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五章 奏歌くんとの五年目
21.美味しいものはバターの香り
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海香の脚本は無事に出来上がった。
一日美歌さんに預かってもらって生活リズムを整えたさくらは、海香と宙夢さんの元に帰ってからもよく食べてよく眠るようになった。生活リズムを整えることが赤ん坊にとってどれだけ大事かを思い知らされた一件だった。
その後、改めて私と奏歌くんは海香と宙夢さんの家にアルバムを取りに行った。
奏歌くんが部屋で鳥籠のソファに座って私と一緒にアルバムを見ている。覚えていなかったが私の中学時代はセーラー服だった。
「ちょうどこの後だったんだと思う。両親が事故に遭ったのは」
そのせいで私は昔の記憶が曖昧になっている。ぼーっと生きてきたのもあるが、両親の死を思い出したくないというのもあったのだろう。アルバムのページをめくる奏歌くんの手が止まる。
「海瑠さんもつらかったんだね」
心からの言葉に涙が滲んで来た。
中学生で両親を急に亡くしてショックでなかったわけがない。奏歌くんが事故に遭ったときに物凄く取り乱してしまったけれど、それも仕方がないことだった。
私は両親の死について自分が記憶に蓋をしていたことを、あのとき初めて気付かされたのだ。
「お墓参りも行ってないな」
「行こうよ。僕、海瑠さんのご両親にご挨拶する!」
凛と表情を引き締める奏歌くんに私は不思議な気持ちになる。死んでしまったら人間は完全に消滅するものだと私は考えているが、奏歌くんは死んでしまった両親に挨拶をしてくれるという。
それが形式的なものであっても、奏歌くんが自分の気持ちを私の両親に伝えてくれるのは嬉しい。
「いつか、一緒にお墓参りに行こうね」
そう答えた私は、実は両親のお墓の場所を知らない。
奏歌くんが帰った後に大急ぎで海香に電話で確認すると、呆れられた。
『あんたって、そういうところ、あるわよね』
「だって……父さんと母さんのことはショックで思い出したくなかったんだもん」
『まぁ、それもそうだろうけど。私は毎年お墓参りに行ってたわよ』
海香の言葉に私はショックを受ける。
「うそぉ!? なんで誘ってくれなかったの!?」
『興味なさそうだったから』
図星である。
奏歌くんに出会って、奏歌くんが事故に遭って両親のことを思い出すまで、私は両親との思い出はなかったものとして生きて来た。思い出すとつらいだけだと心に蓋をしてきたのだ。それを外せるようになったのは奏歌くんという存在が傍にいて私を支えてくれると分かっているからだ。
そうでなければずっと私は両親のことに蓋をしたままに生きていたのだろう。
「今年はお墓参りに誘ってくれる?」
『宙夢さんとさくらも一緒よ?』
「うん、大丈夫」
お墓参りというのは命日やお盆にすると海香は教えてくれた。
両親の命日は雪の降る寒い冬だった記憶がある。それならば真夏のお盆が一番近いだろう。
今年の夏休みには私の両親のお墓参りに行くという予定ができた。
奏歌くんと出かける場所がお墓であろうとも、一緒ならば悲しくはない。悲しいことを思い出しても奏歌くんが傍にいてくれれば乗り越えられる。
奏歌くんが改めてなくてはならない存在になっていることに気付かされた。
三月のホワイトデーにも劇団ではディナーショーをする。春公演の練習とディナーショーの練習が重なってハードなスケジュールになるかと思えば、津島さんからあっさりと言い渡された。
「今年は海瑠ちゃん、ホワイトデーのディナーショーは出なくていいそうです」
「へ?」
喜咲さんと百合と私は、すっかりと劇団内でトリオになっている。三人一緒に取材を受けることが多いのは、私単独だと同期の喜咲さんが二番手だった私を追い越してトップスターになったことについて勘繰られるので、津島さんは必ず私と喜咲さんが同席できるようにしてくれていた。
特に今回は男役のトップスターが二人、女役のトップスターも二人いるようで劇団はとても豪華だとファンの皆様からも好評だったのだ。というのも、私が男役も女役もできるからで、どちらの二番手でもあるという認識になっているようだった。
実のところ女役の二番手は前園さんがいるのだが、前園さんも私のことは認めてくれている。
「私は海瑠さんの相手役で、女役三番手ですからね!」
女役二番手でなくても、男役メインの私が女役二番手と言われても気にしていない前園さんの度量の大きさに感謝する。大抵の公演で前園さんは私の恋人役であるし、春公演では鬼と呼ばれた新選組の副長の恋人役を演じてくれる。
「海瑠ちゃんは、誕生日のお茶会を今年は盛大にやることになったので」
「私、海瑠さんの相手役として踊れるんですよ」
誕生日のお茶会は劇団の仲間を呼んで一緒に歌って踊ってファンの皆様に感謝をするのだが、今年は趣向を変えて前園さんと短い演目をやることに決まったのだと津島さんは教えてくれた。
その関係もあるのでホワイトデーのディナーショーは出演しないことになったのだった。
ホワイトデーの予定が空いてしまったことは、役者としては残念だけれど、奏歌くんとホワイトデーもお菓子を作ろうと約束していた身としては、嬉しいことでもあった。
奏歌くんに報告すると、奏歌くんから招待状が届いた。
「『お庭お菓子パーティー』……どういうこと?」
手書きの奏歌くんの字でそう記された招待状に、奏歌くんの家に行ってみた。私が来たのに気付いて庭から奏歌くんが手を振って呼んでくれる。
庭にはやっちゃんと茉優ちゃんが折り畳み式のアウトドア用の椅子を置いて待っていた。屋根だけのテントのようなものもある。
「お庭お菓子パーティーへようこそ!」
「お招きいただきありがとうございます。凄く本格的なのね」
驚いている私に、奏歌くんがやっちゃんの方を見る。
「やっちゃんは山の写真とか取るのが好きで、アウトドア用品をいっぱい持ってるんだ」
「そういえば、やっちゃんの車ってどことなくゴツイ気がしてたわ」
車種に全く興味がないので知らなかったが、やっちゃんの車は四駆でアウトドア用の作りになっているのだという。最近は仕事が忙しくて行けていないが、山に花の写真を撮りに行くのがやっちゃんの趣味なのだとか。
「安彦さんの昔撮った写真、見せてもらったけど、とても綺麗なんです」
茉優ちゃんはやっちゃんの撮った写真を見せてもらったことがあるようだ。私には見せない顔を茉優ちゃんに見せているのだと思うと、二人は良い感じなのだと実感する。
「これ、竹串」
「これをどうするの?」
素っ気なくやっちゃんに渡された竹串を持って立ち尽くしていると、奏歌くんが竹串にマシュマロをさしてくれる。やっちゃんが用意したアウトドア用のガスバーナーの火にマシュマロを翳して、ちょっと端が茶色になったところで奏歌くんははふはふと熱そうに食べている。私もおっかなびっくり竹串に刺さったマシュマロを火に翳した。
「海瑠さん、長時間あぶると溶けちゃうからね」
「は、はい」
奏歌くんに注意されて急いで手元に寄せると、ふうふうと吹き冷まして食べる。外側はカリッと焼けて、中は蕩ける食感だ。
「美味しい。これが焼きマシュマロ?」
「そう! 海瑠さんとしたかったんだ」
しばらくマシュマロを焼いて食べていたが、やはり飽きてしまう。
そこへやっちゃんが新しいものを取り出した。取っ手の先に四角い鉄の何かが付いたそれは、何なのかよく分からない。
「ホットサンドメーカーだよ。あれで、やっちゃんがアンマンを焼いてくれるんだ」
「ホットサンドメーカー?」
分からないまま見ていると、やっちゃんは四角い鉄の部分を開いて、中にバターとアンマンを入れた。バーナーで両面炙って、出来上がったきつね色のあんまんを切ってくれる。
熱くてとても持てなかったので、竹串で突き刺して吹いて食べると、中からじゅわっとバターが溶け出して、外はカリカリ、生地と餡子はバターの味が染みてコクが出てとても美味しい。
「次はチョコバター入りのロールパンだよ!」
次々とバターで焼かれる熱々のパンやお饅頭。一つを四人で食べるので切った一切れは小さいが、バターたっぷりで背徳の味がした。
美味しいものはバターの香りがするようだ。
一日美歌さんに預かってもらって生活リズムを整えたさくらは、海香と宙夢さんの元に帰ってからもよく食べてよく眠るようになった。生活リズムを整えることが赤ん坊にとってどれだけ大事かを思い知らされた一件だった。
その後、改めて私と奏歌くんは海香と宙夢さんの家にアルバムを取りに行った。
奏歌くんが部屋で鳥籠のソファに座って私と一緒にアルバムを見ている。覚えていなかったが私の中学時代はセーラー服だった。
「ちょうどこの後だったんだと思う。両親が事故に遭ったのは」
そのせいで私は昔の記憶が曖昧になっている。ぼーっと生きてきたのもあるが、両親の死を思い出したくないというのもあったのだろう。アルバムのページをめくる奏歌くんの手が止まる。
「海瑠さんもつらかったんだね」
心からの言葉に涙が滲んで来た。
中学生で両親を急に亡くしてショックでなかったわけがない。奏歌くんが事故に遭ったときに物凄く取り乱してしまったけれど、それも仕方がないことだった。
私は両親の死について自分が記憶に蓋をしていたことを、あのとき初めて気付かされたのだ。
「お墓参りも行ってないな」
「行こうよ。僕、海瑠さんのご両親にご挨拶する!」
凛と表情を引き締める奏歌くんに私は不思議な気持ちになる。死んでしまったら人間は完全に消滅するものだと私は考えているが、奏歌くんは死んでしまった両親に挨拶をしてくれるという。
それが形式的なものであっても、奏歌くんが自分の気持ちを私の両親に伝えてくれるのは嬉しい。
「いつか、一緒にお墓参りに行こうね」
そう答えた私は、実は両親のお墓の場所を知らない。
奏歌くんが帰った後に大急ぎで海香に電話で確認すると、呆れられた。
『あんたって、そういうところ、あるわよね』
「だって……父さんと母さんのことはショックで思い出したくなかったんだもん」
『まぁ、それもそうだろうけど。私は毎年お墓参りに行ってたわよ』
海香の言葉に私はショックを受ける。
「うそぉ!? なんで誘ってくれなかったの!?」
『興味なさそうだったから』
図星である。
奏歌くんに出会って、奏歌くんが事故に遭って両親のことを思い出すまで、私は両親との思い出はなかったものとして生きて来た。思い出すとつらいだけだと心に蓋をしてきたのだ。それを外せるようになったのは奏歌くんという存在が傍にいて私を支えてくれると分かっているからだ。
そうでなければずっと私は両親のことに蓋をしたままに生きていたのだろう。
「今年はお墓参りに誘ってくれる?」
『宙夢さんとさくらも一緒よ?』
「うん、大丈夫」
お墓参りというのは命日やお盆にすると海香は教えてくれた。
両親の命日は雪の降る寒い冬だった記憶がある。それならば真夏のお盆が一番近いだろう。
今年の夏休みには私の両親のお墓参りに行くという予定ができた。
奏歌くんと出かける場所がお墓であろうとも、一緒ならば悲しくはない。悲しいことを思い出しても奏歌くんが傍にいてくれれば乗り越えられる。
奏歌くんが改めてなくてはならない存在になっていることに気付かされた。
三月のホワイトデーにも劇団ではディナーショーをする。春公演の練習とディナーショーの練習が重なってハードなスケジュールになるかと思えば、津島さんからあっさりと言い渡された。
「今年は海瑠ちゃん、ホワイトデーのディナーショーは出なくていいそうです」
「へ?」
喜咲さんと百合と私は、すっかりと劇団内でトリオになっている。三人一緒に取材を受けることが多いのは、私単独だと同期の喜咲さんが二番手だった私を追い越してトップスターになったことについて勘繰られるので、津島さんは必ず私と喜咲さんが同席できるようにしてくれていた。
特に今回は男役のトップスターが二人、女役のトップスターも二人いるようで劇団はとても豪華だとファンの皆様からも好評だったのだ。というのも、私が男役も女役もできるからで、どちらの二番手でもあるという認識になっているようだった。
実のところ女役の二番手は前園さんがいるのだが、前園さんも私のことは認めてくれている。
「私は海瑠さんの相手役で、女役三番手ですからね!」
女役二番手でなくても、男役メインの私が女役二番手と言われても気にしていない前園さんの度量の大きさに感謝する。大抵の公演で前園さんは私の恋人役であるし、春公演では鬼と呼ばれた新選組の副長の恋人役を演じてくれる。
「海瑠ちゃんは、誕生日のお茶会を今年は盛大にやることになったので」
「私、海瑠さんの相手役として踊れるんですよ」
誕生日のお茶会は劇団の仲間を呼んで一緒に歌って踊ってファンの皆様に感謝をするのだが、今年は趣向を変えて前園さんと短い演目をやることに決まったのだと津島さんは教えてくれた。
その関係もあるのでホワイトデーのディナーショーは出演しないことになったのだった。
ホワイトデーの予定が空いてしまったことは、役者としては残念だけれど、奏歌くんとホワイトデーもお菓子を作ろうと約束していた身としては、嬉しいことでもあった。
奏歌くんに報告すると、奏歌くんから招待状が届いた。
「『お庭お菓子パーティー』……どういうこと?」
手書きの奏歌くんの字でそう記された招待状に、奏歌くんの家に行ってみた。私が来たのに気付いて庭から奏歌くんが手を振って呼んでくれる。
庭にはやっちゃんと茉優ちゃんが折り畳み式のアウトドア用の椅子を置いて待っていた。屋根だけのテントのようなものもある。
「お庭お菓子パーティーへようこそ!」
「お招きいただきありがとうございます。凄く本格的なのね」
驚いている私に、奏歌くんがやっちゃんの方を見る。
「やっちゃんは山の写真とか取るのが好きで、アウトドア用品をいっぱい持ってるんだ」
「そういえば、やっちゃんの車ってどことなくゴツイ気がしてたわ」
車種に全く興味がないので知らなかったが、やっちゃんの車は四駆でアウトドア用の作りになっているのだという。最近は仕事が忙しくて行けていないが、山に花の写真を撮りに行くのがやっちゃんの趣味なのだとか。
「安彦さんの昔撮った写真、見せてもらったけど、とても綺麗なんです」
茉優ちゃんはやっちゃんの撮った写真を見せてもらったことがあるようだ。私には見せない顔を茉優ちゃんに見せているのだと思うと、二人は良い感じなのだと実感する。
「これ、竹串」
「これをどうするの?」
素っ気なくやっちゃんに渡された竹串を持って立ち尽くしていると、奏歌くんが竹串にマシュマロをさしてくれる。やっちゃんが用意したアウトドア用のガスバーナーの火にマシュマロを翳して、ちょっと端が茶色になったところで奏歌くんははふはふと熱そうに食べている。私もおっかなびっくり竹串に刺さったマシュマロを火に翳した。
「海瑠さん、長時間あぶると溶けちゃうからね」
「は、はい」
奏歌くんに注意されて急いで手元に寄せると、ふうふうと吹き冷まして食べる。外側はカリッと焼けて、中は蕩ける食感だ。
「美味しい。これが焼きマシュマロ?」
「そう! 海瑠さんとしたかったんだ」
しばらくマシュマロを焼いて食べていたが、やはり飽きてしまう。
そこへやっちゃんが新しいものを取り出した。取っ手の先に四角い鉄の何かが付いたそれは、何なのかよく分からない。
「ホットサンドメーカーだよ。あれで、やっちゃんがアンマンを焼いてくれるんだ」
「ホットサンドメーカー?」
分からないまま見ていると、やっちゃんは四角い鉄の部分を開いて、中にバターとアンマンを入れた。バーナーで両面炙って、出来上がったきつね色のあんまんを切ってくれる。
熱くてとても持てなかったので、竹串で突き刺して吹いて食べると、中からじゅわっとバターが溶け出して、外はカリカリ、生地と餡子はバターの味が染みてコクが出てとても美味しい。
「次はチョコバター入りのロールパンだよ!」
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