110 / 129
第6章 王都へ
空路王都へ
しおりを挟む
仮縫いから2週間。カフスボタンとスカーフピンも出来上がり最後の荷物を詰めて私たちは空路王都へと向かった。
「途中、ライム達を預けるためにエルンスト領に寄るので、半日の空の旅だと思っていて欲しい」と言われた。まさか王都に家がないとは思わなかったが、騎獣を預けないと王都へは入れなとは思わなかった。
「ではエルンスト様の所に寄るんですね」
「ああ。1泊してそこからは馬車で2日ほどかかる。今回作った魔石でのお守りを兄さんに渡すんだろ」
「はい。お揃いで身につけれればと思って急いで作りました」そう言って大事そうに小さな箱をカバンから取り出した。
「他の護衛達も同じお守りを持っていたな」
「はい。少しでも悪意から守れればと思って」まさかのダメ出し?
「それで最近眠そうにしていたんだな」
「ちょっと加工に手間取っただえ。ボタンや装飾の一部になるように工夫したから」
「そのあとボタンじゃあ無理ということで装飾に変えたんだろ!!まったく」と額を小突かれた。
「さて、ライムひとまずエルンスト領までゆっくり行ってくれないか?そこでお前のつがいを探すことにもなっているから」
「《え?お見合い?》」私とライムの声が重なると
「別に問題はないはずだぞ。10歳といえばいても不思議ではないしな」
《そんなこと言われたって私他の一族知らない》
「大丈夫。一族の長はお前のおじいさんだし、4歳までいたのだからすぐに気がついてくれるよ」そう言って私とコハクをライムの背中に乗せて一路エルンスト領へと向かった。
~~~~~~~~~
なぜか空気になっているエドたちですが、それぞれ荷物を持ってエルンスト領に向かいます。
さて、エルンスト領はどのようなことがあるのでしょうか。キリがいいのでここまでにします。
5/20訂正済み
「途中、ライム達を預けるためにエルンスト領に寄るので、半日の空の旅だと思っていて欲しい」と言われた。まさか王都に家がないとは思わなかったが、騎獣を預けないと王都へは入れなとは思わなかった。
「ではエルンスト様の所に寄るんですね」
「ああ。1泊してそこからは馬車で2日ほどかかる。今回作った魔石でのお守りを兄さんに渡すんだろ」
「はい。お揃いで身につけれればと思って急いで作りました」そう言って大事そうに小さな箱をカバンから取り出した。
「他の護衛達も同じお守りを持っていたな」
「はい。少しでも悪意から守れればと思って」まさかのダメ出し?
「それで最近眠そうにしていたんだな」
「ちょっと加工に手間取っただえ。ボタンや装飾の一部になるように工夫したから」
「そのあとボタンじゃあ無理ということで装飾に変えたんだろ!!まったく」と額を小突かれた。
「さて、ライムひとまずエルンスト領までゆっくり行ってくれないか?そこでお前のつがいを探すことにもなっているから」
「《え?お見合い?》」私とライムの声が重なると
「別に問題はないはずだぞ。10歳といえばいても不思議ではないしな」
《そんなこと言われたって私他の一族知らない》
「大丈夫。一族の長はお前のおじいさんだし、4歳までいたのだからすぐに気がついてくれるよ」そう言って私とコハクをライムの背中に乗せて一路エルンスト領へと向かった。
~~~~~~~~~
なぜか空気になっているエドたちですが、それぞれ荷物を持ってエルンスト領に向かいます。
さて、エルンスト領はどのようなことがあるのでしょうか。キリがいいのでここまでにします。
5/20訂正済み
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
1,471
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる