5 / 30
大黒魔石
しおりを挟む「魔族と人間は不倶戴天の敵、裏ルートで世界を滅ぼすのは魔族なんですよ!? そんな簡単に仲良くなれるはずないのに!」
語気荒く俺に訴えるミューゼア嬢。
なぜか彼女は涙目だ。どうしたんだろう、俺は前に出した両手を軽く振って苦笑いで返した。
「ちょ、ちょっと待ってください。そんな大層な話じゃありませんて」
「大層な話です! 人類の前に立ちはだかるはずの魔族王ですよ? ガリアードレですよ? それがなんで、ギリアムさまと仲良くなってるんですか」
んー。
「あいつとの一騎打ちで勝ったら、なんだかショボンとしちゃって」
そのショボくれかたが半端なくて、なんだか可哀そうになった俺は言ったんだっけ。
「おまえも強かったぞガリアードレ、って」
そしたら懐かれた。
まー実際すごい強かった、ガキ時代の俺よりホンの少し、本来はアイツがの上だったと思う。
思えば、勝てたのはミューゼア嬢のお陰だったかもな。
彼女の予言で魔族に負けたときのことを聞いてたから、「負けてたまるか」という気迫が内から湧いて出たのだから。
あー久々に腕試ししたいかも。こんど会いにいくか。
「戻りましたギリアムさま。大黒魔石を処理する宝具には心当たりがあるそうです、お貸しくださると」
「よし」
「それとガリアードレさまからの伝言です『今度顔を見に行くのじゃ』とのことでした」
お、あっちから来るってか。
丁度いい、また強くなった俺を見せてやれるな。
「魔族の宝具に関しては準備できましたミューゼア嬢、これでよろしいですかね?」
「え? あ? なんでもう返事を頂いてこれたのです!?」
ウチの町とガリアードレの国には、『鏡』を使った相互通信端末が置かれている。
魔族の宝具らしいが、俺の顔を見たくて仕方ないガリアードレが勝手に設置していったのだ。
「通信装置……!? この世界の技術力だと、都にすらそんなものまだ存在しないのに」
「ちょっとだけ便利だよ?」
「ギリアムさまの原作ブレイカーっぷりには、もう言葉がありません」
なんだか呆れ顔のミューゼア嬢だ。
そんな特別なことをしたわけでもないんだけどな。
「それにしても、ミューゼア嬢は本当に色々なことを知ってらっしゃる」
「ギリアムさまが関わっていると、計算外のことばかり起こって困惑してしまいますけどね」
「なんだか申し訳ない」
「いえ構いません。そういう方なのだな、と理解しました」
呆れ顔のままに苦笑をされてしまった。
だが彼女の顔は、この地に一人残されて馬車が去ったあの時と、比べ物にならないくらい明るくなっている。
よしよし。それなら万事オッケーだ。
大黒魔石を壊せば、魔物が減って商人が立ち寄りやすい町になる。
そして町が発展すれば中央から難癖付けられづらくなり、破滅エンドも遠くできる。
わかりやすい話で良いじゃないか。
なんだかウキウキしてきた。
「そうなったら毎月祭りを催したいな。大市を開くんだ、旅商人が余所からやってくるような」
「当面は税を安くして人を呼び込むのがいいかもしれませんね」
「いいですねミューゼア嬢、それですね」
「そうなると、街道の整備もしなくてはなりませぬな」
「確かに。セバスの言う通りだ」
予定がいくらでも立ってくる。いいことだ。
この領の未来が楽しみで仕方ない。
「うふふ、もう事が成ったとばかりに嬉しそうですね」
「領民も喜んでくれるに違いないよなぁ。ありがとうミューゼア嬢、あなたはこの町に可能性をもたらしてくれました」
思わずミューゼア嬢の手を握ってしまう。
彼女は顔を真っ赤にし、俺は顔を真っ青にした。
対女性コミュ障、ここに極まれり。ヤバい、俺めっちゃ失礼だった。
俺たちはテーブル越しに距離を取り直し、ゴホンと同時に咳払いをする。
「えっとそれじゃ……、あとはどうやって黒魔石を探すか、ですね」
「は、はい。そうですね、それについてお話が」
「なんでしょうか」
彼女が言うには、魔石の近くには当然ながらより多くの魔物が集まってくるという。
なるほど我が領には一つ、そういった場所がある。
