オメガの大公閣下の溺愛
十二歳で奴隷に落とされ、闘技場で剣を取って生きのびていたリオネルを救ったのは、王弟であり騎士団長のカリス・ヴェルナートだった。それ以来九年、騎士学校を飛び級で卒業し、共に戦場を駆け抜けたリオネルは、カリスへの想いを誰にも言えないまま抱え続けてきた。
隣国との六年間の戦争が終わり、英雄として凱旋した二人に降りかかったのは、縁談の嵐だった。互いの事情を解消するため、カリスはリオネルに「数年後に離縁する契約結婚」を申し出る。
しかし婚約後に明かされた衝撃の事実。アルファの中のアルファと呼ばれてきたカリスは、実はオメガだった。
自分はオメガ性の弱い出来損ないだと信じ、生涯番を持つことを諦めていたカリス。助けた子どもへの情だけで結婚を決めたと思っていたリオネル。だが二人の間には、出会った瞬間から運命の番として引き合う力が働いていた。
これは、片想いのまま添い遂げるつもりだった二人が、お互いを「自分のもの」にするまでの物語。
※ムーンライトノベルズ、エブリスタでも掲載しています。
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