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身体測定
僕は榎本の笑顔を見ながら学校へと向かっていた
「ねぇ~榎本」
「ううん」
「さっきの電車で僕のすぐ近くに居た女の人 僕何度も目が合ったんだけど・・・」
(榎本は気づいていたのかなぁ~)
「あぁ~俺達の事見てたなぁ~」
(やっぱり見られてたんだ恥ずかし・・・)
「電車の時間早くするし もう顔も忘れた 二度と会わねぇ~から大丈夫だ」
(悠のかわいい姿を見られたのはシャクだけどなぁ~ 副ちゃんみたいな人だったんだよなぁ~あれ)
榎本は僕を不安にさせない様にそう言ってくれた
「悠 それより今日も俺ん家来れる?」
(昨日話忘れてたの思い出したし あんな中途半端なキスじゃ~悠が納得してねぇ~だろう って言うか俺が悠としてぇ~ もっとちゃんと悠が腰ぬかす様なキス)
「あっ榎本ごめんお母さんが今日仕事お休みで 僕お母さんと出かけないといけないんだ どこに行くのか内緒って言われてて・・・」
「内緒?」
「うん」
(悠の母ちゃんにゃ~かなわねぇ~よなぁ~ 残念だけどまた今度にするか・・・)
僕と榎本は話をしながら教室へ入ると 一斉に僕達の方へ視線が向けられた
(なんだろう 何か変だ・・・)
僕は机に着き 榎本は僕の机の前に立って話の続きをしていた
「あれ~ 昨日ケンカしてたよね」
「凄かったよね」
僕の斜め前の女生徒が 僕達に話しかけきた
(ケンカ・・・ あっそうだ思い出した・・・ 昨日教室で榎本は凄い大きな声を出して みんなに注目をされていた 学校を出てからの出来事が凄すぎて忘れていた)
「なんだよ・・・」
(ふざけんなこの女 悠との話の邪魔すんな)
榎本はそう言いながら振り返った
「え~っと高橋君だよね 2回も自己紹介するから覚えちゃった」
そう言って女生徒は 僕を見て視線を榎本に移した
(どうしよう このままじゃ~ケンカになちゃう)
僕は勇気を出して話しかけた
「関口さんと瀬戸さんだったよね」
(あれ僕間違えた?)
「凄い高橋君名前もう覚えてくれたの? もしかしてクラスのみんな?」
僕の斜め前の瀬戸さんに質問されてしまった
「えっ」
(そんな事ある訳がない・・)
僕はされた質問に驚いていた
「悠は実際スゲー頭いいよ」
(ホントは西高になんかに居ねぇ~んだから)
榎本は嬉しそうにそう言って僕を見た
「昨日はケンカしてたのにもう仲直りしたんだ」
今度は瀬戸さんの前の関口さん
「悠とケンカ あっ」
(忘れてた そうだ昨日・・・)
「あぁ~あれはケンカじゃ~ねぇ~よ 俺がただびっくりしただけだ なぁ~悠」
榎本はそう言ってまた僕の方を見た
(良かった 榎本の機嫌が直った)
(どっちだどっちが悠を狙ってる? 渡さねぇ~よ誰にも・・・)
「名前で呼び合うほど仲はいいって事なのね 私達も小学生の時から仲がいいよ あっ私瀬戸あすか こっちは関口あゆみ えーっと」
瀬戸さんが榎本を見ていた
「あぁ~俺 俺は榎本正臣」
(何で俺がこいつらに自己紹介してんだ どうでもいいから悠と話をさせろ)
チャイムが鳴りみんなが教室へと入って来た
(なんだよ 邪魔されてぜんぜん悠と話してねぇ~じゃん)
長谷川先生が教室へ入って来た
「はいみなさん席に着いてください」
先生が教室を見渡した
「起立 礼」
先生の号令でみんなが立ち頭を下げた
「はいみなさんおはようございます お休みされてる人はいませんね 昨日お話した様に これから身体測定があります 2・3年生は授業中です静かに行動して下さい 順番はありませんすいている所から身体測定を行って下さい 女子は更衣室で体操着に着換えます 男子はこの教室で着替えて下さい 今からこの巾着袋を回します みなさんは今日教科書代を持参しています 身体測定が終わるまで先生が預かります 貴重品を入れて下さい 何か質問はありませんか なければ貴重品を入れ女子は先生と一緒に更衣室へ行きます」
順番に巾着袋が回り 僕もお財布を巾着袋に入れた
女子が居なくなると 榎本は僕の机に体操着と身体測定の紙を持ってやって来た
「悠 どこから行く」
「うん どこがすいてるかなぁ~」
榎本は僕の前に立ち着換えをはじめた
榎本の制服が僕の机に置かれ 僕は椅子に制服をかけた
(ヤベ~悠の白い肌昨日の事思い出す 俺 悠にアト付けてねぇ~よなぁ~?)
(何でそんなに僕の事見るの 恥ずかしいよ)
体操着の上からジャージを着た
「悠行こう」
「うん」
僕と榎本は階段を下りて1階へ すでに何人か並んでいた
「悠並ぼう」
「うん 榎本1人ずつ入る見たいだね」
「じゃ~俺が先に入る」
榎本は僕の前へ
榎本の前に並んでた人が出て来て すぐに榎本の順番が回って来た
「悠 行って来る」
僕は榎本にうなずいた
(ここは何をするんだろう)
榎本が出て来た
「悠いいぞ」
僕はまた榎本にうなずいた
「失礼します」
僕が教室に入ると身長と体重と胸囲を測り 僕は教室を出た
俺が廊下で悠を待っていると さっきの女子2人がやって来た
「あっ榎本君 もう何かやって来たの?」
「あぁ~」
(悠が出て来る前にどこかへ行ってくれ)
俺がそう思っていると 悠が教室から出て来た
「悠 身長何センチ?」
榎本は廊下で関口さんと瀬戸さんと一緒に居た
「僕 172センチ榎本は?」
「俺 191」
「榎本君デカッ 高橋君ぐらいが丁度いいのよねぇ~」
瀬戸さんは僕を見てそう言った
(俺が思っている事と同じ事言われた ふざけんな邪魔なんだよどっか行けよ)
「俺も丁度いい」
俺は悠と目を合わせてそう言った
(えっ何が?)
(悠の顔かわいい・・・)
榎本が僕を見て笑っていた
「私達も並ぼう 高橋君榎本君またあとでね」
瀬戸さんと関口さんは僕と榎本に小さく手を振った
(あぁ~マジでウゼ~ 悠から目離せねぇ~なぁ~こりゃ~)
「悠 次行こう」
「うん ねぇ~榎本」
「ううん」
「瀬戸さんって何となく リーダーに似ていない?」
「そうか~?」
(瀬戸ってどっちだ・・・)
僕と榎本は次の教室へ
「正臣 あっやっぱり高橋だ・・・」
前から来る人は同じ中学校のサッカー部の人
「正俊 悠会った事あるよなぁ~」
「うん」
(お正月の初詣でにも会ったし卒業式にも・・・ でも話した事はない)
「杉山正俊だ 正俊はキーパーしてる 俺もぶち抜くのは苦労してる」
「何言ってんだ正臣 いつもあっさりとゴール決めて来るくせに」
2人は楽しそう笑っていた
「正臣やっぱり俺が見たの高橋だったなぁ~」
(何の話だろう・・・)
「俺受験の日に高橋見たんだよ でも俺もまさかなぁ~って思ってて 正臣と高橋仲いいから話したんだそしたら正臣も知らなかったみたいで・・・」
(僕見られてたんだ・・・)
「杉山行くぞ・・・」
「あぁ~」
「じゃ~またな」
杉山君は友達に呼ばれて行ってしまった
身体測定は順調に終わり 僕と榎本は教室へと戻った
何人かの生徒も制服に着替えていた
「悠 ネクタイうまくなってる」
「うん帰ってから僕何度も練習したから」
(良かったちゃんと出来てるみたいだ)
(俺が直してやる必要がまったくねぇ~ 何か悔しい・・・)
教室へと男子が戻り 女子が廊下へ集まり出した
長谷川先生と女子が教室へと入って来た
「はいみなさんお疲れ様です 身体測定は全部終わりましたね では後ろから用紙を送って下さい」
僕は前の人に用紙を渡した
「では貴重品を返しますので取りに来て下さい」
先生は巾着袋からみんなの財布を取り出し 1人1人に手渡していた
「ではこれから委員会を決めます」
みんながざわついた
「みなさん静かに まずクラス委員長と副委員長誰かいませんか」
先生は軽く手をあげみんなを見渡した
「では高橋君どうかなぁ~」
いきなり僕の名前が呼ばれ 僕は思わず立ち上がってしまった
「あっはい」
みんながざわついた
(えっどうしよう みんなが僕を見ている委員長なんて・・・)
「高橋君どうかなぁ~」
「あっすっすいません僕は・・・」
そう言いながら僕は先生に首を振った
(ヤベ~なぁ~悠はどう見ても委員長向きじゃ~ねぇ~)
「先生俺がやってもいい」
