ガチャで領地改革! 没落辺境を職人召喚で立て直す若き領主

雪奈 水無月

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二章:帝国議会編

第12話 『帝国議会の罠──迫る政治の影と、新たな仲間』

 砦防衛戦から一週間。
エヴァレント領は、魔物の脅威を退けたことで活気を取り戻しつつあった。

「領主様のおかげで、また畑が耕せるよ!」

「商人も増えてきたし、町が賑やかになってきた!」

ロイドは領民の声に微笑みながら、胸の奥に温かいものを感じていた。

(……本当に、みんなが頑張ってくれている。
 この領地は、必ず良くなる)

しかし──その平穏を打ち砕く知らせが届く。

◆ ◆ ◆

[帝国議会からの“召喚状”]

レベッカが書類を手に、険しい表情で執務室に入ってきた。

「ロイド様……帝国議会から“召喚状”が届きました」

「召喚状……?」

ロイドは書類を受け取り、目を通した。

『エヴァレント領の改革状況について、
帝国議会にて説明を求める』

ロイドは眉をひそめた。

「説明……?
 査察は終わったはずじゃ……」

リディアが静かに言う。

「これは“政治的圧力”です。
 公爵が議会を動かしたのでしょう」

レベッカが続ける。

「議会での説明は、領主にとって非常に不利です。
 公爵派の貴族たちが、ロイド様を追い詰めるために質問攻めにしてくるでしょう」

ロイドは息を呑んだ。

(……戦いだけじゃない。
 今度は“言葉”で戦わなきゃいけないのか)

◆ ◆ ◆

[ガチャ──必要なのは“政治の専門家”]

ロイドは光の輪の前に立った。

「……今の俺に必要なのは、
 帝国法や議会の仕組みに詳しい人材だ」

祈るように手をかざす。

光が弾け──ひとりの女性が姿を現した。

◆ 新キャラ登場

●《法律家》エミリア(SSR)

白銀の髪をまとめ、知的な眼差しを持つ女性。
手には分厚い法典を抱えている。

「法律家エミリア・ローレンス。
 帝国法、議会制度、交渉術──すべてお任せください」

ロイドは驚き、思わず声を上げた。

「エミリアさん……!
 帝国議会のことも詳しいのか?」

「もちろんです。
 議会の議員名簿、派閥構造、過去の判例──すべて把握しています」

レベッカが目を見開く。

「……ロイド様。
 これは“最高の人材”です」

リディアも頷く。

「議会戦は、エミリアさんがいれば戦えます」

ロイドは胸が熱くなった。

(……本当に、必要な時に必要な仲間が来てくれる)

◆ ◆ ◆

[エミリアの分析──議会の罠]

エミリアは書類を広げ、淡々と説明を始めた。

「ロイド様。
 今回の召喚状は“形式上は正当”ですが、
 実際は公爵派の策略です」

「やっぱり……」

「議会では、
 “領地の治安悪化”
 “魔物被害の増加”
 “改革の無計画性”
 などを理由に、あなたを追い詰めるつもりでしょう」

ロイドは拳を握りかけ──
静かに、しかし強く指先に力を込めた。

「……負けない。
 俺は、この領地を守るために戦う」

エミリアは微笑む。

「その意気です。
 議会戦は“知識”と“論理”の戦い。
 私が全力でサポートします」

◆ ◆ ◆

[しかし──公爵の次の一手]

その頃、帝都ゲルドラン邸。

「ロイドが議会に来る、か……
 ふん、愚かな小僧め」

公爵はワインを揺らしながら笑った。

「議会は私の庭だ。
 どれだけ準備しようが、
 あの小僧に勝ち目はない」

側近が尋ねる。

「次の策は……?」

公爵はゆっくりと笑った。

「“証人”を用意しておいた。
 ロイドを貶めるための、完璧な証人をな」

その目は、冷酷そのものだった。

◆ ◆ ◆

[ロイドの決意]

夜。
ロイドは書斎で、エミリアと共に議会の資料を読み込んでいた。

「……こんなに複雑なのか、帝国議会って」

「はい。
 ですが、ロイド様なら必ず乗り越えられます」

ロイドは深く息を吸い、静かに拳を結んだ。

(戦い方は変わっても──
 守るべきものは変わらない)

「行こう、エミリア。
 俺は……絶対に負けない」

こうして、
“帝国議会編”が幕を開ける。
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