「魔物の森が怪しい……と仰られるわけですね、ミューゼア嬢は」
「ええ」
「わかりました。さっそくそこから調べてみることにしましょう」
◇◆◇◆
魔物の森を調査することにした。
だが森は広いので、大黒魔石がありそうな場所にアタリを付けておかないと延々彷徨うことになりかねない。
「なにか……森のどこで魔物とよく遭遇しやすい、などの情報があれば良いのですが」
「といいますと?」
「魔石に近い場所ほど魔物が多くなると思うのです。ですから」
ああ、魔物は魔石に誘われるからか。それならば。
「屋敷の書庫に、領内の魔物に関する討伐記録が残っているはずです。それを調べれば魔物との遭遇情報が得られるかと」
「いいですね、拝見しても?」
「当然です。よろしくお願いします」
書庫に入ると、カビくささと埃の匂い。
これは本の匂いだ。俺はこの匂いが苦手なのだけど、ミューゼア嬢は書庫に入った途端、大きく深呼吸をした。
「ああ、たくさんの本の匂い。なんだか落ち着きますねー」
「本がお好きですか?」
「はい。実家でもよく書庫に入り浸っていました。前世も、当然」
よくわからないがミューゼア嬢は本がお好きらしい。これは心強い。
いったん調べものは彼女に任せ、俺は冒険者ギルドへと赴いた。小規模ながら、しっかりと大陸の流れを組む組織だ。
そこに、魔物の森の探索クエストを出しておいたのだ。
何故か。
魔物の森には、主と呼ばれる強い魔物が居る。
鋼黒竜ヴェガド。20年ほど前から森に居ついた、エンシェント級と呼ばれる大ドラゴンである。
鉱石の鱗を持つヴェガドは人を食べたりはしないので、俺たちに興味を持つことはあまりない。
だが、気づかず近くで狩りなどをして領域を犯すと怒りだす。怒らせると、とても面倒だ、これまで幾度か奴を怒らせてしまい、町を荒らされたことがある。
その度に追い返しはしたのだが、結局は倒せず仕舞い。とにかく硬いのだ。
大黒魔石のありそうな場所が、アイツの居場所と被っていたら少し面倒なことになるからな、今のアイツがどこに居るのかは把握しておかないと。
そうして屋敷に帰るころには空は暗くなっていた。
「ずっと書庫に居たのですか!?」
「ええ、はい。この国の記録を読んでいると、面白くて」
セバスに頼んで、二人分の軽い食事を書庫まで運んで貰った。
手の汚れないサンドイッチを摘まみつつ、俺はミューゼア嬢の話を聞いた。
「ライゼル領は、本当に昔から魔物と戦い続けてきた土地なのですねぇ」
「そうですね。遠い昔に時の王から請われ、魔物を一万匹殺して土地を拓いたのがこのライゼルだと俺は聞かされています。なんでも、始祖である領主は王から勇者の称号を頂いたとかなんとか」
「その上、魔族の領地とも隣接しているから度々の勢力争い。何度も魔族の侵攻を退けてきているのですね」
そう。しかしそれは、10年と少し前の最終決戦で和解となった。
今は魔族と協力しながら魔物を倒すことすらある。
「魔族と和解は、本当に何度聞かされても信じられません」
「そのうちミューゼア嬢にもガリアードレの奴を紹介致しますよ。悪い奴じゃないので」
「楽しみなような、怖いような」
少し苦笑い気味の笑顔を閃かせて、彼女は本をめくっている。
「あ、ほら。せっかくなので出来たてのサンドイッチをお召し上がりください。こう見えてサンドイッチにも、美味しく食べられる時間というものがあるのです」
「そうなのですか?」
「はい。時間が経つとパンも渇いてしまいますからね、それに、挟んだ野菜の水気でマスタードが水っぽくなってしまったり」
「……なるほど、今まで考えたこともありませんでした」
恐縮したていで、サンドイッチを口に運ぶミューゼア嬢。
なにかに気がついたように、首を傾げた。
「あら、このパンは……」
「お気づきになられましたか。我が領名物のパパラ米を粉にして捏ねた白パンです。小麦の白パンよりもモチモチしているでしょう?」
「はい。これは面白い食感、サンドイッチに合いますね」
交易できれば、パパラ米は必ずウチの主力生産品となると俺は思っていた。
