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荷物
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俺は今日もベッドへもぐり込み翔の帰りを待っていた
(明日は俺の荷物が届く 今日はちゃんと翔にお願いしておかないと・・・)
俺は今か今かと翔を待っていた
(あっ翔が帰って来た)
俺は翔が部屋へと入って来るタイミングで起き上がった
「弘樹」
「翔お帰り・・・」
翔は真っ直ぐ俺のベッドの所へと座った
「弘樹今日も待っててくれたのか?」
「うん 明日俺の荷物が届くでしょう」
「あぁ~9時に弘樹のアパートで作業開始だ」
「明日からは俺・・・」
俺の言葉をさえぎる様に翔はくちびるを重ねた
俺は翔の背中に腕を回し 翔の舌が気持ち良く俺の舌を絡ませていた
翔はゆっくりと俺から離れた
「弘樹 明日弘樹の部屋は段ボールでいっぱいになってる でもベッドですぐに寝られる様にはしておく やっぱり自分のベッドの方がいいだろう」
「ありがとう翔 俺の目覚ましで翔を起こしてしまうんじゃないかっていつも・・・」
「そうか でもそんな心配はいらなかったよ」
「大丈夫だったの?」
「あぁ~でも弘樹は気をつかってたんだなぁ~」
そう言って翔はまた俺にキスをした
「弘樹もう寝た方がいい」
「うん翔おやすみ」
俺はベッドへともぐり込んだ
俺の目覚ましが鳴ると 翔のベッドの方からも音が聞こえてきた
(えっうそ もう翔は起きるの?)
翔はもぞもぞとスマホを止め 起き上がり長い髪の毛が翔の顔を隠していた
俺は広いベッドをゆっくりと進み翔へと近づいた
「翔おはよう 俺のセイで早起きさせてごめんね」
翔は長い髪の毛をかきあげながら顔を上げた
「弘樹がキスをしてくれたら元気出るかも・・・」
そう言って翔は目をつぶって俺の方へと顔を向けていた
(えっどうしよう・・・ だって俺キスなんてまだ数えられるくらいしかしてないし 俺からって無茶だよ・・・)
俺は翔のキレイ顔をながめ 翔の肩に手を置きゆっくりと翔に顔を近づけた
すると翔は俺を抱きしめ翔の舌が俺の舌を絡ませていた
(俺からって言ったのに これ以上続けてたら会社へ行かれなくなる・・・)
そう思った時翔の長いキスは終わり 翔はゆっくりと俺から離れた
「弘樹続きは金曜日にたっぷりな・・・」
そう言って翔は俺の顔を両手で包み込んでいた
翔の手が俺の顔から離れても 俺はその場から動けずに居た
(弘樹には少し刺激が強かったかぁ~)
(どうしよう力が入らない・・・)
「弘樹そろそろ支度した方がいい それとももう一度キスした方がいいかぁ~?」
俺はそう言って弘樹の肩に手を置いた
「あっうんだっ大丈夫」
俺はやっと動く事が出来た
(俺が翔にキスしようとしたら もう翔の舌が俺の舌を絡ませてた・・・ もう一度ってそれこそ会社に行かれなくなるじゃん 金曜日ってたっぷりって・・・)
俺は首を振り翔の言った言葉を考えない様に 支度をすませカバンを持って翔の部屋へ
翔はクローゼットを開け着替えをしていた
「あっ翔ごめん・・・」
翔は乱れた洋服のまま俺の前へ 翔の肌が見え隠れして 俺は目のやり場に困り違う方を向いていた
「弘樹ネクタイが曲がってる」
そう言って翔は俺のネクタイを直してくれた
「翔ありがとう 今日はよろしくお願いします」
「あぁ~大丈夫だ相手はプロだからなぁ~」
「行ってきます」
「いってらっしゃい弘樹」
そう言って翔は俺に軽くキスをした
玄関には翔の鍵と俺の鍵と俺のアパートの鍵が置いてあった
(あのアパート・・・ 就職してからずっとお世話になった こんな形であのアパートを出る事になるとは・・・)
俺はそう思いながら会社へと急いだ
俺は朝ご飯をすませ 弘樹のアパートの鍵を持ちマンションを出た
俺は大家さんの家の方へと車を停め 大家さんの家へと挨拶に行った
チャイムを鳴らすとすぐに大家さんが出て来た
「あぁ~竹本さんの家の・・・」
「はい これから荷物を運び出します」
「では全部荷物がなくなったらまた来て下さい」
「わかりました 今日はよろしくお願いします」
「はいよろしくね」
そう言って大家さんは玄関を閉めた
俺が振り返ると引っ越し業者の車が止まっていた
俺は部屋を案内するとテキパキと作業が行われた
段ボールが次々と積み上がり ベッドと冷蔵庫スチールラックがトラックに運ばれた
とても手際よく作業が進み 予想していた時間よりも早く 弘樹の荷物がトラックに積み込まれた
「すみません確認をお願いします」
俺は弘樹の部屋に残りの荷物が無いかを確認した
「ありがとうございました助かりました」
俺は引っ越し業者の人にそう言った
「では我々はマンションの方へ」
「はいよろしくお願いします」
俺は大家さんの家へ
チャイムを鳴らし大家さんと弘樹の部屋へ
大家さんは壊れた所はないか 荷物が残っていないかを確認していた
「はい大丈夫みたいですね」
「長い間お世話になりました」
「竹本さんは今日は仕事?」
「はいなので私が代わりに・・・」
「そうですか竹本さんにもよろしくとお伝え下さい 今日はありがとうございました」
大家さんと俺はお互いに頭を下げ車へと乗り込んだ
引っ越し業者の車はまだマンションには来ていなかった
俺は弘樹の部屋の窓を開けた
チャイムが鳴り引っ越し業者が到着した
エレベーターで次々と弘樹の荷物が運ばれて来た
俺は大きな荷物の配置だけを伝え あとの段ボールは隅に置いてもらった
あっという間に荷物をおろし終えていた
「ご苦労様でした」
俺はそう言って代金を払った
弘樹のベッドにシーツを掛け布団をセットした
(これで弘樹が帰って来てすぐに寝られるなぁ~)
俺は弘樹の部屋の写真を撮りそれを弘樹に送った
(スゲーもう荷物が届いた 休みの日にゆっくりやろう・・・)
俺はこっそりとスマホを見てそう思った
「竹本」
前嶋さんが黒部部長と外回りから帰って来た
「前嶋さんお帰りなさい」
「竹本今日は付き合ってもらうからなぁ~」
前嶋さんは帰ってくるなり俺の前に立ちそう言った
(前嶋さん相当イライラモードだ 早く話をして俺も楽になりたい)
仕事を終え前嶋さんは俺のデスクの前へ
「竹本行くぞ」
「わかってますよ そんなに急がなくても・・・」
俺はそう言って立ち上がりいつもの居酒屋さんへ
前嶋さんはビール 俺はウーロン茶でまずは乾杯をした
「はい仕事お疲れ乾杯」
俺はメニューを開きいろいろな物を注文した
「竹本とこうやって飲むのも久しぶりだなぁ~ で翔とはどうなった?」
(いきなり本題だ 仕方ない前嶋さんは翔との事を聞きたくて モヤモヤしていたのはずっとわかってた・・・)
「前嶋さんは黒部部長との引継ぎで忙しかったですしね」
「忍に話せて俺には話せねぇ~訳ねぇ~よなぁ~」
(前嶋さん怒ってる? ごまかすのは逆効果だなぁ~)
前嶋さんはビールを飲み俺が話すのを待っていた
(どうしよう・・・ 何から話を・・・)
「竹本が早退したって聞いて 翔に竹本の事を頼んだんだ 竹本は翔に看病してもらったんだろう 翔から珍しく慌てた様子で連絡が来た・・・」
「あっはい 俺熱出して動けなくて本当に助かりました」
(俺が翔の家へ行った事は言いたくない 翔は知ってたんだ俺が具合が悪かった事 もしかして翔は俺のアパートに行ってくれたのかなぁ~?)
