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三章 奏歌くんとの三年目
24.チーズフォンデュの約束
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春公演が続いている最中に奏歌くんは三年生になった。
学童保育も三年生になると卒業する子も多くて、公演の休みの日に奏歌くんを迎えに行くと、学童保育の子どもの中ではかなり大きい方になっていることに驚いた。新一年生や二年生は、身長は奏歌くんとそれほど変わらない子もいるのだが、どこかあどけなく稚く見える。
水色のランドセルを背負って駆けて来た奏歌くんを抱き留めると、ちょっと照れ臭そうにもじもじされてしまう。
「海瑠さん、みんな見てるから」
「お帰りなさいのハグもダメなの?」
「僕、もう三年生なんだよ?」
甘く高い声はそのままだが、奏歌くんは初めて会ったときよりも喋りが確りして来ている。いつかこの声が低くなるのだろうか。可愛く丸いあどけない頬が鋭角的になるのだろうか。
やっちゃんを想像すると彫りの深い男前になりそうだけれど、奏歌くんと似ている真里さんを想像すると今のままの印象とそれほど変わる未来は考えられなかった。
可愛い奏歌くんも、かっこいい奏歌くんもどちらでも構わない。奏歌くんの中身はこんなにも男前なのだから。
手を繋ぐのも恥ずかしがられてしまって、成長を感じると共にちょっとだけ寂しい。三年生になったので我慢しなければいけないかと胸中で涙を呑んでいたら、マンションの部屋に帰ってから奏歌くんがぎゅっと抱き付いてきた。
「さっきはごめんね。みんなの前だと恥ずかしかったんだ。抱きしめるのは二人きりのときにしようね」
二人きりのときだけは私は奏歌くんを抱き締めることを許される。天にも昇る心地でそのまま奏歌くんを持ち上げて一回転する。私の腰に足を絡めた奏歌くんは「きゃー!」と歓声を上げて喜んでいた。
デパートで買っておいたレアチーズケーキをおやつにする。笊の上に豆腐のように盛られているレアチーズケーキに奏歌くんの目が輝いた。
「おいしそう……海瑠さん、この前のスフレチーズケーキも二個ずつもらってきてたよね」
「うん、美味しそうだから」
「今度もチーズケーキ……海瑠さんって、もしかして、チーズが好きなんじゃないの?」
指摘されて私ははっと息を飲んだ。
奏歌くんと食べるものは何でも美味しいが、私は特に好みなどないつもりだった。それが奏歌くんと過ごして四年目に近くなって、ようやく自分の好みを知った。
「私、チーズが好きなんだ……」
「今度、チーズフォンデュをしてみない?」
「チーズフォンデュ?」
聞いたことがあるような気がするがピンとこない私に、奏歌くんが説明してくれる。
「むずかしくないんだよ。チーズフォンデュのパックを買って、温めるんだ。普通はワインを入れたりするんだけど、やっちゃんと母さんが作ってくれるときは、牛乳でチーズを溶かすんだよ。それにパンとか、ゆでたお野菜とか、ソーセージとかをつけて食べる」
聞いているだけで美味しそうで口の中に唾が溜まる。
こくりと喉を鳴らした私に奏歌くんはきりっと表情を引き締めた。
「公演が終わったら、二人でチーズフォンデュでお祝いしよう」
「グレープタイザーも買わなくちゃね」
食べたことのないチーズフォンデュに私は心躍らせていた。
春公演は四月の後半まで続く。
四月が終わると五月の私の誕生日になるのだが、誕生日当日は毎年のことながらディナーショーが入っていた。
「奏歌くん、そのチーズフォンデュ、私のお誕生日のお祝いにしてくれないかな?」
「いいよ! やっちゃんと母さんと相談しておくね」
奏歌くんだけでは調理しきれないものもあるのだろう。そういうときには美歌さんとやっちゃんの手伝いが必要になる。
二人に相談してから行事を決めるのは、奏歌くんと私の約束になっていた。
チーズケーキを食べ終えて歯を磨いた奏歌くんがリビングのテーブルで宿題をしている。奏歌くんの部屋はあるのだが、今はほとんど使っていなかった。
早く奏歌くんの部屋を作りすぎてしまったが、私が奏歌くんにもっとこの部屋で快適に過ごして欲しいという願望が出てしまったのだから仕方がない。
計算をしていた奏歌くんがちらりと私の顔を見た。
「海瑠さん、ここ、分かる?」
難しい文章問題のようで私は読んでみるが、あまりピンとこない。
「教科書も見せてくれる?」
「はい、これ」
教科書を読めばそこに計算の仕方が書いてあった。
「奏歌くん、これじゃないかな?」
「あ、そうか!」
教科書を見ながら奏歌くんは宿題の続きをする。
奏歌くんに勉強を教えることができた。誇らしく思っている私に、宿題を終わらせた奏歌くんが「ふぅっ」と憂鬱そうにため息を吐いた。
「何かあったの?」
心配で問いかけると、宿題のノートと教科書をランドセルに片付けて、奏歌くんは私とハンモックに入る。ダブルのハンモックも奏歌くんが大きくなり始めたので、ちょっとだけ狭くて密着している気がする。
「母さんが僕の口座を見たら、また三百万入金があったんだって」
全然知らなかったが、銀行というのは一つの銀行で一千万円までしか貯金の保証をしないことになっているらしい。溢れそうになった口座から新しい銀行に口座を作ってお金を移したが、そんな大金を8歳の息子のお年玉に振り込んだ父親、真里さんに美歌さんも奏歌くんも呆れかえっているのだ。
「何で稼いだか分からないようなお金、気持ち悪くて受け取れないし」
基本的にカメラの仕事で稼いではいるのだろうが毎年毎年息子にそんなに入金できるほどの収入をカメラだけで手に入れられるとは考え難い。
想像もつかないが、真里さんは吸血鬼でひとを操る能力もあるから悪いことでお金を稼いでいないかが奏歌くんは心配なのだ。
「奏歌くんのお父さんだもんね……」
「困ったひとだよ」
ため息を吐いて奏歌くんが私の胸に顔を埋める。胸に肉はほとんどないけれど、猫になったときに胸のもふもふの毛に顔を埋めるのが大好きな奏歌くん。人間の姿でも私のない胸に顔を埋めて寛いでくれる。
柔らかなハニーブラウンの髪の毛を撫でていると、奏歌くんの眉間の皺が取れてくる。気持ちよさそうに目を瞑って私に抱き付いている奏歌くんは、まだまだ子どもで可愛らしい。
まだ8歳の奏歌くんを悩ませている真里さんは本当にどうしようもない父親だが、父親だからこそ奏歌くんも美歌さんも突き放すことができないのだろう。
気分が変わるように私は話題を変えてみた。
「美歌さんのお母様ってどんな方だったの?」
「僕は会ったことないんだけど、自由なひとだったんだって。でも、お祖父ちゃんのことを本当に愛してて、自分が吸血鬼と明かせないから、母さんとやっちゃんが生まれてからお祖父ちゃんとはお別れして、音信不通になっちゃったんだって」
愛していたからこそ吸血鬼ということを明かさなかった。
奏歌くんのお祖母様はお祖父様に血を分けて同じだけの寿命を与えることができたのではないだろうか。それをなぜしなかったのか、聞きたい気がした。
「お祖母様はなんでお祖父様に血を分けなかったんだろう」
「人間として生きて、死んでほしかったからって、母さんは言ってた」
人外として生まれていないお祖父様が人外になることはやはり、ハードルの高いことだったのだろう。お祖父様の幸せを願ったからこそ、お祖母様はお祖父様を同類にすることなく、人間のままにしておいた。
それはそれで、深い愛情だと私の胸には響いた。
「母さんは海瑠さんに『血を分けなさい』って言ったけど、なやんでなかったわけじゃないみたいだよ」
結果として私がワーキャットだったから血を分けてもらう必要はなかったのだが、美歌さんは早いうちから私に血を分けるように奏歌くんに言っていた。
「吸血鬼が血を分けると、傷の回復も早くなるし、がんじょうになるからね」
不慮の事故で私を亡くしてしまったら、奏歌くんに運命のひとが二度と訪れることはない。それを美歌さんは恐れたのだろう。
美歌さんの苦悩と配慮を今更になって知る。
