけなんだぁぁぁぁぁ!!」
「……ほう、聞き捨てならんな。 則ち他の女性を弄んだ……そういうことかね?」
「いえっ! そんな!! 互いに楽しんだだけで、後腐れなどコレっぽっちも!」
「「ギルティ」」

「アマーリエェェエエ工!!!!」

 ランベールの叫びが響き渡る中、家主であるハインツが帰ってきた。

「……なんですか? 騒々しい……」
「ハインツ! 奥方をなんとかしてくれ!」

 ハインツの足に縋るランベール。

 ランベールとハインツは同期。
 ハインツは貴族の三男でランベールは平民からの成り上がりではあるものの、同い年で仕官し切磋琢磨し合って授爵を果たしたふたりの仲は良い。

 だが五歳年上の脳筋リナはその当時ふたりの上官であったため、頭が上がらないのだ。

 ハインツはどれだけ妻が恐ろしいか知っている。しかし、もう結婚してから数年経った今、迂闊にもそれに対する危機感が薄れていた。

「いや~、だから言ったじゃないか……結婚したんだから、程々にしとかないと痛い目みるよって」
「む? ハインツ、聞き捨てならんな……」
「え」

 そして、飛び火した。

「『程々』……だと?」
「え? ぼぼ僕は浮気なんかしてませんよ?!」
「だが、ランベールの不貞を知って隠していたな……?」
「「ひっ!」」

『ランベール』……そう呼んだリナは既にハインツ・ウィドストレームの奥方でありながら、奥方でなし。
 それはパルムグレーン辺境伯の娘であり、卓越した剣技と威厳を誇るリナ卿──かつて王都周辺警備隊である王国騎士団第七部隊隊長であった、ふたりの雄々しき上官の姿であった。

「ふたりともそこに直れ!」
「「ハイッ!!」」
「いいか貴様ら。 一個小隊とは則ち家族と同義。 円滑な任務の遂行に必要なのはなんだ? ランベール」
「はっ! 隊員同士の信用と信頼です!!」
「ハインツ! 具体的に!」
「はっ! 報告、連絡、相談……報連相(ホウレンソウ)です!」
「ほほう……」

 ふたりともハキハキ喋ってはいるが、顔面は蒼白である。
 それもその筈、今ふたりが口にしたのは自らのやらかした失態、まさにそれ。大事だったことへの再認識として、自ら口にさせられているのだ。

「一個小隊とは家族と同義……つまり、家族もまた一個小隊と同義。 そう言えないかな? どうだね、ランベール」
「は……」

(──無茶苦茶な理屈だ……)

 そう思えども、言えない。
 たとえ待っているのが、それに相当する懲罰だとしても。

「ハインツ貴様、私になんと言ったか覚えているか?」
「なななななんでありましょうか!」
「おや、忘れたのか? 『守秘義務に該当しない限り、なんでも話す』……そう言ったのを」
「すみませんでした!!!!」

 ハインツは土下座した。
 それは流れるような美しい土下座であった。




 そしてハインツは知る限りのランベールの女関係を暴露した。そりゃあもう、洗いざらい。

 ランベールは「ただの『火遊び』」などとうそぶいていたらしいが、遊びが故に自慢し飛んだ火の粉は既に燃え上がっており、遊びじゃ片付けられないレベルに達している。

「アマーリエ、どうする?」
「離婚します」
「待って! アマーリエ!! ほんっとうに! 絶対ッ! 二度とこんなことしないからァァァァ!!!!」
「……発覚しなければ、ずっと続けてたんでしょ? もういいわ」
「ご、ごめん……それは……でも、愛してるんだ!!」

 その後もずっとランベールは謝罪し、愛を叫び、許しを乞うたものの、アマーリエはもう彼に視線を向けもしなかった。

「アマーリエ……ッ!」
「見苦しい!」
「ふぐっ!」

 リナは這いつくばり妻へ縋るランベールの頭を踏みつけると、出て行こうとしたアマーリエを呼び止めた。

「アマーリエ、何処へ行く?」
「リナ様……」

 アマーリエは悲痛な顔で笑顔を作ると、「家へ戻って荷物を纏める」と言う。

「君が出て行く必要はない」
「ですが、そういう訳には……」

 離婚する気になったからと言って、培った情や思い出が急に消えるわけでもない。
 アマーリエにとって、旦那ランベールが戻ってくる家にいるのが耐え難いのはリナも理解できた。

 一個小隊とは家族と同義……つまり、家族もまた一個小隊と同義。
 ならばリナにとって、アマーリエは妹である。

 リナは可愛い妹のために一肌脱ぐべきだと考えた。しかし奥ゆかしいアマーリエは、こんな時でも『旦那ランベールを家から追い出す』という選択をしないらしい。
 今も懲罰タイムすらまだ始まっていないのに帰ろうとするくらいだ。きっとケツの毛も残らない程の慰謝料も求めないのではないか、と思う。

「ふむ……──よし、ならば」

 そしてリナはとんでもない行動に出た。

「えっ?」
「あっ……?」
「ちょっ……!?」

 暖炉の火を焚べるための乾燥したたきぎを一本手に取り、火をそちらに移すと

 カーテンに火をつけ出したのである。

「なにをしてんですかァァァ!?!?」
「おっと」
「ほぶッ」

 当然慌てて消しにかかろうとしたハインツの腹に一撃食らわすと、リナは戸棚からわざとアルコール度数の高い酒を取り出し、燃えだしたカーテンに瓶ごと投げ付けた。
 ついでに部屋の隅にたいまつと化した薪をポイッと捨てる。

「さ、出るぞアマーリエ」
「えっええぇぇ?!」

 勢いを増す炎を尻目に、呆然とするアマーリエの背中を押し飄々と出て行くリナ。

「あっ! アマーリエ!」 
「……クソっ火が!! ランベール!! 水! 早く!!」
「くっ、わ、わかった!!」

 すぐにアマーリエを追いかけたいが、流石にこの状態を無視する訳にはいかず、ランベールは汲み置きの水があるキッチンへと走る。

 空気も乾燥しており、火のまわりが早い。
 リナはオロオロしているアマーリエを近くで待たせ、取るものだけを素早く取ると馬を連れてさっさと移動を開始した。

 行先は、ゲラン邸である。

「アマーリエ、ウィドストレーム邸が直るまで世話になるぞ!」
「えっ? ですが」
「家主がいないと困る。 安心しろ、男共はウィドストレーム邸を直す責務が発生したので当分帰らん」

 リナの狙いはこれ。
 幸い敷地は広く、空気は乾燥しているが無風。庭には井戸もある。最悪全焼はしても、広がることはないと見て火を放ったのだ。

「リナ様……私のために火を?」
「はっはっは! 『火遊び』には『火遊び』で返すのみ!!」

 もともと物品には頓着も執着もしない方なので、いくつかの銀行手形など財産に関わるモノだけを持てば良い。
 銀行手形と馬を連れて、リナはアマーリエと共にゲラン邸へと向かった。

 つまり、今ウィドストレームの財産は全てリナが握っている。
 そしてゲラン邸に篭れば、ゲランの財産もほぼ同義。邸宅に入ろうとも、そこにはリナが立ちはだかるのである。
 最早、差し押さえと言っていいだろう。

「さあ、時間はまだまだある! これからのアマーリエの人生に乾杯といこうではないか!」
「まあ……リナ様ったら」




 ──結果、ウィドストレーム邸は炎上し半壊した。

 ハインツは小遣い制であり、ランベールは生活費と貯蓄を分けていた。貯蓄の方の口座から遊ぶ金を都度引き出していたようだが、どちらの手形も家にあるのでもうどうしようもない。
 幸い簞笥預金が無事であったため、ハインツとランベールの生活は当面放置することにした。

 リナはランベールが無断で入れないよう即錠前屋を呼んでゲラン邸の鍵を取り換えた。
 無論、家主アマーリエの許可を得て。

 そんなわけで、ランベールとハインツは今、ウィドストレームの敷地内で邸宅を修繕しつつ野営している。
 財産を押さえられているため、修繕費が出ないのだ。

「アマーリエ! 愛してる!!」
「リナ! もう戻って来て!!」

 毎日のように庭先にやってくるふたりを、リナとアマーリエは暖かい部屋で晩酌やお茶を楽しみながら眺める。

「……でも、ハインツ様は可哀想ですね」
「アマーリエは優しいなぁ……全く可哀想ではないぞ? ひとりが重大な責務に叛く行為をしたとき、もうひとりが諌めるのは当然。 諌めきらないなら上官への報告は必須だ。 しかもヤツは私との約束を違えた。 万死に価する!」

 リナは脳筋な元騎士ではあるが、そもそも由緒正しい辺境伯家の元ご令嬢。
 やんごとなきお姫様であった彼女の貞操観念は非常に高く、いくら性に奔放な旦那を許す傾向の強い騎士の妻となっても、個人の感覚であるそれは変わらない。

『結婚などしない』と言っていたリナを口説きに口説き落としたのが、ハインツだった。

 貞操観念がアマーリエよりも遥かに高いリナは、実のところ滅茶苦茶怒っていた。
 ランベールの浮気もそうだが、約束を違えたハインツに。

 ランベールがそうであったように、日々馴れ合いの中で人は慢心する。

「こういうことを言ってはアマーリエに申し訳ないが、これもいい機会……好機逸すべからず、といったところだな。 さて、アマーリエ。 君は今どんな感じだね?」
「そうですね……」

 アマーリエは結局のところ、やっぱりランベールが好きだ。

 そしてランベールも、こんな風になっても謝罪と愛の言葉を繰り返すだけで、罵倒どころか文句のひとつも口にしない。
 気持ちの上では既に絆されていた。だが──

「……今、とっても楽しいです♪」

 生憎今度はすぐ許すつもりはない。

 単純に許したらまたすぐ調子に乗るから、というのもあるが、アマーリエは夫のみっともなく必死な懇願と求愛の姿が、酒や茶を美味くすると知ってしまった。
 当面は楽しみたいと思う。

 それに『保険は大事だな』と思った。

「とりあえず、貯蓄分の手形は私の名義に移しておきました! ……そうだ、旅行に行くのもいいですね、どうですか? リナ様」
「いいな! 久しぶりにドレスアップでもするか!」
「えっ、じゃあ色違いでお揃いのドレスにしましょうよ~♡」

 楽しそうでなにより。




 この騎士が多く居住する地域でのウィドストレーム邸炎上事件は『旦那の火遊びが飛び火し、物理的に炎上した事件』として、多くの騎士を震え上がらせた。
 これがきっかけとなり、騎士の不貞行為への認識や結婚に対する意識などが緩やかに変わっていくのだが……脳筋のリナにとってはどうでもいいことである。


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