1人の男子が立ち上がり名乗りを上げてくれた
みんなが拍手をして僕は席に座る事が出来た
(良かった僕が委員長とか絶対無理だもん 本当に良かったまだドキドキしてるよ)
副委員長もすぐに決まり
僕は図書委員に誰も手をあげなかったのですんなり僕に決まった
おとなしそうな女子が僕の次に手をあげ 僕とその人に図書委員は決まった
(図書室にはどんな本があるんだろう楽しみだ)
僕はまだ行った事のない図書室に思いをはせていた
俺は悠と同じ委員になったヤツに視線を送った
(悠と同じ委員ってアイツか・・・)
榎本は体育委員に決まり瀬戸さんと榎本は同じ委員会になった
(やっぱり瀬戸さんってリーダーみたいだなぁ~)
長谷川先生が教卓から顔が上がった
「これで良しと・・・ もめる事もなく無事に委員会も決まって良かったです 明日早速ですが放課後委員会の集まりがあります 今日はこれで解散となります では委員長号令をお願いします」
「俺これがやりたかったんだよ・・・」
委員長になった人がそう言ってみんなが笑った
委員長の号令でみんなが席を立ち頭を下げた
「悠 帰ろう」
榎本がそう言いながら僕のところへ
「榎本 教科書販売あるよ」
「あっ忘れてた」
僕は榎本の一言にちょっと笑ってしまった
(悠の笑顔ホントいいなぁ~)
僕と榎本は昇降口へ 教科書販売が行われていた
1年生と書かれた所へ並び 次々と代金と教科書が交換されていった
「結構 重いなぁ~」
「うん全教科だからね」
「悠は教科書開いて予習とかしてそうだなぁ~」
「うん見るよ どんな事を勉強するのか楽しみじゃん」
(悠らしいなぁ~ この笑顔をこれからも俺が・・・)
僕と榎本は電車に乗り改札口を出た
「悠 じゃ~また明日」
「うん榎本 明日は1本早い電車だよ」
「あっそうか わかった」
榎本はそう言って僕に手を振った
(つづく)
「ねぇ~榎本」
「ううん」
「さっきの電車で僕のすぐ近くに居た女の人 僕何度も目が合ったんだけど・・・」
(榎本は気づいていたのかなぁ~)
「あぁ~俺達の事見てたなぁ~」
(やっぱり見られてたんだ恥ずかし・・・)
「電車の時間早くするし もう顔も忘れた 二度と会わねぇ~から大丈夫だ」
(悠のかわいい姿を見られたのはシャクだけどなぁ~ 副ちゃんみたいな人だったんだよなぁ~あれ)
榎本は僕を不安にさせない様にそう言ってくれた
「悠 それより今日も俺ん家来れる?」
(昨日話忘れてたの思い出したし あんな中途半端なキスじゃ~悠が納得してねぇ~だろう って言うか俺が悠としてぇ~ もっとちゃんと悠が腰ぬかす様なキス)
「あっ榎本ごめんお母さんが今日仕事お休みで 僕お母さんと出かけないといけないんだ どこに行くのか内緒って言われてて・・・」
「内緒?」
「うん」
(悠の母ちゃんにゃ~かなわねぇ~よなぁ~ 残念だけどまた今度にするか・・・)
僕と榎本は話をしながら教室へ入ると 一斉に僕達の方へ視線が向けられた
(なんだろう 何か変だ・・・)
僕は机に着き 榎本は僕の机の前に立って話の続きをしていた
「あれ~ 昨日ケンカしてたよね」
「凄かったよね」
僕の斜め前の女生徒が 僕達に話しかけきた
(ケンカ・・・ あっそうだ思い出した・・・ 昨日教室で榎本は凄い大きな声を出して みんなに注目をされていた 学校を出てからの出来事が凄すぎて忘れていた)
「なんだよ・・・」
(ふざけんなこの女 悠との話の邪魔すんな)
榎本はそう言いながら振り返った
「え~っと高橋君だよね 2回も自己紹介するから覚えちゃった」
そう言って女生徒は 僕を見て視線を榎本に移した
(どうしよう このままじゃ~ケンカになちゃう)
僕は勇気を出して話しかけた
「関口さんと瀬戸さんだったよね」
(あれ僕間違えた?)
