龍王は魔法少女のペットになりました!!

リーグロード

文字の大きさ
7 / 19
魔法少女誕生

魔法少女爆誕

しおりを挟む
 歩美あまり遠くに行かないでね~

「は~い」
今日は朝からいい天気で良いことありそうだな。
神サマお願いします、私を可愛いマスコットを連れた魔法少女にしてください。



晴れた日に突然の雷が落ち少女の命をいとも容易く奪い取って行った。

「あれ?此処どこ?」

いきなりですまぬのお嬢さん、私は神様じゃ。

???

ほほほ、いきなりだったので分からんようじゃのう
お嬢さんの願いは魔法少女になることじゃったな。

「うん」

辺りを照らす太陽のような笑顔で歩美は頷いた。

うむ、良い返事をするのう。
お嬢さんには3つの転生特典が与えられるのじゃ。
何か3つ好きな物を何でもくれてやろう。

「う~ん」

「決まった!!」

そうか何でも言ってみなさい。

「私が欲しいのはどんな願いも叶えられる魔法少女と、強くて可愛いペットに食い切れないほどのケーキが欲しい」

成る程のう、2つ目と3つ目は叶えてやろう、だが1つ目の願いはお嬢さんのやり方次第で叶うじゃろ。
さあ、魔法少女と龍とケーキを持って世界を救うのじゃ。



「きゃー~」

ドスン

「グヘ~」

「きゃっ」

神によって落とされた歩美は先に落とされたザッハーグの背中に落ちたおかげで地面への衝突をまぬがれたのだった。

「すごーい、こんなキレイな場所初めて」

「そりゃいいがさっさとどいてくれ」

「あ、ごめんなさい」

「まったく、王を踏み潰すと「キャーーーー!!」

うるさいな、これだからガキは嫌いなんだけどな、
そもそも神のやろうコイツが俺と一緒に世界の歪みを直す人物なのか?
俺の姿を見てビビって悲鳴をあ「カワイイ」

ん?

「ちっちゃくてとってもカワイイ」

な、俺がちっちゃくてカワイイだと!!

「君が私のペットになる子?」

ぺ、ぺ、ぺ、ペット!?

「君名前何て言うの?」

クソ此処はガツンと言って黙らせてやる。

「いいかクソガキ我を誰か分かったうえでの発言なんだろうな」

????

あ、これ分かってない奴だ。      (; ̄ェ ̄)

「いいか、我は全ての龍を束ね神を撃ち滅ぼした偉大なる龍の王ザッハーグである」

「名前長いからザッちゃんでいいよね?私の名前は歩美っていうの」

「な、今話しを聞いてたのか?」

「うん、つまりとっても強いんでしょ」

「当たり前だ!」

「やったー!神様は私の願いを叶えてくれたんだ」

神が願いを叶えた?

「一つ聞くが我の姿はどう見える?」

「カワイイトカゲさんだよ!!」

な、何だと!!?

「か、鏡はないか?」

って言ってもこんな草原に鏡がなんかある訳ないんだけどな。

「うーん、そうだ!」

なんか思いついたようだな。

「神様が願いを叶えてくれてるんだった私魔法少女になれるはずだよ」

ま、魔法少女??

