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後日談
遅れた新婚旅行
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初夏に23歳になったギルベルトにエリーアスはお誕生日お祝いを考えていてくれていた。事後にエリーアスの胸に顔を埋めながら携帯端末に送られてきた情報を見たギルベルトは、跳ね起きてしまった。
「国立植物園……それだけじゃなくて、ジャグジー付きのホテル!?」
「週末に予約しましたから、大学には支障がないでしょう?」
「俺とエリさんで行くんだよな? これって、新婚旅行ってやつじゃないか?」
少し離れた首都の方の国立植物園のデジタルチケットを入手して、エリーアスは近くのホテルの予約もしておいてくれた。ギルベルトにとっては初めての旅行だ。戦場で隊員を率いて進軍したことも、野宿をしたこともあるが、こんな風に平和に甘い時間を過ごすために遠くへ行くことなど一度もなかった。
「首都の方には論文の発表で何度も行っていますからね。いいホテルを知り合いに教えてもらったのです」
「エリさんに知り合いがいる……」
「私の倍くらいの年齢の研究者ですよ」
ヤキモチを妬きそうになるギルベルトにエリーアスはそう言って笑うのだが、ギルベルトの方は気が気ではなかった。年齢がエリーアスの倍であろうとも、エリーアスが心を許して優し気な微笑みを向けるのであれば、そいつはギルベルトの敵である。
エリーアスの優しさは、特別枠としてユストゥスには許されるが、それ以外ではギルベルトにしか許されてはならないものだった。
「ギルベルトのお兄さんと弟さんにもお土産を買って帰りましょうか」
「えぇ!? いらないだろ、あいつらに」
「お二人にはお菓子をいつもいただいています」
エリーアスとギルベルトが結婚してから、仲直りのつもりなのか、ギルベルトの兄弟たちは有名店の焼き菓子を届けるようになった。受け取らないつもりでいるギルベルトだが、エリーアスがそのお菓子を気に入っていることを知っているので、突っ返すことができない。
結局エリーアスとお菓子を食べることになるのだが、エリーアスは幸せそうににこにこしているし、ますます文句の言える状況ではなくなってしまう。あっちが勝手にやっていることなのだから気にしなくていいのに、エリーアスの方もお土産を買おうなどという。
「エリさんは優しすぎるんだよ」
「そうでもないですよ」
エリーアスの胸に顔を埋めてギルベルトは顔を顰めていた。
それでも楽しい新婚旅行の日はやってくる。大学の課題のレポートはさっさと終わらせて、憂いなくギルベルトは電気自動車に乗って、エリーアスを助手席に乗せた。エリーアスは義手と義足なので、旅に出るときには多少の付属品が必要である。内蔵の電池はすぐには切れることはなかったが、眠っている間に充電をする設備も必要になってくる。
初めての場所なのでエリーアスが義手と義足を外しても寛げるように考えておかなければいけないし、食事のときも細かな作業ができるとはいえ、素手で食材を持つのは右手だけにエリーアスはしているので、その配慮もしなければいけない。
行くことはどれだけでもできたのにこれまで気軽に旅行にエリーアスがギルベルトを誘わなかった理由もその辺りにありそうだった。
「荷物は全部積み込んだよ、エリさん」
「ありがとうございます。運転は交代にしますか?」
「いや、俺がする」
早朝から車を走らせて首都までは半日以上かかる。そこから植物園に行って、ホテルにチェックインするのは夜になるだろう。
「一泊では行程が厳しかったかもしれませんね」
「エリさんと行けるなら俺は楽しいよ」
「ギルベルトはそういうことを言って」
苦笑されてしまうが、エリーアスが結婚する前よりも、両想いになる前よりも、ずっと表情が柔らかくなっていてギルベルトは嬉しくて堪らない。エリーアスが笑ってくれるならばどんな長距離の運転でも楽しくできそうだった。
