悠と榎本

暁エネル

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夏休み

榎本はお父さんと一緒にイギリスへと旅立って行った




新学期が始まり僕は学校へ 黒板には席順が書かれてあった


僕は廊下側の後ろの席になり 隣の席は図書委員で一緒の女の子


「高橋君よろしくね」


「こちらこそ」


女の子は笑顔でそう言ってくれた


図書委員でもほとんど会話をした事がなく この時笑った顔を始めて見た 


おとなしい女の子と言った印象だった





(榎本にラインしたら榎本は何て返してくれるかなぁ~)





イギリスへと向かった榎本は毎日の様にラインをしてくれていた


期末テストが近づき榎本は写真付きでのラインが多くなった






(授業受けてねぇ~のにわかる訳がねぇ~ 授業を受けていてもわかんねぇ~かもしれねぇ~けど 悠が近くに居たらスゲーいいのになぁ~ 時差があるから悠の返信は明日になるし こっちの先生は言ってる事わかんねぇ~し ホント悠が恋しい・・・)






俺は悠にラインをしながらそう思っていた





期末テストも無事に終わり 榎本への返信をする回数が凄く増えていた事に 僕は少し嬉しく思っていた





春休み


僕はサボテンへ朝のモーニングからバイトをする事になった


朝早く起きる事は凄く気持ちが良かった


会社員の人達がモーニングを食べに来て とても慌ただしくモーニングが終わる


「悠君お疲れ様 悠君も食べて」


「はい いただきます」


僕はテーブルを片付け シンクに汚れ物を置き水に浸した


僕は手を洗いカウンターへと座った


僕の目の前には バターが溶けた厚切りパンが2枚とサラダとブレンド


僕は厚切りパンを口に運んだ






(これこれサクッとした厚切りパンに このバターが染み込んでうまい)






「私 悠君が食べてる所を見るのが凄く好き 悠君は本当に美味しそうに食べてくれるから・・・」


「幸子さん私もだよ モーニングやってて良かったって思える瞬間だよ」


僕はお客様が少なくなった店内で ブレンドを飲みながら聞いていた


「僕・・・ モーニングセット毎日楽しみなんです 凄く美味しいです」


「悠君にそう言ってもらえると また明日も頑張れるよ」


「あらマスター私も・・・」


そう言ってマスターと幸子さんは笑っていた





僕はモーニングを食べ家に帰り また夕方サボテンへ行く毎日をおくっていた


「それじゃ~僕上がります」


「お疲れ様」


「午後もお願いね」


「はい 失礼します」


僕はそう言ってサボテンを出た






新学期が始まり 僕は高校2年生になった


榎本とは毎日の様にラインのやり取りは続いていた




中間テストや期末テスト テストのたびに榎本がイギリスへ来てと無理なお願いを僕にしていた





そしてまたあの暑い夏がやって来た


夏休みに入っても榎本が帰って来る事はなく 僕は少しさみしさを感じていた






(榎本が言った通りになるんだ本当に・・・ 来年まで会えないんだ・・・)







「正臣 遊び行こう」


そう言いながら俺の部屋へと 広島のヤツが入って来た


「何しよん またスマホかもしかして彼女か」


「えっまぁ~な」


「えっほんま居るんかぁ~え~なぁ~」


俺は悠にラインをして広島のヤツと向き合った


「正臣は彼女モチだったかぁ~ かわいい?写真は?」






(彼女じゃねぇ~悠は男だ かわいいに決まってんだろう悠のかわいさは 俺だけが知ってればいいんだよ 写真とか誰が見せるかよ)






広島のヤツとは良く俺の部屋へ来て話をする 意見も合っておもしろいヤツ 


日本から来たヤツからもう脱落していくヤツが居て 日本へ帰ったヤツも居る







(俺はこっちのチームにも 広島のヤツにも誰にも負ける訳にはいけねぇ~ 悠と離れた意味がなくなる 悠に会えねぇ~のは正直めっちゃ嫌だけど でも悠から毎日ラインが来て悠に会えなくても ちゃんと俺達は繋がってるホント悠には感謝しかねぇ~)






俺はそう思いながら広島のヤツと話をしていた






榎本の居ない教室に 榎本の居ない体育祭


僕は少しずつ 榎本が居ない日常になれて来た頃 カレンダーが1枚の季節がやって来た






【悠に会いに日本へ帰る】


榎本からのラインに 僕はスマホを抱きしめていた






(やっと榎本に会える 本当に1年ぶりだ)





榎本はお父さんと一緒に日本へ帰って来た





僕は今年最後のバイトを終え家へ 榎本にラインを送った


すると榎本からすぐにラインの返信が来た






(えっ榎本今から家に来るの・・・ だって榎本昨日帰って来たばかりなのに)





僕はびっくりして返信を送る事を忘れてしまっていた







(あぁ~やっとだやっと悠に会える でもまたすぐに向こうに戻らなねぇ~とならねぇ~)





俺はそう思いながら悠の家へと向かった




家のチャイムが鳴って僕はゆっくりとドアを開けた


「榎本 お帰り入って寒かったでしょう」


「悠 ただいま」






(あれ おばさんまだ帰って来てねぇ~のか)





僕は榎本を自分の部屋へ


「榎本コート」


俺はコートとマフラーを悠のベッドへ置いた


「榎本 久しぶり」


僕がそう言った瞬間 榎本に抱きしめられた


「悠 スゲー会いたかった 俺スゲー頑張ってるから」


「うん 榎本僕も会いたかったよ」


僕がそう言って顔を上げると 榎本のくちびるが重なり


榎本の舌がスルスルと僕の舌を絡ませた





(あぁ~スゲー久しぶり気持ちいい このまま悠を押し倒したいくらいだ)





(榎本の舌がスルスルと僕に・・・)





榎本はギュっと僕を抱きしめ 僕は息が苦しくなっていた


榎本はゆっくりと僕から離れベッドに座り 僕も榎本の隣で息を整えた





(おばさんが居ても 多分俺は悠にキスしてたなぁ~ スゲーしたかったしまだたりねぇ~)






榎本は僕の肩に手を回して 僕の息が整うのを待ってくれていた






「榎本お帰り」


僕は顔を上げながらそう言った


榎本はまた僕にくちびるを軽く重ねた


「悠ただいま」


「榎本 初詣でまた一緒に行かれる」


「もちろん 一緒に行こう」


「良かった 榎本は本当に帰って来たんだね」


「あぁ~でもまた俺すぐ向こうへ戻る」


「うん」


「あっ悠 テスト勉強ありがとうな 父ちゃんと母ちゃんが悠にちゃんとお礼言っときなって」


「えっいいよそんなの お礼を言うのは僕の方だよ榎本 練習で疲れているのに毎日ラインしてくれて・・・」


「それは前にも言ったけど 悠が俺の事忘れない様にだ」


「ありがとう榎本 榎本が傍に居るみたいだったよ」


「悠 また俺がこっちに居る間 毎日悠に会いたいんだけど」


「うん 僕も榎本と一緒居たい」


僕と榎本は自然とくちびるを重ねていた





お母さんが帰って来て 榎本は凄く照れた様な顔をしていた





次の日


お母さんは会社の忘年会へ行く事になり 僕は榎本を家に呼んだ






(マジか・・・ スゲーラッキー悠にキスだけで終わると思ってた)





俺は悠の家へと急いでいた


僕は部屋を暖かくして榎本を待っていた





(何だか落ち着かない 榎本はあったかいお茶がいいかなぁ~)





俺は悠の家のチャイムを鳴らした


「榎本 いらっしゃい」


「悠 寒かった~」


俺は悠の部屋へ すぐにマフラーとコートを脱いだ


「榎本 僕お茶入れて来るから待ってて」


「あぁ~」


俺はベッドに座り 悠の部屋のニオイを吸い込んだ






(あぁ~悠が俺ん中に流れ込んでくるみたいだ スゲー悠でいっぱだ)





俺は悠のベッドに倒れ込んでいた


僕はお茶を入れ僕の部屋へ 机の上にお茶を置いた


「榎本 何してんの・・・」


「悠のニオイ吸い込んでた」


「えっ嫌だ榎本やめてよ恥ずかしいよ」


俺はベッドから起き上がり 悠の入れてくれたお茶を飲んだ


俺は悠が飲み終わるのを待って 俺は悠の洋服に手を伸ばした


「悠 おばさん早く帰って来るのか」


「榎本が家に来るって言ったら 安心している様子だったよ」


「おばさんってお酒飲むの?」


「家で飲んでるの見た事ないよ」


榎本は僕と話ながら僕の洋服の中に手を入れていた


「悠 悠がお酒を始めて飲む時は俺が傍に居る時な」


「えっどうして」






(榎本嫌だ胸触らないで・・・)





「俺が悠の酔った顔を見たいから」


榎本はそう言って僕の洋服をめくり 僕の胸をなめていた






(榎本嫌だ変な声でちゃう)





榎本は僕の片方の胸だけをなめ顔を上げた


「悠 俺は頑張って来たからご褒美ちょうだい」


榎本はそう言って僕の洋服を脱がせていった


「悠寒くない まぁ~すぐに熱くさせるけどなぁ~」


榎本は僕のを触りながら 僕の胸をなめまわした






(色がこんなに違うのかぁ~ 小さいけどちゃんと主張してる悠の胸 たまんねぇ~なこの色)





俺は優しく悠のを触り続け 悠の腰がだんだんと俺から遠ざかっていた





(榎本ダメそれ以上は・・・)




俺は悠から手を離し 悠を机の方へと向け俺は悠の後ろへ


俺はまた悠のに手を伸ばした






(榎本ダメお願い嫌だ・・・)





僕は我慢出来ずに大きな声を出した





(スゲー俺の手が・・・)





俺はそのまま悠の尻に指を入れた






(スゲー指すらキツイ)





「悠 力抜いて」





(嫌だ榎本 僕の耳元で言わないで・・・)





僕は榎本の方へお尻を突き出していた


俺は悠の腰を掴み押し込んだ






(榎本ダメ)





(悠のこの声久しぶり もっともっと声を出して・・・)