パンにしても美味しい、米として食べても、モチモチで美味しい。嗜好品にも成りえると思うのだ。
「パパラ米……、聞いたことがないのですが、このお米はどちらで?」
「ガリアードレが種もみをくれたのです。友好の証に、と。魔族領で重宝されているお米とのことでした」
「……なるほど、私の知る未来では魔族王と人間が友誼を結ぶなんてことはありませんでした。だから私の知識になかったのですね」
「お気に召して頂けましたでしょうか」
「はい、とても」
ミューゼア嬢は最後にお茶を飲み、また調べものに戻った。
「この地図……見覚えが。ああそうだ、確かゲームと同じマップ……」
記録書を幾つも広げて、ブツブツとなにかに集中しながら呟いている。
「えっと、ここがこうで、ああだから……。でもギリアムさまはゲームの原作ブレイカーでらっしゃるから、違っている可能性も」
集中力すごいな。
もう俺の方なんか見向きもしないで書物に没頭を始めてる。
俺は彼女の邪魔をしないように食器の類を片付けると、こっそり書庫を出ていった。
それから彼女は三日間、書庫に篭った。
寝るのも書庫で、着の身着のまま、文字通り篭り続けた。
夜中に起きて、机に突っ伏して眠っている彼女に毛布を掛けるのが日課になりつつあった。
「ミューゼア嬢は頑張る方だな、セバス」
「はいギリアムさま」
「俺が屋敷を開けてるときは、必ず気に掛けておいてくれ。間違っても風邪なぞひかせたりしないよう」
「おまかせください。ギリアムさまも、冒険者ギルドでの情報収集、あまり根を詰めることなきよう」
「わかってるつもりだが、ああも彼女の頑張る姿を見てしまうとね」
俺は苦笑しながら毎日ギルドの冒険者から話を聞きに回っていた。
そして日の終わりに書庫へと赴いて、お互いが今日得た情報を交換し合う。
一緒になって夜、書庫で作業をしていると、不意のときに身体がぶつかったりすることがあった。机の上に広げた資料を取ろうとしたときに起こりがちだ。
「ひゃっ!」
その度に飛びのいてしまう俺。くぅぅ、いつまでもこれじゃ失礼なことはわかっているのだが。
「……気になさらないでくださいギリアムさま。女性が苦手なのは承知しておりますので」
「いえ、その……面目ない」
「あ、そういえば」
その日、そう言ったミューゼア嬢は、なにやら手持ちの鞄の中をゴソゴソと。
「ギリアムさまの努力を見て、私も協力したくて……どうでしょうか、これ」
取り出したのは、妙な形のマスクだ。それを顔に装着する。
「えっと? それは……」
「いえ、もしかしたら、私が顔を隠せば少しは平気になるかと思いまして」
そう言いながら、マスクをした彼女が俺の方へと手を伸ばしてくる。
「ひゃっ!」
「……ダメそうですね。すみません」
「あ、いえ!」
頑張る。俺は頑張るぞ、ミューゼア嬢がマスクまで用意してくれて俺に気を遣ってくれたんだ。
「むぎゅー」
と彼女の手を握ると、俺ではなくむしろミューゼア嬢が「きゃっ」と驚きの声を上げた。それでも気にせず彼女の手を握り続ける俺。
「だ、大丈夫ですかギリアムさま?」
「大丈夫ですとも」
「本当ですか。汗が出てますけども」
「汗っかきですみません」
むぎゅー。握る握る。目を瞑って、必死になって握ってる。よしよし、ちゃんと頑張れてるな俺、まずは女性に慣れていく第一歩を踏み出せた。今日の一歩は明日の二歩に続くんだよね、俺知ってるんだ。だから、今日を頑張るのが大事。今日を頑張れる者だけが明日も頑張れるのであって――。
…………。
……。
気がつくと、俺は自室のベッドで横になっていた。
起きた俺の顔を、心配そうに覗き込んできたのはセバスだ。
「無茶をなされたようですな」
「お、俺は……? あれ?」
自分があのまま気を失ったという顛末をセバスから聞かされ、申し訳ない気持ちで一杯になる。ああ、俺はミューゼア嬢に恥を掻かせてしまったのではないか。女性の手を握って気絶だなんて、失礼にもほどがある。
俺は図書室に急いだ。
扉を開けると、ホッとした顔で俺の方に振り向くミューゼア嬢。
「ギリアムさま。お身体は大丈夫なのですか!?」
「申し訳ありませんでした。まさか気絶してしまうとは、なんたるご無礼!」
頭を下げると、彼女はむしろ申し訳ないという顔で笑った。
「いえ。こちらこそ無理をさせてしまったみたいで。マスク程度じゃ効果ありませんでしたね」
「はい……。あ、いえ」
「いいんです。また、なにか考えてきます。そのときは、また試して頂いても……よろしいですか?」
「え? ――は、はい、もちろんです!」
なんでそこまでするのですか、なんて野暮なことは聞かなかった。
彼女は明確な意思を以て、俺に近づこうとしてくれているのだ。
それから俺たちは毎日の調べものをしながら、女性恐怖症の克服チャレンジをするようになった。二人で隣同士の椅子に座ったり、一冊の資料を二人で開いて読んだり、書架の高い棚にある本を取るために彼女をおんぶしたり。
最初はやっぱり汗ダラダラだった。
冷や汗に脂汗、高鳴る鼓動に揺れる視界。だけどしばらく一緒に作業を続けていると、少しだけ変化が訪れた。少しづつ、調べものに集中できる時間が増えていったのだ。
真剣に調べものを手伝ってたからかもしれないし、彼女が夢中で調べものをする姿に心を打たれたのかもしれないし、理由はわからない。
ただ、二人で行うこの作業時間が、だんだん楽しいものと思えてる自分に気がついた。
力を合わせて一つのことに集中する。
そういや領民たちとも、こうやって一緒に田畑を作っていったっけ。
俺は女性が苦手で、彼女は俺が女性恐怖症になった切っ掛けの人だけど、頑張る人は好きだ。彼女のことをだんだん好ましく感じている自分を、俺は自覚した。
ミューゼア嬢の仕草に目が奪われるのだ。
本の頁をめくる細い指先、考え事をしているときは、それがトントンと文字を叩く。唇が動いて、ブツブツと独り言に没頭する。
たぶん無意識なのだろうが、彼女は常に目をクルクルと回しながら文字を追っている。
知識に貪欲なのかな?
脳筋な俺にはわからないけど、なんだか楽しそうでもある。
没頭してるときでも、時折り思い出したように横にいる俺に気づき、「しまった無視しちゃってた」とばかりに申し訳なさそうな顔でとりとめない話題で話しかけてくるのに答えるのも、案外悪くないもんだ。
といってまだ、女性恐怖症が治ったわけじゃあないんだけどね。
だけど、これならいずれ……。
そして一週間が経ったころ。
「不思議ですね」
「どうしました、ミューゼア嬢」
資料をめくっていた彼女が初めて見せる困惑の表情。
なにがあったのだろう。
「見てください、この資料を。10年前は森の西で魔物が多かったのに、5年前から東にシフトしています」
「んー? それはつまり?」
魔物は大黒魔石に引き寄せられるから、魔物と最も出会いやすい場所周辺に大黒魔石があるだろうと俺たちは予想した。
「つまり、大黒魔石が森の中を移動しているのではないかと、この資料からは読み取れてしまうのです」
「魔石が移動? なんでまた」
「わかりません。大黒魔石は生き物じゃありません、鉱石です。自ら移動する、なんてことはないと思うのですが……」
こう……せき? 鉱石? ――あ。
思い至ることが一つあった。
「鋼黒竜……ヴェガド?」
「え?」
「いえその、ミューゼア嬢。あの魔物の森には、鉱物食べるとされる竜が、主として生息しているのです」
「――――!!」
ミューゼア嬢はビックリした顔で俺を見返した。
「つまりその鋼黒竜ヴェガドが、大黒魔石を食べて同化している、と?」
「その可能性は高いかと」
「ちょ、ちょっと待ってくださいね。えーと、ヴェガド、ヴェガド……」
彼女はなにか記憶を探っているようで、おでこに人差し指を添えて目を瞑った。
「えっと、ああそうでした、確か最終盤のダンジョンで宝箱を守る特殊ボス……」
ブツブツと、またなにかよくわからない言葉を発している。
