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カリス(受け)視点
2.リオネルの騎士学校時代
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十三歳の少年に夢中になってしまうだなんて、自分は少しおかしかったのではないか。
リオネルを騎士学校に送って行ってから、カリスは冷静になろうとした。
「リオネル・ラウゼンだ。おれが後見人となる。騎士学校の生徒としてしっかりと鍛えてやってくれ」
騎士学校の教師たちは騎士団をなんらかの事情で退役した騎士が多かった。
カリスが騎士団長になる前に騎士団長だった校長にリオネルのことを頼めば、胸に手を当てて騎士の礼をしてくる。
「閣下の大事な養い子を丁重にお迎えします」
「いや、普通に扱ってやってくれ」
「はっ!」
季節外れの時期に入学となったリオネルがうまくやって行けるか気にしながら、カリスはリオネルを騎士学校に送り届け、タウンハウスに戻った。
リオネルには騎士学校で暮らしていけるだけの準備はしてやった。下着を六枚、シャツを六枚、ベストを三枚、ジャケットを三枚、トラウザーズを三枚、それに座学のための学習道具もカバンもきっちり揃えてやった。
騎士学校には宿舎があって食堂がある。何不自由なく騎士学校で過ごすうちに、リオネルはカリスのことを忘れてしまうだろう。
そう思ってリオネルとは距離を置こうとしたのだが、リオネルが入学してから最初の週が終わるころには、カリスはリオネルのことが気になって気になって仕事に手がつかなくなっていた。
週末で騎士団の仕事はそれなりに忙しかったが、ずっと休みをもらっていなかったので、休んで騎士学校に面会に行くと、応接室に通された。
「リオネルはどのように過ごしている?」
まだ一週間しか経っていないので校長もなんとも言えないのだろうが、無難に「騎士学校に馴染もうとしています」などと答えて、話をしていると、リオネルが応接室に現れた。
ひと払いをして二人きりになった瞬間、リオネルの青みがかった緑の目から涙が溢れ出した。
思わず歩み寄って抱き締めると、リオネルの手がきゅっとカリスのシャツを握る。
普段から王族として正装をしていることが多いカリスだが、その日は砕けた服装をしていた。
リオネルが顔を埋めるシャツの胸部分がじわじわと濡れてくるのが分かる。髪に手を差し込んで撫でていると、リオネルは鼻を啜り上げて泣いている。鼻水くらい付けられても構わないのにと思いつつ、カリスは問いかけた。
「リオネル、どうした? つらいことでもあったか? 誰かがお前に嫌なことをしたか?」
「い、いいえ、閣下。なにも……なにも、ありません」
「リオネル、恐れるものはない。おれが守ってやる。なんでも言いなさい」
何かあれば元騎士団長の校長とでもやり合うつもりでカリスが言えば、リオネルはぽつぽつと話し出した。
「さ、寂しくて……」
「寂しかったのか?」
「話せる相手もいないし……。そ、それに、八人部屋で、身の置き場がなくて、ひとの気配がするとよく眠れなくて……」
奴隷だった間に酷いことをされたのは理解していた。
他人の気配を恐れてリオネルが眠れなくなったのも仕方がないだろう。
「わたしは、他人に触れられるのが苦手で、近くにひとがいると眠れなくて……」
「おれは思い切り触れてしまっているが、平気か?」
「閣下は心地いいです」
涙を拭いながら必死に答えるリオネルの好意が、安心できる年上の親のような対象に持つものだと思っていても、カリスはかわいくて仕方がない。
奴隷だったときにリオネルが客を取らされていたことは知っている。オメガの客がヒート促進剤を使ってヒートを起こし、リオネルを無理やりにアルファの発情期であるラット状態にして抱かせたとか、アルファの美しい少年を屈服させたい客がリオネルに無体を働いたとか、酷い話をたくさん聞いていた。
カリスは怒りを抑えながら、できるだけ優しい声で言う。
「長期休暇しか戻ってきてはいけないと思っていたのだな。週末も戻れるときはおれの屋敷に戻ってきて構わない」