「凄い高橋君名前もう覚えてくれたの? もしかしてクラスのみんな?」
僕の斜め前の瀬戸さんに質問されてしまった
「えっ」
(そんな事ある訳がない・・)
僕はされた質問に驚いていた
「悠は実際スゲー頭いいよ」
(ホントは西高になんかに居ねぇ~んだから)
榎本は嬉しそうにそう言って僕を見た
「昨日はケンカしてたのにもう仲直りしたんだ」
今度は瀬戸さんの前の関口さん
「悠とケンカ あっ」
(忘れてた そうだ昨日・・・)
「あぁ~あれはケンカじゃ~ねぇ~よ 俺がただびっくりしただけだ なぁ~悠」
榎本はそう言ってまた僕の方を見た
(良かった 榎本の機嫌が直った)
(どっちだどっちが悠を狙ってる? 渡さねぇ~よ誰にも・・・)
「名前で呼び合うほど仲はいいって事なのね 私達も小学生の時から仲がいいよ あっ私瀬戸あすか こっちは関口あゆみ えーっと」
瀬戸さんが榎本を見ていた
「あぁ~俺 俺は榎本正臣」
(何で俺がこいつらに自己紹介してんだ どうでもいいから悠と話をさせろ)
チャイムが鳴りみんなが教室へと入って来た
(なんだよ 邪魔されてぜんぜん悠と話してねぇ~じゃん)
長谷川先生が教室へ入って来た
「はいみなさん席に着いてください」
先生が教室を見渡した
「起立 礼」
先生の号令でみんなが立ち頭を下げた
「はいみなさんおはようございます お休みされてる人はいませんね 昨日お話した様に これから身体測定があります 2・3年生は授業中です静かに行動して下さい 順番はありませんすいている所から身体測定を行って下さい 女子は更衣室で体操着に着換えます 男子はこの教室で着替えて下さい 今からこの巾着袋を回します みなさんは今日教科書代を持参しています 身体測定が終わるまで先生が預かります 貴重品を入れて下さい 何か質問はありませんか なければ貴重品を入れ女子は先生と一緒に更衣室へ行きます」
順番に巾着袋が回り 僕もお財布を巾着袋に入れた
女子が居なくなると 榎本は僕の机に体操着と身体測定の紙を持ってやって来た
「悠 どこから行く」
「うん どこがすいてるかなぁ~」
榎本は僕の前に立ち着換えをはじめた
榎本の制服が僕の机に置かれ 僕は椅子に制服をかけた
(ヤベ~悠の白い肌昨日の事思い出す 俺 悠にアト付けてねぇ~よなぁ~?)
(何でそんなに僕の事見るの 恥ずかしいよ)
体操着の上からジャージを着た
「悠行こう」
「うん」
僕と榎本は階段を下りて1階へ すでに何人か並んでいた
「悠並ぼう」
「うん 榎本1人ずつ入る見たいだね」
「じゃ~俺が先に入る」
榎本は僕の前へ
榎本の前に並んでた人が出て来て すぐに榎本の順番が回って来た
「悠 行って来る」
僕は榎本にうなずいた
(ここは何をするんだろう)
榎本が出て来た
「悠いいぞ」
僕はまた榎本にうなずいた
「失礼します」
僕が教室に入ると身長と体重と胸囲を測り 僕は教室を出た
俺が廊下で悠を待っていると さっきの女子2人がやって来た
「あっ榎本君 もう何かやって来たの?」
「あぁ~」
(悠が出て来る前にどこかへ行ってくれ)
俺がそう思っていると 悠が教室から出て来た
「悠 身長何センチ?」
榎本は廊下で関口さんと瀬戸さんと一緒に居た
「僕 172センチ榎本は?」
「俺 191」
「榎本君デカッ 高橋君ぐらいが丁度いいのよねぇ~」
瀬戸さんは僕を見てそう言った
(俺が思っている事と同じ事言われた ふざけんな邪魔なんだよどっか行けよ)
「俺も丁度いい」
俺は悠と目を合わせてそう言った
(えっ何が?)