俺は悠のに手を伸ばした





(榎本ダメ 両方はダメ・・・)





(あぁ~スゲー悠の声・・・ 気持ち良さそうなこの声・・・ 悠のがスゲー元気になってきた)





俺は悠のから手を離し 腰を掴み悠の声を聞きながら激しく腰を動かした





(榎本 僕もう立っていられない)





榎本が声を出し僕から離れ僕は膝をついた





(ヤベー悠が・・・)





俺は悠をかかえベッドへ





(あぁ~スゲーかわいい くるしそうな顔がまたたまんねぇ~)





俺は悠の隣へ寝転がり 悠の耳からなめまわした





(榎本嫌だやめて・・・)





僕は榎本を止めようと手を伸ばした


でも榎本はやめてはくれず 起き上がり胸をなめていた


僕の息が整う事はなく榎本は僕の足を上げた






(もういいよなぁ~ 悠のもスゲー元気になったし 悠の顔を見ながらゆっくりと・・・)





俺は悠の尻を持ち上げ スルスルと俺のを飲み込んでいった





(悠のエロい顔やこの声スゲーいい もっともっと見せてくれ悠がもだえる姿を・・・)





俺は悠を見ながら腰を動かし 悠の顔や声を楽しんだ




(あぁ~スゲー気持ちいいずっと続けたい・・・)








「悠 気が付いた」


榎本の声で僕は目を覚ました


「あれ僕・・・」


僕は洋服を着てベッドへ横たわっていた


「悠ワリーやり過ぎた だって1年ぶりだったからさぁ~ ごめん悠大丈夫か」


榎本は照れながら僕にそう言った






(そうか僕寝ちゃったんだ・・・)





僕は起き上がろうとしたその時身体に痛みが走った


「痛っ」


「悠大丈夫ホントごめん」


榎本が心配そうに僕を見ていた


「榎本 榎本が言ってくれた様に榎本も僕に謝らないで 榎本は何も悪くないよ 僕も榎本と一緒榎本に会いたかった ずっと榎本会いたいの我慢してきた」





(ヤベー超嬉しい)





「悠 キスしていい」


「うん」


榎本は僕に優しいキスをしてくれた







榎本と僕は一緒に初詣でに行き


榎本はまたお父さんとイギリスへと旅立って行った






高校3年生になり 榎本が着々と夢に向かっている様に 僕も夢への一歩を踏み出す受験生になった



そんな3年生の夏休み 僕はいつも通りサボテンでアルバイトをしていた


カランカランと音が鳴り僕が振り返りと そこにはお母さんとおばさんが立っていた


「びっくりした?」


お母さんが僕にそう言った


「どうしたの?」


「前から話ていたのよ 悠がバイトに慣れるの待っての」


お母さんはそう言ってカウンターの前へ


「初めまして悠の母です いつも悠がお世話になっております」


お母さんはそう言って頭を下げた


「いいえ 助けられているのは私達なんですよ」


幸子さんはマスターの隣へ行きそう言った


「マスター幸子さん こちらが榎本のお母さんです」


「まぁ~榎本君の 今イギリスで頑張ってるのよねぇ~」


「えっ正臣に事ご存知なんですか」


「はい 何度か来てくれて悠君ととても仲良しで・・・ あらいけない お客様に立ち話なんかして どうぞお好きな席へお座り下さい」




僕はお水とおしぼりを持ち お母さんとおばさんの所へ


「いらっしゃいませ 本当にびっくりしたよ」


僕はそう言いながら お水とおしぼりを置いた




「悠君 正臣から連絡来る」


「はい 毎日ラインしてくれますよ」


「こっちは正臣から一度も連絡がないのよ だから頭にきて悠君の写真送ろうと思って」


そう言っておばさんは立ち上がり僕の隣へ 手を伸ばしてスマホのシャッターを切った


「ありがとう悠君 これで嫌でも返信が来るでしょう」


おばさんは席に着いた


「ご注文は何にしますか」


「あっ私正臣が言ってた 悠君が練習してたのもらう」


「それじゃお母さんも同じ物 それとブレンド」


「かしこまりました プリンアラモードが2つとブレンドが2つですね 失礼します」


僕は頭を下げた




僕はマスターに伝えて プリンアラモードの容器を2つ並べた




「悠君 頑張ってね 私は上がらせてもらうわね」


そう言って幸子さんは お母さんとおばさんの所へ挨拶をして2階へ




僕はもう何度か作っている プリンアラモードのプリンを真ん中に乗せホイップクリームで飾り付けをした


「マスターどうですか」


僕は毎回マスターに聞いてからお客様へと運ぶ


「うんいいよ大丈夫」


僕は自信を持ってお母さんとおばさんの所へ


「お待たせしました プリンアラモードになります」


「まぁ~凄い これ悠君が作ったの」


おばさんはまたスマホを出して写真を撮った


「今正臣に送ったから 正臣の悔しそうな顔が目に浮かぶわね」


そう言っておばさんは笑っていた


「悠君のスマホにも正臣から連絡いくわねきっと」


おばさんはそう思いながら 美味しそうプリンアラモードを食べていた



(つづく)


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