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球技大会②
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1組と4組の試合は接戦で
見ているこっちも熱くなってしまう様な
どちらも必死にボールを追いかける展開になっていた
試合が終わると体育館に居た生徒達皆から
次々と拍手がおこり大きな拍手となっていた
(俺もああいう試合がしたい そしたら龍は俺の事を少しは褒めてくれるのか・・・)
男子バレーボールは勝ち抜いた3クラスが戦う三つ巴になった
俺達6組はコートに立っていた
すると俺達の隣で試合に勝ち進んで来た5組がコートに立った
5組とはいつも体育の授業で戦っているヤツらだった
(結構厄介なヤツらが揃ってるんだよなぁ~)
俺はメンバーを見てそう思っていた
そして試合は始まった
(さぁ~真彦はどう出る? 今回は前の試合見たいには行かねぇ~んじゃねぇ~の?)
(俺がおもいっきり打ってるのになぜか拾われる めんどくせーヤツらだなぁ~)
俺はなるべく人を避け居ないところへと打ち込んでいた
それでもなかなか点差が開かなかった
(マジか・・・ 龍の見て居る前で負けたくねぇ~ 何とかしねぇ~と・・・)
俺のチームも息を切らし
必死にボールを繋いでくれていた
(さすがバレーボール部だなぁ~尊敬する・・・)
あと1点がなかなかとれなかった
それでも最後に俺が打ったボールが決めてとなり
長い試合は終わった
(やっと終わった・・・ 長かったなぁ~ 龍は見ててくれたよなぁ~)
勝った俺達はコートを出て
代わりに元気な4組がコートに入って来た
(5組はもうヘロヘロで試合にならねぇ~だろう・・・ 次俺達と試合をするのはあの元気な4組だなぁ~)
案の定5組は試合にならず
一方的な試合になり
俺達はまたコートに立っていた
(いよいよ決勝だなぁ~ 少し休んだから大丈夫元気だ試合には問題ねぇ~)
俺は振り返って龍を探した
(良し・・・ 龍は俺を見てる・・・)
(何で今真彦は俺を見た?)
俺達は勢いのある4組に苦戦をしていた
(ヤベ~すぐに追いつかれる・・・ 5組のヤツらと大差がねぇ~ これじゃ~また試合が長くなる・・・)
体育館中の生徒が声を出しているのではないかと思うくらい
俺達の試合は盛り上がっていた
(真彦も良く身体が動くよなぁ~)
俺は真彦の身体能力に関心をしていた
ボールを追いかける事に必死になり
気がついてみると長いホイッスルの音が響いていた
(真彦は良くやったよ・・・)
(あと1点だったのになぁ~)
俺達6組は4組に負けた
けれどもたくさんの拍手を貰う事が出来た
(龍の見て居る前で勝ちたかったなぁ~)
俺は汗をふきながらそう思っていた
男子バレーボールが終わり
体育館では引き続き女子バレーボールが始まった
俺は龍を探しながら校庭に出て来た
(龍はどこだ? まだ体育館に居るとか?)
俺は校庭の水道で顔を洗っていた
「真彦」
龍の声に俺は顔もふかずに振り向いた
「龍」
龍がクスっと笑った
俺は慌てて顔をタオルでふいていた
「真彦の試合見てた 頑張ったなぁ~」
「負けちゃったけどなぁ~」
「いやいい試合だったよ」
(やったー龍に褒められた・・・)
俺は嬉しくなって顔を隠す様にタオルを顔に当てていた
(ヤベ~顔がニヤける・・・ 龍は俺の試合を見てどう思った?どう感じた? 聞きてぇ~聞きてぇ~けど俺の顔が・・・)
校庭では女子がサッカーの試合をしていた
俺は龍に気づかれない様に身体を校庭の方に向けていた
(何か話をしねぇ~と龍に怪しまれる・・・)
「あっ 龍のクラスもスゲーいい試合だったなぁ~」
(良かった言葉が出た)
「俺は正直あんなにいい試合をするとは思わなかったけどなぁ~」
「そうなのか?」
俺はそう言いながら龍に視線を向けた
(龍のクラスの雰囲気がまったくわからねぇ~んだけど・・・)
「女子バレーボールが終わったら 龍は体育館で男子のバスケットボールが始まるんだろう 俺も龍の試合見たいんだけど・・・」
「どうだろうな 真彦だってこの女子サッカーが終わったら 男子のサッカーに出るんだろう・・・」
「あぁ~出る」
「真彦はタフだなぁ~」
そう言いながら龍は笑った
校庭での女子サッカーが終わり
男子がぞろぞろと校庭に集まって来た
「何組からだろう?」
校庭にクラスの代表が集まった
「1組と6組 2組と4組 3組と5組の試合となりました 1組と6組は準備して下さい」
先生の大きな声が響いて来た
「龍 俺龍のクラスと試合だって・・・」
「あぁ~聞こえた」
「じゃ~龍 俺行って来る」
俺はそう言って龍から離れた
(マジか・・・ 龍のクラスとだ・・・)
俺達はゼッケンを付けて整列した
「時間短縮の為20分間とします 20分で勝負がつかない場合はPKとなります」
(マジか短い これは速攻で点を取った方の勝ちだな・・・)
試合が始まり俺はボールが来るのを待っていた
パスがうまく繋がらずボールは行ったり来たりを繰り返し
1人の生徒が倒れ込んでいた
みんながその生徒に集まった
「何?どうした?」
見れば1組の生徒が足を押さえていた
「接触事故だ」
「誰か交代して・・・」
みんなが1組の集まって居る方へと視線を向けていた
俺はとりあえず1組の方へと歩いていた
(誰かケガしたのか・・・)
「ケガしたって・・・」
「出られるヤツ」
「どうする?」
みんなが騒いでいた
「あっ藤堂君」
みんなの視線が俺に向けられた
「藤堂君出てくれる?」
「別に構わねぇ~けど・・・」
「藤堂君なら足も速いし・・・」
(真彦と同じチームで試合をした事はあるけど敵同士は初めてだ・・・ おもしろくなりそうだ・・・)
俺は言われた通りにゼッケンを付けた
(おいおいマジかよ・・・)
龍がゼッケンを付けて走って来た
「試合を再開します」
(マジで龍と戦うんだ これは怖いけどおもしろい・・・)
試合が始まりボールが左右にふられ
いきなり龍の所にボールが飛んで来て
俺は迷わず龍の前へと走り込んだ
「龍 龍が出る事になってたの?」
「いや 偶然だ・・・」
「何だよそれ・・・」
「真彦 縮め・・・」
「無茶言うなよ・・・」
(龍は右か左か?)
俺は龍の動きを伺っていた
(真彦をぬくのは厄介だなぁ~ ここはうまく真彦を利用して・・・)
俺は真彦の動きを見ながらボールを動かした
俺は龍との距離を詰めて行った
(龍はどっちだ右か左か・・・)
俺は龍に手が届く距離まで来ていた
(今だ・・・)
龍はあろう事か俺の股の間にボールを蹴った
俺は驚きそのまま龍の肩に両手を乗せていた
(待ってマジか・・・)
みんなが俺と龍をおいて走って行った
俺は動く事が出来なかった
「真彦 大丈夫か?」
「大丈夫じゃねぇ~よ 何だよあれ あんなのってアリかよ・・・」
俺はやっと龍の肩から両手を離した
「真彦はぬけねぇ~って思ったからなぁ~」
(龍が笑ってる 悔しいはずなのに嬉しい・・・)
「真彦を利用させてもらった・・・」
「俺を利用?」
「右か左に来ると思っただろう・・・ だからうまくいった・・・」
「龍 もう一回・・・」
「もう時間がねぇ~よ」
そう言いながら龍は走って行った
(ヤベ~楽しい俺龍の肩にまた手を乗せてたしかも両手・・・)
俺はドキドキしながら龍を追いかけた
試合は決まらずPKとなった
1組と6組から5人ずつ前に出た
俺は龍の隣でその5人を見ていた
「なぁ~龍」
「ううん?」
「もし龍だったらどっちに蹴る?」
「そうだなぁ~ 何も考えずに蹴るだろうなぁ~」
「えっマジで・・・」
「真彦がさっき俺の前に来た時も 真彦はぬけねぇ~って思ってどうするかって思った時 自然と身体が動いた 変にあそこで考えてたら真彦にボール持って行かれてただろうなぁ~」
「一瞬何が起きたのかわかなかった 俺が気がついてたらボールがなかった」
(ボールがなくて俺は龍の肩に両手を乗せてた・・・)
「真彦の顔おもしろかった・・・」
龍はまたクスっと笑った
1組と6組のPK対決は6組が勝っていた
「真彦 俺は体育館に居ってる」
「あぁ~ 龍終わったら見に行くから・・・」
「来なくていいぞ」
そう言って龍は体育館の方へと走って行った
(龍は俺が肩に両手を乗せても多分何とも思わない 俺がドキドキしている事なんて知らない いつか龍にもわかるんだろうか・・・ でも今は龍がどんな試合をするのか 何が何でも龍のバスケの試合を見てやる・・・)
俺はそう思いながら龍の後ろ姿を見ていた
(つづく)
見ているこっちも熱くなってしまう様な
どちらも必死にボールを追いかける展開になっていた
試合が終わると体育館に居た生徒達皆から
次々と拍手がおこり大きな拍手となっていた
(俺もああいう試合がしたい そしたら龍は俺の事を少しは褒めてくれるのか・・・)
男子バレーボールは勝ち抜いた3クラスが戦う三つ巴になった
俺達6組はコートに立っていた
すると俺達の隣で試合に勝ち進んで来た5組がコートに立った
5組とはいつも体育の授業で戦っているヤツらだった
(結構厄介なヤツらが揃ってるんだよなぁ~)
俺はメンバーを見てそう思っていた
そして試合は始まった
(さぁ~真彦はどう出る? 今回は前の試合見たいには行かねぇ~んじゃねぇ~の?)
(俺がおもいっきり打ってるのになぜか拾われる めんどくせーヤツらだなぁ~)
俺はなるべく人を避け居ないところへと打ち込んでいた
それでもなかなか点差が開かなかった
(マジか・・・ 龍の見て居る前で負けたくねぇ~ 何とかしねぇ~と・・・)
俺のチームも息を切らし
必死にボールを繋いでくれていた
(さすがバレーボール部だなぁ~尊敬する・・・)
あと1点がなかなかとれなかった
それでも最後に俺が打ったボールが決めてとなり
長い試合は終わった
(やっと終わった・・・ 長かったなぁ~ 龍は見ててくれたよなぁ~)
勝った俺達はコートを出て
代わりに元気な4組がコートに入って来た
(5組はもうヘロヘロで試合にならねぇ~だろう・・・ 次俺達と試合をするのはあの元気な4組だなぁ~)
案の定5組は試合にならず
一方的な試合になり
俺達はまたコートに立っていた
(いよいよ決勝だなぁ~ 少し休んだから大丈夫元気だ試合には問題ねぇ~)
俺は振り返って龍を探した
(良し・・・ 龍は俺を見てる・・・)
(何で今真彦は俺を見た?)
俺達は勢いのある4組に苦戦をしていた
(ヤベ~すぐに追いつかれる・・・ 5組のヤツらと大差がねぇ~ これじゃ~また試合が長くなる・・・)
体育館中の生徒が声を出しているのではないかと思うくらい
俺達の試合は盛り上がっていた
(真彦も良く身体が動くよなぁ~)
俺は真彦の身体能力に関心をしていた
ボールを追いかける事に必死になり
気がついてみると長いホイッスルの音が響いていた
(真彦は良くやったよ・・・)
(あと1点だったのになぁ~)
俺達6組は4組に負けた
けれどもたくさんの拍手を貰う事が出来た
(龍の見て居る前で勝ちたかったなぁ~)
俺は汗をふきながらそう思っていた
男子バレーボールが終わり
体育館では引き続き女子バレーボールが始まった
俺は龍を探しながら校庭に出て来た
(龍はどこだ? まだ体育館に居るとか?)
俺は校庭の水道で顔を洗っていた
「真彦」
龍の声に俺は顔もふかずに振り向いた
「龍」
龍がクスっと笑った
俺は慌てて顔をタオルでふいていた
「真彦の試合見てた 頑張ったなぁ~」
「負けちゃったけどなぁ~」
「いやいい試合だったよ」
(やったー龍に褒められた・・・)
俺は嬉しくなって顔を隠す様にタオルを顔に当てていた
(ヤベ~顔がニヤける・・・ 龍は俺の試合を見てどう思った?どう感じた? 聞きてぇ~聞きてぇ~けど俺の顔が・・・)
校庭では女子がサッカーの試合をしていた
俺は龍に気づかれない様に身体を校庭の方に向けていた
(何か話をしねぇ~と龍に怪しまれる・・・)
「あっ 龍のクラスもスゲーいい試合だったなぁ~」
(良かった言葉が出た)
「俺は正直あんなにいい試合をするとは思わなかったけどなぁ~」
「そうなのか?」
俺はそう言いながら龍に視線を向けた
(龍のクラスの雰囲気がまったくわからねぇ~んだけど・・・)
「女子バレーボールが終わったら 龍は体育館で男子のバスケットボールが始まるんだろう 俺も龍の試合見たいんだけど・・・」
「どうだろうな 真彦だってこの女子サッカーが終わったら 男子のサッカーに出るんだろう・・・」
「あぁ~出る」
「真彦はタフだなぁ~」
そう言いながら龍は笑った
校庭での女子サッカーが終わり
男子がぞろぞろと校庭に集まって来た
「何組からだろう?」
校庭にクラスの代表が集まった
「1組と6組 2組と4組 3組と5組の試合となりました 1組と6組は準備して下さい」
先生の大きな声が響いて来た
「龍 俺龍のクラスと試合だって・・・」
「あぁ~聞こえた」
「じゃ~龍 俺行って来る」
俺はそう言って龍から離れた
(マジか・・・ 龍のクラスとだ・・・)
俺達はゼッケンを付けて整列した
「時間短縮の為20分間とします 20分で勝負がつかない場合はPKとなります」
(マジか短い これは速攻で点を取った方の勝ちだな・・・)
試合が始まり俺はボールが来るのを待っていた
パスがうまく繋がらずボールは行ったり来たりを繰り返し
1人の生徒が倒れ込んでいた
みんながその生徒に集まった
「何?どうした?」
見れば1組の生徒が足を押さえていた
「接触事故だ」
「誰か交代して・・・」
みんなが1組の集まって居る方へと視線を向けていた
俺はとりあえず1組の方へと歩いていた
(誰かケガしたのか・・・)
「ケガしたって・・・」
「出られるヤツ」
「どうする?」
みんなが騒いでいた
「あっ藤堂君」
みんなの視線が俺に向けられた
「藤堂君出てくれる?」
「別に構わねぇ~けど・・・」
「藤堂君なら足も速いし・・・」
(真彦と同じチームで試合をした事はあるけど敵同士は初めてだ・・・ おもしろくなりそうだ・・・)
俺は言われた通りにゼッケンを付けた
(おいおいマジかよ・・・)
龍がゼッケンを付けて走って来た
「試合を再開します」
(マジで龍と戦うんだ これは怖いけどおもしろい・・・)
試合が始まりボールが左右にふられ
いきなり龍の所にボールが飛んで来て
俺は迷わず龍の前へと走り込んだ
「龍 龍が出る事になってたの?」
「いや 偶然だ・・・」
「何だよそれ・・・」
「真彦 縮め・・・」
「無茶言うなよ・・・」
(龍は右か左か?)
俺は龍の動きを伺っていた
(真彦をぬくのは厄介だなぁ~ ここはうまく真彦を利用して・・・)
俺は真彦の動きを見ながらボールを動かした
俺は龍との距離を詰めて行った
(龍はどっちだ右か左か・・・)
俺は龍に手が届く距離まで来ていた
(今だ・・・)
龍はあろう事か俺の股の間にボールを蹴った
俺は驚きそのまま龍の肩に両手を乗せていた
(待ってマジか・・・)
みんなが俺と龍をおいて走って行った
俺は動く事が出来なかった
「真彦 大丈夫か?」
「大丈夫じゃねぇ~よ 何だよあれ あんなのってアリかよ・・・」
俺はやっと龍の肩から両手を離した
「真彦はぬけねぇ~って思ったからなぁ~」
(龍が笑ってる 悔しいはずなのに嬉しい・・・)
「真彦を利用させてもらった・・・」
「俺を利用?」
「右か左に来ると思っただろう・・・ だからうまくいった・・・」
「龍 もう一回・・・」
「もう時間がねぇ~よ」
そう言いながら龍は走って行った
(ヤベ~楽しい俺龍の肩にまた手を乗せてたしかも両手・・・)
俺はドキドキしながら龍を追いかけた
試合は決まらずPKとなった
1組と6組から5人ずつ前に出た
俺は龍の隣でその5人を見ていた
「なぁ~龍」
「ううん?」
「もし龍だったらどっちに蹴る?」
「そうだなぁ~ 何も考えずに蹴るだろうなぁ~」
「えっマジで・・・」
「真彦がさっき俺の前に来た時も 真彦はぬけねぇ~って思ってどうするかって思った時 自然と身体が動いた 変にあそこで考えてたら真彦にボール持って行かれてただろうなぁ~」
「一瞬何が起きたのかわかなかった 俺が気がついてたらボールがなかった」
(ボールがなくて俺は龍の肩に両手を乗せてた・・・)
「真彦の顔おもしろかった・・・」
龍はまたクスっと笑った
1組と6組のPK対決は6組が勝っていた
「真彦 俺は体育館に居ってる」
「あぁ~ 龍終わったら見に行くから・・・」
「来なくていいぞ」
そう言って龍は体育館の方へと走って行った
(龍は俺が肩に両手を乗せても多分何とも思わない 俺がドキドキしている事なんて知らない いつか龍にもわかるんだろうか・・・ でも今は龍がどんな試合をするのか 何が何でも龍のバスケの試合を見てやる・・・)
俺はそう思いながら龍の後ろ姿を見ていた
(つづく)
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