昼には休憩をしてパーキングエリアで簡単な昼食を食べた。
「店で買ったものを食べるのはエリさんと暮らし始めてからだな」
「軍にいる間は食堂の食事だったでしょう」
「食堂の食事も異物混入がされてないか信じられなくてレーションを食べてた」
「え!? そうだったんですか?」
初めてまともに食事をしたのは、エリーアスと街に戻ってからで、それまでは軍用の非常食を食べていたと白状したギルベルトに、エリーアスが複雑な表情になる。
「それでそんなに細身だったんですね。今はしっかりしてきたけど」
「カロリーが取れればなんでも構わないと思ってた。食事一つに意味があるなんて、エリさんの料理を作り始めて知ったよ」
食材を選んで、調理法を選んで、ギルベルトは栄養学の勉強までしてエリーアスに食事を作っている。それは過去のギルベルトから考えると想像もできないことだった。
首都に入って、国立植物園の駐車場に電気自動車を止めると、エリーアスが携帯端末を入口で見せて手続きをしてくれている。夕暮れ時の植物園はひとがおらず、ギルベルトとエリーアスの貸し切りのようだった。
温室になっている建物に入ると、強い甘い香りが漂ってくる。
「蘭ですね」
「これが蘭……綺麗だな」
「蘭にも色んな種類があるようですよ」
蘭のコーナーを見て、サボテンのコーナーを見て、熱帯植物のコーナーを見て、ギルベルトが足を止めたのは収穫された大根が置いてあるスペースだった。大根の根が二股に別れて、いかにも足のような形になっている。しかもそれがセクシーに見えるから不思議だ。
「セクシーな脚が生えてる! 大根に足が生えてる」
「根ですよ」
「エリさん、すごい! 足の生えた大根だ!」
すっかりと気に入ってしまったギルベルトだが、エリーアスは次のスペースに進むことを促した。そこにはトケイソウと名前の付いている、青い花びらで雌蕊が時計の針のようになっている花があった。
「これが見てみたかったんです」
「トケイソウ……綺麗な花だ」
「アナログ時計みたいでしょう?」
トケイソウの花を見ていると確かにアナログ時計を思い浮かべてしまう。不思議な形のトケイソウを見て、植物園から出ることにした。
予約しておいたレストランで食事をとるのも問題なくできた。
エリーアスとギルベルトはホテルにチェックインする。スイートルームに通されたギルベルトが始めにしたのは、エリーアスの義手と義足を充電できる設備を組み立てることだった。
それが終わってやっとエリーアスの義手と義足を外して、充電器に繋いで、エリーアスを抱き上げてバスルームに入る。シャワーブースでエリーアスの身体と髪を洗って、先にジャグジーの大きなバスタブに入ってもらって、ギルベルトも体と髪を洗ってバスタブに入る。
「ギルベルト、バランスが上手く取れません」
「エリさん、抱いておいてあげるよ」
泡の作り出す水流に流されそうになっているエリーアスを足の間に抱き締めると、エリーアスが寛いだ表情になる。左肩と左膝の白銀の接続部もお湯の中できらきらと輝いて美しい。
「気持ちいいですね」
穏やかなエリーアスに反して、ギルベルトは自分の中心が興奮しているのを必死に隠していた。隠してもエリーアスを足の間に抱き締めているので、腰にいきり立ったものが当たっているだろう。
「ギルベルト、いけないひとですね」
「エリさん……エリさんが魅力的過ぎるから……」
「私のせいにするんですか?」
問い詰められてギルベルトは濡れた髪から雫を垂らしながら俯く。
「俺が我慢ができないんです」
素直に言えば、エリーアスは「ベッドに」とギルベルトに囁いてくれる。ベッドにエリーアスを抱き上げて連れて行ったギルベルトが、エリーアスを押し倒そうとするを、エリーアスは逆にギルベルトをベッドに寝かせてその腰に跨った。左腕と左膝から先がないのでバランスが取れないエリーアスをギルベルトは自然と支える形になる。
「そのまま、動かないでくださいよ?」
右手でぐちぐちと後孔にローションを塗り込めたエリーアスが、避妊具を被せていないギルベルトの中心に後孔を押し当てて腰を落としてくる。直に中に出してしまうとお腹を下すという話は聞いていたので、ギルベルトは必死に耐える。
ギルベルトが耐えているのに、エリーアスはローションで濡れた手をギルベルトの薄い腹に置いて腰を蠢かす。
「あっ! だめぇ! エリーアス、出るっ! でるぅ!」
「出していいですよ?」
「出したら、エリーアスがっ! あぁっ!」
気持ちいいのに気持ちよさのままに放つことができずに泣き出してしまった、ギルベルトに、エリーアスがくすくすと笑っている。
「本当にギルベルトはいい子ですね……私がいいと言っているのに」
「ひあぁぁ!? もうむりぃ! でるっ! でちゃうぅ!」
きゅうっと締め付けられてギルベルトは悲鳴を上げる。どくどくと中で放ったギルベルトの顔はぐしゃぐしゃの泣き顔だった。涙の伝う頬にキスをして、エリーアスが微笑む。
「まだ、終わりじゃないですよ?」
「ふぇ?」
自分がエリーアスをお姫様のように大事に抱くはずだったのに、避妊具すらつけずに中に放ってしまったショックで泣いているギルベルトを、エリーアスがまた締め付ける。腰を動かすエリーアスに、ギルベルトは翻弄されていた。
帰りの車内には、お土産物店で買ったセクシー大根の抱き枕があった。
「ギルベルトのお兄さんと弟さんにもお土産は買ったし、ユストゥスにもお土産は買ったし、楽しい旅行でしたね」
チェックアウトのぎりぎりまでホテルで休んで、その後で首都の有名なチョコレート専門店でギルベルトの兄弟とユストゥスのお土産を買って、その近くのお土産物店でセクシー大根の抱き枕を見つけたとき、ギルベルトは恐る恐るエリーアスに聞いていた。
「これ、買ってもいいか?」
「ギルベルトが欲しいなら、買ったらいいと思いますよ」
いつものようにエリーアスは寛容だった。
セクシー大根の抱き枕と共に、エリーアスとギルベルトは帰路に着いたのだった。
「国立植物園……それだけじゃなくて、ジャグジー付きのホテル!?」
「週末に予約しましたから、大学には支障がないでしょう?」
「俺とエリさんで行くんだよな? これって、新婚旅行ってやつじゃないか?」
少し離れた首都の方の国立植物園のデジタルチケットを入手して、エリーアスは近くのホテルの予約もしておいてくれた。ギルベルトにとっては初めての旅行だ。戦場で隊員を率いて進軍したことも、野宿をしたこともあるが、こんな風に平和に甘い時間を過ごすために遠くへ行くことなど一度もなかった。
「首都の方には論文の発表で何度も行っていますからね。いいホテルを知り合いに教えてもらったのです」
「エリさんに知り合いがいる……」
「私の倍くらいの年齢の研究者ですよ」
ヤキモチを妬きそうになるギルベルトにエリーアスはそう言って笑うのだが、ギルベルトの方は気が気ではなかった。年齢がエリーアスの倍であろうとも、エリーアスが心を許して優し気な微笑みを向けるのであれば、そいつはギルベルトの敵である。
エリーアスの優しさは、特別枠としてユストゥスには許されるが、それ以外ではギルベルトにしか許されてはならないものだった。
「ギルベルトのお兄さんと弟さんにもお土産を買って帰りましょうか」
「えぇ!? いらないだろ、あいつらに」
「お二人にはお菓子をいつもいただいています」
エリーアスとギルベルトが結婚してから、仲直りのつもりなのか、ギルベルトの兄弟たちは有名店の焼き菓子を届けるようになった。受け取らないつもりでいるギルベルトだが、エリーアスがそのお菓子を気に入っていることを知っているので、突っ返すことができない。