こういうときの彼女って、なんだか未来人だか何かに見えなくもない。予知できるっていうのも、きっと大変なんだろうな。なにせ自分の破滅する未来までわかってしまうのだから、どこかで絶望してしまうのもわかる気がする。俺は平凡に生まれてよかったなぁ。
「大変ですよギリアムさま! そのドラゴンは超絶強敵です、例えるなら百面ダイスを10回連続で振り投げて、全て5%のファンブルをして貰わないと一撃死させられてしまうような奴! 到底勝ち目がありません!」
「よくわからないけど、わかりました」
「わかって頂けましたか!」
「はい」
俺は頷いた。
「仕方ありません、鋼黒竜ヴェガドとはいずれ決着をつけるつもりでした。この機会に倒してしまいましょう」
ええええええーっ! と。
ミューゼア嬢は仰天の顔を見せたのだった。
59
あなたにおすすめの小説
悪徳領主の息子に転生しました
アルト
ファンタジー
悪徳領主。その息子として現代っ子であった一人の青年が転生を果たす。
領民からは嫌われ、私腹を肥やす為にと過分過ぎる税を搾り取った結果、家の外に出た瞬間にその息子である『ナガレ』が領民にデカイ石を投げつけられ、意識不明の重体に。
そんな折に転生を果たすという不遇っぷり。
「ちょ、ま、死亡フラグ立ち過ぎだろおおおおお?!」
こんな状態ではいつ死ぬか分かったもんじゃない。
一刻も早い改善を……!と四苦八苦するも、転生前の人格からは末期過ぎる口調だけは受け継いでる始末。
これなんて無理ゲー??
序盤でざまぁされる人望ゼロの無能リーダーに転生したので隠れチート主人公を追放せず可愛がったら、なぜか俺の方が英雄扱いされるようになっていた
砂礫レキ
ファンタジー
35歳独身社会人の灰村タクミ。
彼は実家の母から学生時代夢中で書いていた小説をゴミとして燃やしたと電話で告げられる。
そして落ち込んでいる所を通り魔に襲われ死亡した。
死の間際思い出したタクミの夢、それは「自分の書いた物語の主人公になる」ことだった。
その願いが叶ったのか目覚めたタクミは見覚えのあるファンタジー世界の中にいた。
しかし望んでいた主人公「クロノ・ナイトレイ」の姿ではなく、
主人公を追放し序盤で惨めに死ぬ冒険者パーティーの無能リーダー「アルヴァ・グレイブラッド」として。
自尊心が地の底まで落ちているタクミがチート主人公であるクロノに嫉妬する筈もなく、
寧ろ無能と見下されているクロノの実力を周囲に伝え先輩冒険者として支え始める。
結果、アルヴァを粗野で無能なリーダーだと見下していたパーティーメンバーや、
自警団、街の住民たちの視線が変わり始めて……?
更新は昼頃になります。
オバちゃんだからこそ ~45歳の異世界珍道中~
鉄 主水
ファンタジー
子育ても一段落した40過ぎの訳あり主婦、里子。
そんなオバちゃん主人公が、突然……異世界へ――。
そこで里子を待ち構えていたのは……今まで見たことのない奇抜な珍獣であった。
「何がどうして、なぜこうなった! でも……せっかくの異世界だ! 思いっ切り楽しんじゃうぞ!」
オバちゃんパワーとオタクパワーを武器に、オバちゃんは我が道を行く!
ラブはないけど……笑いあり、涙ありの異世界ドタバタ珍道中。
いざ……はじまり、はじまり……。
※この作品は、エブリスタ様、小説家になろう様でも投稿しています。
過労死コンサル、貧乏貴族に転生す~現代農業知識と魔法で荒地を開拓していたら、いつの間にか世界を救う食糧大国になっていました~
黒崎隼人
ファンタジー
農業コンサルタントとして過労死した杉本健一は、異世界の貧乏貴族ローレンツ家の当主として目覚めた。
待っていたのは、荒れた土地、飢える領民、そして莫大な借金!
チートスキルも戦闘能力もない彼に残された武器は、前世で培った「農業知識」だけだった。
「貴族が土を耕すだと?」と笑われても構わない!
輪作、堆肥、品種改良! 現代知識と異世界の魔法を組み合わせた独自農法で、俺は自らクワを握る「耕作貴族」となる!
元Sランク冒険者のクールなメイドや、義理堅い元騎士を仲間に迎え、荒れ果てた領地を最強の農業大国へと変えていく、異色の領地経営ファンタジー!
