77 / 81
王都来訪編Ⅲ 古都の章
1 風に立つライオン
しおりを挟む
「次はいよいよエリングマルク公爵領ね。ここを過ぎれば王都は目と鼻の先よ」
巻狩の翌日、俺達は再び王都を目指してローラン市を旅立った。
当然、報酬は受け取った上でだ。
今回は滞在日数が短く、知り合った人も限られていたため、俺達を見送る者は誰もいない。
幾らセレスに気があるからって次期領主がわざわざ出向くわけがないからね。
「じゃあ、今度寄るのはエリングマルク市?」
「いいえ。エリングマルク公爵領は王国でも一、二を争うほど広大なの。公都があるのはかなり東寄りだから訪れようと思ったら相当回り道をしなければならないわ」
「公都?」
聞き慣れない言葉に、俺は首を傾げた。
「公爵領にある領都は特別にそう呼ばれるのよ」
なるほど。都道府県で言うと、王都が都とすれば公都は府のようなものか。
セレスの言によれば公爵の地位はルタ王国において王族に次ぐ最上位の貴族階級に属するのだそうだ。
エリングマルク家も三公と呼ばれる公爵家の一つで、いわゆる門閥貴族という派閥のトップに君臨する家柄らしい。
王家とは古くからの親戚筋に当たり、王都防衛の最後の砦として隣接する土地に古来より広大な領地を有している。
直前に通ったローラン子爵領も元はと言えば公爵領だったという。エリングマルク家にとって母方の外縁となるローラン家が叙爵された折、自ら領土の一部を譲ったそうである。
「だから国境の砦に掲げられていた軍旗は子爵領軍のものではなくて、公爵領軍のだったでしょ。そこだけは伝統的に公爵家が警備を受け持つことになっているのよ」
……いえ、全然気付きませんでした。
「だったら、寄り道はしないってこと?」
気を取り直して俺はそう訊ねた。
「公都にはね。今回は無理でもそのうち訪ねることもあるでしょう。代わりにルタ王国で最も歴史ある都市、ヴァンデリオン市に立ち寄ることになるわ」
「最も歴史がある都市? それって王都よりも古いって意味で?」
俺が訊くと、当然そうなるわね、とセレスは答えた。
「街としてはルタ王国建国以前から存在していたそうよ。勇者物語の英雄譚にも出てくるくらいだもの。と言っても歴史は私もあまり得意じゃないんだけど」
だろうね、と言いかけて俺は慌てて口を噤む。別にセレスが勉強より剣術とかに熱中していだろうなと思ったわけじゃない、ホント。
それはさておき、この世界で比較的大きな都市はどこもヨーロッパの古い街並を彷彿とさせて愉しませてくれるが、その中でも最古と言われると今から期待に胸が膨らむ。
果たしてどんな景色が待ち受けているのだろうか。
俺は弾む足取り(騎乗しているので、もちろん比喩だが)で、先へと急いだ。
ルタ王国内で最古の歴史を持つ都市、と言っても入市の手続きは他と変わらないものだった。
俺達の場合、首から下げた一枚の認識票を見せるだけで、あっさりと通過できるところも同じだ。
ちなみに元の世界の軍隊では認識票は二枚一組という場合がほとんどだが、これは戦場で兵士が倒れた際に遺体の回収を容易に行うため、と何かで読んだ記憶がある。
一枚を持ち帰り、一枚を死体のどこかに挟む(歯に噛ませることが一般的らしい)ことで、後に見分けやすくする。
ということは認識票が一枚しか存在しない異世界の冒険者は、裏を返せば遺体は回収されない前提であることを意味している。
まあ、大抵は魔物に喰われるか、不死の魔物となって襲う側になるので、これは考え方としてやむを得まい。
認識票が持ち帰られるだけその冒険者は幸運と言えるのだ。
いずれにせよ、これまでの街との違いがあるとすれば外壁の門を潜った途端、丘の上へと続く長い坂道と、その先にそびえるこれぞまさしくファンタジーの王道とも言うべき古城が目の前に飛び込んできたことだろう。
門前街からはかなり離れているにも拘らず、その圧倒的な迫力は佇むというより、立ち塞がるという形容が相応しい。
ヨーロッパの古い城など観光ガイドの中でしか知らないが、こうして見ると確かに軍事拠点であることが窺い知れる。
城の中央に屹立する尖塔以上に高い建造物がない周囲の景観も影響しているのかも知れない。
想像していたよりずっと大きく感じられるのは、比較するのがテーマパークにある造り物だからか。
〈そういえば何気に城のある都市は初めてだな〉
これまで訪れた場所は城ではなく、領主館や議会堂が街の中心だった。それはそれで威厳あるものに違いなかったが、やはり城とは根本的に趣が異なる。
具体的に言うと、威圧感が半端ない。
恐らくあれだけの規模の建物を維持していこうとすれば使用人だけでとんでもない人数に上るはずだ。下手をすると、ちょっとした街くらいの人が常時、必要になるのではないか。
それはすなわち、相応の経済力を有するということでもある。間近で見て、他領でなかなか城を見かけなかった理由がよくわかった。
城を持つとは軍事、経済両面で力を誇示するのと同義だ。幾ら都市が堅牢になろうと、そのせいで領内が疲弊していては話にならない。
それを歴史があるとはいえ、中央でもない地方都市でやれているのだから、エリングマルク公爵領の財政や推して知るべしである。
「あれがウァンデリオン城よ。その見た目から通称、『風に立つライオン』と呼ばれているわ」
ライオン……?
あっちの世界ではライオンの建造物と言えばエジプトのスフィンクスを想像してしまいがちだが、似ても似つかないただの城である。
うーん、言われてみればそう見えなくもない気がするようなしないような、といった程度の微妙な感じだ。
みんながそれで納得しているなら、まっ、いいか。
あの塔が鬣でしょ、あっちがたぶん尻尾じゃないか、などとミアに説明してやっているセレスを横目に、俺は目抜き通りをゆっくりと進む。
「一応、途中までは市民の見学も許されているから後で行ってみましょうか? さすがに奥は太守の住まいで立ち入りは禁止されているけど」
〈おお、城に住むとか如何にもファンタジーだ〉
実際に経験したら恐らく不便に違いないんだろうけどさ。
今回も評判の良い宿を訊いて、そこを宿泊先に定めると、馬を預けてまずは補給品の買い出しに向かう。
「古いと言っても街の雰囲気は他とあまり変わらないんだね」
俺は周囲を眺めた正直な感想を呟く。
「そう? 異国出身のユウキからしたらそうやって感じるのね。私には結構、違って見えるんだけど」
セレスは意外そうな口ぶりでそのように答えた。
「ミアはどう? 今まで行った街と比べて違ったりする?」
俺は逆サイドを歩くミアにも訊ねる。
「アレ」
ミアは俺の質問に、古城を指差した。
「ミア、お城、初めて見た」
〈ああ、そうか。彼女が知る大きな都市はハンマーフェローとローラン市くらいだから、俺より街を目にした機会は少ないのか〉
もっとも俺の場合はベルサイユ宮殿とバッキンガム宮殿の違いがわからないみたいなものだろうけど。
またしても王都に到着するのが遅れるが、明日出発と言わずに二、三日滞在して古都観光を愉しむのも有りかも知れない。
宿に帰ったらセレスに相談してみよう。
彼女の苦虫を噛み潰したような顔が目に浮かぶが、頭から強引に追い払う。
そんなことを考えて歩いていると、辿り着いた広場の先で何やら人だかりができているのを見つけた。
「あれは何かしら?」
セレスが何気なく近付いていく。俺とミアも後に続いた。
背後に立ったセレスを見てその美貌か立ち振舞いか、たぶんその両方だと思うが驚いた野次馬達が、海を割るモーゼ宜しく左右に拡がって僅かな隙間が開く。
その間隙から覗いた当事者の一人を目撃して、俺は思わず叫んでいた。
「コンラード!…………さん?」
巻狩の翌日、俺達は再び王都を目指してローラン市を旅立った。
当然、報酬は受け取った上でだ。
今回は滞在日数が短く、知り合った人も限られていたため、俺達を見送る者は誰もいない。
幾らセレスに気があるからって次期領主がわざわざ出向くわけがないからね。
「じゃあ、今度寄るのはエリングマルク市?」
「いいえ。エリングマルク公爵領は王国でも一、二を争うほど広大なの。公都があるのはかなり東寄りだから訪れようと思ったら相当回り道をしなければならないわ」
「公都?」
聞き慣れない言葉に、俺は首を傾げた。
「公爵領にある領都は特別にそう呼ばれるのよ」
なるほど。都道府県で言うと、王都が都とすれば公都は府のようなものか。
セレスの言によれば公爵の地位はルタ王国において王族に次ぐ最上位の貴族階級に属するのだそうだ。
エリングマルク家も三公と呼ばれる公爵家の一つで、いわゆる門閥貴族という派閥のトップに君臨する家柄らしい。
王家とは古くからの親戚筋に当たり、王都防衛の最後の砦として隣接する土地に古来より広大な領地を有している。
直前に通ったローラン子爵領も元はと言えば公爵領だったという。エリングマルク家にとって母方の外縁となるローラン家が叙爵された折、自ら領土の一部を譲ったそうである。
「だから国境の砦に掲げられていた軍旗は子爵領軍のものではなくて、公爵領軍のだったでしょ。そこだけは伝統的に公爵家が警備を受け持つことになっているのよ」
……いえ、全然気付きませんでした。
「だったら、寄り道はしないってこと?」
気を取り直して俺はそう訊ねた。
「公都にはね。今回は無理でもそのうち訪ねることもあるでしょう。代わりにルタ王国で最も歴史ある都市、ヴァンデリオン市に立ち寄ることになるわ」
「最も歴史がある都市? それって王都よりも古いって意味で?」
俺が訊くと、当然そうなるわね、とセレスは答えた。
「街としてはルタ王国建国以前から存在していたそうよ。勇者物語の英雄譚にも出てくるくらいだもの。と言っても歴史は私もあまり得意じゃないんだけど」
だろうね、と言いかけて俺は慌てて口を噤む。別にセレスが勉強より剣術とかに熱中していだろうなと思ったわけじゃない、ホント。
それはさておき、この世界で比較的大きな都市はどこもヨーロッパの古い街並を彷彿とさせて愉しませてくれるが、その中でも最古と言われると今から期待に胸が膨らむ。
果たしてどんな景色が待ち受けているのだろうか。
俺は弾む足取り(騎乗しているので、もちろん比喩だが)で、先へと急いだ。
ルタ王国内で最古の歴史を持つ都市、と言っても入市の手続きは他と変わらないものだった。
俺達の場合、首から下げた一枚の認識票を見せるだけで、あっさりと通過できるところも同じだ。
ちなみに元の世界の軍隊では認識票は二枚一組という場合がほとんどだが、これは戦場で兵士が倒れた際に遺体の回収を容易に行うため、と何かで読んだ記憶がある。
一枚を持ち帰り、一枚を死体のどこかに挟む(歯に噛ませることが一般的らしい)ことで、後に見分けやすくする。
ということは認識票が一枚しか存在しない異世界の冒険者は、裏を返せば遺体は回収されない前提であることを意味している。
まあ、大抵は魔物に喰われるか、不死の魔物となって襲う側になるので、これは考え方としてやむを得まい。
認識票が持ち帰られるだけその冒険者は幸運と言えるのだ。
いずれにせよ、これまでの街との違いがあるとすれば外壁の門を潜った途端、丘の上へと続く長い坂道と、その先にそびえるこれぞまさしくファンタジーの王道とも言うべき古城が目の前に飛び込んできたことだろう。
門前街からはかなり離れているにも拘らず、その圧倒的な迫力は佇むというより、立ち塞がるという形容が相応しい。
ヨーロッパの古い城など観光ガイドの中でしか知らないが、こうして見ると確かに軍事拠点であることが窺い知れる。
城の中央に屹立する尖塔以上に高い建造物がない周囲の景観も影響しているのかも知れない。
想像していたよりずっと大きく感じられるのは、比較するのがテーマパークにある造り物だからか。
〈そういえば何気に城のある都市は初めてだな〉
これまで訪れた場所は城ではなく、領主館や議会堂が街の中心だった。それはそれで威厳あるものに違いなかったが、やはり城とは根本的に趣が異なる。
具体的に言うと、威圧感が半端ない。
恐らくあれだけの規模の建物を維持していこうとすれば使用人だけでとんでもない人数に上るはずだ。下手をすると、ちょっとした街くらいの人が常時、必要になるのではないか。
それはすなわち、相応の経済力を有するということでもある。間近で見て、他領でなかなか城を見かけなかった理由がよくわかった。
城を持つとは軍事、経済両面で力を誇示するのと同義だ。幾ら都市が堅牢になろうと、そのせいで領内が疲弊していては話にならない。
それを歴史があるとはいえ、中央でもない地方都市でやれているのだから、エリングマルク公爵領の財政や推して知るべしである。
「あれがウァンデリオン城よ。その見た目から通称、『風に立つライオン』と呼ばれているわ」
ライオン……?
あっちの世界ではライオンの建造物と言えばエジプトのスフィンクスを想像してしまいがちだが、似ても似つかないただの城である。
うーん、言われてみればそう見えなくもない気がするようなしないような、といった程度の微妙な感じだ。
みんながそれで納得しているなら、まっ、いいか。
あの塔が鬣でしょ、あっちがたぶん尻尾じゃないか、などとミアに説明してやっているセレスを横目に、俺は目抜き通りをゆっくりと進む。
「一応、途中までは市民の見学も許されているから後で行ってみましょうか? さすがに奥は太守の住まいで立ち入りは禁止されているけど」
〈おお、城に住むとか如何にもファンタジーだ〉
実際に経験したら恐らく不便に違いないんだろうけどさ。
今回も評判の良い宿を訊いて、そこを宿泊先に定めると、馬を預けてまずは補給品の買い出しに向かう。
「古いと言っても街の雰囲気は他とあまり変わらないんだね」
俺は周囲を眺めた正直な感想を呟く。
「そう? 異国出身のユウキからしたらそうやって感じるのね。私には結構、違って見えるんだけど」
セレスは意外そうな口ぶりでそのように答えた。
「ミアはどう? 今まで行った街と比べて違ったりする?」
俺は逆サイドを歩くミアにも訊ねる。
「アレ」
ミアは俺の質問に、古城を指差した。
「ミア、お城、初めて見た」
〈ああ、そうか。彼女が知る大きな都市はハンマーフェローとローラン市くらいだから、俺より街を目にした機会は少ないのか〉
もっとも俺の場合はベルサイユ宮殿とバッキンガム宮殿の違いがわからないみたいなものだろうけど。
またしても王都に到着するのが遅れるが、明日出発と言わずに二、三日滞在して古都観光を愉しむのも有りかも知れない。
宿に帰ったらセレスに相談してみよう。
彼女の苦虫を噛み潰したような顔が目に浮かぶが、頭から強引に追い払う。
そんなことを考えて歩いていると、辿り着いた広場の先で何やら人だかりができているのを見つけた。
「あれは何かしら?」
セレスが何気なく近付いていく。俺とミアも後に続いた。
背後に立ったセレスを見てその美貌か立ち振舞いか、たぶんその両方だと思うが驚いた野次馬達が、海を割るモーゼ宜しく左右に拡がって僅かな隙間が開く。
その間隙から覗いた当事者の一人を目撃して、俺は思わず叫んでいた。
「コンラード!…………さん?」
0
あなたにおすすめの小説
『異世界ガチャでユニークスキル全部乗せ!? ポンコツ神と俺の無自覚最強スローライフ』
チャチャ
ファンタジー
> 仕事帰りにファンタジー小説を買った帰り道、不運にも事故死した38歳の男。
気がつくと、目の前には“ポンコツ”と噂される神様がいた——。
「君、うっかり死んじゃったから、異世界に転生させてあげるよ♪」
「スキル? ステータス? もちろんガチャで決めるから!」
最初はブチギレ寸前だったが、引いたスキルはなんと全部ユニーク!
本人は気づいていないが、【超幸運】の持ち主だった!
「冒険? 魔王? いや、俺は村でのんびり暮らしたいんだけど……」
そんな願いとは裏腹に、次々とトラブルに巻き込まれ、無自覚に“最強伝説”を打ち立てていく!
神様のミスで始まった異世界生活。目指すはスローライフ、されど周囲は大騒ぎ!
◆ガチャ転生×最強×スローライフ!
無自覚チートな元おっさんが、今日も異世界でのんびり無双中!
1×∞(ワンバイエイト) 経験値1でレベルアップする俺は、最速で異世界最強になりました!
マツヤマユタカ
ファンタジー
23年5月22日にアルファポリス様より、拙著が出版されました!そのため改題しました。
今後ともよろしくお願いいたします!