「それはわかった で忍に話した事を俺にも話せ・・・」
(隠していてもすぐにバレる 前嶋さんは翔と忍ちゃんをくっつけようとしていた人だ ここで恥ずかしくしていたら変な目で見られる だからここは堂々と言った方が・・・)
「前嶋さん俺翔と一緒に住む事になりました 部屋もあいてたし会社にも近いし 初めは翔の冗談かと思っていたんです でもそうじゃなくて・・・ 翔の家は凄くキレイで広くてとても俺には贅沢で 俺翔に甘える事にしました」
(翔のヤツまだ竹本に手は出してねぇ~のかぁ~? いや一緒に住むなら時間の問題だろうけれどなぁ~)
「そうか忍は喜んでいただろう」
「はいとても喜んでいました 共通の友達が一緒に住む事に・・・」
(やっぱまだみてぇ~だなぁ~ よっぽど翔は竹本の事を大事に思ってるんだなぁ~ これ以上聞いても無駄だなぁ~)
(何とかごまかせたかなぁ~ ウソは言ってないちゃんと翔と一緒に住む事は言った)
「前嶋さんは翔の家知ってます?」
「あぁ~まだ家具も何もない部屋には入った事がある」
「えっ何でなんですか?」
「俺と春日で翔の住む家のまぁ~確認だなぁ~ 翔はオーナーの言いなりで俺も春日も頭きてたからなぁ~ ヘボな所だったらゼッテ~阻止するつもりでいたからなぁ~ でも見晴らしは良かったし駅にも近い 何の文句の付けようがなかった」
「そうだったんですか なんやかんや前嶋さんは翔の事を気に掛けているんですね」
「まぁ~な 幼なじみだからな」
そう言って前嶋さんは照れくさそうにビールを飲んでいた
(結局まだ進展はなさそうだなぁ~ それともそう見えない様に装ってるのか? 竹本にそんな事が出来るのか? いや~できねぇ~よなぁ~)
(良かった前嶋さんに怪しまれてない 俺はウソをついていないし大丈夫だ)
「竹本はもう翔と一緒に住んでるんだよなぁ~」
「はいまだそんなに日にちはたってませんが」
「じゃ~また緊急報告してくれ・・・」
「はいわかりました」
俺と前嶋さんは居酒屋さんを出た
(つづく)
(明日は俺の荷物が届く 今日はちゃんと翔にお願いしておかないと・・・)
俺は今か今かと翔を待っていた
(あっ翔が帰って来た)
俺は翔が部屋へと入って来るタイミングで起き上がった
「弘樹」
「翔お帰り・・・」
翔は真っ直ぐ俺のベッドの所へと座った
「弘樹今日も待っててくれたのか?」
「うん 明日俺の荷物が届くでしょう」
「あぁ~9時に弘樹のアパートで作業開始だ」
「明日からは俺・・・」
俺の言葉をさえぎる様に翔はくちびるを重ねた
俺は翔の背中に腕を回し 翔の舌が気持ち良く俺の舌を絡ませていた
翔はゆっくりと俺から離れた
「弘樹 明日弘樹の部屋は段ボールでいっぱいになってる でもベッドですぐに寝られる様にはしておく やっぱり自分のベッドの方がいいだろう」
「ありがとう翔 俺の目覚ましで翔を起こしてしまうんじゃないかっていつも・・・」
「そうか でもそんな心配はいらなかったよ」
「大丈夫だったの?」
「あぁ~でも弘樹は気をつかってたんだなぁ~」
そう言って翔はまた俺にキスをした
「弘樹もう寝た方がいい」
「うん翔おやすみ」
俺はベッドへともぐり込んだ
俺の目覚ましが鳴ると 翔のベッドの方からも音が聞こえてきた
(えっうそ もう翔は起きるの?)
翔はもぞもぞとスマホを止め 起き上がり長い髪の毛が翔の顔を隠していた
俺は広いベッドをゆっくりと進み翔へと近づいた
「翔おはよう 俺のセイで早起きさせてごめんね」
翔は長い髪の毛をかきあげながら顔を上げた
「弘樹がキスをしてくれたら元気出るかも・・・」
そう言って翔は目をつぶって俺の方へと顔を向けていた
(えっどうしよう・・・ だって俺キスなんてまだ数えられるくらいしかしてないし 俺からって無茶だよ・・・)
俺は翔のキレイ顔をながめ 翔の肩に手を置きゆっくりと翔に顔を近づけた
すると翔は俺を抱きしめ翔の舌が俺の舌を絡ませていた
(俺からって言ったのに これ以上続けてたら会社へ行かれなくなる・・・)
そう思った時翔の長いキスは終わり 翔はゆっくりと俺から離れた
「弘樹続きは金曜日にたっぷりな・・・」
そう言って翔は俺の顔を両手で包み込んでいた
翔の手が俺の顔から離れても 俺はその場から動けずに居た
(弘樹には少し刺激が強かったかぁ~)
(どうしよう力が入らない・・・)
「弘樹そろそろ支度した方がいい それとももう一度キスした方がいいかぁ~?」
俺はそう言って弘樹の肩に手を置いた
「あっうんだっ大丈夫」
俺はやっと動く事が出来た
(俺が翔にキスしようとしたら もう翔の舌が俺の舌を絡ませてた・・・ もう一度ってそれこそ会社に行かれなくなるじゃん 金曜日ってたっぷりって・・・)
俺は首を振り翔の言った言葉を考えない様に 支度をすませカバンを持って翔の部屋へ
翔はクローゼットを開け着替えをしていた
「あっ翔ごめん・・・」
翔は乱れた洋服のまま俺の前へ 翔の肌が見え隠れして 俺は目のやり場に困り違う方を向いていた
「弘樹ネクタイが曲がってる」
そう言って翔は俺のネクタイを直してくれた
「翔ありがとう 今日はよろしくお願いします」
「あぁ~大丈夫だ相手はプロだからなぁ~」
「行ってきます」
「いってらっしゃい弘樹」
そう言って翔は俺に軽くキスをした
玄関には翔の鍵と俺の鍵と俺のアパートの鍵が置いてあった
(あのアパート・・・ 就職してからずっとお世話になった こんな形であのアパートを出る事になるとは・・・)
俺はそう思いながら会社へと急いだ
俺は朝ご飯をすませ 弘樹のアパートの鍵を持ちマンションを出た
俺は大家さんの家の方へと車を停め 大家さんの家へと挨拶に行った
チャイムを鳴らすとすぐに大家さんが出て来た
「あぁ~竹本さんの家の・・・」
「はい これから荷物を運び出します」
「では全部荷物がなくなったらまた来て下さい」
「わかりました 今日はよろしくお願いします」
「はいよろしくね」
そう言って大家さんは玄関を閉めた
俺が振り返ると引っ越し業者の車が止まっていた
俺は部屋を案内するとテキパキと作業が行われた
段ボールが次々と積み上がり ベッドと冷蔵庫スチールラックがトラックに運ばれた
とても手際よく作業が進み 予想していた時間よりも早く 弘樹の荷物がトラックに積み込まれた
「すみません確認をお願いします」
俺は弘樹の部屋に残りの荷物が無いかを確認した
「ありがとうございました助かりました」
俺は引っ越し業者の人にそう言った
「では我々はマンションの方へ」
「はいよろしくお願いします」
俺は大家さんの家へ
チャイムを鳴らし大家さんと弘樹の部屋へ
大家さんは壊れた所はないか 荷物が残っていないかを確認していた
「はい大丈夫みたいですね」
「長い間お世話になりました」
「竹本さんは今日は仕事?」
「はいなので私が代わりに・・・」
「そうですか竹本さんにもよろしくとお伝え下さい 今日はありがとうございました」
大家さんと俺はお互いに頭を下げ車へと乗り込んだ
引っ越し業者の車はまだマンションには来ていなかった
俺は弘樹の部屋の窓を開けた
チャイムが鳴り引っ越し業者が到着した
エレベーターで次々と弘樹の荷物が運ばれて来た
俺は大きな荷物の配置だけを伝え あとの段ボールは隅に置いてもらった
あっという間に荷物をおろし終えていた
「ご苦労様でした」
俺はそう言って代金を払った
弘樹のベッドにシーツを掛け布団をセットした
(これで弘樹が帰って来てすぐに寝られるなぁ~)
俺は弘樹の部屋の写真を撮りそれを弘樹に送った
(スゲーもう荷物が届いた 休みの日にゆっくりやろう・・・)
俺はこっそりとスマホを見てそう思った
「竹本」
前嶋さんが黒部部長と外回りから帰って来た
「前嶋さんお帰りなさい」
「竹本今日は付き合ってもらうからなぁ~」
前嶋さんは帰ってくるなり俺の前に立ちそう言った
(前嶋さん相当イライラモードだ 早く話をして俺も楽になりたい)
仕事を終え前嶋さんは俺のデスクの前へ
「竹本行くぞ」
「わかってますよ そんなに急がなくても・・・」
俺はそう言って立ち上がりいつもの居酒屋さんへ
前嶋さんはビール 俺はウーロン茶でまずは乾杯をした
「はい仕事お疲れ乾杯」
俺はメニューを開きいろいろな物を注文した
「竹本とこうやって飲むのも久しぶりだなぁ~ で翔とはどうなった?」
(いきなり本題だ 仕方ない前嶋さんは翔との事を聞きたくて モヤモヤしていたのはずっとわかってた・・・)
「前嶋さんは黒部部長との引継ぎで忙しかったですしね」
「忍に話せて俺には話せねぇ~訳ねぇ~よなぁ~」
(前嶋さん怒ってる? ごまかすのは逆効果だなぁ~)
前嶋さんはビールを飲み俺が話すのを待っていた
(どうしよう・・・ 何から話を・・・)
「竹本が早退したって聞いて 翔に竹本の事を頼んだんだ 竹本は翔に看病してもらったんだろう 翔から珍しく慌てた様子で連絡が来た・・・」
「あっはい 俺熱出して動けなくて本当に助かりました」
(俺が翔の家へ行った事は言いたくない 翔は知ってたんだ俺が具合が悪かった事 もしかして翔は俺のアパートに行ってくれたのかなぁ~?)
「それはわかった で忍に話した事を俺にも話せ・・・」
(隠していてもすぐにバレる 前嶋さんは翔と忍ちゃんをくっつけようとしていた人だ ここで恥ずかしくしていたら変な目で見られる だからここは堂々と言った方が・・・)
「前嶋さん俺翔と一緒に住む事になりました 部屋もあいてたし会社にも近いし 初めは翔の冗談かと思っていたんです でもそうじゃなくて・・・ 翔の家は凄くキレイで広くてとても俺には贅沢で 俺翔に甘える事にしました」
(翔のヤツまだ竹本に手は出してねぇ~のかぁ~? いや一緒に住むなら時間の問題だろうけれどなぁ~)
「そうか忍は喜んでいただろう」
「はいとても喜んでいました 共通の友達が一緒に住む事に・・・」
(やっぱまだみてぇ~だなぁ~ よっぽど翔は竹本の事を大事に思ってるんだなぁ~ これ以上聞いても無駄だなぁ~)
(何とかごまかせたかなぁ~ ウソは言ってないちゃんと翔と一緒に住む事は言った)
「前嶋さんは翔の家知ってます?」
「あぁ~まだ家具も何もない部屋には入った事がある」
「えっ何でなんですか?」
「俺と春日で翔の住む家のまぁ~確認だなぁ~ 翔はオーナーの言いなりで俺も春日も頭きてたからなぁ~ ヘボな所だったらゼッテ~阻止するつもりでいたからなぁ~ でも見晴らしは良かったし駅にも近い 何の文句の付けようがなかった」
「そうだったんですか なんやかんや前嶋さんは翔の事を気に掛けているんですね」
「まぁ~な 幼なじみだからな」
そう言って前嶋さんは照れくさそうにビールを飲んでいた
(結局まだ進展はなさそうだなぁ~ それともそう見えない様に装ってるのか? 竹本にそんな事が出来るのか? いや~できねぇ~よなぁ~)
(良かった前嶋さんに怪しまれてない 俺はウソをついていないし大丈夫だ)
「竹本はもう翔と一緒に住んでるんだよなぁ~」
「はいまだそんなに日にちはたってませんが」
「じゃ~また緊急報告してくれ・・・」
「はいわかりました」
俺と前嶋さんは居酒屋さんを出た
(つづく)
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