もう一度大怪盗目指す舞月の怪盗ライフ

#I

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異世界を満喫しよう!

初!異世界

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ゲートを通って目を開けると、立っていたのは路地裏

服装は変わっていなかった

ズボンには長方形の何か

「何だろ、なんか入ってる。建物の作りも全く違う…本当に異世界に来れた!」

とにかく早く路地裏を出よう!

まだ見ぬ世界にワクワクしながら走り出す。

「うぉぉぉ!すげー!服装も街の見た目も全部違う!発展してる!」

初めてのことばかりで、ずっと心臓がうるさい

喜びも束の間、とても大きな音が聞こえてきた

「おじさん!この音何!?何が起きてるの!?」

「緊急事態だ宝石店に強盗が入った!」

大きな音は、あの小綺麗な宝石店から聞こえてきていた

本当だ。黒い布を被った4人組が店から大急ぎで逃げ出している

その時、強盗のカバンから宝石が零れ落ちた

私は咄嗟に走り出していた

初めて見た異世界での宝石、色も形も輝きも、全てが美しい

本能が言ってる『あの宝石が欲しい』って

走らなきゃ!

幸い距離は遠くなかったので、宝石が地面に落ちる前に手のひらに収めることができた

「これがこの世界の宝石…美しいなぁ」

宝石を太陽に翳してみる

街ゆく人、目の前の景色、そして私より 今 この宝石が一番輝いている

「もっと見たいな…」

ボソッと呟く

思い立ってからの行動がとても早かった

4人の強盗から、宝石の入ったカバンを全て奪い取っていた

宝石を汚したくはないので、上着を地面に敷いて、その上に座った

高く、カバンを掲げて

私は宝石を『浴びた』

最高の気分

「~~~~っ!!!」

喜びのあまり、私は声ににならない声を上げた

そのおかげで注目を集めてしまっている

今はそんなことはどうでも良い

この宝石達に浸かっていたい

強盗は、カバンを奪われた時の衝撃で地面に転がっている

店員さんも初めは私を見ていたが
「ハッ」と我に返り、素早く強盗を取り押さえた


        *


数分後に警察が来て、強盗はお縄となった

私も本能に逆らえず奇行をしてしまった

今思えばやばかった

怒られると感じていたが、逆にとても感謝された

店は、宝石一つでも大損害を受けていただろう

だが私が、全て取り返した

奇行を除けばとても良い行いをした

事件は解決

そして私は、とてもニコニコしながら街へと消えていった。


























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