結局エリーアスとお菓子を食べることになるのだが、エリーアスは幸せそうににこにこしているし、ますます文句の言える状況ではなくなってしまう。あっちが勝手にやっていることなのだから気にしなくていいのに、エリーアスの方もお土産を買おうなどという。
「エリさんは優しすぎるんだよ」
「そうでもないですよ」
エリーアスの胸に顔を埋めてギルベルトは顔を顰めていた。
それでも楽しい新婚旅行の日はやってくる。大学の課題のレポートはさっさと終わらせて、憂いなくギルベルトは電気自動車に乗って、エリーアスを助手席に乗せた。エリーアスは義手と義足なので、旅に出るときには多少の付属品が必要である。内蔵の電池はすぐには切れることはなかったが、眠っている間に充電をする設備も必要になってくる。
初めての場所なのでエリーアスが義手と義足を外しても寛げるように考えておかなければいけないし、食事のときも細かな作業ができるとはいえ、素手で食材を持つのは右手だけにエリーアスはしているので、その配慮もしなければいけない。
行くことはどれだけでもできたのにこれまで気軽に旅行にエリーアスがギルベルトを誘わなかった理由もその辺りにありそうだった。
「荷物は全部積み込んだよ、エリさん」
「ありがとうございます。運転は交代にしますか?」
「いや、俺がする」
早朝から車を走らせて首都までは半日以上かかる。そこから植物園に行って、ホテルにチェックインするのは夜になるだろう。
「一泊では行程が厳しかったかもしれませんね」
「エリさんと行けるなら俺は楽しいよ」
「ギルベルトはそういうことを言って」
苦笑されてしまうが、エリーアスが結婚する前よりも、両想いになる前よりも、ずっと表情が柔らかくなっていてギルベルトは嬉しくて堪らない。エリーアスが笑ってくれるならばどんな長距離の運転でも楽しくできそうだった。
昼には休憩をしてパーキングエリアで簡単な昼食を食べた。
「店で買ったものを食べるのはエリさんと暮らし始めてからだな」
「軍にいる間は食堂の食事だったでしょう」
「食堂の食事も異物混入がされてないか信じられなくてレーションを食べてた」
「え!? そうだったんですか?」
初めてまともに食事をしたのは、エリーアスと街に戻ってからで、それまでは軍用の非常食を食べていたと白状したギルベルトに、エリーアスが複雑な表情になる。
「それでそんなに細身だったんですね。今はしっかりしてきたけど」
「カロリーが取れればなんでも構わないと思ってた。食事一つに意味があるなんて、エリさんの料理を作り始めて知ったよ」
食材を選んで、調理法を選んで、ギルベルトは栄養学の勉強までしてエリーアスに食事を作っている。それは過去のギルベルトから考えると想像もできないことだった。
首都に入って、国立植物園の駐車場に電気自動車を止めると、エリーアスが携帯端末を入口で見せて手続きをしてくれている。夕暮れ時の植物園はひとがおらず、ギルベルトとエリーアスの貸し切りのようだった。
温室になっている建物に入ると、強い甘い香りが漂ってくる。
「蘭ですね」
「これが蘭……綺麗だな」
「蘭にも色んな種類があるようですよ」
蘭のコーナーを見て、サボテンのコーナーを見て、熱帯植物のコーナーを見て、ギルベルトが足を止めたのは収穫された大根が置いてあるスペースだった。大根の根が二股に別れて、いかにも足のような形になっている。しかもそれがセクシーに見えるから不思議だ。
「セクシーな脚が生えてる! 大根に足が生えてる」
「根ですよ」
「エリさん、すごい! 足の生えた大根だ!」
すっかりと気に入ってしまったギルベルトだが、エリーアスは次のスペースに進むことを促した。そこにはトケイソウと名前の付いている、青い花びらで雌蕊が時計の針のようになっている花があった。
「これが見てみたかったんです」
「トケイソウ……綺麗な花だ」
「アナログ時計みたいでしょう?」
トケイソウの花を見ていると確かにアナログ時計を思い浮かべてしまう。不思議な形のトケイソウを見て、植物園から出ることにした。
