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八章 奏歌くんとの八年目
19.三蔵と生チョコレート
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奏歌くんに母親の違うお兄さんがいた。
そのことに奏歌くんは動揺しなかったけれど、私は動揺してしまった。
お兄さんに会うかについては、奏歌くんは自分から接触しないことを決めた。どうしても真里さんにそっくりの奏歌くんを見ていると湯浅さんは真里さんを思い出さずにはいられないだろうし、奏歌くんが吸血鬼であることで真里さんに選ばれたことを湯浅さんに明かすことはできない。
選ばれた奏歌くんと選ばれなかった湯浅さん。始まりは真里さんの身勝手な行動だが、奏歌くんは湯浅さんの生活を引っ搔き回したくないと配慮していた。
けれど気にはなるのだろう、奏歌くんは湯浅さんの舞台の動画などをチェックしていた。
「このひと、上手だな……湯浅さんと海瑠さんが一緒に踊るようなことがあれば、大きくなった僕と海瑠さんが踊っているように見えるのかな」
「今の奏歌くんとでも私は踊るわよ?」
「僕、こんなに上手に踊れないよ?」
「下手でもいいの。二人で踊るのが楽しいんだもの」
奏歌くんの手を取って私は歌って踊り出した。有名ホテルを題材にした演目のチャールストンダンス。
「奏歌くんとダンス。一緒にダンス。楽しくダンス」
「海瑠さんったら、もう」
その後に続いたのが「大好き」だったから私は上機嫌で踊り続ける。踊ったことで奏歌くんの気持ちも解れたようだった。
「今年のバレンタインはどうしようか?」
奏歌くんに相談されてそういう時期になっているのだと気付く。バレンタインでチョコレートやプレゼントを交換するのが私たちの恒例行事になっていた。今年はどんなものを贈ろう。
「この部屋にも調理器具が揃って来たし、一緒に作ってみる?」
「作るの? 難しくない?」
「手順を守れば難しくないよ」
作ってみたいチョコレートはないかと聞かれて私は必死に考える。奏歌くんと食べるようになるまで食べ物に興味がなかったから、私の中で商品名が分からないものがたくさんある。奏歌くんと食べて説明してもらったものはなんとなく分かるのだが、それ以外ではうろ覚えである。
「どうしよう、奏歌くん……何を作りたいのか、私、分からない」
「僕が選んじゃってもいい?」
「お願いしてもいい?」
私が作れるようなチョコレートで、奏歌くんと一緒に食べて楽しいもの。奏歌くんが選んでくれたのは、生チョコレートだった。
「生チョコなら海瑠さんも作れるし、美味しいよ」
「生チョコ……何が生なの?」
「焼いたりしないで、チョコレートを湯煎してそこに材料を加えて、固めて作るんだ」
次の休みに材料を買ってきて作る約束をして、奏歌くんはその日は帰って行った。たくさんのことがありすぎた日で、私はなかなか寝付けないかと思ったが、奏歌くんのことを考えていると自然と眠気がやってくる。
眠らない、食べない、そんな生活をしていた奏歌くんと出会う前とは全く違う。
目を閉じて猫の姿で奏歌くんの膝に頭を乗せて、撫でられているのを想像するだけで心地よくて、胸がぽかぽかしてきてよく眠れた。
起きたときに自分が猫の姿だったのには驚いたが、それだけリラックスできていたということだろう。奏歌くん効果はすごいのだと実感した。
稽古のときに百合が私に近付いてきた。
「対談記事、読んだわよ。『ちるゆり』推しで良かったわね」
「湯浅さんは悪いひとじゃなかったよ」
私が答えると、「ところで」と百合が話題を変えて来た。
「そろそろバレンタインデーよね?」
「今年は催事場には行かないわよ! 私は奏歌くんとチョコレートを手作りするんだからね」
「なんですってぇー!?」
大げさに驚いた後で百合が指を組んでぶつぶつとお経を唱え始めた。これは玄奘三蔵が孫悟空の額にはまった金の輪を締めるときに使うお経だ。
「孫悟空よ、煩悩を捨てて帰依するのです」
「それって、チョコレートを分けろってことよね?」
