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カリス(受け)視点
6.カリスの領地に戻って
初夜の夫夫の寝室で、リオネルは風呂に入ってからソファに座って待っていた。
カリスの方が遅れて寝室に入ると、酔っているのか熱っぽい瞳でカリスを見つめている。
披露宴では何も食べられずに葡萄酒ばかり飲まされていたから、お腹を空かせているかもしれないと、カリスは侍女に軽食を用意させていた。
「か、閣下……」
「もう結婚したのだ。『カリス』と呼んでくれないのか?」
「か、か、か……無理です、閣下!」
気安い関係にはなれないようだが、カリスはリオネルと一時的にだが結婚できたことを嬉しく思っていた。これでリオネルに財産を分けることができる。カリスが持っている爵位の内一つを分けるにしても、結婚後三年は経たなければいけないという法律になっていたので、カリスはリオネルとの結婚は三年間は続けるつもりだった。
その後はリオネルが他に結婚したい人物ができたときに離縁すればいい。
大公の伴侶という地位をリオネルが求めているのならば、そのままでも構わない。
「披露宴で何も食べられなかったんじゃないか? 少しお腹に入れておいた方がいい」
ブランデーの瓶を持って来てグラスを並べると、侍女を呼ぶ。
侍女がローテーブルに並べてくれた軽食を、リオネルはブランデーを舐めるように飲みながら食べていた。
食べながらリオネルがカリスの肩口に顔を埋めて匂いを嗅いでいる。リオネルからは僅かに甘く、爽やかで、少しスパイシーなフェロモンが香ってきている。それが強くなっている気がして、カリスは苦笑する。
「風呂できれいにしてきたつもりだが、臭うか?」
「いえ、閣下の甘い香りがします」
「フェロモンは漏らしていないつもりなのだがな」
「閣下はいつもいい匂いがします」
普段と変わらない石鹸とシャンプーで体を清めたつもりだが、いい匂いなどするだろうか。
リオネルの方がずっといい匂いがするのだが、リオネルにとってはカリスがいい匂いがするようでしきりに嗅いでいる。
ふと我に返ったようでリオネルが体を離したので、リオネルの顔を見つめれば、リオネルのフェロモンがぶわりと濃くなった。誘うような香りに、カリスはそんなわけがないと内心否定する。
「閣下、わたしは……」
「今日は疲れただろう。ゆっくり休むといい」
「閣下、お慕いしています」
「あぁ、もう、リオネルはかわいいな」
上司としての忠誠であっても、親のような存在としての愛情であっても、リオネルに「お慕いしています」と言われてカリスはリオネルを抱き締めずにはいられなかった。リオネルはカリスに抱き締められて安心したのか眠ってしまった。
眠っているリオネルを抱き上げてベッドに運ぶと、ふわふわの前髪を掻き上げて額にキスを落とす。
これくらいは許されるだろうと思ってはいたが、やりすぎたかもしれないと反省しつつも、カリスはリオネルの体を深く抱き締めて眠った。
結婚式の翌日には、カリスとリオネルは正式に騎士団を辞して、カリスの領地に戻った。
領地に着くと、集まっていた貴族たちに挨拶をすることになっていた。
戦場では鎧を着ていて、その下は灰色の地味な騎士服だったリオネルが、初めてフロックコートを着ているのを見て、かわいいしか感想が出てこない。出会ったときよりもずっと育っているのだが、カリスにとってはリオネルはまだまだかわいい存在だった。
「リオネル、とてもよく似合う」
「そうですか? 少し窮屈に感じます」
「クラバットが苦しすぎるだろうか? おいで、結び直してあげよう」
フロックコートが窮屈そうなリオネルに、クラバットを結び直し、リオネルの襟もとにガーネットのブローチをつける。自分の襟もとには青みがかったエメラルドのブローチをつけた。
互いの目の色の装飾品や服を身に付けるのは、愛し合っている証なのだが、服まではリオネルに強制できないが、装飾品の一つくらいは付けておいた方が周囲を牽制できるとカリスは思っていた。
リオネルはなぜか自分の頬を両手で叩いているので、その手を取って、カリスはリオネルの頬を撫でる。
「どうした? 痛くはないか?」
「平気です、閣下」
「閣下ではなく、『カリス』と」
「か、か、カリス閣下!」
「我ながら、『か』の多い呼び方だな。そもそも、『か』という発音は、力んでしまうから威圧感を与えると思うのだが」
「閣下はそんなことはありません!」
やはり「カリス」と呼んでもらえるだけの気安い関係にはなれないようだが、現状で満足するしかないと思いつつ、カリスは領地での貴族たちへの挨拶をした。
途中でオメガらしき美しい青年が近寄ってきて、その腰の細さや顔立ちの愛らしさにカリスは本当のオメガならばこうあるべきなのだろうと思いつつ、自分のオメガ性の弱さとアルファに近い体質を考えずにはいられなかった。
青年はカリスに問いかける。
「閣下がオメガとは信じられません。本当はアルファなのではないですか?」
「残念ながらおれはオメガだ」
「わたしのフェロモンを感じていませんか?」
「同じオメガのフェロモンは感じるが、こんな場所でフェロモンを出すような令息にはいい縁談は来ないだろうな」
「なっ……!?」
リオネルが僅かに苦しそうな顔をしているから、オメガの青年はフェロモンを出しているのだろうと予測して言えば、青年は恥じ入って端の方に逃げてしまう。
フェロモンに当てられたリオネルが心配だったが、貴族たちの前ではリオネルとカリスは仲睦まじい夫夫を演じなければいけない。
「おれの愛しいリオネル。他のオメガのフェロモンに惑わされたりしていないな?」
「閣下のフェロモン以外にわたしは反応しません」
愛情たっぷりに本音も混ぜて問いかけると、リオネルは真面目に答える。
オメガ性の弱いカリスのフェロモンは誰も感じていないはずなのだが、リオネルには香っているようだ。
思わず声を上げて笑ってしまうと、リオネルが熱っぽくカリスを見つめている気がする。
「おれのアルファに手を出すものは、どうなるか、示してやればよかった」
「閣下の手を煩わせるまでもありません」
「そうか?」
「わたしは閣下一筋ですから」
仲睦まじいところを見せつけなければいけないと分かっているが、リオネルの演技のうまさにカリスは感心していた。
挨拶が終わると貴族たちを見送って、リオネルと二人で執務室に入る。
騎士だった期間、領地は他の貴族に経営を任せていたが、今後はカリスが治めて行かなければいけない。
平和な土地なので難しいことはないが、引き継ぎの資料を見ながらリオネルとお茶を飲んでいると、リオネルは騎士団に勤めていたときのようにカリスに接する。
「もう上官と部下ではないのだ。寛いでくれていい」
「閣下は閣下ですから」
「こうして、リオネルと二人、静かに暮らすのが夢だった」
いつかこうしてリオネルと二人、静かに領地で暮らすのが夢だったことを、カリスは思わず口にしていた。
二人でなくてもいい。リオネルに愛する相手ができたら、その相手も一緒にカリスの領地で平穏に暮らしてほしかった。リオネルと愛する相手との間に子どもができたら、祖父のようにかわいがって暮らすのも悪くはないだろう。
それを考えると、自然と口元が緩んで笑みの形になる。
「リオネルには過酷な人生を歩ませてしまった。少しの間でも争いを忘れて、穏やかに暮らしてほしい」
「それは、閣下もではないですか?」
リオネルに平穏に暮らしてほしいといえば、リオネルはカリスのことを気にしている。
「おれは、騎士になりたかったからな。オメガの身で自由にさせてもらって兄上にも感謝している」
「騎士を続けたかったのですか?」
「いや、そろそろ潮時だと思っていた。戦争が終わったら、騎士団は退こうと思っていたよ」
戦争が終結したらカリスは領地に戻ろうと決めていた。
オメガの身で周囲を騙して騎士団長を続けてきたことに申し訳なさを感じていたし、カリスも三十になる、そろそろ穏やかな暮らしがしたかった。
その暮らしの中にリオネルの存在がいてくれるのは、今後数年だけでも幸せであることには間違いない。
「今まで以上に閣下にお仕えいたします」
「それはしなくていいかな」
「なぜですか!? 閣下はわたしが必要ないのですか!?」
まだ忠誠を誓ってこようとするリオネルに、カリスはそれを断る。
「リオネルを領地に連れ帰ったのは、ゆっくりと静かに暮らしてもらうためだ。リオネルの心がこの地で癒されればいいと思っている」
今はまだ結婚も考えられないようだが、奴隷時代の傷が癒えればリオネルも愛する相手ができるのではないか。
そう思うカリスに、リオネルが意外なことを口にする。
「閣下が癒してくださるのですか?」
「おれで癒せるのか?」
「閣下がそうしてくださると仰ったら」
カリスがリオネルを癒せるなどと思ってはいなかったが、リオネルは真剣な眼差しでカリスを見つめている。
「閣下に触れたいです」
「おいで」
出会ったころのように甘えたいのかと両腕を開いて受け入れれば、リオネルはカリスの腕に飛び込んできて、カリスはリオネルを胸に抱きしめた。
リオネルの僅かに甘くて爽やかで少しスパイシーな香りが鼻腔をくすぐっていた。
カリスの方が遅れて寝室に入ると、酔っているのか熱っぽい瞳でカリスを見つめている。
披露宴では何も食べられずに葡萄酒ばかり飲まされていたから、お腹を空かせているかもしれないと、カリスは侍女に軽食を用意させていた。
「か、閣下……」
「もう結婚したのだ。『カリス』と呼んでくれないのか?」
「か、か、か……無理です、閣下!」
気安い関係にはなれないようだが、カリスはリオネルと一時的にだが結婚できたことを嬉しく思っていた。これでリオネルに財産を分けることができる。カリスが持っている爵位の内一つを分けるにしても、結婚後三年は経たなければいけないという法律になっていたので、カリスはリオネルとの結婚は三年間は続けるつもりだった。
その後はリオネルが他に結婚したい人物ができたときに離縁すればいい。
大公の伴侶という地位をリオネルが求めているのならば、そのままでも構わない。
「披露宴で何も食べられなかったんじゃないか? 少しお腹に入れておいた方がいい」
ブランデーの瓶を持って来てグラスを並べると、侍女を呼ぶ。
侍女がローテーブルに並べてくれた軽食を、リオネルはブランデーを舐めるように飲みながら食べていた。
食べながらリオネルがカリスの肩口に顔を埋めて匂いを嗅いでいる。リオネルからは僅かに甘く、爽やかで、少しスパイシーなフェロモンが香ってきている。それが強くなっている気がして、カリスは苦笑する。
「風呂できれいにしてきたつもりだが、臭うか?」
「いえ、閣下の甘い香りがします」
「フェロモンは漏らしていないつもりなのだがな」
「閣下はいつもいい匂いがします」
普段と変わらない石鹸とシャンプーで体を清めたつもりだが、いい匂いなどするだろうか。
リオネルの方がずっといい匂いがするのだが、リオネルにとってはカリスがいい匂いがするようでしきりに嗅いでいる。
ふと我に返ったようでリオネルが体を離したので、リオネルの顔を見つめれば、リオネルのフェロモンがぶわりと濃くなった。誘うような香りに、カリスはそんなわけがないと内心否定する。
「閣下、わたしは……」
「今日は疲れただろう。ゆっくり休むといい」
「閣下、お慕いしています」
「あぁ、もう、リオネルはかわいいな」
上司としての忠誠であっても、親のような存在としての愛情であっても、リオネルに「お慕いしています」と言われてカリスはリオネルを抱き締めずにはいられなかった。リオネルはカリスに抱き締められて安心したのか眠ってしまった。
眠っているリオネルを抱き上げてベッドに運ぶと、ふわふわの前髪を掻き上げて額にキスを落とす。
これくらいは許されるだろうと思ってはいたが、やりすぎたかもしれないと反省しつつも、カリスはリオネルの体を深く抱き締めて眠った。
結婚式の翌日には、カリスとリオネルは正式に騎士団を辞して、カリスの領地に戻った。
領地に着くと、集まっていた貴族たちに挨拶をすることになっていた。
戦場では鎧を着ていて、その下は灰色の地味な騎士服だったリオネルが、初めてフロックコートを着ているのを見て、かわいいしか感想が出てこない。出会ったときよりもずっと育っているのだが、カリスにとってはリオネルはまだまだかわいい存在だった。
「リオネル、とてもよく似合う」
「そうですか? 少し窮屈に感じます」
「クラバットが苦しすぎるだろうか? おいで、結び直してあげよう」
フロックコートが窮屈そうなリオネルに、クラバットを結び直し、リオネルの襟もとにガーネットのブローチをつける。自分の襟もとには青みがかったエメラルドのブローチをつけた。
互いの目の色の装飾品や服を身に付けるのは、愛し合っている証なのだが、服まではリオネルに強制できないが、装飾品の一つくらいは付けておいた方が周囲を牽制できるとカリスは思っていた。
リオネルはなぜか自分の頬を両手で叩いているので、その手を取って、カリスはリオネルの頬を撫でる。
「どうした? 痛くはないか?」
「平気です、閣下」
「閣下ではなく、『カリス』と」
「か、か、カリス閣下!」
「我ながら、『か』の多い呼び方だな。そもそも、『か』という発音は、力んでしまうから威圧感を与えると思うのだが」
「閣下はそんなことはありません!」
やはり「カリス」と呼んでもらえるだけの気安い関係にはなれないようだが、現状で満足するしかないと思いつつ、カリスは領地での貴族たちへの挨拶をした。
途中でオメガらしき美しい青年が近寄ってきて、その腰の細さや顔立ちの愛らしさにカリスは本当のオメガならばこうあるべきなのだろうと思いつつ、自分のオメガ性の弱さとアルファに近い体質を考えずにはいられなかった。
青年はカリスに問いかける。
「閣下がオメガとは信じられません。本当はアルファなのではないですか?」
「残念ながらおれはオメガだ」
「わたしのフェロモンを感じていませんか?」
「同じオメガのフェロモンは感じるが、こんな場所でフェロモンを出すような令息にはいい縁談は来ないだろうな」
「なっ……!?」
リオネルが僅かに苦しそうな顔をしているから、オメガの青年はフェロモンを出しているのだろうと予測して言えば、青年は恥じ入って端の方に逃げてしまう。
フェロモンに当てられたリオネルが心配だったが、貴族たちの前ではリオネルとカリスは仲睦まじい夫夫を演じなければいけない。
「おれの愛しいリオネル。他のオメガのフェロモンに惑わされたりしていないな?」
「閣下のフェロモン以外にわたしは反応しません」
愛情たっぷりに本音も混ぜて問いかけると、リオネルは真面目に答える。
オメガ性の弱いカリスのフェロモンは誰も感じていないはずなのだが、リオネルには香っているようだ。
思わず声を上げて笑ってしまうと、リオネルが熱っぽくカリスを見つめている気がする。
「おれのアルファに手を出すものは、どうなるか、示してやればよかった」
「閣下の手を煩わせるまでもありません」
「そうか?」
「わたしは閣下一筋ですから」
仲睦まじいところを見せつけなければいけないと分かっているが、リオネルの演技のうまさにカリスは感心していた。
挨拶が終わると貴族たちを見送って、リオネルと二人で執務室に入る。
騎士だった期間、領地は他の貴族に経営を任せていたが、今後はカリスが治めて行かなければいけない。
平和な土地なので難しいことはないが、引き継ぎの資料を見ながらリオネルとお茶を飲んでいると、リオネルは騎士団に勤めていたときのようにカリスに接する。
「もう上官と部下ではないのだ。寛いでくれていい」
「閣下は閣下ですから」
「こうして、リオネルと二人、静かに暮らすのが夢だった」
いつかこうしてリオネルと二人、静かに領地で暮らすのが夢だったことを、カリスは思わず口にしていた。
二人でなくてもいい。リオネルに愛する相手ができたら、その相手も一緒にカリスの領地で平穏に暮らしてほしかった。リオネルと愛する相手との間に子どもができたら、祖父のようにかわいがって暮らすのも悪くはないだろう。
それを考えると、自然と口元が緩んで笑みの形になる。
「リオネルには過酷な人生を歩ませてしまった。少しの間でも争いを忘れて、穏やかに暮らしてほしい」
「それは、閣下もではないですか?」
リオネルに平穏に暮らしてほしいといえば、リオネルはカリスのことを気にしている。
「おれは、騎士になりたかったからな。オメガの身で自由にさせてもらって兄上にも感謝している」
「騎士を続けたかったのですか?」
「いや、そろそろ潮時だと思っていた。戦争が終わったら、騎士団は退こうと思っていたよ」
戦争が終結したらカリスは領地に戻ろうと決めていた。
オメガの身で周囲を騙して騎士団長を続けてきたことに申し訳なさを感じていたし、カリスも三十になる、そろそろ穏やかな暮らしがしたかった。
その暮らしの中にリオネルの存在がいてくれるのは、今後数年だけでも幸せであることには間違いない。
「今まで以上に閣下にお仕えいたします」
「それはしなくていいかな」
「なぜですか!? 閣下はわたしが必要ないのですか!?」
まだ忠誠を誓ってこようとするリオネルに、カリスはそれを断る。
「リオネルを領地に連れ帰ったのは、ゆっくりと静かに暮らしてもらうためだ。リオネルの心がこの地で癒されればいいと思っている」
今はまだ結婚も考えられないようだが、奴隷時代の傷が癒えればリオネルも愛する相手ができるのではないか。
そう思うカリスに、リオネルが意外なことを口にする。
「閣下が癒してくださるのですか?」
「おれで癒せるのか?」
「閣下がそうしてくださると仰ったら」
カリスがリオネルを癒せるなどと思ってはいなかったが、リオネルは真剣な眼差しでカリスを見つめている。
「閣下に触れたいです」
「おいで」
出会ったころのように甘えたいのかと両腕を開いて受け入れれば、リオネルはカリスの腕に飛び込んできて、カリスはリオネルを胸に抱きしめた。
リオネルの僅かに甘くて爽やかで少しスパイシーな香りが鼻腔をくすぐっていた。
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