両片想いは気づかれない

羽田京

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プロローグ

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親友である星野ほしの美花みかのことが好きだと気づいたのは中学二年。“片想い”の恋心を抱えたまま二年が経過し、高校一年の春。俺—須田すだ佳祐けいすけは美花と同じ高校に入学した。幸運なことに、高校一年のクラスは美花と同じクラスだ。
目標:高校一年の間に美花に告白する。
ここを逃せば、チャンスはない。この恋を片想いで終わらせないための勝負の一年が始まった。

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