「あなたが改心するまで、私はこのお経を止めません」
「ぐぁぁぁ!? くっ! お師匠さん、やめてくれ! 俺が悪かった……渡す、あんたにもチョコレートを渡すよ!」
つい役になり切っている百合に乗せられて、私は百合にチョコレートを分ける約束をしてしまった。
「兄貴ぃー師匠だけにずるくないですか?」
「おいらたちは兄弟分じゃなかったんですかー?」
美鳥さんと真月さんまで乗って来る。
仕方がないので、私は奏歌くんに相談することにした。
休みの日に奏歌くんと待ち合わせをしてデパートで材料を買う。
「奏歌くん、百合と美鳥さんと真月さんも欲しいって言ってるんだけど……」
「海瑠さんがお世話になってるひとじゃない! それは作っておかないと」
快く了承してくれた奏歌くんにホッと胸を撫で下ろす。春公演に向けて頑張っている百合と美鳥さんと真月さんにも、私はもっと仲良くなりたいという気持ちを込めてチョコレートを贈ることができる。
部屋に戻ると奏歌くんが刈って来たチョコレートを刻み始めた。私も手伝おうとするのだが、硬くて包丁が滑る。
「海瑠さんはこの先の工程で手伝ってもらうからね」
「はい、頑張ります」
手際よくチョコレートを刻んでしまった奏歌くんはボウルに入れてチョコレートを湯煎する。チョコレートが溶けるまでに私に課せられた仕事は、生クリームを電子レンジで温めることだった。
「暖め過ぎないように1分くらいで様子を見てね」
「1分ね」
「飛び散らないようにラップをかけて」
ラップを引き出して切るのが難しかったけれど、それをやり遂げて私は電子レンジに生クリームの入ったガラスボウルを入れて加熱した。一分たたないうちに飛び散りそうな気配がしたので早めに止める。
「できた!」
「生クリームをチョコレートと混ぜるよ。海瑠さん、しっかり混ぜて」
四人分だからかなりの量がある。ゴムベラで満遍なく混ぜるのには力が必要だったが、ワーキャットの私にはこれくらいは平気だった。その間に奏歌くんは電子レンジで無塩バターを柔らかくしておく。
無塩バターも加えて混ぜ合わせた後に、四つの型に流し込んだ。
「これを冷蔵庫で冷やしたら出来上がり。最後にココアパウダーをかけるんだよ」
これで生チョコレートは完成したようだった。
全て奏歌くんに導いてもらっての完成に私は感動していた。
「私が自分の手で生チョコレートが作れる日が来るなんて」
「海瑠さんは今までやったことがないだけで、やろうと思ったら何でもできるんだよ」
生活能力が全くなかった私を周囲は諦めていたけれど、奏歌くんは一つ一つ丁寧に教えてくれる。奏歌くんに導かれれば、私は簡単な晩ご飯も作ることができるし、お菓子作りもすることができた。
「今度はスコーンを作ってみようか?」
「スコーンって、アフタヌーンティーで食べたやつだよね?」
「うん、サクッとしてバターの香りがして、僕は大好き」
奏歌くんの大好きなものを私も作れるようになりたい。
「スコーン作りは難しいの?」
「あまり混ぜ過ぎたらダメなんだ。ちょうどよくしないといけないから、そこが難しい」
スコーンも作ってみたいが、私にもできるのだろうか。
「ホワイトデーはスコーンパーティーにする?」
「いいね、百合さんと美鳥さんと真月さんにもおすそ分けしよう」
ホワイトデーに作るものまで決まってしまった。
冷蔵庫で冷やしていた生チョコレートが固まって、奏歌くんと手分けをして切っていく。切った後にはもう一度冷やして、冷えたところでココアパウダーをかけて箱に入れたら出来上がりだ。
「これが私たちの分、これが百合の分、これが美鳥さんの分、これが真月さんの分」
「チョコレートをバレンタインデーに女の子同士で配り合ってるの、見たことがあるよ。海瑠さんも今年はそんなひとの仲間入りだね」
これまではそういうイベントにも参加しなかった私が、奏歌くんのおかげで友達とのチョコレート交換にも参加できる。
生チョコレートを持って行った日に、百合も美鳥さんも真月さんもお礼のチョコレートを用意してくれていた。
「海瑠とダーリンの手作りだ! ひゃっほい!」
踊って喜ぶ百合と、「ありがとうございます、兄貴!」と沙悟浄と猪八戒になり切ってお礼を言う美鳥さんと真月さん。
お礼に貰ったチョコレートは奏歌くんと開けるためにとっておいた。
そのことに奏歌くんは動揺しなかったけれど、私は動揺してしまった。
お兄さんに会うかについては、奏歌くんは自分から接触しないことを決めた。どうしても真里さんにそっくりの奏歌くんを見ていると湯浅さんは真里さんを思い出さずにはいられないだろうし、奏歌くんが吸血鬼であることで真里さんに選ばれたことを湯浅さんに明かすことはできない。
選ばれた奏歌くんと選ばれなかった湯浅さん。始まりは真里さんの身勝手な行動だが、奏歌くんは湯浅さんの生活を引っ搔き回したくないと配慮していた。
けれど気にはなるのだろう、奏歌くんは湯浅さんの舞台の動画などをチェックしていた。
「このひと、上手だな……湯浅さんと海瑠さんが一緒に踊るようなことがあれば、大きくなった僕と海瑠さんが踊っているように見えるのかな」
「今の奏歌くんとでも私は踊るわよ?」
「僕、こんなに上手に踊れないよ?」
「下手でもいいの。二人で踊るのが楽しいんだもの」
奏歌くんの手を取って私は歌って踊り出した。有名ホテルを題材にした演目のチャールストンダンス。
「奏歌くんとダンス。一緒にダンス。楽しくダンス」
「海瑠さんったら、もう」
その後に続いたのが「大好き」だったから私は上機嫌で踊り続ける。踊ったことで奏歌くんの気持ちも解れたようだった。
「今年のバレンタインはどうしようか?」
奏歌くんに相談されてそういう時期になっているのだと気付く。バレンタインでチョコレートやプレゼントを交換するのが私たちの恒例行事になっていた。今年はどんなものを贈ろう。
「この部屋にも調理器具が揃って来たし、一緒に作ってみる?」
「作るの? 難しくない?」
「手順を守れば難しくないよ」
作ってみたいチョコレートはないかと聞かれて私は必死に考える。奏歌くんと食べるようになるまで食べ物に興味がなかったから、私の中で商品名が分からないものがたくさんある。奏歌くんと食べて説明してもらったものはなんとなく分かるのだが、それ以外ではうろ覚えである。
「どうしよう、奏歌くん……何を作りたいのか、私、分からない」
「僕が選んじゃってもいい?」
「お願いしてもいい?」
私が作れるようなチョコレートで、奏歌くんと一緒に食べて楽しいもの。奏歌くんが選んでくれたのは、生チョコレートだった。
「生チョコなら海瑠さんも作れるし、美味しいよ」
「生チョコ……何が生なの?」
「焼いたりしないで、チョコレートを湯煎してそこに材料を加えて、固めて作るんだ」
次の休みに材料を買ってきて作る約束をして、奏歌くんはその日は帰って行った。たくさんのことがありすぎた日で、私はなかなか寝付けないかと思ったが、奏歌くんのことを考えていると自然と眠気がやってくる。
眠らない、食べない、そんな生活をしていた奏歌くんと出会う前とは全く違う。
目を閉じて猫の姿で奏歌くんの膝に頭を乗せて、撫でられているのを想像するだけで心地よくて、胸がぽかぽかしてきてよく眠れた。
起きたときに自分が猫の姿だったのには驚いたが、それだけリラックスできていたということだろう。奏歌くん効果はすごいのだと実感した。
稽古のときに百合が私に近付いてきた。
「対談記事、読んだわよ。『ちるゆり』推しで良かったわね」
「湯浅さんは悪いひとじゃなかったよ」
私が答えると、「ところで」と百合が話題を変えて来た。
「そろそろバレンタインデーよね?」
「今年は催事場には行かないわよ! 私は奏歌くんとチョコレートを手作りするんだからね」
「なんですってぇー!?」
大げさに驚いた後で百合が指を組んでぶつぶつとお経を唱え始めた。これは玄奘三蔵が孫悟空の額にはまった金の輪を締めるときに使うお経だ。
「孫悟空よ、煩悩を捨てて帰依するのです」
「それって、チョコレートを分けろってことよね?」
「あなたが改心するまで、私はこのお経を止めません」
「ぐぁぁぁ!? くっ! お師匠さん、やめてくれ! 俺が悪かった……渡す、あんたにもチョコレートを渡すよ!」
つい役になり切っている百合に乗せられて、私は百合にチョコレートを分ける約束をしてしまった。
「兄貴ぃー師匠だけにずるくないですか?」
「おいらたちは兄弟分じゃなかったんですかー?」
美鳥さんと真月さんまで乗って来る。
仕方がないので、私は奏歌くんに相談することにした。
休みの日に奏歌くんと待ち合わせをしてデパートで材料を買う。
「奏歌くん、百合と美鳥さんと真月さんも欲しいって言ってるんだけど……」
「海瑠さんがお世話になってるひとじゃない! それは作っておかないと」
快く了承してくれた奏歌くんにホッと胸を撫で下ろす。春公演に向けて頑張っている百合と美鳥さんと真月さんにも、私はもっと仲良くなりたいという気持ちを込めてチョコレートを贈ることができる。
部屋に戻ると奏歌くんが刈って来たチョコレートを刻み始めた。私も手伝おうとするのだが、硬くて包丁が滑る。
「海瑠さんはこの先の工程で手伝ってもらうからね」
「はい、頑張ります」
手際よくチョコレートを刻んでしまった奏歌くんはボウルに入れてチョコレートを湯煎する。チョコレートが溶けるまでに私に課せられた仕事は、生クリームを電子レンジで温めることだった。
「暖め過ぎないように1分くらいで様子を見てね」
「1分ね」
「飛び散らないようにラップをかけて」
ラップを引き出して切るのが難しかったけれど、それをやり遂げて私は電子レンジに生クリームの入ったガラスボウルを入れて加熱した。一分たたないうちに飛び散りそうな気配がしたので早めに止める。
「できた!」
「生クリームをチョコレートと混ぜるよ。海瑠さん、しっかり混ぜて」
四人分だからかなりの量がある。ゴムベラで満遍なく混ぜるのには力が必要だったが、ワーキャットの私にはこれくらいは平気だった。その間に奏歌くんは電子レンジで無塩バターを柔らかくしておく。
無塩バターも加えて混ぜ合わせた後に、四つの型に流し込んだ。
「これを冷蔵庫で冷やしたら出来上がり。最後にココアパウダーをかけるんだよ」
これで生チョコレートは完成したようだった。
全て奏歌くんに導いてもらっての完成に私は感動していた。
「私が自分の手で生チョコレートが作れる日が来るなんて」
「海瑠さんは今までやったことがないだけで、やろうと思ったら何でもできるんだよ」
生活能力が全くなかった私を周囲は諦めていたけれど、奏歌くんは一つ一つ丁寧に教えてくれる。奏歌くんに導かれれば、私は簡単な晩ご飯も作ることができるし、お菓子作りもすることができた。
「今度はスコーンを作ってみようか?」
「スコーンって、アフタヌーンティーで食べたやつだよね?」
「うん、サクッとしてバターの香りがして、僕は大好き」
奏歌くんの大好きなものを私も作れるようになりたい。
「スコーン作りは難しいの?」
「あまり混ぜ過ぎたらダメなんだ。ちょうどよくしないといけないから、そこが難しい」
スコーンも作ってみたいが、私にもできるのだろうか。
「ホワイトデーはスコーンパーティーにする?」
「いいね、百合さんと美鳥さんと真月さんにもおすそ分けしよう」
ホワイトデーに作るものまで決まってしまった。
冷蔵庫で冷やしていた生チョコレートが固まって、奏歌くんと手分けをして切っていく。切った後にはもう一度冷やして、冷えたところでココアパウダーをかけて箱に入れたら出来上がりだ。
「これが私たちの分、これが百合の分、これが美鳥さんの分、これが真月さんの分」
「チョコレートをバレンタインデーに女の子同士で配り合ってるの、見たことがあるよ。海瑠さんも今年はそんなひとの仲間入りだね」
これまではそういうイベントにも参加しなかった私が、奏歌くんのおかげで友達とのチョコレート交換にも参加できる。
生チョコレートを持って行った日に、百合も美鳥さんも真月さんもお礼のチョコレートを用意してくれていた。
「海瑠とダーリンの手作りだ! ひゃっほい!」
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