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一章 ご寵愛の理由
1.何度も見る夢
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村外れの道に、小さな灰色のものが落ちていた。
出来上がった刺繍を町まで売りに行った帰りに、わたしはその小さなものに気付いた。
近寄ってみると、それがうつぶせに倒れて体を丸めた幼児だと気付く。
上半身は裸で、下半身も下着しか身に着けていないその子は、裸足で、傷だらけで薄汚れていた。
「ねぇ、君、大丈夫?」
そっと声をかけてみると、小さな体が僅かに動く。
「……ず」
「え?」
「おみず……」
消えそうな声で訴えかける声に、水筒からカップに水を移して口元に持って行くと零しながらも飲み干す。
干からびて涙も出ないような大きな目は、柘榴のように真っ赤だった。
「君、お名前は?」
「……」
「分からないの? お父さんは? お母さんは?」
「……」
無言で首を振り続ける男の子に、わたしはこの子は盗賊にでも襲われて両親を失い、逃げて来たのではないかと判断した。
何日もものを食べていなさそうだし、助けが必要なのは間違いない。
「お姉ちゃんが君のご両親を探してあげる。まずは、うちに来なさい」
村で食堂を営んでいる我が家に連れて帰ると、両親は男の子に同情的だった。
「最近は帝国の支配下の国が反乱を起こして、荒れているという。そこから逃げてきたのかもしれないね」
「こんなに小さいのに傷だらけでかわいそうに。お風呂に入れて、お食事にしましょうね」
母が男の子をお風呂に入れて、わたしの小さいころに着ていたシャツとズボンを着せてクッションで高さを調節した椅子に座らせた。スープを出されて、必死に口の周りに付けながら食べている姿に、わたしは涙が出てきそうになる。
「両親に会えるといいわね」
「おねえちゃん……おじさん、おばさん、ありがとう」
ちゃんとお礼の言えるいい子だと認識して、わたしはその子に問いかけた。
「君、いくつ?」
「六つ」
「六歳か。わたしの十個下ね」
今年十六歳になっていたわたしは、ちょうどその子の十歳年上だった。
忙しいときには食堂を手伝い、そうでないときには、部屋で刺繍をしてそれを売りに出す。わたしは将来はお針子になりたいと修行していた。でも、お針子の仕事がもらえるような街に出るのは十六歳のわたしにはまだ早くて、両親は反対していた。
名前も分からない男の子を、わたしは柘榴石からガーネと呼ぶことにした。
「ガーネくんの服、わたしが作ってあげるからね」
「ぼくの、服? おねえちゃんが、作る?」
「そう。わたし、縫物が得意だから」
子どもの服には大抵、厄を避けるための刺繍が入っている。この地方では特別な青い蔦模様の刺繍を入れるのが流行っていた。
ガーネくんの服にも青い蔦模様の刺繍を入れて、わたしは六歳児らしいシャツと半ズボンの上下を作り上げた。下着にも青い蔦模様を入れてあげた。
「おねえちゃんの作ってくれた服……」
ガーネくんはとても嬉しそうにしていた。
ガーネくんの両親の情報はなかなか入ってこなかった。
汚れて灰色に見えた髪も、最初は石鹸の泡が立たないくらいだったが、頑張って洗ったらさらさらの銀髪になったし、どこかのご令息であろうことは分かっていたのだが、それがどこなのか分からない。
身に着けていたものも下着だけで、身元が徹底的に分からないようにするために、服から靴まで全部脱がされたかのようだった。
近くで貴族の馬車が襲われたという話が来たりするが、ガーネくんを探しに来ている様子はなかった。
ガーネくんがわたしの家に来てから半月後、剣を構えた男たちがわたしの家に押し入ってきた。
警備兵を呼ぼうとしたが、男たちはガーネくんを見つけると、捕らえようとする。
「逃げて、ガーネくん!」
「おねえちゃん!」
捕らえられそうになったガーネくんを助けようとして、間に入った瞬間、目の前が真っ赤に染まった。
焼けるような痛みで、わたしは切られたのだと理解した。
「にげて……ガーネ、く……」
遠くなる意識の中、わたしはガーネくんの無事だけを祈っていた。
目を覚ましたとき、わたくしの心臓は早鐘のように打っていた。
これはわたくしが小さなころから何度も見てきた夢である。
夢の中でわたくしは小さな村に住む平民の少女で、両親は食堂を営んでいて、自分はお針子になるために刺繍を練習していた。
この夢を小さなころから見ているせいか、わたくしは刺繍が小さなころから得意で、夢で見た青い蔦模様の刺繍も今では完璧に刺すことができた。
わたくしの刺繍は、我が家の家計の足しにすべく、出来上がったものから町の商人に売りに出している。
わたくしの名前は、レイシー・ディアン。
ディアン子爵家の長女である。
両親の仲はよく、妹もかわいくてわたくしと仲は良好なのだが、ディアン子爵家はお金がなかった。
数代前まではディアン子爵家はまだ爵位をいただいておらず、裕福な商家だった。国でも有数の裕福な商家だったディアン家は、帝国が財政危機に陥ったときに、私財を投げ打って助けたとして、子爵の爵位をいただいた。
それも昔の話。
今は、わたくしや妹のソフィアが貴族ならばほとんどが進学する学園に行く資金も稼げないくらいにひっ迫している。
わたくしは庭を家庭菜園にして食費を節約し、刺繍した布を売りに出して家計の足しにしていた。貴族の通う学園に関しては、上位十位以内の成績を修めれば学費が免除になるので、わたくしは学年の首位を常にとるようにして、ソフィアも学年十位以内を保てるように勉強を教えてきた。
父に似た黒髪に母に似た紫色の瞳。
どちらかといえば地味なわたくしと比べて、妹のソフィアは母に似た金髪と菫色の瞳で、とても美しいと評判だった。娘二人だけの我が家は、どちらかが婿を取らなければ子爵家を潰してしまう。
政略結婚など嫌ではあったが、仕方がないので裕福な男爵家の三男とわたくしは婚約しているのだが、妹のソフィアには幸せな結婚をしてほしいと思っていた。
ソフィアは美しいのだし、どれだけでも婚約の申し込みがある。ソフィアのためにも相手は厳選せねばならないと思いつつ、わたくしは貴族の学園の最終学年を終えようとしていた。
卒業式にはパーティーがある。
パーティーは皇帝陛下が主催するもので、皇帝陛下も起こしになるらしいのだ。
この国、ヴァレン帝国の皇帝陛下は二十八歳になられるが、独身を貫いている。
なぜかは全く分からないのだが、結婚はなさらないと宣言しておられるのだ。
皇帝陛下が幼いころにヴァレン帝国の属国の一つが反乱を起こし、前皇帝陛下が暗殺される事件が起きた。まだ幼かった皇帝陛下は即位できなかったが、前皇帝陛下の弟君が皇帝代理として立たれて、反乱を治め、皇帝陛下が十八歳になって成人するまで後見人として政治を行い、皇帝陛下が成人したときに皇帝陛下を即位させて、自分は宰相の座に就かれたのだ。
前皇帝陛下の弟君は、皇帝代理をするときに、皇位継承権を放棄しており、自分の子どもたちにもそうさせるつもりだったのだが、皇帝陛下が結婚をしないと宣言して、実際に側妃の一人もそばに置かず、独り身でいるのでそれはできなかった。
ソフィアはまだ十六歳だが、皇帝陛下に見初められるということがあり得るのではないか。
そんな夢見がちなことをわたくしもそのときまでは考えていた。
卒業式のパーティーで事件が起こるなど、全く予想もしていなかったのだ。
わたくしは、学園の寮を出る準備を整えて、同室のソフィアに譲れるものは譲っていこうと準備をしていた。
