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九章 奏歌くんとの九年目
4.真尋さんが吸血鬼である可能性
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京都旅行は日帰りで、最終的には篠田家まで百合と真尋さんに送ってもらった。これから百合は真尋さんを家まで送って行くようだ。
「私の車の方が運転に慣れてるから、真尋さんには私の車に乗ってもらったのよ」
「送ってもらって申し訳ないです」
「運転も替わってもらって助かったからありがたかったわ」
篠田家の前で私と奏歌くんを降ろした真尋さんと百合が話している。
「真尋兄さん、また今度。また遊ぼうね」
「うん、ぜひ呼んで」
「真尋さん、今日はありがとうございました」
奏歌くんと私もお礼を言って二人を送り出す。
篠田家に入るとやっちゃんと茉優ちゃんがソファで海外のガイドブックのようなものを見ていた。いい雰囲気の二人を邪魔しないように、キッチンにいる美歌さんに声をかける。
「今日は一日奏歌くんと京都に行かせてもらってありがとうございました」
「連れて行ってくれてありがとうございます。奏歌、車折神社に行きたがってたから、行けてよかったわね」
「海瑠さんがトップスターになれるようにお祈りしたのが叶ったから、お礼をしなきゃいけなかったんだ」
話していると美歌さんが私を夕食に誘ってくれる。
「海瑠さん、晩ご飯食べていくでしょう?」
「ご馳走になります」
篠田家に於いては遠慮のない私は喜んで答えた。奏歌くんはシンクで重箱を洗っている。水音を聞きながら私は食卓に着いていた。ソファの方に座るとやっちゃんと茉優ちゃんの邪魔になりそうな気がしたのだ。
重箱を洗い終えた奏歌くんもやって来て、私の隣に座る。手にはマグカップを二つ持っていて、そこにはミルクの入った紅茶が注がれていた。
「今日はすごく楽しかった。ありがとう、海瑠さん」
「私もすごく楽しかったよ。ありがとう、奏歌くん」
お互いにお礼を言い合って紅茶を一口飲む。ミルクでマイルドになった紅茶は熱くなくて美味しい。
「真尋兄さんのこと、ちょっと気になるね」
「うん……自分のこと、気付いてないはずなのよね?」
真尋さんは真里さんという吸血鬼の父親を持っているが、生まれたときに吸血鬼ではないということで真里さんはあっさりと真尋さんと真尋さんのお母様を捨てた。生まれたときには吸血鬼ではないと判断された真尋さんが、大人になってから吸血鬼として覚醒するようなことがあるのだろうか。
紅茶を飲んでいると美歌さんが食卓に大きなガラス容器を持ってきた。そこには氷水が入れられて、中に素麺がたっぷりと入っている。
「鶏のミンチを甘辛く煮たのと、大葉を切ったのをつゆに入れて召し上がれ。安彦、茉優ちゃん、できたわよ!」
「あぁ、作ってもらって悪いな」
「普段は安彦に作ってもらってるから、休みの日くらいは私が作るわよ」
やっちゃんも茉優ちゃんも席に着いたところで、蕎麦猪口につゆを入れて鶏のミンチと刻んだ大葉を入れて、素麺に絡めて食べる。大葉の香りが口に広がって、鶏ミンチの甘辛い味がちょうどよくつゆに馴染んでとても美味しい。
暑いので若干食欲がなかったかもしれないと思っていたのに、つるつると素麺は胃に納まって、大きなガラス容器の中はあっという間に空になった。
食べ終えてから今日の出来事を話す。
「真尋さんが、運命のひとっていう言葉を使っていたんです」
「運命のひと? どういうこと?」
――僕は、運命のひとを信じてるから、恋は一生に一度でいいんだ
真尋さんの言葉をやっちゃんに伝えると難しい表情になる。
「真尋さんはあのひととは接触がないはずなんだよな……」
「吸血鬼じゃなかったから捨てたんじゃなくて、吸血鬼としての血が薄かったから期待していたのと違った可能性はあるわね」
やっちゃんと美歌さんの言葉に、私は真尋さんのことが心配になる。真尋さんは吸血鬼だけれど、血が薄かったので真里さんの期待に添えずにお母様ごと捨てられた可能性がある。そうだとすれば、真尋さんも吸血鬼だということになる。
「自分が吸血鬼だと気付くことがあるんでしょうか?」
「そうだとしても、真尋兄さんが幸せだとは限らないよ。人間の中でずっと生きて来て、お母さんとも寿命が全く違うようになったら、離れなきゃいけない日が来るでしょう?」
吸血鬼やワーキャットなど人外は人間と年を取る速度が全く違う。少年のような姿をしている真里さんが100歳を超えているのだから、それは確かだ。
外見が変わらないままで年齢を重ねていると周囲から奇異の目で見られかねない。それを考えて、私は劇団を退団後は奏歌くんと海外に行こうと思っているし、やっちゃんも茉優ちゃんが高校を卒業した後は海外で暮らそうと思っているのだろう。
自覚のないままに吸血鬼として生きていくということはどういうことなのだろう。
「真尋さんがあのまま人間に混じって暮らしていくとしたら、何か問題はありますか?」
「血を欲しない程度の吸血鬼ならば、血を飲まない限りは老化が少し遅いくらいで人間と変わらずに生きて行けると思うわ」
「血を飲み始めたら完全に吸血鬼の世界に入ってしまうけどな」
答えをくれた美歌さんとやっちゃんに、私は奏歌くんの方を見た。
「真尋兄さんは人間として生きられるなら、それが幸せだと思うんだ」
周囲のひとより長い寿命も、老いない身体も、必ずしも幸せではない。真里さんを見ていて分かることだった。奏歌くんのお祖母様も人間のお祖父様と結ばれて二人の子どもを授かったが、お祖父様を置いて海外に旅立っている。
愛するひとが先に老いて死んでしまう運命だったり、家族と同じ時間と場所で生きられないのはやはりつらいことだろう。
「真尋兄さんが吸血鬼だってことは、言わない方がいいと思う」
私も奏歌くんの意見に賛成だった。
「真尋さんには人間の中で幸せになって欲しいわ」
「そうだな、それがいいだろうな」
やっちゃんも賛成してくれて、それで篠田家での見解は統一されそうだったが、それまでずっと黙っていた茉優ちゃんが恐る恐る口を開く。
「あのひとが、真尋さんに言って来たりしないかな?」
あのひととは、真里さんのことだとすぐに分かる。他人の幸せを壊すことを楽しみとしているような歪んだ性格の真里さんは、真尋さんに手を出してくることがないとも言い切れない。
「今は運命のひとがいるから大丈夫だと信じたいけれど」
歪んだ真里さんには同じく歪んだ運命のひとがいる。真里さんを束縛して離さないような相手だ。その相手に愛されて幸せならばいいのだが、振り回されている感が強かった真里さん。
劇団に撮影に来たときにも真月さんを狙って血を吸おうをしていた。
運命のひとに出会っても幸せになり切れていない真里さんが、真尋さんに手を出して来たら私たちはどうやって守ればいいのだろう。
「私にも運命のひとができて、安彦にもいて、奏歌にもいる……真尋さんが運命のひとと出会えば、あのひとは必ず邪魔しに来るでしょうね」
運命のひとと出会った真尋さんは血を吸うようになるだろうし、吸血鬼として目覚めるだろう。運命のひとに簡単に出会えるはずはないのだから、心配しても無駄なのかもしれないが、人間として真尋さんが生きることを真里さんが邪魔をするのは困る。
「捨てた父親に真尋兄さんも会いたいと思わないだろうし、話もしないと思う」
奏歌くんはそう言っていたが、そうであればいいと私は思わずにはいられなかった。
マンションに美歌さんに送ってもらうと、汗をかいた身体をシャワーで流す。髪も綺麗に洗って、バスタブに浸かると、一日の疲れが取れる気がする。夏場でも冷え性だった私はバスタブに浸かるのが好きだった。
寒くて堪らなかったのは、食事を摂っていないのと寂しさからで、今は奏歌くんのことを思い出すだけで足先までぽかぽかと温まる気がする。
早めにお湯から上がって、髪を乾かしてベッドに寝転んだ。
目を閉じると奏歌くんとの楽しい一日が浮かんできて、よく眠れそうだった。
「私の車の方が運転に慣れてるから、真尋さんには私の車に乗ってもらったのよ」
「送ってもらって申し訳ないです」
「運転も替わってもらって助かったからありがたかったわ」
篠田家の前で私と奏歌くんを降ろした真尋さんと百合が話している。
「真尋兄さん、また今度。また遊ぼうね」
「うん、ぜひ呼んで」
「真尋さん、今日はありがとうございました」
奏歌くんと私もお礼を言って二人を送り出す。
篠田家に入るとやっちゃんと茉優ちゃんがソファで海外のガイドブックのようなものを見ていた。いい雰囲気の二人を邪魔しないように、キッチンにいる美歌さんに声をかける。
「今日は一日奏歌くんと京都に行かせてもらってありがとうございました」
「連れて行ってくれてありがとうございます。奏歌、車折神社に行きたがってたから、行けてよかったわね」
「海瑠さんがトップスターになれるようにお祈りしたのが叶ったから、お礼をしなきゃいけなかったんだ」
話していると美歌さんが私を夕食に誘ってくれる。
「海瑠さん、晩ご飯食べていくでしょう?」
「ご馳走になります」
篠田家に於いては遠慮のない私は喜んで答えた。奏歌くんはシンクで重箱を洗っている。水音を聞きながら私は食卓に着いていた。ソファの方に座るとやっちゃんと茉優ちゃんの邪魔になりそうな気がしたのだ。
重箱を洗い終えた奏歌くんもやって来て、私の隣に座る。手にはマグカップを二つ持っていて、そこにはミルクの入った紅茶が注がれていた。
「今日はすごく楽しかった。ありがとう、海瑠さん」
「私もすごく楽しかったよ。ありがとう、奏歌くん」
お互いにお礼を言い合って紅茶を一口飲む。ミルクでマイルドになった紅茶は熱くなくて美味しい。
「真尋兄さんのこと、ちょっと気になるね」
「うん……自分のこと、気付いてないはずなのよね?」
真尋さんは真里さんという吸血鬼の父親を持っているが、生まれたときに吸血鬼ではないということで真里さんはあっさりと真尋さんと真尋さんのお母様を捨てた。生まれたときには吸血鬼ではないと判断された真尋さんが、大人になってから吸血鬼として覚醒するようなことがあるのだろうか。
紅茶を飲んでいると美歌さんが食卓に大きなガラス容器を持ってきた。そこには氷水が入れられて、中に素麺がたっぷりと入っている。
「鶏のミンチを甘辛く煮たのと、大葉を切ったのをつゆに入れて召し上がれ。安彦、茉優ちゃん、できたわよ!」
「あぁ、作ってもらって悪いな」
「普段は安彦に作ってもらってるから、休みの日くらいは私が作るわよ」
やっちゃんも茉優ちゃんも席に着いたところで、蕎麦猪口につゆを入れて鶏のミンチと刻んだ大葉を入れて、素麺に絡めて食べる。大葉の香りが口に広がって、鶏ミンチの甘辛い味がちょうどよくつゆに馴染んでとても美味しい。
暑いので若干食欲がなかったかもしれないと思っていたのに、つるつると素麺は胃に納まって、大きなガラス容器の中はあっという間に空になった。
食べ終えてから今日の出来事を話す。
「真尋さんが、運命のひとっていう言葉を使っていたんです」
「運命のひと? どういうこと?」
――僕は、運命のひとを信じてるから、恋は一生に一度でいいんだ
真尋さんの言葉をやっちゃんに伝えると難しい表情になる。
「真尋さんはあのひととは接触がないはずなんだよな……」
「吸血鬼じゃなかったから捨てたんじゃなくて、吸血鬼としての血が薄かったから期待していたのと違った可能性はあるわね」
やっちゃんと美歌さんの言葉に、私は真尋さんのことが心配になる。真尋さんは吸血鬼だけれど、血が薄かったので真里さんの期待に添えずにお母様ごと捨てられた可能性がある。そうだとすれば、真尋さんも吸血鬼だということになる。
「自分が吸血鬼だと気付くことがあるんでしょうか?」
「そうだとしても、真尋兄さんが幸せだとは限らないよ。人間の中でずっと生きて来て、お母さんとも寿命が全く違うようになったら、離れなきゃいけない日が来るでしょう?」
吸血鬼やワーキャットなど人外は人間と年を取る速度が全く違う。少年のような姿をしている真里さんが100歳を超えているのだから、それは確かだ。
外見が変わらないままで年齢を重ねていると周囲から奇異の目で見られかねない。それを考えて、私は劇団を退団後は奏歌くんと海外に行こうと思っているし、やっちゃんも茉優ちゃんが高校を卒業した後は海外で暮らそうと思っているのだろう。
自覚のないままに吸血鬼として生きていくということはどういうことなのだろう。
「真尋さんがあのまま人間に混じって暮らしていくとしたら、何か問題はありますか?」
「血を欲しない程度の吸血鬼ならば、血を飲まない限りは老化が少し遅いくらいで人間と変わらずに生きて行けると思うわ」
「血を飲み始めたら完全に吸血鬼の世界に入ってしまうけどな」
答えをくれた美歌さんとやっちゃんに、私は奏歌くんの方を見た。
「真尋兄さんは人間として生きられるなら、それが幸せだと思うんだ」
周囲のひとより長い寿命も、老いない身体も、必ずしも幸せではない。真里さんを見ていて分かることだった。奏歌くんのお祖母様も人間のお祖父様と結ばれて二人の子どもを授かったが、お祖父様を置いて海外に旅立っている。
愛するひとが先に老いて死んでしまう運命だったり、家族と同じ時間と場所で生きられないのはやはりつらいことだろう。
「真尋兄さんが吸血鬼だってことは、言わない方がいいと思う」
私も奏歌くんの意見に賛成だった。
「真尋さんには人間の中で幸せになって欲しいわ」
「そうだな、それがいいだろうな」
やっちゃんも賛成してくれて、それで篠田家での見解は統一されそうだったが、それまでずっと黙っていた茉優ちゃんが恐る恐る口を開く。
「あのひとが、真尋さんに言って来たりしないかな?」
あのひととは、真里さんのことだとすぐに分かる。他人の幸せを壊すことを楽しみとしているような歪んだ性格の真里さんは、真尋さんに手を出してくることがないとも言い切れない。
「今は運命のひとがいるから大丈夫だと信じたいけれど」
歪んだ真里さんには同じく歪んだ運命のひとがいる。真里さんを束縛して離さないような相手だ。その相手に愛されて幸せならばいいのだが、振り回されている感が強かった真里さん。
劇団に撮影に来たときにも真月さんを狙って血を吸おうをしていた。
運命のひとに出会っても幸せになり切れていない真里さんが、真尋さんに手を出して来たら私たちはどうやって守ればいいのだろう。
「私にも運命のひとができて、安彦にもいて、奏歌にもいる……真尋さんが運命のひとと出会えば、あのひとは必ず邪魔しに来るでしょうね」
運命のひとと出会った真尋さんは血を吸うようになるだろうし、吸血鬼として目覚めるだろう。運命のひとに簡単に出会えるはずはないのだから、心配しても無駄なのかもしれないが、人間として真尋さんが生きることを真里さんが邪魔をするのは困る。
「捨てた父親に真尋兄さんも会いたいと思わないだろうし、話もしないと思う」
奏歌くんはそう言っていたが、そうであればいいと私は思わずにはいられなかった。
マンションに美歌さんに送ってもらうと、汗をかいた身体をシャワーで流す。髪も綺麗に洗って、バスタブに浸かると、一日の疲れが取れる気がする。夏場でも冷え性だった私はバスタブに浸かるのが好きだった。
寒くて堪らなかったのは、食事を摂っていないのと寂しさからで、今は奏歌くんのことを思い出すだけで足先までぽかぽかと温まる気がする。
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