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五章 奏歌くんとの五年目
5.美歌さんの報告とフランス行き
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海香と宙夢さん、美歌さんと奏歌くん、私の五人がさくらのベビーベッドを囲むようにして海香の家に来ている。宙夢さんの夏風邪は無事に治った。
さくらは「うーうー」と半泣きの顔で美歌さんに訴えかけている。
「先輩……いえ、海香さん、さくらちゃんが私の運命のひとだったみたいなんです」
美歌さんの言葉に海香も驚きを隠せない様子である。
「美歌さん、運命のひとが見付かったの?」
「は、はい……」
海香さんには聞いてもらわなければいけない。
ぐずるさくらを抱き上げて美歌さんが話し出す。抱っこされるとすぐにさくらはご機嫌になって美歌さんに顔を擦り付けている。
「高校時代、私の初恋は海香さんでした。運命のひとではないと分かって、結ばれることはないと自棄になって、関係を持ったのが真里さん。その結果として奏歌が生まれたことに関しては、喜びしかないんですが、真里さんを愛しているかと言われれば、それは違うとはっきり言えます」
美歌さんの告白に海香がしみじみと答える。
「私も、美歌さんのこと、すごく可愛くて好きだった」
「先輩……」
「美歌さんならさくらも大事にしてくれると思うわ。きっと大丈夫」
まだ生後五か月の娘の運命のひとが決まってしまったというのに、海香の反応は大らかなものだった。
「美歌さんのこと、海香さんが信頼してるのは分かってます。僕もさくらの成長と美歌さんの恋を応援します」
宙夢さんまで大らかにこの事実を受け入れてくれている。
実際にさくらは美歌さんに抱っこされて嬉しそうだし、宙夢さんが受け取ろうとすると身を捩って泣いて嫌がるくらいだった。
「母さんも、幸せにならなくちゃ」
先日泣いてしまった奏歌くんも美歌さんのために応援する立場になったようだ。これで残る問題は真里さんだけになったのだが、さくらが小さすぎるのでさくらの存在を真里さんには教えないようにしようということで話が纏まった。
「僕、父さんが母さんじゃないひとと部屋に入って行くのを見た。父さんは、母さんに誠実じゃない」
「私も真里さんのことは奏歌が生まれる前の数回だけ関係を持って、それ以降何もないから」
「母さんが責任を感じなくて良いと思うよ。父さんは、結婚もしないし、母さんとの関係もちゃんとしなかったし、自分は遊んでいるし、自業自得だ」
言い切る奏歌くんの表情は厳しい。
それを感じさせるだけのことがこれまでに何度もあったのだろう。
「僕にとってはずっと父親だけど、母さんにとっては赤の他人だよ」
もう真里さんとの縁は切って幸せになって良いと告げる奏歌くんの表情は真剣なものだった。
「子どもにそんなことを言わせる父親はどうかと思います。それに、奏歌くんも望んで真里さんの元に生まれて来たんじゃないから、父親として縛られることはないんだよ」
優しく目線を合わせて言ってくれる宙夢さんに、奏歌くんのハニーブラウンの目が潤む。父親という血縁関係は一生変えられないと奏歌くんなりに思い詰めているところがあるのだろう。
それを宙夢さんが解いてくれようとしている。
「奏歌くんを育ててくれたのは美歌さんと安彦さんだって聞いてるよ。その二人を奏歌くんは大事に思えばいいんじゃないかな」
「父さんは僕の父さんだもん……」
「父親としての義務を果たしてない相手を、血縁だけで父親だと尊重することはないんだよ」
諭されて奏歌くんが小さく頷く。さくらを宙夢さんに預けて、美歌さんが奏歌くんの肩を抱いた。
「私と真里さんのことで悩ませてごめんなさいね」
「ううん、母さんは悪くない!」
「奏歌も悪くないのよ」
悪くないと言われて奏歌くんのハニーブラウンの目からほろりと涙が零れる。父親である真里さんを突き放しきれないのも、優しい奏歌くんならば仕方のないことなのだろう。
真里さんが奏歌くんに近付いてきたら、美歌さんのことがバレないように、美歌さんに篠田家に出入り禁止になったことで奏歌くんに矛先が向かないように私が守らなければいけない。
「安彦にどう説明しようかしら」
美歌さんの悩みはそれだけではなかった。
6歳で私という運命のひとと出会った奏歌くん。やっちゃんの運命のひとの茉優ちゃんは出会ったときに小学三年生だった。挙句に美歌さんの運命のひとは生まれたばかり。
この事実を受け入れるのにはやっちゃんは時間がかかる気がする。
「ゆっくり説明して行きましょう」
私の言葉に美歌さんは頷いていた。
夏休みが終わる。
通し稽古とフランス行きの手続きで私たちの劇団は大忙しになっていた。
必要な荷物はもう送ってあるので、衣装を着てのリハーサルができない。似たような衣装を着て練習するのだが、着替える部分などがちゃんとできるかが分からない。
特に私は頭中将と葵上の二役をやるのだ。場面によっての切り替えが難しい。
衣装も狩衣と十二単で、簡単に着替えられるものではない。
「本番、大丈夫かな……」
「海瑠ならいける! いける!」
全くあてにならない百合の声援を受けながら、私は稽古を終えてマンションの部屋に帰った。
美歌さんが嫌味を言われたのは問題だが、奏歌くんも茉優ちゃんもやっちゃんの出張についてくるという形で私たちの劇団と一緒にフランスに行く。出発の日までに荷物を揃えるのも、ちょっとした旅行気分で楽しくなっていた。
出発の朝、空港まで奏歌くんと茉優ちゃんとやっちゃんと私でタクシーに乗って行った。荷物が多かったのでタクシーに積めるか心配だったがなんとか積むことができた。
空港では津島さんが待っていてくれて、手荷物を預ける手続きなどをしてくれる。
「これから二週間よろしくお願いします」
「こちらこそ、海瑠ちゃんのこと、よろしくお願いします」
奏歌くんが頭を下げて、津島さんも頭を下げていた。
飛行機の搭乗口に行くまでに荷物検査がある。電子機器は出すように言われて、携帯電話を出して籠に入れて、荷物検査所を通り抜けた。やっちゃんは撮影機器などもあるので大変そうだったが、奏歌くんと茉優ちゃんは身軽に荷物検査所を通り抜けて来た。
「ここの売店なら、買ったものを飛行機に持ち込めるんだよ」
「奏歌くん、詳しいのね」
「父さんと何回も海外に行ったことがあるから」
5歳までは攫われるようにして真里さんに海外に連れて行かれていた奏歌くん。その記憶が10歳になってもきちんとあるようだ。
お土産物が売っているお店で、飲み物とお菓子を買って奏歌くんと茉優ちゃんの分も支払っていると、やっちゃんがようやく荷物検査所から出て来た。劇団のひとたちもたくさんいたけれど、飛行機に乗る待合場所では私は奏歌くんと茉優ちゃんとやっちゃんと行動を共にすることにした。
「海瑠のチケット、座る場所、どこ?」
「分かんない」
「番号見せてよ」
百合と華村先輩に声をかけられて、チケットを見せると、番号で座る場所を調べてくれる。私と奏歌くんは二席あるシートの隣り同士で、その前がやっちゃんと茉優ちゃんという四人固まった配置だった。
「うわ……ファーストクラスだ」
「それ、すごいの?」
「……みっちゃんはそういう奴だよな」
呆れられてしまったけれど、やっちゃんの言うファーストクラスがすごいのかどうなのか分からない。
奏歌くんはやっちゃんからタブレット端末を借りて調べているようだった。
「飛行機にはエコノミークラス、ビジネスクラス、ファーストクラスって席の順序があるんだって。ファーストクラスは広い席で伸び伸び過ごせるみたいだよ」
そうだったのか。
国内線しか乗ったことはないし、そんなクラス分けがあるなんてことも私は全く知らなかった。
「飛行機の中はWi-Fiがあるって書いてある。繋げば携帯電話もタブレットも使えるよ」
「十三時間もあるから、退屈になっちゃうかもしれないものね。動画とか見られるのかな?」
「さくらちゃんのお風呂入れの練習動画見る?」
二人で話していると、近くに座っているやっちゃんががたがたと震えているのが分かった。やっちゃんの手を茉優ちゃんが握っている。
「怖くないわ。私が一緒よ」
あんなデカい鉄の塊が空を飛ぶなんて信じられない。
やっちゃんが言っていた言葉を思い出す。
やっちゃんにとっては恐怖の十三時間が始まろうとしていた。
さくらは「うーうー」と半泣きの顔で美歌さんに訴えかけている。
「先輩……いえ、海香さん、さくらちゃんが私の運命のひとだったみたいなんです」
美歌さんの言葉に海香も驚きを隠せない様子である。
「美歌さん、運命のひとが見付かったの?」
「は、はい……」
海香さんには聞いてもらわなければいけない。
ぐずるさくらを抱き上げて美歌さんが話し出す。抱っこされるとすぐにさくらはご機嫌になって美歌さんに顔を擦り付けている。
「高校時代、私の初恋は海香さんでした。運命のひとではないと分かって、結ばれることはないと自棄になって、関係を持ったのが真里さん。その結果として奏歌が生まれたことに関しては、喜びしかないんですが、真里さんを愛しているかと言われれば、それは違うとはっきり言えます」
美歌さんの告白に海香がしみじみと答える。
「私も、美歌さんのこと、すごく可愛くて好きだった」
「先輩……」
「美歌さんならさくらも大事にしてくれると思うわ。きっと大丈夫」
まだ生後五か月の娘の運命のひとが決まってしまったというのに、海香の反応は大らかなものだった。
「美歌さんのこと、海香さんが信頼してるのは分かってます。僕もさくらの成長と美歌さんの恋を応援します」
宙夢さんまで大らかにこの事実を受け入れてくれている。
実際にさくらは美歌さんに抱っこされて嬉しそうだし、宙夢さんが受け取ろうとすると身を捩って泣いて嫌がるくらいだった。
「母さんも、幸せにならなくちゃ」
先日泣いてしまった奏歌くんも美歌さんのために応援する立場になったようだ。これで残る問題は真里さんだけになったのだが、さくらが小さすぎるのでさくらの存在を真里さんには教えないようにしようということで話が纏まった。
「僕、父さんが母さんじゃないひとと部屋に入って行くのを見た。父さんは、母さんに誠実じゃない」
「私も真里さんのことは奏歌が生まれる前の数回だけ関係を持って、それ以降何もないから」
「母さんが責任を感じなくて良いと思うよ。父さんは、結婚もしないし、母さんとの関係もちゃんとしなかったし、自分は遊んでいるし、自業自得だ」
言い切る奏歌くんの表情は厳しい。
それを感じさせるだけのことがこれまでに何度もあったのだろう。
「僕にとってはずっと父親だけど、母さんにとっては赤の他人だよ」
もう真里さんとの縁は切って幸せになって良いと告げる奏歌くんの表情は真剣なものだった。
「子どもにそんなことを言わせる父親はどうかと思います。それに、奏歌くんも望んで真里さんの元に生まれて来たんじゃないから、父親として縛られることはないんだよ」
優しく目線を合わせて言ってくれる宙夢さんに、奏歌くんのハニーブラウンの目が潤む。父親という血縁関係は一生変えられないと奏歌くんなりに思い詰めているところがあるのだろう。
それを宙夢さんが解いてくれようとしている。
「奏歌くんを育ててくれたのは美歌さんと安彦さんだって聞いてるよ。その二人を奏歌くんは大事に思えばいいんじゃないかな」
「父さんは僕の父さんだもん……」
「父親としての義務を果たしてない相手を、血縁だけで父親だと尊重することはないんだよ」
諭されて奏歌くんが小さく頷く。さくらを宙夢さんに預けて、美歌さんが奏歌くんの肩を抱いた。
「私と真里さんのことで悩ませてごめんなさいね」
「ううん、母さんは悪くない!」
「奏歌も悪くないのよ」
悪くないと言われて奏歌くんのハニーブラウンの目からほろりと涙が零れる。父親である真里さんを突き放しきれないのも、優しい奏歌くんならば仕方のないことなのだろう。
真里さんが奏歌くんに近付いてきたら、美歌さんのことがバレないように、美歌さんに篠田家に出入り禁止になったことで奏歌くんに矛先が向かないように私が守らなければいけない。
「安彦にどう説明しようかしら」
美歌さんの悩みはそれだけではなかった。
6歳で私という運命のひとと出会った奏歌くん。やっちゃんの運命のひとの茉優ちゃんは出会ったときに小学三年生だった。挙句に美歌さんの運命のひとは生まれたばかり。
この事実を受け入れるのにはやっちゃんは時間がかかる気がする。
「ゆっくり説明して行きましょう」
私の言葉に美歌さんは頷いていた。
夏休みが終わる。
通し稽古とフランス行きの手続きで私たちの劇団は大忙しになっていた。
必要な荷物はもう送ってあるので、衣装を着てのリハーサルができない。似たような衣装を着て練習するのだが、着替える部分などがちゃんとできるかが分からない。
特に私は頭中将と葵上の二役をやるのだ。場面によっての切り替えが難しい。
衣装も狩衣と十二単で、簡単に着替えられるものではない。
「本番、大丈夫かな……」
「海瑠ならいける! いける!」
全くあてにならない百合の声援を受けながら、私は稽古を終えてマンションの部屋に帰った。
美歌さんが嫌味を言われたのは問題だが、奏歌くんも茉優ちゃんもやっちゃんの出張についてくるという形で私たちの劇団と一緒にフランスに行く。出発の日までに荷物を揃えるのも、ちょっとした旅行気分で楽しくなっていた。
出発の朝、空港まで奏歌くんと茉優ちゃんとやっちゃんと私でタクシーに乗って行った。荷物が多かったのでタクシーに積めるか心配だったがなんとか積むことができた。
空港では津島さんが待っていてくれて、手荷物を預ける手続きなどをしてくれる。
「これから二週間よろしくお願いします」
「こちらこそ、海瑠ちゃんのこと、よろしくお願いします」
奏歌くんが頭を下げて、津島さんも頭を下げていた。
飛行機の搭乗口に行くまでに荷物検査がある。電子機器は出すように言われて、携帯電話を出して籠に入れて、荷物検査所を通り抜けた。やっちゃんは撮影機器などもあるので大変そうだったが、奏歌くんと茉優ちゃんは身軽に荷物検査所を通り抜けて来た。
「ここの売店なら、買ったものを飛行機に持ち込めるんだよ」
「奏歌くん、詳しいのね」
「父さんと何回も海外に行ったことがあるから」
5歳までは攫われるようにして真里さんに海外に連れて行かれていた奏歌くん。その記憶が10歳になってもきちんとあるようだ。
お土産物が売っているお店で、飲み物とお菓子を買って奏歌くんと茉優ちゃんの分も支払っていると、やっちゃんがようやく荷物検査所から出て来た。劇団のひとたちもたくさんいたけれど、飛行機に乗る待合場所では私は奏歌くんと茉優ちゃんとやっちゃんと行動を共にすることにした。
「海瑠のチケット、座る場所、どこ?」
「分かんない」
「番号見せてよ」
百合と華村先輩に声をかけられて、チケットを見せると、番号で座る場所を調べてくれる。私と奏歌くんは二席あるシートの隣り同士で、その前がやっちゃんと茉優ちゃんという四人固まった配置だった。
「うわ……ファーストクラスだ」
「それ、すごいの?」
「……みっちゃんはそういう奴だよな」
呆れられてしまったけれど、やっちゃんの言うファーストクラスがすごいのかどうなのか分からない。
奏歌くんはやっちゃんからタブレット端末を借りて調べているようだった。
「飛行機にはエコノミークラス、ビジネスクラス、ファーストクラスって席の順序があるんだって。ファーストクラスは広い席で伸び伸び過ごせるみたいだよ」
そうだったのか。
国内線しか乗ったことはないし、そんなクラス分けがあるなんてことも私は全く知らなかった。
「飛行機の中はWi-Fiがあるって書いてある。繋げば携帯電話もタブレットも使えるよ」
「十三時間もあるから、退屈になっちゃうかもしれないものね。動画とか見られるのかな?」
「さくらちゃんのお風呂入れの練習動画見る?」
二人で話していると、近くに座っているやっちゃんががたがたと震えているのが分かった。やっちゃんの手を茉優ちゃんが握っている。
「怖くないわ。私が一緒よ」
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