(悠の顔かわいい・・・)
榎本が僕を見て笑っていた
「私達も並ぼう 高橋君榎本君またあとでね」
瀬戸さんと関口さんは僕と榎本に小さく手を振った
(あぁ~マジでウゼ~ 悠から目離せねぇ~なぁ~こりゃ~)
「悠 次行こう」
「うん ねぇ~榎本」
「ううん」
「瀬戸さんって何となく リーダーに似ていない?」
「そうか~?」
(瀬戸ってどっちだ・・・)
僕と榎本は次の教室へ
「正臣 あっやっぱり高橋だ・・・」
前から来る人は同じ中学校のサッカー部の人
「正俊 悠会った事あるよなぁ~」
「うん」
(お正月の初詣でにも会ったし卒業式にも・・・ でも話した事はない)
「杉山正俊だ 正俊はキーパーしてる 俺もぶち抜くのは苦労してる」
「何言ってんだ正臣 いつもあっさりとゴール決めて来るくせに」
2人は楽しそう笑っていた
「正臣やっぱり俺が見たの高橋だったなぁ~」
(何の話だろう・・・)
「俺受験の日に高橋見たんだよ でも俺もまさかなぁ~って思ってて 正臣と高橋仲いいから話したんだそしたら正臣も知らなかったみたいで・・・」
(僕見られてたんだ・・・)
「杉山行くぞ・・・」
「あぁ~」
「じゃ~またな」
杉山君は友達に呼ばれて行ってしまった
身体測定は順調に終わり 僕と榎本は教室へと戻った
何人かの生徒も制服に着替えていた
「悠 ネクタイうまくなってる」
「うん帰ってから僕何度も練習したから」
(良かったちゃんと出来てるみたいだ)
(俺が直してやる必要がまったくねぇ~ 何か悔しい・・・)
教室へと男子が戻り 女子が廊下へ集まり出した
長谷川先生と女子が教室へと入って来た
「はいみなさんお疲れ様です 身体測定は全部終わりましたね では後ろから用紙を送って下さい」
僕は前の人に用紙を渡した
「では貴重品を返しますので取りに来て下さい」
先生は巾着袋からみんなの財布を取り出し 1人1人に手渡していた
「ではこれから委員会を決めます」
みんながざわついた
「みなさん静かに まずクラス委員長と副委員長誰かいませんか」
先生は軽く手をあげみんなを見渡した
「では高橋君どうかなぁ~」
いきなり僕の名前が呼ばれ 僕は思わず立ち上がってしまった
「あっはい」
みんながざわついた
(えっどうしよう みんなが僕を見ている委員長なんて・・・)
「高橋君どうかなぁ~」
「あっすっすいません僕は・・・」
そう言いながら僕は先生に首を振った
(ヤベ~なぁ~悠はどう見ても委員長向きじゃ~ねぇ~)
「先生俺がやってもいい」
1人の男子が立ち上がり名乗りを上げてくれた
みんなが拍手をして僕は席に座る事が出来た
(良かった僕が委員長とか絶対無理だもん 本当に良かったまだドキドキしてるよ)
副委員長もすぐに決まり
僕は図書委員に誰も手をあげなかったのですんなり僕に決まった
おとなしそうな女子が僕の次に手をあげ 僕とその人に図書委員は決まった
(図書室にはどんな本があるんだろう楽しみだ)
僕はまだ行った事のない図書室に思いをはせていた
俺は悠と同じ委員になったヤツに視線を送った
(悠と同じ委員ってアイツか・・・)
榎本は体育委員に決まり瀬戸さんと榎本は同じ委員会になった
(やっぱり瀬戸さんってリーダーみたいだなぁ~)
長谷川先生が教卓から顔が上がった
「これで良しと・・・ もめる事もなく無事に委員会も決まって良かったです 明日早速ですが放課後委員会の集まりがあります 今日はこれで解散となります では委員長号令をお願いします」
「俺これがやりたかったんだよ・・・」
委員長になった人がそう言ってみんなが笑った
委員長の号令でみんなが席を立ち頭を下げた
「悠 帰ろう」
榎本がそう言いながら僕のところへ
「榎本 教科書販売あるよ」
「あっ忘れてた」
僕は榎本の一言にちょっと笑ってしまった
(悠の笑顔ホントいいなぁ~)
僕と榎本は昇降口へ 教科書販売が行われていた
1年生と書かれた所へ並び 次々と代金と教科書が交換されていった
「結構 重いなぁ~」
「うん全教科だからね」
「悠は教科書開いて予習とかしてそうだなぁ~」
「うん見るよ どんな事を勉強するのか楽しみじゃん」
(悠らしいなぁ~ この笑顔をこれからも俺が・・・)
僕と榎本は電車に乗り改札口を出た
「悠 じゃ~また明日」
「うん榎本 明日は1本早い電車だよ」
「あっそうか わかった」
榎本はそう言って僕に手を振った
(つづく)
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