予約しておいたレストランで食事をとるのも問題なくできた。
エリーアスとギルベルトはホテルにチェックインする。スイートルームに通されたギルベルトが始めにしたのは、エリーアスの義手と義足を充電できる設備を組み立てることだった。
それが終わってやっとエリーアスの義手と義足を外して、充電器に繋いで、エリーアスを抱き上げてバスルームに入る。シャワーブースでエリーアスの身体と髪を洗って、先にジャグジーの大きなバスタブに入ってもらって、ギルベルトも体と髪を洗ってバスタブに入る。
「ギルベルト、バランスが上手く取れません」
「エリさん、抱いておいてあげるよ」
泡の作り出す水流に流されそうになっているエリーアスを足の間に抱き締めると、エリーアスが寛いだ表情になる。左肩と左膝の白銀の接続部もお湯の中できらきらと輝いて美しい。
「気持ちいいですね」
穏やかなエリーアスに反して、ギルベルトは自分の中心が興奮しているのを必死に隠していた。隠してもエリーアスを足の間に抱き締めているので、腰にいきり立ったものが当たっているだろう。
「ギルベルト、いけないひとですね」
「エリさん……エリさんが魅力的過ぎるから……」
「私のせいにするんですか?」
問い詰められてギルベルトは濡れた髪から雫を垂らしながら俯く。
「俺が我慢ができないんです」
素直に言えば、エリーアスは「ベッドに」とギルベルトに囁いてくれる。ベッドにエリーアスを抱き上げて連れて行ったギルベルトが、エリーアスを押し倒そうとするを、エリーアスは逆にギルベルトをベッドに寝かせてその腰に跨った。左腕と左膝から先がないのでバランスが取れないエリーアスをギルベルトは自然と支える形になる。
「そのまま、動かないでくださいよ?」
右手でぐちぐちと後孔にローションを塗り込めたエリーアスが、避妊具を被せていないギルベルトの中心に後孔を押し当てて腰を落としてくる。直に中に出してしまうとお腹を下すという話は聞いていたので、ギルベルトは必死に耐える。
ギルベルトが耐えているのに、エリーアスはローションで濡れた手をギルベルトの薄い腹に置いて腰を蠢かす。
「あっ! だめぇ! エリーアス、出るっ! でるぅ!」
「出していいですよ?」
「出したら、エリーアスがっ! あぁっ!」
気持ちいいのに気持ちよさのままに放つことができずに泣き出してしまった、ギルベルトに、エリーアスがくすくすと笑っている。
「本当にギルベルトはいい子ですね……私がいいと言っているのに」
「ひあぁぁ!? もうむりぃ! でるっ! でちゃうぅ!」
きゅうっと締め付けられてギルベルトは悲鳴を上げる。どくどくと中で放ったギルベルトの顔はぐしゃぐしゃの泣き顔だった。涙の伝う頬にキスをして、エリーアスが微笑む。
「まだ、終わりじゃないですよ?」
「ふぇ?」
自分がエリーアスをお姫様のように大事に抱くはずだったのに、避妊具すらつけずに中に放ってしまったショックで泣いているギルベルトを、エリーアスがまた締め付ける。腰を動かすエリーアスに、ギルベルトは翻弄されていた。
帰りの車内には、お土産物店で買ったセクシー大根の抱き枕があった。
「ギルベルトのお兄さんと弟さんにもお土産は買ったし、ユストゥスにもお土産は買ったし、楽しい旅行でしたね」
チェックアウトのぎりぎりまでホテルで休んで、その後で首都の有名なチョコレート専門店でギルベルトの兄弟とユストゥスのお土産を買って、その近くのお土産物店でセクシー大根の抱き枕を見つけたとき、ギルベルトは恐る恐るエリーアスに聞いていた。
「これ、買ってもいいか?」
「ギルベルトが欲しいなら、買ったらいいと思いますよ」
いつものようにエリーアスは寛容だった。
セクシー大根の抱き枕と共に、エリーアスとギルベルトは帰路に着いたのだった。
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