転生貴族の移動領地~家族から見捨てられた三子の俺、万能な【スライド】スキルで最強領地とともに旅をする~
名無し
ファンタジー
とある男爵の三子として転生した主人公スラン。美しい海辺の辺境で暮らしていたが、海賊やモンスターを寄せ付けなかった頼りの父が倒れ、意識不明に陥ってしまう。兄姉もまた、スランの得たスキル【スライド】が外れと見るや、彼を見捨ててライバル貴族に寝返る。だが、そこから【スライド】スキルの真価を知ったスランの逆襲が始まるのであった。
平凡なサラリーマンが異世界に行ったら魔術師になりました~科学者に投資したら異世界への扉が開発されたので、スローライフを満喫しようと思います~
金色のクレヨン@釣りするWeb作家
ファンタジー
夏井カナタはどこにでもいるような平凡なサラリーマン。
そんな彼が資金援助した研究者が異世界に通じる装置=扉の開発に成功して、援助の見返りとして異世界に行けることになった。
カナタは準備のために会社を辞めて、異世界の言語を学んだりして準備を進める。
やがて、扉を通過して異世界に着いたカナタは魔術学校に興味をもって入学する。
魔術の適性があったカナタはエルフに弟子入りして、魔術師として成長を遂げる。
これは文化も風習も違う異世界で戦ったり、旅をしたりする男の物語。
エルフやドワーフが出てきたり、国同士の争いやモンスターとの戦いがあったりします。
第二章からシリアスな展開、やや残酷な描写が増えていきます。
旅と冒険、バトル、成長などの要素がメインです。
ノベルピア、カクヨム、小説家になろうにも掲載
悪役貴族に転生したから破滅しないように努力するけど上手くいかない!~努力が足りない?なら足りるまで努力する~
蜂谷
ファンタジー
社畜の俺は気が付いたら知らない男の子になっていた。
情報をまとめるとどうやら子供の頃に見たアニメ、ロイヤルヒーローの序盤で出てきた悪役、レオス・ヴィダールの幼少期に転生してしまったようだ。
アニメ自体は子供の頃だったのでよく覚えていないが、なぜかこいつのことはよく覚えている。
物語の序盤で悪魔を召喚させ、学園をめちゃくちゃにする。
それを主人公たちが倒し、レオスは学園を追放される。
その後領地で幽閉に近い謹慎を受けていたのだが、悪魔教に目を付けられ攫われる。
そしてその体を魔改造されて終盤のボスとして主人公に立ちふさがる。
それもヒロインの聖魔法によって倒され、彼の人生の幕は閉じる。
これが、悪役転生ってことか。
特に描写はなかったけど、こいつも怠惰で堕落した生活を送っていたに違いない。
あの肥満体だ、運動もろくにしていないだろう。
これは努力すれば眠れる才能が開花し、死亡フラグを回避できるのでは?
そう考えた俺は執事のカモールに頼み込み訓練を開始する。
偏った考えで領地を無駄に統治してる親を説得し、健全で善人な人生を歩もう。
一つ一つ努力していけば、きっと開かれる未来は輝いているに違いない。
そう思っていたんだけど、俺、弱くない?
希少属性である闇魔法に目覚めたのはよかったけど、攻撃力に乏しい。
剣術もそこそこ程度、全然達人のようにうまくならない。
おまけに俺はなにもしてないのに悪魔が召喚がされている!?
俺の前途多難な転生人生が始まったのだった。
※カクヨム、なろうでも掲載しています。
【最強モブの努力無双】~ゲームで名前も登場しないようなモブに転生したオレ、一途な努力とゲーム知識で最強になる~
くーねるでぶる(戒め)
ファンタジー
アベル・ヴィアラットは、五歳の時、ベッドから転げ落ちてその拍子に前世の記憶を思い出した。
大人気ゲーム『ヒーローズ・ジャーニー』の世界に転生したアベルは、ゲームの知識を使って全男の子の憧れである“最強”になることを決意する。
そのために努力を続け、順調に強くなっていくアベル。
しかしこの世界にはゲームには無かった知識ばかり。
戦闘もただスキルをブッパすればいいだけのゲームとはまったく違っていた。
「面白いじゃん?」
アベルはめげることなく、辺境最強の父と優しい母に見守られてすくすくと成長していくのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる