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七章 辺境伯領の特産品を
5.ヘルマンさんとレギーナの責任感
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キルヒマン家からの帰りにはエクムント様とガブリエラちゃんが見送りに来てくれた。
王族は出席しておらず、公爵家のわたくしたちの馬車が一番に門に着く。
馬車に乗り込もうとするわたくしとクリスタちゃんに、ガブリエラちゃんは黒いお目目を煌めかせていた。
「まだこうたいしでんかや、こうたいしでんかのあにぎみのおたんじょうびのしきてんにはでられませんが、エリザベートさまのおたんじょうびのおちゃかいにはしょうたいしていただけますか?」
「ガブリエラ嬢がキルヒマン家以外の家でお茶会に出席する初めての場所になるのですね。光栄です。きっと招待いたします」
「ありがとうございます。きょうはエリザベートさまとクリスタさまとレーニさまのおかげで、きんちょうがとけました。たのしいおちゃかいでした」
「わたくしのお屋敷に来たときには、フランツとマリアに会ってやってくださいね」
「よろこんで」
わたくしとクリスタちゃんと約束をして、ガブリエラちゃんは笑顔でわたくしを見送ってくれる。
「次は王都でお会いしましょう」
「エクムント様、今日はありがとうございました」
「お礼を言うのは私の方です。姪のお茶会デビューを楽しいものにしてくださってありがとうございました」
エクムント様とも挨拶を交わしてわたくしは馬車に乗った。
馬車の中で両親に話をする。
「ガブリエラ嬢の弟君のケヴィン殿と妹君のフリーダ嬢と会わせていただきました。わたくしのお誕生日のときには、少しだけ場を離れてガブリエラ嬢をフランツとマリアのところに連れて行ってもいいですか?」
「ガブリエラ嬢と仲良くなったようですね。年上の淑女として見本になる行動をするのですよ」
「ケヴィン殿とフリーダ嬢を紹介していただいたのだったら、フランツとマリアを紹介してお返しをするのはいいかもしれないね」
「フランツとマリアも年の近いガブリエラ嬢と仲良くなれるかもしれませんね」
両親はわたくしの提案に賛成してくれる。
クリスタちゃんもそれを聞いて目を輝かせていた。
「ガブリエラ嬢にフランツとマリアを紹介できるなんて嬉しいですわ。フランツとマリアはわたくしの可愛い可愛い弟妹ですもの。あぁ、レーニ嬢も同席して下さったら……ハインリヒ殿下も、ノルベルト殿下も……」
「クリスタ、欲張りすぎるのはよくありませんよ」
「ガブリエラ嬢だけにしておこうね」
「はい」
レーニちゃんやハインリヒ殿下やノルベルト殿下にもふーちゃんとまーちゃんに会って欲しいと思っているようだが、クリスタちゃんは窘められてちょっとしゅんとして俯いて答えた。
父がお誕生日にはふーちゃんとまーちゃんを同席させるように、クリスタちゃんもふーちゃんとまーちゃんの成長をレーニちゃんやハインリヒ殿下やノルベルト殿下に知らせたいのだろう。
わたくしのお誕生日とノエル殿下の兄姉殿下のお誕生日が重なっているのでノエル殿下は来られないだろうが、もしかすると詩をくださるかもしれない。詩が届いたときのためにわたくしは理解できないながらにその詩を喜べるくらいの教養は育てておきたいものだと思っていた。
お屋敷に帰ると子ども部屋から泣き声が聞こえていた。
着替えてわたくしとクリスタちゃんが子ども部屋に行くと、ふーちゃんとまーちゃんがひっくり返って手足をバタバタさせて泣き喚いていた。
「抱っこをするともっと嫌がって大声で泣くのです」
「どうにもできなくて、少し泣き止んだ隙に抱っこしたり、お水を飲ませたりしたのですが、全然泣き止んでくださらなくて」
ヘルマンさんとレギーナは見るだに疲弊している。
お茶会について来てくれていたマルレーンとデボラにわたくしは命じる。
「マルレーン、デボラ、ヘルマンさんとレギーナと少し代わってください」
「心得ました」
「ヘルマンさん、レギーナ、少し休んで来てください。昼食も食べられなかったのではないですか?」
「ありがとうございます、エリザベートお嬢様。ですが、これはわたくしたちの仕事」
「最後までやり遂げさせてくださいませ」
毎回、わたくしとクリスタちゃんがいなくなるとご機嫌が悪くなって、わたくしとクリスタちゃんが宥めなければ落ち着かないふーちゃんとまーちゃんを、乳母として責任をもってヘルマンさんとレギーナは落ち着かせようとしていた。
「フランツ様、絵本を読みましょう」
「やー! びええええええ!」
「マリア様、お歌を歌いましょう」
「ねぇね、いーの! ふぇぇぇぇぇ!」
泣き喚くふーちゃんをヘルマンさんが抱っこして絵本を取り出した。その絵本にはふーちゃんの大好きな列車が書かれている。
「あー……わたくし、この列車の名前を忘れてしまいました。なんだったでしょう?」
「こえは、おうといきのとっきゅうれっちゃ!」
「そうでした、王都行きの特急列車でした。王都行きの特急列車が向かうのはどこでしょう?」
「おうと!」
「王都には何がありましたかね。最近忘れっぽくていけませんわ」
「おちろ! こくおうへーか、ハインリヒでんか、ノルベルトでんか、いる!」
「そうでした、そうでした。王都のお茶会が今から始まるようですよ」
「おたかい! わたち、でる!」
いつの間にかふーちゃんは泣き止んでいて、子ども部屋では王都のお茶会ごっこが始まっていた。
「ようこそいらっしゃいました、フランツ様、マリア様。ミルクティーとミルクとミルクの入っていない紅茶と、どれにいたしますか?」
ふーちゃんを落ち着かせたヘルマンさんに、すかさずレギーナが助けに入る。
泣いていたまーちゃんもヘルマンさんとレギーナのやり取りを見て泣き止んでソファに近付いて来ていた。
「わたち、みるくちー!」
「まー、みるく!」
「それでは用意いたしましょうね。お席に座ってお待ちください」
「あい!」
「まーの! まーの!」
「わたちのけーち! サンドイッチ!」
「にぃにの?」
「まーたんとはんぶんこ」
大皿に乗っているケーキとサンドイッチを自分のだと主張するまーちゃんに、ふーちゃんも自分のだと主張している。最終的に半分ずつ食べることにしたようだ。
ヘルマンさんが二人の意見が一致したところですかさずケーキとサンドイッチを取り分けてふーちゃんとまーちゃんの前に置く。
ふーちゃんとまーちゃんは素手でもりもりとケーキとサンドイッチを食べていた。
「ミルクティーとミルクの準備ができました。どうぞ、お飲みください」
「ありがちょうごじゃます」
「あいがちょ!」
口いっぱいに詰め込んだサンドイッチとケーキをミルクティーとミルクで流し込んだふーちゃんとまーちゃんの口の周りは、白くなっていた。
それもすぐには拭かずに、ヘルマンさんとレギーナはふーちゃんとまーちゃんに自由にさせている。
食べ終わるとふーちゃんとまーちゃんは眠くなったのか大人しくなった。
そこでヘルマンさんとレギーナは口と手を拭いて、着替えさせてふーちゃんとまーちゃんをベッドに入れる。
鮮やかな二人の行動にわたくしは感心していた。
「さすがヘルマンさんとレギーナでしたね。心配することはありませんでした」
「エリザベートお嬢様とクリスタお嬢様が帰って来てくださったからです」
「帰ってくるまでは何を言っても聞こえていないような状態でしたからね」
完全に癇癪を起して泣き喚いていたふーちゃんとまーちゃんが落ち着くきっかけになったのは、わたくしとクリスタちゃんの存在があったからのようだ。そう言われるとますますふーちゃんとまーちゃんが可愛くてならない。
「今後はもっと精進して、エリザベートお嬢様とクリスタお嬢様がいなくてもフランツ様とマリア様を泣かせ続けないで済むようにいたします」
「いつもご迷惑をおかけして申し訳ありません」
「気にしないでいいのです。フランツもマリアもわたくしとクリスタがいなければ寂しがっても仕方がないこと」
「わたくしとお姉様は帰ったらすぐに子ども部屋に来ますからね」
「いつもありがとうございます、エリザベートお嬢様、クリスタお嬢様」
「可愛い弟妹のためです」
「フランツとマリアがこれだけわたくしとお姉様を慕っているというのは嬉しいことです」
ヘルマンさんとレギーナは気にしているようだったが、わたくしもクリスタちゃんも全く気にしていなかった。それどころか、今回のヘルマンさんとレギーナの連携に感心していた。
ヘルマンさんとレギーナも努力しているのだ。
ベッドで眠ってしまったふーちゃんとまーちゃんをマルレーンとデボラに一時任せて、ヘルマンさんとレギーナは遅い休憩を取りに行った。
王族は出席しておらず、公爵家のわたくしたちの馬車が一番に門に着く。
馬車に乗り込もうとするわたくしとクリスタちゃんに、ガブリエラちゃんは黒いお目目を煌めかせていた。
「まだこうたいしでんかや、こうたいしでんかのあにぎみのおたんじょうびのしきてんにはでられませんが、エリザベートさまのおたんじょうびのおちゃかいにはしょうたいしていただけますか?」
「ガブリエラ嬢がキルヒマン家以外の家でお茶会に出席する初めての場所になるのですね。光栄です。きっと招待いたします」
「ありがとうございます。きょうはエリザベートさまとクリスタさまとレーニさまのおかげで、きんちょうがとけました。たのしいおちゃかいでした」
「わたくしのお屋敷に来たときには、フランツとマリアに会ってやってくださいね」
「よろこんで」
わたくしとクリスタちゃんと約束をして、ガブリエラちゃんは笑顔でわたくしを見送ってくれる。
「次は王都でお会いしましょう」
「エクムント様、今日はありがとうございました」
「お礼を言うのは私の方です。姪のお茶会デビューを楽しいものにしてくださってありがとうございました」
エクムント様とも挨拶を交わしてわたくしは馬車に乗った。
馬車の中で両親に話をする。
「ガブリエラ嬢の弟君のケヴィン殿と妹君のフリーダ嬢と会わせていただきました。わたくしのお誕生日のときには、少しだけ場を離れてガブリエラ嬢をフランツとマリアのところに連れて行ってもいいですか?」
「ガブリエラ嬢と仲良くなったようですね。年上の淑女として見本になる行動をするのですよ」
「ケヴィン殿とフリーダ嬢を紹介していただいたのだったら、フランツとマリアを紹介してお返しをするのはいいかもしれないね」
「フランツとマリアも年の近いガブリエラ嬢と仲良くなれるかもしれませんね」
両親はわたくしの提案に賛成してくれる。
クリスタちゃんもそれを聞いて目を輝かせていた。
「ガブリエラ嬢にフランツとマリアを紹介できるなんて嬉しいですわ。フランツとマリアはわたくしの可愛い可愛い弟妹ですもの。あぁ、レーニ嬢も同席して下さったら……ハインリヒ殿下も、ノルベルト殿下も……」
「クリスタ、欲張りすぎるのはよくありませんよ」
「ガブリエラ嬢だけにしておこうね」
「はい」
レーニちゃんやハインリヒ殿下やノルベルト殿下にもふーちゃんとまーちゃんに会って欲しいと思っているようだが、クリスタちゃんは窘められてちょっとしゅんとして俯いて答えた。
父がお誕生日にはふーちゃんとまーちゃんを同席させるように、クリスタちゃんもふーちゃんとまーちゃんの成長をレーニちゃんやハインリヒ殿下やノルベルト殿下に知らせたいのだろう。
わたくしのお誕生日とノエル殿下の兄姉殿下のお誕生日が重なっているのでノエル殿下は来られないだろうが、もしかすると詩をくださるかもしれない。詩が届いたときのためにわたくしは理解できないながらにその詩を喜べるくらいの教養は育てておきたいものだと思っていた。
お屋敷に帰ると子ども部屋から泣き声が聞こえていた。
着替えてわたくしとクリスタちゃんが子ども部屋に行くと、ふーちゃんとまーちゃんがひっくり返って手足をバタバタさせて泣き喚いていた。
「抱っこをするともっと嫌がって大声で泣くのです」
「どうにもできなくて、少し泣き止んだ隙に抱っこしたり、お水を飲ませたりしたのですが、全然泣き止んでくださらなくて」
ヘルマンさんとレギーナは見るだに疲弊している。
お茶会について来てくれていたマルレーンとデボラにわたくしは命じる。
「マルレーン、デボラ、ヘルマンさんとレギーナと少し代わってください」
「心得ました」
「ヘルマンさん、レギーナ、少し休んで来てください。昼食も食べられなかったのではないですか?」
「ありがとうございます、エリザベートお嬢様。ですが、これはわたくしたちの仕事」
「最後までやり遂げさせてくださいませ」
毎回、わたくしとクリスタちゃんがいなくなるとご機嫌が悪くなって、わたくしとクリスタちゃんが宥めなければ落ち着かないふーちゃんとまーちゃんを、乳母として責任をもってヘルマンさんとレギーナは落ち着かせようとしていた。
「フランツ様、絵本を読みましょう」
「やー! びええええええ!」
「マリア様、お歌を歌いましょう」
「ねぇね、いーの! ふぇぇぇぇぇ!」
泣き喚くふーちゃんをヘルマンさんが抱っこして絵本を取り出した。その絵本にはふーちゃんの大好きな列車が書かれている。
「あー……わたくし、この列車の名前を忘れてしまいました。なんだったでしょう?」
「こえは、おうといきのとっきゅうれっちゃ!」
「そうでした、王都行きの特急列車でした。王都行きの特急列車が向かうのはどこでしょう?」
「おうと!」
「王都には何がありましたかね。最近忘れっぽくていけませんわ」
「おちろ! こくおうへーか、ハインリヒでんか、ノルベルトでんか、いる!」
「そうでした、そうでした。王都のお茶会が今から始まるようですよ」
「おたかい! わたち、でる!」
いつの間にかふーちゃんは泣き止んでいて、子ども部屋では王都のお茶会ごっこが始まっていた。
「ようこそいらっしゃいました、フランツ様、マリア様。ミルクティーとミルクとミルクの入っていない紅茶と、どれにいたしますか?」
ふーちゃんを落ち着かせたヘルマンさんに、すかさずレギーナが助けに入る。
泣いていたまーちゃんもヘルマンさんとレギーナのやり取りを見て泣き止んでソファに近付いて来ていた。
「わたち、みるくちー!」
「まー、みるく!」
「それでは用意いたしましょうね。お席に座ってお待ちください」
「あい!」
「まーの! まーの!」
「わたちのけーち! サンドイッチ!」
「にぃにの?」
「まーたんとはんぶんこ」
大皿に乗っているケーキとサンドイッチを自分のだと主張するまーちゃんに、ふーちゃんも自分のだと主張している。最終的に半分ずつ食べることにしたようだ。
ヘルマンさんが二人の意見が一致したところですかさずケーキとサンドイッチを取り分けてふーちゃんとまーちゃんの前に置く。
ふーちゃんとまーちゃんは素手でもりもりとケーキとサンドイッチを食べていた。
「ミルクティーとミルクの準備ができました。どうぞ、お飲みください」
「ありがちょうごじゃます」
「あいがちょ!」
口いっぱいに詰め込んだサンドイッチとケーキをミルクティーとミルクで流し込んだふーちゃんとまーちゃんの口の周りは、白くなっていた。
それもすぐには拭かずに、ヘルマンさんとレギーナはふーちゃんとまーちゃんに自由にさせている。
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そこでヘルマンさんとレギーナは口と手を拭いて、着替えさせてふーちゃんとまーちゃんをベッドに入れる。
鮮やかな二人の行動にわたくしは感心していた。
「さすがヘルマンさんとレギーナでしたね。心配することはありませんでした」
「エリザベートお嬢様とクリスタお嬢様が帰って来てくださったからです」
「帰ってくるまでは何を言っても聞こえていないような状態でしたからね」
完全に癇癪を起して泣き喚いていたふーちゃんとまーちゃんが落ち着くきっかけになったのは、わたくしとクリスタちゃんの存在があったからのようだ。そう言われるとますますふーちゃんとまーちゃんが可愛くてならない。
「今後はもっと精進して、エリザベートお嬢様とクリスタお嬢様がいなくてもフランツ様とマリア様を泣かせ続けないで済むようにいたします」
「いつもご迷惑をおかけして申し訳ありません」
「気にしないでいいのです。フランツもマリアもわたくしとクリスタがいなければ寂しがっても仕方がないこと」
「わたくしとお姉様は帰ったらすぐに子ども部屋に来ますからね」
「いつもありがとうございます、エリザベートお嬢様、クリスタお嬢様」
「可愛い弟妹のためです」
「フランツとマリアがこれだけわたくしとお姉様を慕っているというのは嬉しいことです」
ヘルマンさんとレギーナは気にしているようだったが、わたくしもクリスタちゃんも全く気にしていなかった。それどころか、今回のヘルマンさんとレギーナの連携に感心していた。
ヘルマンさんとレギーナも努力しているのだ。
ベッドで眠ってしまったふーちゃんとまーちゃんをマルレーンとデボラに一時任せて、ヘルマンさんとレギーナは遅い休憩を取りに行った。
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