「私、ワーキャットで良かったな」
幼少期から孤独を抱え続けていたが、ワーキャットとして生きて来て良かった。奏歌くんに出会えたのならば今までの孤独などそのための試練だったのだと思うことができた。
学童保育も三年生になると卒業する子も多くて、公演の休みの日に奏歌くんを迎えに行くと、学童保育の子どもの中ではかなり大きい方になっていることに驚いた。新一年生や二年生は、身長は奏歌くんとそれほど変わらない子もいるのだが、どこかあどけなく稚く見える。
水色のランドセルを背負って駆けて来た奏歌くんを抱き留めると、ちょっと照れ臭そうにもじもじされてしまう。
「海瑠さん、みんな見てるから」
「お帰りなさいのハグもダメなの?」
「僕、もう三年生なんだよ?」
甘く高い声はそのままだが、奏歌くんは初めて会ったときよりも喋りが確りして来ている。いつかこの声が低くなるのだろうか。可愛く丸いあどけない頬が鋭角的になるのだろうか。
やっちゃんを想像すると彫りの深い男前になりそうだけれど、奏歌くんと似ている真里さんを想像すると今のままの印象とそれほど変わる未来は考えられなかった。
可愛い奏歌くんも、かっこいい奏歌くんもどちらでも構わない。奏歌くんの中身はこんなにも男前なのだから。
手を繋ぐのも恥ずかしがられてしまって、成長を感じると共にちょっとだけ寂しい。三年生になったので我慢しなければいけないかと胸中で涙を呑んでいたら、マンションの部屋に帰ってから奏歌くんがぎゅっと抱き付いてきた。
「さっきはごめんね。みんなの前だと恥ずかしかったんだ。抱きしめるのは二人きりのときにしようね」
二人きりのときだけは私は奏歌くんを抱き締めることを許される。天にも昇る心地でそのまま奏歌くんを持ち上げて一回転する。私の腰に足を絡めた奏歌くんは「きゃー!」と歓声を上げて喜んでいた。
デパートで買っておいたレアチーズケーキをおやつにする。笊の上に豆腐のように盛られているレアチーズケーキに奏歌くんの目が輝いた。
「おいしそう……海瑠さん、この前のスフレチーズケーキも二個ずつもらってきてたよね」
「うん、美味しそうだから」
「今度もチーズケーキ……海瑠さんって、もしかして、チーズが好きなんじゃないの?」
指摘されて私ははっと息を飲んだ。
奏歌くんと食べるものは何でも美味しいが、私は特に好みなどないつもりだった。それが奏歌くんと過ごして四年目に近くなって、ようやく自分の好みを知った。
「私、チーズが好きなんだ……」
「今度、チーズフォンデュをしてみない?」
「チーズフォンデュ?」
聞いたことがあるような気がするがピンとこない私に、奏歌くんが説明してくれる。
「むずかしくないんだよ。チーズフォンデュのパックを買って、温めるんだ。普通はワインを入れたりするんだけど、やっちゃんと母さんが作ってくれるときは、牛乳でチーズを溶かすんだよ。それにパンとか、ゆでたお野菜とか、ソーセージとかをつけて食べる」
聞いているだけで美味しそうで口の中に唾が溜まる。
こくりと喉を鳴らした私に奏歌くんはきりっと表情を引き締めた。
「公演が終わったら、二人でチーズフォンデュでお祝いしよう」
「グレープタイザーも買わなくちゃね」
食べたことのないチーズフォンデュに私は心躍らせていた。
春公演は四月の後半まで続く。
四月が終わると五月の私の誕生日になるのだが、誕生日当日は毎年のことながらディナーショーが入っていた。
「奏歌くん、そのチーズフォンデュ、私のお誕生日のお祝いにしてくれないかな?」
「いいよ! やっちゃんと母さんと相談しておくね」
奏歌くんだけでは調理しきれないものもあるのだろう。そういうときには美歌さんとやっちゃんの手伝いが必要になる。
二人に相談してから行事を決めるのは、奏歌くんと私の約束になっていた。
チーズケーキを食べ終えて歯を磨いた奏歌くんがリビングのテーブルで宿題をしている。奏歌くんの部屋はあるのだが、今はほとんど使っていなかった。
早く奏歌くんの部屋を作りすぎてしまったが、私が奏歌くんにもっとこの部屋で快適に過ごして欲しいという願望が出てしまったのだから仕方がない。
計算をしていた奏歌くんがちらりと私の顔を見た。
「海瑠さん、ここ、分かる?」
難しい文章問題のようで私は読んでみるが、あまりピンとこない。
「教科書も見せてくれる?」
「はい、これ」
教科書を読めばそこに計算の仕方が書いてあった。
「奏歌くん、これじゃないかな?」
「あ、そうか!」
教科書を見ながら奏歌くんは宿題の続きをする。
奏歌くんに勉強を教えることができた。誇らしく思っている私に、宿題を終わらせた奏歌くんが「ふぅっ」と憂鬱そうにため息を吐いた。
「何かあったの?」
心配で問いかけると、宿題のノートと教科書をランドセルに片付けて、奏歌くんは私とハンモックに入る。ダブルのハンモックも奏歌くんが大きくなり始めたので、ちょっとだけ狭くて密着している気がする。
「母さんが僕の口座を見たら、また三百万入金があったんだって」
全然知らなかったが、銀行というのは一つの銀行で一千万円までしか貯金の保証をしないことになっているらしい。溢れそうになった口座から新しい銀行に口座を作ってお金を移したが、そんな大金を8歳の息子のお年玉に振り込んだ父親、真里さんに美歌さんも奏歌くんも呆れかえっているのだ。
「何で稼いだか分からないようなお金、気持ち悪くて受け取れないし」
基本的にカメラの仕事で稼いではいるのだろうが毎年毎年息子にそんなに入金できるほどの収入をカメラだけで手に入れられるとは考え難い。
想像もつかないが、真里さんは吸血鬼でひとを操る能力もあるから悪いことでお金を稼いでいないかが奏歌くんは心配なのだ。
「奏歌くんのお父さんだもんね……」
「困ったひとだよ」
ため息を吐いて奏歌くんが私の胸に顔を埋める。胸に肉はほとんどないけれど、猫になったときに胸のもふもふの毛に顔を埋めるのが大好きな奏歌くん。人間の姿でも私のない胸に顔を埋めて寛いでくれる。
柔らかなハニーブラウンの髪の毛を撫でていると、奏歌くんの眉間の皺が取れてくる。気持ちよさそうに目を瞑って私に抱き付いている奏歌くんは、まだまだ子どもで可愛らしい。
まだ8歳の奏歌くんを悩ませている真里さんは本当にどうしようもない父親だが、父親だからこそ奏歌くんも美歌さんも突き放すことができないのだろう。
気分が変わるように私は話題を変えてみた。
「美歌さんのお母様ってどんな方だったの?」
「僕は会ったことないんだけど、自由なひとだったんだって。でも、お祖父ちゃんのことを本当に愛してて、自分が吸血鬼と明かせないから、母さんとやっちゃんが生まれてからお祖父ちゃんとはお別れして、音信不通になっちゃったんだって」
愛していたからこそ吸血鬼ということを明かさなかった。
奏歌くんのお祖母様はお祖父様に血を分けて同じだけの寿命を与えることができたのではないだろうか。それをなぜしなかったのか、聞きたい気がした。
「お祖母様はなんでお祖父様に血を分けなかったんだろう」
「人間として生きて、死んでほしかったからって、母さんは言ってた」
人外として生まれていないお祖父様が人外になることはやはり、ハードルの高いことだったのだろう。お祖父様の幸せを願ったからこそ、お祖母様はお祖父様を同類にすることなく、人間のままにしておいた。
それはそれで、深い愛情だと私の胸には響いた。
「母さんは海瑠さんに『血を分けなさい』って言ったけど、なやんでなかったわけじゃないみたいだよ」
結果として私がワーキャットだったから血を分けてもらう必要はなかったのだが、美歌さんは早いうちから私に血を分けるように奏歌くんに言っていた。
「吸血鬼が血を分けると、傷の回復も早くなるし、がんじょうになるからね」
不慮の事故で私を亡くしてしまったら、奏歌くんに運命のひとが二度と訪れることはない。それを美歌さんは恐れたのだろう。
美歌さんの苦悩と配慮を今更になって知る。
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