トラックに轢かれ、気づくと異世界の自然豊かな場所に一人いた少年、カズマ・ナカミチ。彼は事情がわからないまま、仕方なくそこでサバイバル生活を開始する。だが、未経験だった釣りや狩りは妙に上手くいった。その秘密は、レベル上げに必要な経験値にあった。実はカズマは、あらゆるスキルが経験値1でレベルアップするのだ。おかげで、何をやっても簡単にこなせて――。異世界爆速成長系ファンタジー、堂々開幕!
タイトルの『1×∞』は『ワンバイエイト』と読みます。
男性向けHOTランキング1位!ファンタジー1位を獲得しました!【22/7/22】
そして『第15回ファンタジー小説大賞』において、奨励賞を受賞いたしました!【22/10/31】
アルファポリス様より出版されました!現在第四巻まで発売中です!
コミカライズされました!公式漫画タブから見られます!【24/8/28】
マツヤマユタカ名義でTwitterやってます。
見てください。
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
異世界転生したらたくさんスキルもらったけど今まで選ばれなかったものだった~魔王討伐は無理な気がする~
宝者来価
ファンタジー
俺は異世界転生者カドマツ。
転生理由は幼い少女を交通事故からかばったこと。
良いとこなしの日々を送っていたが女神様から異世界に転生すると説明された時にはアニメやゲームのような展開を期待したりもした。
例えばモンスターを倒して国を救いヒロインと結ばれるなど。
けれど与えられた【今まで選ばれなかったスキルが使える】 戦闘はおろか日常の役にも立つ気がしない余りものばかり。
同じ転生者でイケメン王子のレイニーに出迎えられ歓迎される。
彼は【スキル:水】を使う最強で理想的な異世界転生者に思えたのだが―――!?
※小説家になろう様にも掲載しています。
猫好きのぼっちおじさん、招かれた異世界で気ままに【亜空間倉庫】で移動販売を始める
遥風 かずら
ファンタジー
【HOTランキング1位作品(9月2週目)】
猫好きを公言する独身おじさん麦山湯治(49)は商売で使っているキッチンカーを車検に出し、常連カードの更新も兼ねていつもの猫カフェに来ていた。猫カフェの一番人気かつ美人トラ猫のコムギに特に好かれており、湯治が声をかけなくても、自発的に膝に乗ってきては抱っこを要求されるほどの猫好き上級者でもあった。
そんないつものもふもふタイム中、スタッフに信頼されている湯治は他の客がいないこともあって、数分ほど猫たちの見守りを頼まれる。二つ返事で猫たちに温かい眼差しを向ける湯治。そんな時、コムギに手招きをされた湯治は細長い廊下をついて歩く。おかしいと感じながら延々と続く長い廊下を進んだ湯治だったが、コムギが突然湯治の顔をめがけて引き返してくる。怒ることのない湯治がコムギを顔から離して目を開けると、そこは猫カフェではなくのどかな厩舎の中。
まるで招かれるように異世界に降り立った湯治は、好きな猫と一緒に生きることを目指して外に向かうのだった。
40歳のおじさん 旅行に行ったら異世界でした どうやら私はスキル習得が早いようです
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
部長に傷つけられ続けた私
とうとうキレてしまいました
なんで旅行ということで大型連休を取ったのですが
飛行機に乗って寝て起きたら異世界でした……
スキルが簡単に得られるようなので頑張っていきます
俺、何しに異世界に来たんだっけ?
右足の指
ファンタジー
「目的?チートスキル?…なんだっけ。」
主人公は、転生の儀に見事に失敗し、爆散した。
気づいた時には見知らぬ部屋、見知らぬ空間。その中で佇む、美しい自称女神の女の子…。
「あなたに、お願いがあります。どうか…」
そして体は宙に浮き、見知らぬ方陣へと消え去っていく…かに思えたその瞬間、空間内をとてつもない警報音が鳴り響く。周りにいた羽の生えた天使さんが騒ぎたて、なんだかポカーンとしている自称女神、その中で突然と身体がグチャグチャになりながらゆっくり方陣に吸い込まれていく主人公…そして女神は確信し、呟いた。
「やべ…失敗した。」
女神から託された壮大な目的、授けられたチートスキルの数々…その全てを忘れた主人公の壮大な冒険(?)が今始まる…!
スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜
かの
ファンタジー
世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。
スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。
偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。
スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!
冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる