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十一章 奏歌くんとの十一年目
5.日帰り温泉旅行
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奏歌くんと百合と真尋さんと日帰り温泉の旅に出る日が来た。
今回は温泉に入った後にお昼ご飯が個室で食べられるので、奏歌くんも真尋さんもお弁当の準備の必要はない。私のマンションで奏歌くんがお弁当を作るときには、私も少しはお手伝いができる程度に料理スキルも上がった。それを披露できないのは残念だが、温泉での料理は楽しみである。
早朝に来ていた奏歌くんと二人でキッチンに立って朝ご飯の準備をする。奏歌くんがお味噌汁を作って卵焼きを焼いている間に、私はお米をといで早炊きでセットして糠漬けを切る。出来上がった朝ご飯を食べて準備をしていると百合の車がマンションのエントランスに着いた。
エレベーターで降りて行って、百合の車に乗り込む。助手席には真尋さんが乗っていた。
「今日はよろしくお願いします、百合さん」
「百合、車を出してくれてありがとう」
後部座席に乗り込んでお礼を言うと百合が振り向いて笑顔を見せる。
「海瑠の奢りでしょう? それならこれくらいいいわよ」
車を出してもらうのだから温泉と食事の代金は私が支払う。それくらいは当然かもしれない。納得していると、真尋さんが口を開く。
「僕の分は僕が払いますからね」
「真尋さんも気にしなくていいのよ」
「いいえ、海瑠さんに払ってもらうとか申し訳ないです」
真尋さんの分も払ってもよかったのだが固辞する態度に、払わない方がいいのかと理解した。真尋さんはこれまでに私が支払うことを当然と思っていた男性たちとは違う。そこは奏歌くんと同じだった。
温泉旅館に着くと百合が駐車場に車を停める。駐車場から温泉旅館に行く間も日焼けをしないように手袋も日傘も完璧にして移動する私と百合。奏歌くんと真尋さんは特に日焼け止め対策はしていないようだった。
短距離しか歩かないので気にするほどでもないのかもしれない。
入口で靴を脱いで鍵のある靴箱に入れて、ロビーで受け付けをする。
「四名で予約をしておいた湯浅です」
「男性二名、女性二名の湯浅様ですね」
男性用のロッカーのキーとバスタオルとタオルを渡されて、真尋さんが私たちに配ってくれる。バスタオルが一枚、タオルが二枚あるのが嬉しい。
「シャンプーとボディソープは当旅館お勧めのものを大浴場に置いてあるので、そちらをお使いください」
お勧めのシャンプーとボディソープがあるらしいが、私は自分が普段使っているものをボトルに詰めて持って来ていた。男湯と女湯は同じ階にあって、赤い暖簾の先が女湯、青い暖簾の先が男湯と分かれていた。
「後でまた会おうね」
「ゆっくり浸かって来てください」
「奏歌くんも真尋さんも、後で!」
「さー満喫するぞー!」
手を振る奏歌くんと真尋さんが青い暖簾の向こうに消えて、私と百合は赤い暖簾を潜る。赤い暖簾を潜って入った脱衣所は広く、ロッカーの番号を探すのが大変だった。百合と私のロッカーは近くにあった。
ロッカーの中に荷物を入れて、服を脱いでいく。背が高いせいか周囲に見られているような気がするが、気にしないことにする。今日は温泉を楽しむために来たのだ。
シャンプーとコンディショナーとボディソープのボトルを持って、タオルで身体を隠しながら浴室に入ると、小学生くらいの女の子が声を上げた。
「おとこのひとがきてるよ?」
「違うわよ、女のひとよ」
お母さんらしき女性が否定してくれる。
「すみません、失礼しました」
「いいえ、背が高いから見間違えちゃいますよね」
答えながらも私は何となく不安になって来る。私が男性に見えることではなく、知らないひとに話しかけられている現実に耐えられない。後から来た百合の後ろに隠れるがはみ出してしまう。
「なにやってるの、海瑠。洗ってお風呂を堪能するわよ」
「は、はい」
これからも知らないひとに話しかけられたらどうしよう。不安で落ち着かなくなってくる。実のところ私は知らないひとに話しかけられるのが苦手だ。さっきはファンの皆様への対応を思い出して演技ができたが、次はできるとは限らない。
気が気でないままに髪を洗って体を洗って、襟足がお湯に付きそうなので髪を括って、百合の後ろに隠れながら温泉に入る。周囲の視線が落ち着かない。
「あのひと、瀬川海瑠じゃない?」
「あっちは河本百合よね」
「サイン欲しいわ」
「ダメよ。プライベートでゆっくりしているときには、邪魔をしないのがファンの鑑でしょう」
ひそひそと話す声は結構大きくて私のところにまで筒抜けになってしまう。お湯は気持ちいいのだが落ち着かない私を百合が露天風呂に連れ出そうとする。
露天風呂に行くと、もわっとした夏の暑さに温泉の熱さが加わって、気が遠くなりそうだった。
「百合、私逆上せそうかも」
「そう? もう出る?」
「うん、そうしようかな」
女性陣の方が髪を乾かすのに時間がかかるとかそういう理由を持ち出して、私は無事に百合と脱衣所に出ることができた。着替えて化粧水と乳液を塗って、髪を乾かして、お化粧をする。
もう少し温泉を楽しみたかった百合は不満そうだったが、私はかなり安心していた。
髪を乾かして出て来ると、奏歌くんと真尋さんもちょうど男湯から出て来るところだった。
「個室の番号を教えておかなかったから、先に出てたらどうしようかと思いました」
「急いで出ようとしたんだけど、海瑠さんと百合さんも早かったんだね」
個室の鍵を持っている真尋さんと、可愛く小首を傾げる奏歌くん。私は思わず奏歌くんに縋っていた。
「知らないひとがいっぱいで怖かった」
「え? 海瑠さん、ゆっくり楽しめなかったの?」
「知らないひとにいつ話しかけられるか分からなくて、警戒しちゃったの」
真実を告げると百合が呆れた顔になっている。
「海瑠ってそういうところがあるわよね。正直に言ってくれればよかったのに」
「ごめんなさい。百合の楽しい気持ちを壊したくなくて」
謝ると百合は笑って許してくれた。
「お昼ご飯が楽しみだからいいわ」
真尋さんの鍵の番号の部屋に行くと、掘り炬燵式の足を伸ばせるテーブルのある個室で、すぐに冷たい水が運ばれて来る。水を飲みながら飲み物のメニューを見ている私と奏歌くんに、真尋さんが聞いてくれる。
「何か頼みますか?」
「水でいいよ、兄さん」
「そう? それなら、料理を持ってきてもらおうか」
真尋さんが旅館のひとに声をかけると、すぐに持って来られたのは刺身の盛り合わせだった。
「マグロ、タイ、タコ……これは伊勢海老じゃない?」
「サザエもあるね」
豪華な刺身の盛り合わせに私は恐る恐る箸を伸ばす。どれも新鮮で身がぷりぷりして美味しい。お刺身を食べている間に、ご飯とお椀と酢の物が運ばれてきた。お椀の中身は貝汁だった。
「徹底的に海の幸で攻める感じだね」
「美味しそう」
奏歌くんと一緒で個室なので寛ぐことができる。落ち着かない大浴場は、奏歌くんがいなかったせいだとはっきりと分かった。煮魚に焼き魚が出て、椀物にはあんかけの野菜と魚、茶わん蒸しはごろごろとお魚と海老が入っている、とても美味しいものだった。
個室の窓からは明るい天気のいい海を見ることができる。
食べ終わって、最後にはフルーツの盛り合わせのデザートが出た。メロンと苺とオレンジで口がさっぱりとすると、満腹感に私はため息を吐く。運ばれてきたお茶の暖かさに落ち着いた。
「奏歌くんと一緒に温泉に入るわけにはいかないけど、奏歌くんがいないと私、落ち着かないようになっちゃった」
帰りの車の中で奏歌くんに話すと、奏歌くんが顔を赤くする。
「結婚したら、一緒に家族風呂に入れるよ」
「あ、そうか!」
奏歌くんが18歳になって結婚することができれば、家族風呂に入ることもできる。それを考えると気分が明るくなる気がする。
「早く家族になりたいね」
私の言葉に奏歌くんはますます顔を赤くしていた。
今回は温泉に入った後にお昼ご飯が個室で食べられるので、奏歌くんも真尋さんもお弁当の準備の必要はない。私のマンションで奏歌くんがお弁当を作るときには、私も少しはお手伝いができる程度に料理スキルも上がった。それを披露できないのは残念だが、温泉での料理は楽しみである。
早朝に来ていた奏歌くんと二人でキッチンに立って朝ご飯の準備をする。奏歌くんがお味噌汁を作って卵焼きを焼いている間に、私はお米をといで早炊きでセットして糠漬けを切る。出来上がった朝ご飯を食べて準備をしていると百合の車がマンションのエントランスに着いた。
エレベーターで降りて行って、百合の車に乗り込む。助手席には真尋さんが乗っていた。
「今日はよろしくお願いします、百合さん」
「百合、車を出してくれてありがとう」
後部座席に乗り込んでお礼を言うと百合が振り向いて笑顔を見せる。
「海瑠の奢りでしょう? それならこれくらいいいわよ」
車を出してもらうのだから温泉と食事の代金は私が支払う。それくらいは当然かもしれない。納得していると、真尋さんが口を開く。
「僕の分は僕が払いますからね」
「真尋さんも気にしなくていいのよ」
「いいえ、海瑠さんに払ってもらうとか申し訳ないです」
真尋さんの分も払ってもよかったのだが固辞する態度に、払わない方がいいのかと理解した。真尋さんはこれまでに私が支払うことを当然と思っていた男性たちとは違う。そこは奏歌くんと同じだった。
温泉旅館に着くと百合が駐車場に車を停める。駐車場から温泉旅館に行く間も日焼けをしないように手袋も日傘も完璧にして移動する私と百合。奏歌くんと真尋さんは特に日焼け止め対策はしていないようだった。
短距離しか歩かないので気にするほどでもないのかもしれない。
入口で靴を脱いで鍵のある靴箱に入れて、ロビーで受け付けをする。
「四名で予約をしておいた湯浅です」
「男性二名、女性二名の湯浅様ですね」
男性用のロッカーのキーとバスタオルとタオルを渡されて、真尋さんが私たちに配ってくれる。バスタオルが一枚、タオルが二枚あるのが嬉しい。
「シャンプーとボディソープは当旅館お勧めのものを大浴場に置いてあるので、そちらをお使いください」
お勧めのシャンプーとボディソープがあるらしいが、私は自分が普段使っているものをボトルに詰めて持って来ていた。男湯と女湯は同じ階にあって、赤い暖簾の先が女湯、青い暖簾の先が男湯と分かれていた。
「後でまた会おうね」
「ゆっくり浸かって来てください」
「奏歌くんも真尋さんも、後で!」
「さー満喫するぞー!」
手を振る奏歌くんと真尋さんが青い暖簾の向こうに消えて、私と百合は赤い暖簾を潜る。赤い暖簾を潜って入った脱衣所は広く、ロッカーの番号を探すのが大変だった。百合と私のロッカーは近くにあった。
ロッカーの中に荷物を入れて、服を脱いでいく。背が高いせいか周囲に見られているような気がするが、気にしないことにする。今日は温泉を楽しむために来たのだ。
シャンプーとコンディショナーとボディソープのボトルを持って、タオルで身体を隠しながら浴室に入ると、小学生くらいの女の子が声を上げた。
「おとこのひとがきてるよ?」
「違うわよ、女のひとよ」
お母さんらしき女性が否定してくれる。
「すみません、失礼しました」
「いいえ、背が高いから見間違えちゃいますよね」
答えながらも私は何となく不安になって来る。私が男性に見えることではなく、知らないひとに話しかけられている現実に耐えられない。後から来た百合の後ろに隠れるがはみ出してしまう。
「なにやってるの、海瑠。洗ってお風呂を堪能するわよ」
「は、はい」
これからも知らないひとに話しかけられたらどうしよう。不安で落ち着かなくなってくる。実のところ私は知らないひとに話しかけられるのが苦手だ。さっきはファンの皆様への対応を思い出して演技ができたが、次はできるとは限らない。
気が気でないままに髪を洗って体を洗って、襟足がお湯に付きそうなので髪を括って、百合の後ろに隠れながら温泉に入る。周囲の視線が落ち着かない。
「あのひと、瀬川海瑠じゃない?」
「あっちは河本百合よね」
「サイン欲しいわ」
「ダメよ。プライベートでゆっくりしているときには、邪魔をしないのがファンの鑑でしょう」
ひそひそと話す声は結構大きくて私のところにまで筒抜けになってしまう。お湯は気持ちいいのだが落ち着かない私を百合が露天風呂に連れ出そうとする。
露天風呂に行くと、もわっとした夏の暑さに温泉の熱さが加わって、気が遠くなりそうだった。
「百合、私逆上せそうかも」
「そう? もう出る?」
「うん、そうしようかな」
女性陣の方が髪を乾かすのに時間がかかるとかそういう理由を持ち出して、私は無事に百合と脱衣所に出ることができた。着替えて化粧水と乳液を塗って、髪を乾かして、お化粧をする。
もう少し温泉を楽しみたかった百合は不満そうだったが、私はかなり安心していた。
髪を乾かして出て来ると、奏歌くんと真尋さんもちょうど男湯から出て来るところだった。
「個室の番号を教えておかなかったから、先に出てたらどうしようかと思いました」
「急いで出ようとしたんだけど、海瑠さんと百合さんも早かったんだね」
個室の鍵を持っている真尋さんと、可愛く小首を傾げる奏歌くん。私は思わず奏歌くんに縋っていた。
「知らないひとがいっぱいで怖かった」
「え? 海瑠さん、ゆっくり楽しめなかったの?」
「知らないひとにいつ話しかけられるか分からなくて、警戒しちゃったの」
真実を告げると百合が呆れた顔になっている。
「海瑠ってそういうところがあるわよね。正直に言ってくれればよかったのに」
「ごめんなさい。百合の楽しい気持ちを壊したくなくて」
謝ると百合は笑って許してくれた。
「お昼ご飯が楽しみだからいいわ」
真尋さんの鍵の番号の部屋に行くと、掘り炬燵式の足を伸ばせるテーブルのある個室で、すぐに冷たい水が運ばれて来る。水を飲みながら飲み物のメニューを見ている私と奏歌くんに、真尋さんが聞いてくれる。
「何か頼みますか?」
「水でいいよ、兄さん」
「そう? それなら、料理を持ってきてもらおうか」
真尋さんが旅館のひとに声をかけると、すぐに持って来られたのは刺身の盛り合わせだった。
「マグロ、タイ、タコ……これは伊勢海老じゃない?」
「サザエもあるね」
豪華な刺身の盛り合わせに私は恐る恐る箸を伸ばす。どれも新鮮で身がぷりぷりして美味しい。お刺身を食べている間に、ご飯とお椀と酢の物が運ばれてきた。お椀の中身は貝汁だった。
「徹底的に海の幸で攻める感じだね」
「美味しそう」
奏歌くんと一緒で個室なので寛ぐことができる。落ち着かない大浴場は、奏歌くんがいなかったせいだとはっきりと分かった。煮魚に焼き魚が出て、椀物にはあんかけの野菜と魚、茶わん蒸しはごろごろとお魚と海老が入っている、とても美味しいものだった。
個室の窓からは明るい天気のいい海を見ることができる。
食べ終わって、最後にはフルーツの盛り合わせのデザートが出た。メロンと苺とオレンジで口がさっぱりとすると、満腹感に私はため息を吐く。運ばれてきたお茶の暖かさに落ち着いた。
「奏歌くんと一緒に温泉に入るわけにはいかないけど、奏歌くんがいないと私、落ち着かないようになっちゃった」
帰りの車の中で奏歌くんに話すと、奏歌くんが顔を赤くする。
「結婚したら、一緒に家族風呂に入れるよ」
「あ、そうか!」
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