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前編
5.互いの同意はしっかりと確認すべき
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目を開けると見慣れた部屋が広がっていて、レーネは何度か瞬きをくり返した。何だっけと悩んでいるうちに、徐々に寝入る前のことを思い出す。
ティノールト・ヴァリエに運ばれたのだ。訓練場から、おそらく部屋というかベッドまで。お姫様抱っこで。
レーネは付き添ってほしいと言っただけで、まさかそんなことをされるとは思ってもみなかった。けれど抱っこされてからは抜群の安定感とティノールト・ヴァリエの温かさにあっさり陥落し、途中で眠りに落ちてしまったのだ。目の前の風景が見慣れたものなのは、いつものベッドにティノールト・ヴァリエが寝かせてくれたからだろう。
いい年したおじさんがここまで世話をされているというのはどうなんだ。しっかりしたほうと言えない自覚はあるが、疲れて抱っこしてもらってそのまま眠るなんて、赤ちゃんか。
気をつけないと、と体を起こして、つけてあったランプの灯りを頼りに靴を履く。これだけ暗くなっているなら、夕飯を食べ損ねたかもしれない。ランプをつけておいてくれたということは、暗くなるまでレーネが起きないだろうとティノールト・ヴァリエも判断したのだろうが、彼はどこに行ったのだろう。二段ベッドの上側には姿がないし、ランプで薄暗い中でも部屋にいないことはわかる。
それとも食堂だろうかと首を傾げ、レーネは水音を聞きとがめた。
通常、シャワーを浴びたければ大浴場に行かなければならないのだが、小隊長以上の役職にあるもの、そして特例として筆頭魔術師の地位にあるものの部屋には、個別に浴室がついている。大浴場が開いている時間に仕事が詰まっているかもしれないという配慮だが、そこまで忙しくしている人間はたいてい、風呂にも入らずに寝てしまいがちだ。
レーネは一応身綺麗にするようにはしているが、風呂ではなく魔法で済ませてしまっているので、浴室は持ち腐れに等しい。
その、しばらく水など通っていない浴室のほうから水音がする。ティノールト・ヴァリエだろうか。好きに使っていいとは伝えてあるが、真面目に大浴場に向かっていたから、今日だけ急に使うということはない、と思う。けれど他の人間を部屋に招き入れて、浴室を使わせるなどということもしないだろう。
訝しみつつ浴室に向かい、マナーとして脱衣所の扉をノックする。
「ヴァリエくん?」
かしゃん、と硬いもの同士がぶつかる音がした。返事はないが、らちが明かないと判断して扉を開ける。ただ、上のほうにあるはずのティノールト・ヴァリエの顔が下にあって、レーネはゆっくりと視線を下ろしていった。
「……ヴァリエくん?」
「……レーネ、さん」
洗面台に、小瓶と錠剤が散らばっている。先ほどの硬い音はこれだろう。ティノールト・ヴァリエは、洗面台の縁を掴んでいるものの床に座り込んでしまっている状態だ。レーネが声をかけるまでは何とか立っていたが、いよいよ耐えきれなくなって床に落ちた、といったところだろうか。
ケアをしないまま眠りこけてしまったレーネが本当にいけない。これは非常によくない。
「それ、安定剤だよね」
ティノールト・ヴァリエの肩が跳ねた。まずい、さらに不安にさせた。慎重に言葉を選ばなければ。
自分もそっと屈んでから近づいて、床に落ちているほうの手に触れる。拒絶はない。両手で包んで、安心させるように柔らかく撫でてやる。
「君がSubなの、僕は知ってる。君がここに来てから、一回もPlayしてないのも」
こちらに視線が注がれているのを感じて、レーネも顔を上げた。空色の瞳が揺れていて、不安や疲労感、怯え、憔悴が見てとれる。ここまで我慢させる前に、もっと早く味方になってやるべきだった。急いでケアしてやらなければいけないが、怖がらせるのは不本意だ。無理やり従わせたいわけでもないし、無理をさせたいわけでもない。
ただ、助けられるものなら助けたい。
「ヴァリエくん、僕とPlayしないかい。君さえ嫌じゃなければ」
ティノールト・ヴァリエの手を握ったまま、視線を合わせて尋ねる。
「……俺が、選ぶんですか……?」
「お互いの同意の上でするものだから。君が嫌なら、あまり勧めたくはないけど頓服薬をもらってくるよ」
Subは精神的な不安に陥りやすい。それはSubの性質として備わったもので、それだけ繊細なのがSubというダイナミクスなのだとレーネは理解している。彼らをか弱いものと扱うつもりはないが、Domのレーネにはわからない辛さが彼らにはあるのだと思う。
信頼するDomと定期的にPlayができていれば、彼らも発作を起こすことなく普段通りの生活を送れるのだが、誰もが相性のいいDomと巡り合えるわけではないし、お互いの都合がつかないときもある。それで日常生活に支障を来さないために、Subのための安定剤が開発され、今では簡単に手に入るようにはなっている。
ただし安定剤を飲んでいるだけでは、いつか限界が来てひどい発作を起こしてしまう。そういうときのための頓服もあるのだが、そうなる前にDomとPlayをして積もり積もったものを解消するほうがいいと言われている。頓服薬にはもちろん副作用があって、次の発作がどんどん重くなってしまうのだ。あまり頼っていると、Dropして自ら生を手放す危険性すらある。
「嫌なものは嫌って言ってくれて構わない。僕は申し出ているだけであって、Commandで強いるつもりはない」
GlareもCommandも、ティノールト・ヴァリエの同意がなければ使う気はない。緊急避難的に使うことはあったとしても、彼とは一時しのぎではなく確かな信頼関係を築く必要があるから、軽々しく使いたくない。
じっと待っていたレーネの手の中で、ティノールト・ヴァリエの手に少しだけ力が入った。
「……Play、してください……」
「……よかった。お願い聞いてくれてありがとう、ヴァリエくん」
手を伸ばして頭を撫でると、少しだけティノールト・ヴァリエの表情が緩んだ。すんでのところで拾えたくらいだろうか。とにかく、間に合ってよかった。
「先にセーフワードを決めておこう。何か提案はある?」
何となく、さっきからいちいち驚かれている気がする。レーネにとってSubの気持ちを尊重しつつ決めていくのは当然のことなのだが、彼は今までDomからそういう扱いを受けてこなかったのかもしれない。
「……俺が、決めるんですか」
「僕を止めるための言葉だから。お前が決めろって言われたら、考えるよ」
ゆっくりと瞬きしてからレーネを見つめ、空いているティノールト・ヴァリエの手がレーネの髪に伸びてくる。ぐしゃぐしゃにかき混ぜてきたオルランドとは違って、ゆっくりと撫でつけるような動きだ。
「なら……レモン」
「レモン?」
「レーネさんの髪は……ミルクティーみたい、なので……レモンティーって思って……いけませんか」
少し不安そうなティノールト・ヴァリエに、首を横に振って否定する。うっかり口にしてしまうような言葉でなければ、セーフワードは何でもいい。
「わかった。君にレモンって言われたら、僕は止まる。怖かったり痛かったりして嫌だったら、すぐに言っていい」
「……はい」
だいぶティノールト・ヴァリエの不安が和らいできている、と思う。今度はレーネがティノールト・ヴァリエを撫でて、彼を驚かさないようにゆっくり立ち上がった。ティノールト・ヴァリエが立ち上がる様子はない。まだCommandは使っていないが、Domであるレーネの言葉を待っているのかもしれない。
レーネが握っていたはずの手を、いつのまにかティノールト・ヴァリエにぎゅっと掴まれている。
「始めるね。 Stand up」
「はい」
嬉しそうに答えて立ち上がったティノールト・ヴァリエのほうが、やはりレーネより背が高い。ただ、見下ろされているはずなのにじっと信頼の視線を向けてくるのがかわいらしくて、レーネはPlayのためだけではなく笑みを浮かべた。
「 Good boy、ヴァリエくん。 Come、向こうでPlayしよう」
「はい」
脱衣所はさすがに、Playにふさわしい場所ではないだろうから。
ティノールト・ヴァリエに運ばれたのだ。訓練場から、おそらく部屋というかベッドまで。お姫様抱っこで。
レーネは付き添ってほしいと言っただけで、まさかそんなことをされるとは思ってもみなかった。けれど抱っこされてからは抜群の安定感とティノールト・ヴァリエの温かさにあっさり陥落し、途中で眠りに落ちてしまったのだ。目の前の風景が見慣れたものなのは、いつものベッドにティノールト・ヴァリエが寝かせてくれたからだろう。
いい年したおじさんがここまで世話をされているというのはどうなんだ。しっかりしたほうと言えない自覚はあるが、疲れて抱っこしてもらってそのまま眠るなんて、赤ちゃんか。
気をつけないと、と体を起こして、つけてあったランプの灯りを頼りに靴を履く。これだけ暗くなっているなら、夕飯を食べ損ねたかもしれない。ランプをつけておいてくれたということは、暗くなるまでレーネが起きないだろうとティノールト・ヴァリエも判断したのだろうが、彼はどこに行ったのだろう。二段ベッドの上側には姿がないし、ランプで薄暗い中でも部屋にいないことはわかる。
それとも食堂だろうかと首を傾げ、レーネは水音を聞きとがめた。
通常、シャワーを浴びたければ大浴場に行かなければならないのだが、小隊長以上の役職にあるもの、そして特例として筆頭魔術師の地位にあるものの部屋には、個別に浴室がついている。大浴場が開いている時間に仕事が詰まっているかもしれないという配慮だが、そこまで忙しくしている人間はたいてい、風呂にも入らずに寝てしまいがちだ。
レーネは一応身綺麗にするようにはしているが、風呂ではなく魔法で済ませてしまっているので、浴室は持ち腐れに等しい。
その、しばらく水など通っていない浴室のほうから水音がする。ティノールト・ヴァリエだろうか。好きに使っていいとは伝えてあるが、真面目に大浴場に向かっていたから、今日だけ急に使うということはない、と思う。けれど他の人間を部屋に招き入れて、浴室を使わせるなどということもしないだろう。
訝しみつつ浴室に向かい、マナーとして脱衣所の扉をノックする。
「ヴァリエくん?」
かしゃん、と硬いもの同士がぶつかる音がした。返事はないが、らちが明かないと判断して扉を開ける。ただ、上のほうにあるはずのティノールト・ヴァリエの顔が下にあって、レーネはゆっくりと視線を下ろしていった。
「……ヴァリエくん?」
「……レーネ、さん」
洗面台に、小瓶と錠剤が散らばっている。先ほどの硬い音はこれだろう。ティノールト・ヴァリエは、洗面台の縁を掴んでいるものの床に座り込んでしまっている状態だ。レーネが声をかけるまでは何とか立っていたが、いよいよ耐えきれなくなって床に落ちた、といったところだろうか。
ケアをしないまま眠りこけてしまったレーネが本当にいけない。これは非常によくない。
「それ、安定剤だよね」
ティノールト・ヴァリエの肩が跳ねた。まずい、さらに不安にさせた。慎重に言葉を選ばなければ。
自分もそっと屈んでから近づいて、床に落ちているほうの手に触れる。拒絶はない。両手で包んで、安心させるように柔らかく撫でてやる。
「君がSubなの、僕は知ってる。君がここに来てから、一回もPlayしてないのも」
こちらに視線が注がれているのを感じて、レーネも顔を上げた。空色の瞳が揺れていて、不安や疲労感、怯え、憔悴が見てとれる。ここまで我慢させる前に、もっと早く味方になってやるべきだった。急いでケアしてやらなければいけないが、怖がらせるのは不本意だ。無理やり従わせたいわけでもないし、無理をさせたいわけでもない。
ただ、助けられるものなら助けたい。
「ヴァリエくん、僕とPlayしないかい。君さえ嫌じゃなければ」
ティノールト・ヴァリエの手を握ったまま、視線を合わせて尋ねる。
「……俺が、選ぶんですか……?」
「お互いの同意の上でするものだから。君が嫌なら、あまり勧めたくはないけど頓服薬をもらってくるよ」
Subは精神的な不安に陥りやすい。それはSubの性質として備わったもので、それだけ繊細なのがSubというダイナミクスなのだとレーネは理解している。彼らをか弱いものと扱うつもりはないが、Domのレーネにはわからない辛さが彼らにはあるのだと思う。
信頼するDomと定期的にPlayができていれば、彼らも発作を起こすことなく普段通りの生活を送れるのだが、誰もが相性のいいDomと巡り合えるわけではないし、お互いの都合がつかないときもある。それで日常生活に支障を来さないために、Subのための安定剤が開発され、今では簡単に手に入るようにはなっている。
ただし安定剤を飲んでいるだけでは、いつか限界が来てひどい発作を起こしてしまう。そういうときのための頓服もあるのだが、そうなる前にDomとPlayをして積もり積もったものを解消するほうがいいと言われている。頓服薬にはもちろん副作用があって、次の発作がどんどん重くなってしまうのだ。あまり頼っていると、Dropして自ら生を手放す危険性すらある。
「嫌なものは嫌って言ってくれて構わない。僕は申し出ているだけであって、Commandで強いるつもりはない」
GlareもCommandも、ティノールト・ヴァリエの同意がなければ使う気はない。緊急避難的に使うことはあったとしても、彼とは一時しのぎではなく確かな信頼関係を築く必要があるから、軽々しく使いたくない。
じっと待っていたレーネの手の中で、ティノールト・ヴァリエの手に少しだけ力が入った。
「……Play、してください……」
「……よかった。お願い聞いてくれてありがとう、ヴァリエくん」
手を伸ばして頭を撫でると、少しだけティノールト・ヴァリエの表情が緩んだ。すんでのところで拾えたくらいだろうか。とにかく、間に合ってよかった。
「先にセーフワードを決めておこう。何か提案はある?」
何となく、さっきからいちいち驚かれている気がする。レーネにとってSubの気持ちを尊重しつつ決めていくのは当然のことなのだが、彼は今までDomからそういう扱いを受けてこなかったのかもしれない。
「……俺が、決めるんですか」
「僕を止めるための言葉だから。お前が決めろって言われたら、考えるよ」
ゆっくりと瞬きしてからレーネを見つめ、空いているティノールト・ヴァリエの手がレーネの髪に伸びてくる。ぐしゃぐしゃにかき混ぜてきたオルランドとは違って、ゆっくりと撫でつけるような動きだ。
「なら……レモン」
「レモン?」
「レーネさんの髪は……ミルクティーみたい、なので……レモンティーって思って……いけませんか」
少し不安そうなティノールト・ヴァリエに、首を横に振って否定する。うっかり口にしてしまうような言葉でなければ、セーフワードは何でもいい。
「わかった。君にレモンって言われたら、僕は止まる。怖かったり痛かったりして嫌だったら、すぐに言っていい」
「……はい」
だいぶティノールト・ヴァリエの不安が和らいできている、と思う。今度はレーネがティノールト・ヴァリエを撫でて、彼を驚かさないようにゆっくり立ち上がった。ティノールト・ヴァリエが立ち上がる様子はない。まだCommandは使っていないが、Domであるレーネの言葉を待っているのかもしれない。
レーネが握っていたはずの手を、いつのまにかティノールト・ヴァリエにぎゅっと掴まれている。
「始めるね。 Stand up」
「はい」
嬉しそうに答えて立ち上がったティノールト・ヴァリエのほうが、やはりレーネより背が高い。ただ、見下ろされているはずなのにじっと信頼の視線を向けてくるのがかわいらしくて、レーネはPlayのためだけではなく笑みを浮かべた。
「 Good boy、ヴァリエくん。 Come、向こうでPlayしよう」
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脱衣所はさすがに、Playにふさわしい場所ではないだろうから。
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