40 / 223
転生
不思議だね?
しおりを挟むしばらく待っていると
ミレイが何か話したようで
水色のドラゴンさんが急に慌てた様子でキョロキョロしたかと思うと、涙が止まると同時に真剣な顔になって、ビシッと何処かを指差したかと思うと、ビュンと凄い速さで飛んでいってしまった
『なんかね、お母さんに今どこに住んでるか聞いたら
あそこに今住んでるみたい、あそこ僕が最後に住んでた家なんだよ!
…なんだけど、なんでか分からないけどゆっくり来なさいって…』
とミレイもあまりに急に言ってしまったからかびっくりした様子でそうポツリと言った
お母さんの方だったのね⁉︎
てかドラゴン族は念話が多いのかな?
『ねねミレイ、ドラゴン族は念話で話す事が多いの?』
少し気になってゆっくり家へと向かう間にミレイにそう聞いてみたら
『違うよ!
ドラゴン語があるんだけど、僕まだしっかり話せないから念話で話してくれてるんだと思う!
それに念話は血が繋がってるドラゴンと、後は魔力が特別多かったり、そう言うスキルがあったりとかしないと無理だったはず………
けど、僕どっちもなかったのに、シャルと契約する前から話せてなかったっけ?』
とミレイが言った
うん、念話で話してくれてたけど…
『ミレイは元々念話が使えてたんじゃなかったの?』
念話で会話するの当たり前みたいに使ってたし、前にも話しかけたみたいな話…してなかったっけ?
すると
『ううん、試してみたけど今まではおじちゃん以外に話せる人居なかったよ
だからいつも身振り手振りで頑張ってたの!』
とえっへん!という感じでミレイがそう言った
そうだったの⁉︎
『んーでも、それならなんで私には初めから聞こえたんだろ…?
念話にも言語理解のスキルが通用したのかなぁ』
なんとなくスキルを思い出してそう言うと
『あ!そうなのかな?
すごくありがたいスキルだねっ
シャルが持ってくれてなかったら今こうして契約出来てなかったや♪』
とミレイが嬉しそうにそう言った
でも…多分違うような気もしなくもない???
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
283
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる