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リオネル(攻め)視点
6.ヒートトラップ
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カリスとの新婚生活は問題なく過ごせていた。
表面上は。
リオネルはカリスに抱き締められて眠ると、どうしても下半身が反応してしまうし、それを抑えるのに必死だった。
カリスのことは抱きたいと思っているが、カリスはこの結婚を契約だと言っていた。
カリスは本来結婚するつもりはなくて、リオネルが自分より身分の高い貴族の令嬢やオメガたちに求婚されて、断るのに苦労していたから、この国で国王陛下に次いで尊いその身をリオネルと結婚するという決断をしたのだ。
幸い、カリスとリオネルは恋仲だという噂は騎士団の中でもないわけではなかった。
カリスの身分が高すぎて不敬だから誰も口に出さないだけで、リオネルと天幕を一緒にして冬場はリオネルを抱き締めて眠っていたカリスの愛人として、リオネルは認識されていたのだ。
アルファ同士だと思われていたので、当然、カリスがリオネルを抱いていたと思われていた。
カリスがオメガだと分かってからは、リオネルの方がカリスを抱いていたのかという噂も立っているだろうが、今は結婚しているのだから、どんな噂が立とうとリオネルにとってもカリスにとっても何のダメージもない。
長身で堂々とした体躯に関わらず、顔立ちは優美で美しいカリスは、やはりオメガなのだろう。以前からそこはかとなく感じていた色気のようなものを、カリスがオメガと知ってからはリオネルは強く感じるようになった。
自分より長身だが、美貌のオメガを、しかもこの国で国王陛下に次いで尊い大公閣下を手に入れたとして、リオネルは羨望の的になっていた。
それを面白くないと思う連中もいるようで、リオネルはカリスと共に出かけた夜会で罠にかけられた。
カリスの身分上、どうしても社交の場が避けられないことがある。
国王陛下のお召しになると、カリスはリオネルを伴って王都の王宮に出向く。
本来ならばリオネルの方がエスコートしなければいけないのだが、カリスは自然に先に馬車から降りてリオネルに手を差し出すし、廊下を歩くときにもリオネルに手を差し出してエスコートしてくる。
拒むのも不敬なので受け入れているが、自分はアルファでカリスはオメガなのだからこれでいいのかという思いがないわけではない。カリスは大公閣下でリオネルは奴隷上がりの英雄なのだから、カリスの方が身分が上なのでカリスに従うのが正しいと自分を納得させていた。
その日の夜会には、隣国の王女が参加していた。
隣国の王女はこの国との和平の証として、人質として差し出されたのだが、賓客として扱わないわけにはいかなくて、国王も困っているようだ。
今日の夜会も、隣国の王女が我が儘を言って開かせたらしい。
「この国の英雄夫夫とお会いしたいと思っておりました。初めまして、わたくしは隣国の王女です」
その後で彼女が自分の名前を名乗ったり、楽しそうにカリスに話しかけていたりしたが、リオネルは隣国の王女から発せられるフェロモンで吐きそうになっていた。
元々リオネルはオメガのフェロモンが好きではない。奴隷時代にリオネルを買ったオメガに発情促進剤を使われてヒートのフェロモンをまともに浴びてしまって以来、リオネルにとってはオメガのフェロモンは気持ち悪いだけの存在になってしまった。
カリスの香りだけは全くそんな気持ちにならないのだから、不思議だが、それはカリスがリオネルに性的なことを強要しようと全く思っていないからに違いなかった。
気分が悪くなったリオネルは、口元を押さえてカリスに囁きかけた。
「少し、離席します」
「一人で大丈夫か?」
「手洗いに行って来るだけなので」
「何かあったらすぐにおれを呼べ」
「はっ! 閣下!」
こんなときでも騎士団のときの癖でカリスに返事をして、リオネルは手洗いに足早に向かった。
胃の中のものを吐き戻して、口をゆすいで戻ろうとすると、王宮の侍女がリオネルに声をかける。
「閣下が控室でしばらく休むようにとお待ちです」
「分かった」
優しいカリスはリオネルの身を案じて控室で休めるように手配してくれたのだろう。
疑うことなく控室に入った瞬間、吐き気を増す酷い臭いが控室の中に充満していた。逃げようとすると、侍女に外からドアに鍵をかけられてしまう。
「リオネル様、大公閣下がオメガだったなんて思いもしませんでした。大公閣下に求められて、仕方なく結婚したのですね」
しなだれかかってくる汚臭の源、隣国の王女に、リオネルは吐き気を抑えながらじりじりと下がる。背中が壁について、隣国の王女が荒い息でスカートをたくし上げようとしている。
「まだ大公閣下とは番になっていなかったのですね。まだ間に合います。わたくしと番になりましょう」
この汚臭の源は何を言っているのだ。
気が遠くなりそうな吐き気の中でリオネルが身をよじるが、隣国の王女はリオネルを押し倒してその腰に跨ろうとしてくる。
「閣下! カリス閣下!」
なんとか叫んで声に出せたのはカリスの名前だけだった。
その瞬間、ドアが外れて吹っ飛んだ。
「リオネル、どうした?」
「閣下! 助けてください!」
汚臭が酷すぎて吐き気で抵抗できないリオネルに跨ろうとしている隣国の王女の姿を見ても、カリスは動揺しなかった。素早く隣国の王女を押し退けて、リオネルを抱き上げる。
「リオネル、平気か?」
「閣下……すみません、吐きそうです……」
さっき胃の中のものは全部吐き戻したはずなのに、まだ込み上げる吐き気に、カリスがリオネルを抱き上げたまま手洗いに走ってくれる。
手洗いで胃液を吐いたリオネルに、カリスは怒りを露わにしていた。
戦場では鬼神のごとく戦うカリスだが、普段は非常に温和で穏やかで上品で優雅だ。それが烈火のごとく怒りを纏わせているのに、国王陛下もただ事ではないと思ったようだった。
リオネルを抱いて会場に戻ったカリスは国王陛下に報告した。
「隣国の王女がおれの夫にヒートトラップを仕掛けました」
「それは本当か!?」
「おれの最愛を汚されそうになったのです!」
「隣国の王女はすぐに捕えさせる」
「リオネルは体調を崩しています。本日はこれで失礼します」
報告を終えると、カリスはリオネルを抱き上げたまま会場を出て廊下を歩き、馬車に乗った。
カリスの腕に抱かれて、カリスの香りを吸い込んでいると、隣国の王女の汚臭が薄れて気分が落ち着いてくる。
「閣下、ご迷惑をおかけしました」
「おれのリオネルに手を出したのだ。相応の罰は受けてもらう」
「閣下……」
カリスの首に腕を回して抱き着くと、カリスがリオネルの背中を優しく撫でてくれる。
今日は結んでいるカリスの長い髪を解いて、リオネルは髪に顔を埋めて存分に匂いを吸い込んだ。
「すみません、オメガの匂いがどうしても無理で……」
「おれの匂いは平気か?」
「閣下はいい匂いです。落ち着きます」
「それなら、好きなだけ嗅いでいるといい」
王都のカリスのタウンハウスに戻ると、カリスはリオネルをベッドに寝かせて髪を撫でてくれた。
優しい手つきにリオネルはうとうとと眠ってしまう。
「おれのリオネル……かわいいリオネル」
カリスがリオネルの頬にそっとキスを落としたのを、リオネルは眠っていて気付いていなかった。
隣国の王女は、人質としても相応しくないということで隣国に送り返された。
代わりに隣国は大量の賠償金をこの国に支払うことになった。
その賠償金の一部を、リオネルは慰謝料として受け取った。
「閣下、この慰謝料はどうしましょう?」
「リオネルの好きに使えばいい」
「神殿に寄付してもいいですか?」
「リオネルがそうしたいのであれば」
膨大な慰謝料を受け取っても、リオネルは使い道がなかったので、孤児や捨て子を引き取って育てている神殿に全て寄付することにした。
「いつか必要になるかもしれないが……まぁ、リオネルはおれと離縁するときには生活に困らないだけの慰謝料を払えばいいか」
「離縁はしません」
「おれは構わないが、リオネルはそれでいいのか?」
「閣下と添い遂げるのがわたしの願いです」
真剣に告げたつもりだが、カリスに本気にしてもらえていない気がして、リオネルはどうすればカリスとずっと一緒にいられるかを考え始めていた。
表面上は。
リオネルはカリスに抱き締められて眠ると、どうしても下半身が反応してしまうし、それを抑えるのに必死だった。
カリスのことは抱きたいと思っているが、カリスはこの結婚を契約だと言っていた。
カリスは本来結婚するつもりはなくて、リオネルが自分より身分の高い貴族の令嬢やオメガたちに求婚されて、断るのに苦労していたから、この国で国王陛下に次いで尊いその身をリオネルと結婚するという決断をしたのだ。
幸い、カリスとリオネルは恋仲だという噂は騎士団の中でもないわけではなかった。
カリスの身分が高すぎて不敬だから誰も口に出さないだけで、リオネルと天幕を一緒にして冬場はリオネルを抱き締めて眠っていたカリスの愛人として、リオネルは認識されていたのだ。
アルファ同士だと思われていたので、当然、カリスがリオネルを抱いていたと思われていた。
カリスがオメガだと分かってからは、リオネルの方がカリスを抱いていたのかという噂も立っているだろうが、今は結婚しているのだから、どんな噂が立とうとリオネルにとってもカリスにとっても何のダメージもない。
長身で堂々とした体躯に関わらず、顔立ちは優美で美しいカリスは、やはりオメガなのだろう。以前からそこはかとなく感じていた色気のようなものを、カリスがオメガと知ってからはリオネルは強く感じるようになった。
自分より長身だが、美貌のオメガを、しかもこの国で国王陛下に次いで尊い大公閣下を手に入れたとして、リオネルは羨望の的になっていた。
それを面白くないと思う連中もいるようで、リオネルはカリスと共に出かけた夜会で罠にかけられた。
カリスの身分上、どうしても社交の場が避けられないことがある。
国王陛下のお召しになると、カリスはリオネルを伴って王都の王宮に出向く。
本来ならばリオネルの方がエスコートしなければいけないのだが、カリスは自然に先に馬車から降りてリオネルに手を差し出すし、廊下を歩くときにもリオネルに手を差し出してエスコートしてくる。
拒むのも不敬なので受け入れているが、自分はアルファでカリスはオメガなのだからこれでいいのかという思いがないわけではない。カリスは大公閣下でリオネルは奴隷上がりの英雄なのだから、カリスの方が身分が上なのでカリスに従うのが正しいと自分を納得させていた。
その日の夜会には、隣国の王女が参加していた。
隣国の王女はこの国との和平の証として、人質として差し出されたのだが、賓客として扱わないわけにはいかなくて、国王も困っているようだ。
今日の夜会も、隣国の王女が我が儘を言って開かせたらしい。
「この国の英雄夫夫とお会いしたいと思っておりました。初めまして、わたくしは隣国の王女です」
その後で彼女が自分の名前を名乗ったり、楽しそうにカリスに話しかけていたりしたが、リオネルは隣国の王女から発せられるフェロモンで吐きそうになっていた。
元々リオネルはオメガのフェロモンが好きではない。奴隷時代にリオネルを買ったオメガに発情促進剤を使われてヒートのフェロモンをまともに浴びてしまって以来、リオネルにとってはオメガのフェロモンは気持ち悪いだけの存在になってしまった。
カリスの香りだけは全くそんな気持ちにならないのだから、不思議だが、それはカリスがリオネルに性的なことを強要しようと全く思っていないからに違いなかった。
気分が悪くなったリオネルは、口元を押さえてカリスに囁きかけた。
「少し、離席します」
「一人で大丈夫か?」
「手洗いに行って来るだけなので」
「何かあったらすぐにおれを呼べ」
「はっ! 閣下!」
こんなときでも騎士団のときの癖でカリスに返事をして、リオネルは手洗いに足早に向かった。
胃の中のものを吐き戻して、口をゆすいで戻ろうとすると、王宮の侍女がリオネルに声をかける。
「閣下が控室でしばらく休むようにとお待ちです」
「分かった」
優しいカリスはリオネルの身を案じて控室で休めるように手配してくれたのだろう。
疑うことなく控室に入った瞬間、吐き気を増す酷い臭いが控室の中に充満していた。逃げようとすると、侍女に外からドアに鍵をかけられてしまう。
「リオネル様、大公閣下がオメガだったなんて思いもしませんでした。大公閣下に求められて、仕方なく結婚したのですね」
しなだれかかってくる汚臭の源、隣国の王女に、リオネルは吐き気を抑えながらじりじりと下がる。背中が壁について、隣国の王女が荒い息でスカートをたくし上げようとしている。
「まだ大公閣下とは番になっていなかったのですね。まだ間に合います。わたくしと番になりましょう」
この汚臭の源は何を言っているのだ。
気が遠くなりそうな吐き気の中でリオネルが身をよじるが、隣国の王女はリオネルを押し倒してその腰に跨ろうとしてくる。
「閣下! カリス閣下!」
なんとか叫んで声に出せたのはカリスの名前だけだった。
その瞬間、ドアが外れて吹っ飛んだ。
「リオネル、どうした?」
「閣下! 助けてください!」
汚臭が酷すぎて吐き気で抵抗できないリオネルに跨ろうとしている隣国の王女の姿を見ても、カリスは動揺しなかった。素早く隣国の王女を押し退けて、リオネルを抱き上げる。
「リオネル、平気か?」
「閣下……すみません、吐きそうです……」
さっき胃の中のものは全部吐き戻したはずなのに、まだ込み上げる吐き気に、カリスがリオネルを抱き上げたまま手洗いに走ってくれる。
手洗いで胃液を吐いたリオネルに、カリスは怒りを露わにしていた。
戦場では鬼神のごとく戦うカリスだが、普段は非常に温和で穏やかで上品で優雅だ。それが烈火のごとく怒りを纏わせているのに、国王陛下もただ事ではないと思ったようだった。
リオネルを抱いて会場に戻ったカリスは国王陛下に報告した。
「隣国の王女がおれの夫にヒートトラップを仕掛けました」
「それは本当か!?」
「おれの最愛を汚されそうになったのです!」
「隣国の王女はすぐに捕えさせる」
「リオネルは体調を崩しています。本日はこれで失礼します」
報告を終えると、カリスはリオネルを抱き上げたまま会場を出て廊下を歩き、馬車に乗った。
カリスの腕に抱かれて、カリスの香りを吸い込んでいると、隣国の王女の汚臭が薄れて気分が落ち着いてくる。
「閣下、ご迷惑をおかけしました」
「おれのリオネルに手を出したのだ。相応の罰は受けてもらう」
「閣下……」
カリスの首に腕を回して抱き着くと、カリスがリオネルの背中を優しく撫でてくれる。
今日は結んでいるカリスの長い髪を解いて、リオネルは髪に顔を埋めて存分に匂いを吸い込んだ。
「すみません、オメガの匂いがどうしても無理で……」
「おれの匂いは平気か?」
「閣下はいい匂いです。落ち着きます」
「それなら、好きなだけ嗅いでいるといい」
王都のカリスのタウンハウスに戻ると、カリスはリオネルをベッドに寝かせて髪を撫でてくれた。
優しい手つきにリオネルはうとうとと眠ってしまう。
「おれのリオネル……かわいいリオネル」
カリスがリオネルの頬にそっとキスを落としたのを、リオネルは眠っていて気付いていなかった。
隣国の王女は、人質としても相応しくないということで隣国に送り返された。
代わりに隣国は大量の賠償金をこの国に支払うことになった。
その賠償金の一部を、リオネルは慰謝料として受け取った。
「閣下、この慰謝料はどうしましょう?」
「リオネルの好きに使えばいい」
「神殿に寄付してもいいですか?」
「リオネルがそうしたいのであれば」
膨大な慰謝料を受け取っても、リオネルは使い道がなかったので、孤児や捨て子を引き取って育てている神殿に全て寄付することにした。
「いつか必要になるかもしれないが……まぁ、リオネルはおれと離縁するときには生活に困らないだけの慰謝料を払えばいいか」
「離縁はしません」
「おれは構わないが、リオネルはそれでいいのか?」
「閣下と添い遂げるのがわたしの願いです」
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