「訓練ができません」
週末に戻ってきてもいいと提案すると、リオネルは真面目に課題の訓練ができないと答える。
それに関してはカリスは安心していいと大らかに笑った。
「リオネル、おれは何者だ?」
「カリス・ヴェルナート大公閣下です」
「そう。そして、この国の騎士団の団長だ。おれが稽古をつけてやろう」
「いいのですか!?」
カリスのタウンハウスの庭には訓練場があるし、リオネルの稽古をつけてやるのにカリス以上の相手はいないだろう。
カリスが言ってやれば、リオネルは涙が引っ込んだようだった。
泣いたせいで赤くなっている目尻に口付けて慰めてやりたい欲が出てくるが、そんなことはしてはいけないと思い、悪戯っぽく微笑むだけにしておく。
「帰っておいで、リオネル」
「は、はい! すぐに準備をします!」
週末の休みはもう一日ある。カリスのタウンハウスに帰るために部屋に戻って準備を始めたリオネルを見送って、カリスは校長に相談していた。
「あの子は複雑な事情で複数の人間がいる部屋は使えない。狭くてもいいので一人部屋を用意できないだろうか?」
「閣下のご命令とあれば用意させます!」
「よろしく頼むよ」
王弟としての権力を使うことも、騎士団長としての権力を使うことも、これまではあまりよしとしてこなかった。けれど、身長は成人男性に近くなっているが、まだ幼さの残るリオネルの泣き顔を見てしまったからには、カリスはどんな手を使ってもリオネルを守りたくて仕方がなかった。
馬車でタウンハウスに連れ帰る途中で、カリスはリオネルを連れて、王都で有名なカフェに寄った。
「好きなものを頼むといい」
「好きなもの……特にありません」
「それでは、本日のおすすめケーキを頼もう」
カリスは甘いものはそれほど好きではないので、リオネルの分のケーキを頼んでしまうと、リオネルは運ばれてきた桃のショートケーキに目を輝かせていた。一心不乱に食べているリオネルを見ながら、カリスはお茶だけ楽しんでいたが、リオネルの嬉しそうな顔を見るだけで心が満たされた。
リオネルにもっと笑ってほしい。
幸せになってほしい。
自分が幸せにできるのはリオネルが大人になるまでで、それから先はよい縁談でも探してこなければいけなくなるのだろうと考えると、一抹の寂しさが胸を過る。
カリスはリオネルとの未来を考えてはいけない。
許されるのならば、結婚したリオネルを領地に連れ帰って、自分の後継者として領地で静かに暮らさせてやりたい。カリスの持っているものを全て譲れるように遺言を書いておかなければいけないだろう。
カリス・ヴェルナートの全ての地位と財産は、リオネル・ラウゼンに譲る。
カリスはリオネルを自分のものにできなくても、自分の持っているものは全てリオネルに捧げようと決めていた。
その後、リオネルは狭いが一人部屋にしてもらったようで、騎士学校でも少しは暮らしやすくなったようだった。
週末ごとに騎士学校に馬車をやってリオネルを迎えに行かせて、タウンハウスでリオネルを受け入れる。
カリスの顔を見るとリオネルの表情がぱっと明るくなるのを見ていると、かわいさでどうかなってしまいそうな気になる。絶対にリオネルに手を出さないと決めているが、抱き締めるくらいはいいだろうとか、邪な気持ちがわいてきて、帰ってくるたびにハグしていたら、リオネルは馬車から降りると、カリスの胸に飛び込んでくるようになった。
騎士学校は通常は十二歳から十八歳までの六年間と決められているが、リオネルは飛び級することを決めたようだった。成績は優秀で、剣術は特に優れていて、飛び級を認められたのだ。
「早く閣下の部下になって、お役に立ちたいのです」
「リオネルはまだ子どもなのだから、学生時代を満喫していいのだよ?」
「閣下のおそばにいたいのです」
純粋に慕ってくるリオネルが日に日に逞しくなっていくのを、カリスは眩しいような気分で見つめていた。
カリスはリオネルがかわいくてたまらないのに、リオネルにこんなことを言われてしまうと我慢ができなくなりそうになる。
リオネルを抱き締めて、顔中にキスを降らせて、甘やかしたくてたまらなくなる。
こんな気持ちをリオネルに抱いていると知れば、リオネルは従順なのでカリスに従ってしまうだろう。それだけは避けたくて、カリスは自分の気持ちをずっと抑えていた。
リオネルを騎士学校に送って行ってから、カリスは冷静になろうとした。
「リオネル・ラウゼンだ。おれが後見人となる。騎士学校の生徒としてしっかりと鍛えてやってくれ」
騎士学校の教師たちは騎士団をなんらかの事情で退役した騎士が多かった。
カリスが騎士団長になる前に騎士団長だった校長にリオネルのことを頼めば、胸に手を当てて騎士の礼をしてくる。
「閣下の大事な養い子を丁重にお迎えします」
「いや、普通に扱ってやってくれ」
「はっ!」
季節外れの時期に入学となったリオネルがうまくやって行けるか気にしながら、カリスはリオネルを騎士学校に送り届け、タウンハウスに戻った。
リオネルには騎士学校で暮らしていけるだけの準備はしてやった。下着を六枚、シャツを六枚、ベストを三枚、ジャケットを三枚、トラウザーズを三枚、それに座学のための学習道具もカバンもきっちり揃えてやった。
騎士学校には宿舎があって食堂がある。何不自由なく騎士学校で過ごすうちに、リオネルはカリスのことを忘れてしまうだろう。
そう思ってリオネルとは距離を置こうとしたのだが、リオネルが入学してから最初の週が終わるころには、カリスはリオネルのことが気になって気になって仕事に手がつかなくなっていた。
週末で騎士団の仕事はそれなりに忙しかったが、ずっと休みをもらっていなかったので、休んで騎士学校に面会に行くと、応接室に通された。
「リオネルはどのように過ごしている?」
まだ一週間しか経っていないので校長もなんとも言えないのだろうが、無難に「騎士学校に馴染もうとしています」などと答えて、話をしていると、リオネルが応接室に現れた。
ひと払いをして二人きりになった瞬間、リオネルの青みがかった緑の目から涙が溢れ出した。
思わず歩み寄って抱き締めると、リオネルの手がきゅっとカリスのシャツを握る。
普段から王族として正装をしていることが多いカリスだが、その日は砕けた服装をしていた。
リオネルが顔を埋めるシャツの胸部分がじわじわと濡れてくるのが分かる。髪に手を差し込んで撫でていると、リオネルは鼻を啜り上げて泣いている。鼻水くらい付けられても構わないのにと思いつつ、カリスは問いかけた。
「リオネル、どうした? つらいことでもあったか? 誰かがお前に嫌なことをしたか?」
「い、いいえ、閣下。なにも……なにも、ありません」
「リオネル、恐れるものはない。おれが守ってやる。なんでも言いなさい」
何かあれば元騎士団長の校長とでもやり合うつもりでカリスが言えば、リオネルはぽつぽつと話し出した。
「さ、寂しくて……」
「寂しかったのか?」
「話せる相手もいないし……。そ、それに、八人部屋で、身の置き場がなくて、ひとの気配がするとよく眠れなくて……」
奴隷だった間に酷いことをされたのは理解していた。
他人の気配を恐れてリオネルが眠れなくなったのも仕方がないだろう。
「わたしは、他人に触れられるのが苦手で、近くにひとがいると眠れなくて……」
「おれは思い切り触れてしまっているが、平気か?」
「閣下は心地いいです」
涙を拭いながら必死に答えるリオネルの好意が、安心できる年上の親のような対象に持つものだと思っていても、カリスはかわいくて仕方がない。
奴隷だったときにリオネルが客を取らされていたことは知っている。オメガの客がヒート促進剤を使ってヒートを起こし、リオネルを無理やりにアルファの発情期であるラット状態にして抱かせたとか、アルファの美しい少年を屈服させたい客がリオネルに無体を働いたとか、酷い話をたくさん聞いていた。
カリスは怒りを抑えながら、できるだけ優しい声で言う。
「長期休暇しか戻ってきてはいけないと思っていたのだな。週末も戻れるときはおれの屋敷に戻ってきて構わない」
「訓練ができません」
週末に戻ってきてもいいと提案すると、リオネルは真面目に課題の訓練ができないと答える。
それに関してはカリスは安心していいと大らかに笑った。
「リオネル、おれは何者だ?」
「カリス・ヴェルナート大公閣下です」
「そう。そして、この国の騎士団の団長だ。おれが稽古をつけてやろう」
「いいのですか!?」
カリスのタウンハウスの庭には訓練場があるし、リオネルの稽古をつけてやるのにカリス以上の相手はいないだろう。
カリスが言ってやれば、リオネルは涙が引っ込んだようだった。
泣いたせいで赤くなっている目尻に口付けて慰めてやりたい欲が出てくるが、そんなことはしてはいけないと思い、悪戯っぽく微笑むだけにしておく。
「帰っておいで、リオネル」
「は、はい! すぐに準備をします!」
週末の休みはもう一日ある。カリスのタウンハウスに帰るために部屋に戻って準備を始めたリオネルを見送って、カリスは校長に相談していた。
「あの子は複雑な事情で複数の人間がいる部屋は使えない。狭くてもいいので一人部屋を用意できないだろうか?」
「閣下のご命令とあれば用意させます!」
「よろしく頼むよ」
王弟としての権力を使うことも、騎士団長としての権力を使うことも、これまではあまりよしとしてこなかった。けれど、身長は成人男性に近くなっているが、まだ幼さの残るリオネルの泣き顔を見てしまったからには、カリスはどんな手を使ってもリオネルを守りたくて仕方がなかった。
馬車でタウンハウスに連れ帰る途中で、カリスはリオネルを連れて、王都で有名なカフェに寄った。
「好きなものを頼むといい」
「好きなもの……特にありません」
「それでは、本日のおすすめケーキを頼もう」
カリスは甘いものはそれほど好きではないので、リオネルの分のケーキを頼んでしまうと、リオネルは運ばれてきた桃のショートケーキに目を輝かせていた。一心不乱に食べているリオネルを見ながら、カリスはお茶だけ楽しんでいたが、リオネルの嬉しそうな顔を見るだけで心が満たされた。
リオネルにもっと笑ってほしい。
幸せになってほしい。
自分が幸せにできるのはリオネルが大人になるまでで、それから先はよい縁談でも探してこなければいけなくなるのだろうと考えると、一抹の寂しさが胸を過る。
カリスはリオネルとの未来を考えてはいけない。
許されるのならば、結婚したリオネルを領地に連れ帰って、自分の後継者として領地で静かに暮らさせてやりたい。カリスの持っているものを全て譲れるように遺言を書いておかなければいけないだろう。
カリス・ヴェルナートの全ての地位と財産は、リオネル・ラウゼンに譲る。
カリスはリオネルを自分のものにできなくても、自分の持っているものは全てリオネルに捧げようと決めていた。
その後、リオネルは狭いが一人部屋にしてもらったようで、騎士学校でも少しは暮らしやすくなったようだった。
週末ごとに騎士学校に馬車をやってリオネルを迎えに行かせて、タウンハウスでリオネルを受け入れる。
カリスの顔を見るとリオネルの表情がぱっと明るくなるのを見ていると、かわいさでどうかなってしまいそうな気になる。絶対にリオネルに手を出さないと決めているが、抱き締めるくらいはいいだろうとか、邪な気持ちがわいてきて、帰ってくるたびにハグしていたら、リオネルは馬車から降りると、カリスの胸に飛び込んでくるようになった。
騎士学校は通常は十二歳から十八歳までの六年間と決められているが、リオネルは飛び級することを決めたようだった。成績は優秀で、剣術は特に優れていて、飛び級を認められたのだ。
「早く閣下の部下になって、お役に立ちたいのです」
「リオネルはまだ子どもなのだから、学生時代を満喫していいのだよ?」
「閣下のおそばにいたいのです」
純粋に慕ってくるリオネルが日に日に逞しくなっていくのを、カリスは眩しいような気分で見つめていた。
カリスはリオネルがかわいくてたまらないのに、リオネルにこんなことを言われてしまうと我慢ができなくなりそうになる。
リオネルを抱き締めて、顔中にキスを降らせて、甘やかしたくてたまらなくなる。
こんな気持ちをリオネルに抱いていると知れば、リオネルは従順なのでカリスに従ってしまうだろう。それだけは避けたくて、カリスは自分の気持ちをずっと抑えていた。
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