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農村開発?

敵?襲来

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『助けてジーク!!!』『すまん!!いそいで来てくれるか?』と突然頭の中に緊迫した念話が響いた。
「すいません。なんかシルクたちが危ないみたいなので、ちょっと行って来ます」そういうとぼくらは転移しようとしたとき、
「何やら危ない話みたいだな俺達も付いて行くぞ」そう言ってギルマスがガイアスをつれてぼくたちと共に転移する様促した。
「向こうで何があるか分からないんですよ。武器は持っていますか?」と聞くと
「ああ大丈夫だ」そう言ってギルマスは拳をあげてガントレットをみせてくれた。
「オレはこれだ」そういってガイアスは長剣を見せてくれたので、
「では行きます。ぼくらに触れていて下さい」そう言ってイコロの森に転移して行った。



イコロの森に到着するとさっきまでにぎやかだった森の中が何の音もしなくなっていた。イヤ森自体が燃えていたのだ。
「シルク!!、ワイルダー!!何処だ!!!」そう言って大声を上げながら拠点へ向かっていくと
「随分とかわいらしいやつが出て来たな。まさかこの森に奴ら以外居るとは思わなかったぞ」とどうみても冒険者とは思えない出で立ちの人たちがこちらを値踏みするように見てきた。
「火をかける事によって魔獣を追い出そうとしたようだが、逆に火にまかれたか?」とギルマスが声を掛けた。
「関係ねえだろ。おれたちはここにあるお宝を目当てにきたんだ。ジャマするなら死んでもらうぜ」そういって10人程襲いかかってきた。
「ばかが。おれたちにかなうわけないだろ」そうガイアスがいうと瞬く間にやつらを制圧してしまった。
「シルクどこだ?」と大声をあげると漸く彼らに捕らわれていたのか体にはあちこちに怪我をした状態で顔を出してくれた。
「大丈夫か?いま治療をするからな」そういってマジックバッグから傷薬を出すと
『有難う。突然あいつらが襲って来て、幼い子どもたちを守る為に離れられなかったの』と言うので
「偉かったな。他のグリフォンやドラゴンは逃げたのか?」と兄さんが聞くと
『大人達はこの火事を最小限に収めるためにいま外側から消火しているわ』と教えてくれた。
さてとシルクの手当が終わったので残っていた子どもたちの手当をしようと探すと依然シルクと出会った時のサイズの子どもたちが無傷の状態で顔を出してくれた。その数それぞれ7匹ずつ。良く無事でいられたと感心してしまう。
「ワイルダー此方は終わった。外からの結界と内側からの結界で消火させるぞ」と兄さんが連絡を入れると
『了解です。結界と結界の間が真空になるようにします。危険ですから退避してください』そういわれたので、まずはシルク達を転移。次にギルマスと5人の盗賊(?)、最期にガイアスと残りの盗賊たち(?)そしてぼくらが退避したのを確認したワイルダーと兄さんは結界を発動10分もしないうちに鎮火した。
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