貧乏貴族のわたくしとソフィアは寮に入るしか選択肢がなかった。
寮でも、わたくしは刺繍を続けて、それを帝都の店に卸していた。
出来上がった刺繍を町まで売りに行った帰りに、わたしはその小さなものに気付いた。
近寄ってみると、それがうつぶせに倒れて体を丸めた幼児だと気付く。
上半身は裸で、下半身も下着しか身に着けていないその子は、裸足で、傷だらけで薄汚れていた。
「ねぇ、君、大丈夫?」
そっと声をかけてみると、小さな体が僅かに動く。
「……ず」
「え?」
「おみず……」
消えそうな声で訴えかける声に、水筒からカップに水を移して口元に持って行くと零しながらも飲み干す。
干からびて涙も出ないような大きな目は、柘榴のように真っ赤だった。
「君、お名前は?」
「……」
「分からないの? お父さんは? お母さんは?」
「……」
無言で首を振り続ける男の子に、わたしはこの子は盗賊にでも襲われて両親を失い、逃げて来たのではないかと判断した。
何日もものを食べていなさそうだし、助けが必要なのは間違いない。
「お姉ちゃんが君のご両親を探してあげる。まずは、うちに来なさい」
村で食堂を営んでいる我が家に連れて帰ると、両親は男の子に同情的だった。
「最近は帝国の支配下の国が反乱を起こして、荒れているという。そこから逃げてきたのかもしれないね」
「こんなに小さいのに傷だらけでかわいそうに。お風呂に入れて、お食事にしましょうね」
母が男の子をお風呂に入れて、わたしの小さいころに着ていたシャツとズボンを着せてクッションで高さを調節した椅子に座らせた。スープを出されて、必死に口の周りに付けながら食べている姿に、わたしは涙が出てきそうになる。
「両親に会えるといいわね」
「おねえちゃん……おじさん、おばさん、ありがとう」
ちゃんとお礼の言えるいい子だと認識して、わたしはその子に問いかけた。
「君、いくつ?」
「六つ」
「六歳か。わたしの十個下ね」
今年十六歳になっていたわたしは、ちょうどその子の十歳年上だった。
忙しいときには食堂を手伝い、そうでないときには、部屋で刺繍をしてそれを売りに出す。わたしは将来はお針子になりたいと修行していた。でも、お針子の仕事がもらえるような街に出るのは十六歳のわたしにはまだ早くて、両親は反対していた。
名前も分からない男の子を、わたしは柘榴石からガーネと呼ぶことにした。
「ガーネくんの服、わたしが作ってあげるからね」
「ぼくの、服? おねえちゃんが、作る?」
「そう。わたし、縫物が得意だから」
子どもの服には大抵、厄を避けるための刺繍が入っている。この地方では特別な青い蔦模様の刺繍を入れるのが流行っていた。
ガーネくんの服にも青い蔦模様の刺繍を入れて、わたしは六歳児らしいシャツと半ズボンの上下を作り上げた。下着にも青い蔦模様を入れてあげた。
「おねえちゃんの作ってくれた服……」
ガーネくんはとても嬉しそうにしていた。
ガーネくんの両親の情報はなかなか入ってこなかった。
汚れて灰色に見えた髪も、最初は石鹸の泡が立たないくらいだったが、頑張って洗ったらさらさらの銀髪になったし、どこかのご令息であろうことは分かっていたのだが、それがどこなのか分からない。
身に着けていたものも下着だけで、身元が徹底的に分からないようにするために、服から靴まで全部脱がされたかのようだった。
近くで貴族の馬車が襲われたという話が来たりするが、ガーネくんを探しに来ている様子はなかった。
ガーネくんがわたしの家に来てから半月後、剣を構えた男たちがわたしの家に押し入ってきた。
警備兵を呼ぼうとしたが、男たちはガーネくんを見つけると、捕らえようとする。
「逃げて、ガーネくん!」
「おねえちゃん!」
捕らえられそうになったガーネくんを助けようとして、間に入った瞬間、目の前が真っ赤に染まった。
焼けるような痛みで、わたしは切られたのだと理解した。
「にげて……ガーネ、く……」
遠くなる意識の中、わたしはガーネくんの無事だけを祈っていた。
目を覚ましたとき、わたくしの心臓は早鐘のように打っていた。
これはわたくしが小さなころから何度も見てきた夢である。
夢の中でわたくしは小さな村に住む平民の少女で、両親は食堂を営んでいて、自分はお針子になるために刺繍を練習していた。
この夢を小さなころから見ているせいか、わたくしは刺繍が小さなころから得意で、夢で見た青い蔦模様の刺繍も今では完璧に刺すことができた。
わたくしの刺繍は、我が家の家計の足しにすべく、出来上がったものから町の商人に売りに出している。
わたくしの名前は、レイシー・ディアン。
ディアン子爵家の長女である。
両親の仲はよく、妹もかわいくてわたくしと仲は良好なのだが、ディアン子爵家はお金がなかった。
数代前まではディアン子爵家はまだ爵位をいただいておらず、裕福な商家だった。国でも有数の裕福な商家だったディアン家は、帝国が財政危機に陥ったときに、私財を投げ打って助けたとして、子爵の爵位をいただいた。
それも昔の話。
今は、わたくしや妹のソフィアが貴族ならばほとんどが進学する学園に行く資金も稼げないくらいにひっ迫している。
わたくしは庭を家庭菜園にして食費を節約し、刺繍した布を売りに出して家計の足しにしていた。貴族の通う学園に関しては、上位十位以内の成績を修めれば学費が免除になるので、わたくしは学年の首位を常にとるようにして、ソフィアも学年十位以内を保てるように勉強を教えてきた。
父に似た黒髪に母に似た紫色の瞳。
どちらかといえば地味なわたくしと比べて、妹のソフィアは母に似た金髪と菫色の瞳で、とても美しいと評判だった。娘二人だけの我が家は、どちらかが婿を取らなければ子爵家を潰してしまう。
政略結婚など嫌ではあったが、仕方がないので裕福な男爵家の三男とわたくしは婚約しているのだが、妹のソフィアには幸せな結婚をしてほしいと思っていた。
ソフィアは美しいのだし、どれだけでも婚約の申し込みがある。ソフィアのためにも相手は厳選せねばならないと思いつつ、わたくしは貴族の学園の最終学年を終えようとしていた。
卒業式にはパーティーがある。
パーティーは皇帝陛下が主催するもので、皇帝陛下も起こしになるらしいのだ。
この国、ヴァレン帝国の皇帝陛下は二十八歳になられるが、独身を貫いている。
なぜかは全く分からないのだが、結婚はなさらないと宣言しておられるのだ。
皇帝陛下が幼いころにヴァレン帝国の属国の一つが反乱を起こし、前皇帝陛下が暗殺される事件が起きた。まだ幼かった皇帝陛下は即位できなかったが、前皇帝陛下の弟君が皇帝代理として立たれて、反乱を治め、皇帝陛下が十八歳になって成人するまで後見人として政治を行い、皇帝陛下が成人したときに皇帝陛下を即位させて、自分は宰相の座に就かれたのだ。
前皇帝陛下の弟君は、皇帝代理をするときに、皇位継承権を放棄しており、自分の子どもたちにもそうさせるつもりだったのだが、皇帝陛下が結婚をしないと宣言して、実際に側妃の一人もそばに置かず、独り身でいるのでそれはできなかった。
ソフィアはまだ十六歳だが、皇帝陛下に見初められるということがあり得るのではないか。
そんな夢見がちなことをわたくしもそのときまでは考えていた。
卒業式のパーティーで事件が起こるなど、全く予想もしていなかったのだ。
わたくしは、学園の寮を出る準備を整えて、同室のソフィアに譲れるものは譲っていこうと準備をしていた。
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