「マジカルマジックチェーンジ」

なんかキラキラしたものがガキの周りに集まりだしたぞ。

「魔法少女歩美ここに爆誕」

思い出した確か日曜の朝の魔法少女シリーズの変身呪文と衣装だ。

「鏡よ鏡よ鏡さん姿を現したまえ」

何もなかった草原に光が集まりだし何かの形を作り出してゆく。

「おおー」

「鏡が出来たよザッちゃん」

いまだそのザッちゃんという呼び名に慣れないがまずは自分の姿の確認の方が大事だ。

「って、俺龍じゃなくて竜になってるーー!!?」

「? 何か違うの?」

「当たり前だ!! 竜と龍の差はまるで違う」

そう、竜は人間で例えると小学生レベルで龍は成人男性レベルの差があるのだった。

「畜生あの神が俺の体を退化させやがったな」

「弱くなってるの?」

「フン、例え弱くなってもこの体でも充分戦える」

「じゃあさ、あっちから来る変なの倒せるの?」

ん? 変なの。

「グギャアッッ」

何だアレは亜人いやあそこまで獣のような体ではなかったはずだ。

「これが俺が起こした世界の歪みの一つって訳か」

「グギャアッッ」

「ザッちゃんドンドン近ずいて来てるよ!!」

まずは俺がどれだけ弱体化してるかの確認だな。

「亜人程度これで充分だろ」

精密射撃クリーンショット

グシャッ

「ひっ」

ガキには刺激が強すぎたか。

「まずは近くの町に行くぞ」

「う、うん」

不安を抱えながら世界を救う旅を始める少女と竜の運命はやがて神すらも予想のつかない物語となってゆくだろう。


そういや俺混乱しすぎて我じゃなく俺って言ってしまったけど龍じゃなくて竜だからノーカンだな。

締まらないオチはお約束。



獲得技・・・精密射撃クリーンショット


しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。

黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。 この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。

悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる

竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。 評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。 身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。

転生したら名家の次男になりましたが、俺は汚点らしいです

NEXTブレイブ
ファンタジー
ただの人間、野上良は名家であるグリモワール家の次男に転生したが、その次男には名家の人間でありながら、汚点であるが、兄、姉、母からは愛されていたが、父親からは嫌われていた

高校生の俺、異世界転移していきなり追放されるが、じつは最強魔法使い。可愛い看板娘がいる宿屋に拾われたのでもう戻りません

下昴しん
ファンタジー
高校生のタクトは部活帰りに突然異世界へ転移してしまう。 横柄な態度の王から、魔法使いはいらんわ、城から出ていけと言われ、いきなり無職になったタクト。 偶然会った宿屋の店長トロに仕事をもらい、看板娘のマロンと一緒に宿と食堂を手伝うことに。 すると突然、客の兵士が暴れだし宿はメチャクチャになる。 兵士に殴り飛ばされるトロとマロン。 この世界の魔法は、生活で利用する程度の威力しかなく、とても弱い。 しかし──タクトの魔法は人並み外れて、無法者も脳筋男もひれ伏すほど強かった。

異世界転生した時に心を失くした私は貧民生まれです

ぐるぐる
ファンタジー
前世日本人の私は剣と魔法の世界に転生した。 転生した時に感情を欠落したのか、生まれた時から心が全く動かない。 前世の記憶を頼りに善悪等を判断。 貧民街の狭くて汚くて臭い家……家とはいえないほったて小屋に、生まれた時から住んでいる。 2人の兄と、私と、弟と母。 母親はいつも心ここにあらず、父親は所在不明。 ある日母親が死んで父親のへそくりを発見したことで、兄弟4人引っ越しを決意する。 前世の記憶と知識、魔法を駆使して少しずつでも確実にお金を貯めていく。

【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜

一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m ✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。 【あらすじ】 神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!   そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!  事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます! カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。

八百万の神から祝福をもらいました!この力で異世界を生きていきます!

トリガー
ファンタジー
神様のミスで死んでしまったリオ。 女神から代償に八百万の神の祝福をもらった。 転生した異世界で無双する。

異世界転生したらたくさんスキルもらったけど今まで選ばれなかったものだった~魔王討伐は無理な気がする~

宝者来価
ファンタジー
俺は異世界転生者カドマツ。 転生理由は幼い少女を交通事故からかばったこと。 良いとこなしの日々を送っていたが女神様から異世界に転生すると説明された時にはアニメやゲームのような展開を期待したりもした。 例えばモンスターを倒して国を救いヒロインと結ばれるなど。 けれど与えられた【今まで選ばれなかったスキルが使える】 戦闘はおろか日常の役にも立つ気がしない余りものばかり。 同じ転生者でイケメン王子のレイニーに出迎えられ歓迎される。 彼は【スキル:水】を使う最強で理想的な異世界転生者に思えたのだが―――!? ※小説家になろう様にも掲載しています。

処理中です...