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リオネル(攻め)視点
2.衝撃の事実
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国の英雄として、カリスとリオネルが勲章を頂く日に、国王陛下はカリスとリオネルの胸に勲章をつけて、二人に問いかけた。
「国の英雄たちよ、褒賞として望むものはあるか?」
それに対してカリスがはっきりと答えた。
「兄上、この六年の戦争の間、おれを支え続けてくれたリオネルとの結婚を認めてください」
「カリス、そなた、結婚する気になったのか?」
「はい。リオネルといい家庭を築いていきたいと思います」
国王陛下にとってはリオネルが奴隷上がりで、カリスが王弟であるということなど全く関係なかったようだった。大喜びでカリスに駆け寄り、カリスを抱き締めている。アルファの国王陛下と同じくアルファのカリスは身長はそれほど変わらないが、カリスの方が鍛え上げられた堂々とした体躯をしていた。
「結婚を許そう。結婚後は、領地に戻り、リオネルと共に穏やかに過ごすといい」
「ありがとうございます、兄上」
「リオネル、カリスのこと、頼むぞ」
「は! 国王陛下!」
深く頭を下げて答えたリオネルだったが、こんなにも簡単に結婚が許されるとは思っていなかった。国王陛下にとってはカリスは唯一の弟であるし、王位継承権が一番高いのがカリスであった。
驚きつつもそれを見せずにいると、国王陛下からお茶に誘われた。
断ることはできないので、ティールームに移動する。
騎士服のままだったが、アルファの中でも特に背の高いカリスはとても格好いいし、リオネルも騎士服であればそれなりに格好がつくと分かっているので、普通のお茶会でなくてよかったと思ったくらいだった。
国王陛下は上機嫌だった。
「カリスとリオネルがそのような関係だったとは知らなかった。カリスはリオネルにまだうなじを噛ませていないようだが、結婚したら番になるのか?」
「うなじ? 番?」
国王陛下の言葉に、リオネルは混乱する。
アルファ同士ではうなじを噛んでも番になれないし、カリスがリオネルを抱く方であって、リオネルがカリスを抱くのはあまりにも恐れ多いと思っていたのだ。
「カリス、リオネルには伝えていないのか?」
「そういえばまだだったかもしれません」
「リオネル、すまない。弟が言葉足らずで。カリスはオメガなのだ」
オメガ?
オメガって、オメガ?
リオネルは完璧に混乱していた。
どこからどう見てもアルファ然としているカリスがオメガ?
アルファの中のアルファと言われるカリスがオメガ?
戦場でどんなアルファよりも強く凛々しかったカリスがオメガ?
オメガという単語の意味がリオネルの思っているものと違っていただろうか。
リオネルはなにか勘違いをしているだろうか。
真剣に悩んでしまうくらいその言葉は衝撃的だった。
「リオネル、おれはヒートがほぼ来ないオメガで、フェロモンも薄いので、抑制剤で完璧に隠せてしまうのだ。兄上にお子がなく、後継者がいないため、おれがオメガだということは伏せていたのだが、驚かせたようですまない」
「いえ、大丈夫です、閣下! 閣下はオメガなのですね?」
「そうだ。だが、ヒートはほぼ来ないし、フェロモンも薄いので心配しなくていい」
「カリス、そこは違うだろう。心配しなくていいではなく、リオネルのためならヒートを起こしてもいいと言わなければ」
「兄上、おれはリオネルと自然に愛し合いたいのです。無理やり起こしたヒートで愛し合うようなことはしたくありません」
カリスが国王陛下に説明しているが、リオネルはまだ混乱していた。
カリスはほぼヒートは来ないと言っているが、抑制剤を飲んでいるようだし、それをやめればヒートが来る可能性もあるのではないか。
そうなれば、結婚しているリオネルがカリスの肌に触れることが許されるかもしれない。
リオネルはカリスを抱くことを望んでいたが、高貴な方なので、アルファ同士ならば当然身分の低い自分の方が抱かれるのだと覚悟していた。アルファとオメガならば話は違ってくる。
オメガであるカリスがリオネルを抱きたいと思うはずがないし、アルファであるリオネルには伴侶であるオメガのカリスを抱く権利がある。
ただ、これは契約結婚だということがリオネルの胸には重くのしかかっていた。
カリスを抱きたいが、カリスがそれを求めなければ、肌に触れることは叶わない。
「そういえば、初めて閣下とお会いしたときに、いい香りがしました。香水かと思っておりました」
「おれは香水はつけない。リオネルにはおれのフェロモンが感じられるのか」
「閣下はいつも甘い香りがします」
微かに香る甘い匂いを思い出していると、国王陛下がカリスそっくりの黒に近い濃い赤の目を瞬かせる。
「カリスのフェロモンは誰にも露見したことがないのに、リオネルは感じるのだな。これは運命ではないのか?」
「愛しいリオネルと運命だったのならば、嬉しいですね」
「愛しい……閣下がわたしを愛しいと言ってくださった」
感動に胸を震わせるリオネルに、カリスがくすくすと笑う。
契約結婚だと見破られないために甘い言葉を口にしてくれているのだろうが、リオネルは嬉しくてたまらなかった。
「わたしも閣下をお慕いしております!」
「うん、知っているよ」
「閣下と結婚できてこれ以上の幸福はありません!」
「おれも幸せだ」
笑顔のまま応じてくれるカリスに、リオネルは天を仰いで感謝したい気分だった。
これが契約結婚のための嘘であっても、リオネルはこれまでの人生で一番幸せだった。
奴隷に落とされて酷い扱いを受けてから、カリスに救い出され、カリスと共に過ごした時間の全てが幸福でならなかったが、今以上に幸福だったときはないだろう。
国王陛下に認められて、カリスとリオネルはその場で婚約を結び、結婚は騎士団を退いて、カリスの領地に戻る準備が整ってからということで話はまとまった。
それからは騎士団を退く手続きをして、過ごしていたが、カリスとリオネルの暮らしに変化が起きた。
元々リオネルはカリスの王都のタウンハウスに暮らしていたのだが、リオネルの部屋とカリスの部屋は遠く離れていたし、食事は一緒に取っていたが、それ以外の時間をカリスと過ごすことはほとんどなかった。
騎士団の仕事が忙しく、戦争中はほとんど屋敷に帰れなかったというのもある。
戦争中はリオネルはずっとカリスのそばにいて、カリスの片腕として働いていた。
騎士団を辞すことになっても、カリスのそばにいられるのならば、リオネルには何の後悔もなかった。
婚約してから、リオネルの部屋はカリスの部屋の隣になって、夜は同じベッドで眠るようになった。
契約結婚だが、婚約者同士が別の部屋で眠る方がおかしいと周囲に勘付かれるということで、一緒に眠ることになったのだが、リオネルは最初はカリスを意識しすぎて眠れなかった。
戦場でも寒ければ身を寄せ合っていたが、そのときにはいつ攻め込まれるか分からないという緊張感があった。
それがなくなると、リオネルはカリスを意識してしまう。
カリスから漂う甘い香りに下半身が反応してしまうし、触れたいと思ってしまう。
カリスの方はリオネルが緊張しているのに気付いていて、優しく髪を撫でたり、背中をさすったりしてくれるから、ますますリオネルの気持ちが高ぶってしまう。
「緊張しなくていい。誰もお前を害するものはいない。いたとしたら、おれが屠ってやる」
「閣下……」
「閣下ではなく、カリスと呼んでほしい」
「か、か……無理です、閣下」
長年「閣下」と呼び続けたカリスのことを気軽に名前でなど呼べない。
それでも、カリスに抱き締められていると、いつの間にかリオネルは眠っていた。騎士としていつでも食べられて、いつでも寝られるのは基本なので、カリスの腕の中でもリオネルはそれを発揮してしまったようだった。
目が覚めると、恐ろしく整ったカリスの顔が間近にある。少し動けば口付けができそうなのに、必死に理性で我慢して、カリスの寝顔を見つめる。
黒に近いほど濃い赤の睫毛が、長く頬に影を落としている。
隣国からは死神と恐れられたカリスが、こんなに寛いで休んでいる姿を見られるのはリオネルだけだ。
「お慕いしております、閣下……」
小さく呟いて、リオネルはカリスの豊かな胸に顔を埋めて甘い香りを胸いっぱい吸い込んだ。
「国の英雄たちよ、褒賞として望むものはあるか?」
それに対してカリスがはっきりと答えた。
「兄上、この六年の戦争の間、おれを支え続けてくれたリオネルとの結婚を認めてください」
「カリス、そなた、結婚する気になったのか?」
「はい。リオネルといい家庭を築いていきたいと思います」
国王陛下にとってはリオネルが奴隷上がりで、カリスが王弟であるということなど全く関係なかったようだった。大喜びでカリスに駆け寄り、カリスを抱き締めている。アルファの国王陛下と同じくアルファのカリスは身長はそれほど変わらないが、カリスの方が鍛え上げられた堂々とした体躯をしていた。
「結婚を許そう。結婚後は、領地に戻り、リオネルと共に穏やかに過ごすといい」
「ありがとうございます、兄上」
「リオネル、カリスのこと、頼むぞ」
「は! 国王陛下!」
深く頭を下げて答えたリオネルだったが、こんなにも簡単に結婚が許されるとは思っていなかった。国王陛下にとってはカリスは唯一の弟であるし、王位継承権が一番高いのがカリスであった。
驚きつつもそれを見せずにいると、国王陛下からお茶に誘われた。
断ることはできないので、ティールームに移動する。
騎士服のままだったが、アルファの中でも特に背の高いカリスはとても格好いいし、リオネルも騎士服であればそれなりに格好がつくと分かっているので、普通のお茶会でなくてよかったと思ったくらいだった。
国王陛下は上機嫌だった。
「カリスとリオネルがそのような関係だったとは知らなかった。カリスはリオネルにまだうなじを噛ませていないようだが、結婚したら番になるのか?」
「うなじ? 番?」
国王陛下の言葉に、リオネルは混乱する。
アルファ同士ではうなじを噛んでも番になれないし、カリスがリオネルを抱く方であって、リオネルがカリスを抱くのはあまりにも恐れ多いと思っていたのだ。
「カリス、リオネルには伝えていないのか?」
「そういえばまだだったかもしれません」
「リオネル、すまない。弟が言葉足らずで。カリスはオメガなのだ」
オメガ?
オメガって、オメガ?
リオネルは完璧に混乱していた。
どこからどう見てもアルファ然としているカリスがオメガ?
アルファの中のアルファと言われるカリスがオメガ?
戦場でどんなアルファよりも強く凛々しかったカリスがオメガ?
オメガという単語の意味がリオネルの思っているものと違っていただろうか。
リオネルはなにか勘違いをしているだろうか。
真剣に悩んでしまうくらいその言葉は衝撃的だった。
「リオネル、おれはヒートがほぼ来ないオメガで、フェロモンも薄いので、抑制剤で完璧に隠せてしまうのだ。兄上にお子がなく、後継者がいないため、おれがオメガだということは伏せていたのだが、驚かせたようですまない」
「いえ、大丈夫です、閣下! 閣下はオメガなのですね?」
「そうだ。だが、ヒートはほぼ来ないし、フェロモンも薄いので心配しなくていい」
「カリス、そこは違うだろう。心配しなくていいではなく、リオネルのためならヒートを起こしてもいいと言わなければ」
「兄上、おれはリオネルと自然に愛し合いたいのです。無理やり起こしたヒートで愛し合うようなことはしたくありません」
カリスが国王陛下に説明しているが、リオネルはまだ混乱していた。
カリスはほぼヒートは来ないと言っているが、抑制剤を飲んでいるようだし、それをやめればヒートが来る可能性もあるのではないか。
そうなれば、結婚しているリオネルがカリスの肌に触れることが許されるかもしれない。
リオネルはカリスを抱くことを望んでいたが、高貴な方なので、アルファ同士ならば当然身分の低い自分の方が抱かれるのだと覚悟していた。アルファとオメガならば話は違ってくる。
オメガであるカリスがリオネルを抱きたいと思うはずがないし、アルファであるリオネルには伴侶であるオメガのカリスを抱く権利がある。
ただ、これは契約結婚だということがリオネルの胸には重くのしかかっていた。
カリスを抱きたいが、カリスがそれを求めなければ、肌に触れることは叶わない。
「そういえば、初めて閣下とお会いしたときに、いい香りがしました。香水かと思っておりました」
「おれは香水はつけない。リオネルにはおれのフェロモンが感じられるのか」
「閣下はいつも甘い香りがします」
微かに香る甘い匂いを思い出していると、国王陛下がカリスそっくりの黒に近い濃い赤の目を瞬かせる。
「カリスのフェロモンは誰にも露見したことがないのに、リオネルは感じるのだな。これは運命ではないのか?」
「愛しいリオネルと運命だったのならば、嬉しいですね」
「愛しい……閣下がわたしを愛しいと言ってくださった」
感動に胸を震わせるリオネルに、カリスがくすくすと笑う。
契約結婚だと見破られないために甘い言葉を口にしてくれているのだろうが、リオネルは嬉しくてたまらなかった。
「わたしも閣下をお慕いしております!」
「うん、知っているよ」
「閣下と結婚できてこれ以上の幸福はありません!」
「おれも幸せだ」
笑顔のまま応じてくれるカリスに、リオネルは天を仰いで感謝したい気分だった。
これが契約結婚のための嘘であっても、リオネルはこれまでの人生で一番幸せだった。
奴隷に落とされて酷い扱いを受けてから、カリスに救い出され、カリスと共に過ごした時間の全てが幸福でならなかったが、今以上に幸福だったときはないだろう。
国王陛下に認められて、カリスとリオネルはその場で婚約を結び、結婚は騎士団を退いて、カリスの領地に戻る準備が整ってからということで話はまとまった。
それからは騎士団を退く手続きをして、過ごしていたが、カリスとリオネルの暮らしに変化が起きた。
元々リオネルはカリスの王都のタウンハウスに暮らしていたのだが、リオネルの部屋とカリスの部屋は遠く離れていたし、食事は一緒に取っていたが、それ以外の時間をカリスと過ごすことはほとんどなかった。
騎士団の仕事が忙しく、戦争中はほとんど屋敷に帰れなかったというのもある。
戦争中はリオネルはずっとカリスのそばにいて、カリスの片腕として働いていた。
騎士団を辞すことになっても、カリスのそばにいられるのならば、リオネルには何の後悔もなかった。
婚約してから、リオネルの部屋はカリスの部屋の隣になって、夜は同じベッドで眠るようになった。
契約結婚だが、婚約者同士が別の部屋で眠る方がおかしいと周囲に勘付かれるということで、一緒に眠ることになったのだが、リオネルは最初はカリスを意識しすぎて眠れなかった。
戦場でも寒ければ身を寄せ合っていたが、そのときにはいつ攻め込まれるか分からないという緊張感があった。
それがなくなると、リオネルはカリスを意識してしまう。
カリスから漂う甘い香りに下半身が反応してしまうし、触れたいと思ってしまう。
カリスの方はリオネルが緊張しているのに気付いていて、優しく髪を撫でたり、背中をさすったりしてくれるから、ますますリオネルの気持ちが高ぶってしまう。
「緊張しなくていい。誰もお前を害するものはいない。いたとしたら、おれが屠ってやる」
「閣下……」
「閣下ではなく、カリスと呼んでほしい」
「か、か……無理です、閣下」
長年「閣下」と呼び続けたカリスのことを気軽に名前でなど呼べない。
それでも、カリスに抱き締められていると、いつの間にかリオネルは眠っていた。騎士としていつでも食べられて、いつでも寝られるのは基本なので、カリスの腕の中でもリオネルはそれを発揮してしまったようだった。
目が覚めると、恐ろしく整ったカリスの顔が間近にある。少し動けば口付けができそうなのに、必死に理性で我慢して、カリスの寝顔を見つめる。
黒に近いほど濃い赤の睫毛が、長く頬に影を落としている。
隣国からは死神と恐れられたカリスが、こんなに寛いで休んでいる姿を見られるのはリオネルだけだ。
「お慕いしております、閣下……」
小さく呟いて、リオネルはカリスの豊かな胸に顔を埋めて甘い香りを胸いっぱい吸い込んだ。
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