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転生
ただいま!
しおりを挟むおそらくミレイが素の速さで飛んでいたらものの数分だ着いたであろう距離を15分ほどかけてゆ~っくり飛んでいき、やっとミレイの家へと着いた
そして思ったことはただ一言。
あまり大きくないな?
いや、違うのよ
ミレイの家がなんて失礼な意味でなく、周りの家も全部ドラゴンの家族が住むって考えると狭いと思うんだよね。
そして、ドアが2種類あって、人が入る感じのドアとドラゴンが入る感じの大きなドア。
この小さい方は誰用なんだろ…
と思っていたら、何故かその小さい方のドアが空いて1人の女の人が出てきた
えーっと誰⁉︎
と思いきやさっきぶりの突撃ハグ…そして水色の髪。
違う…よね?
え?だって…ね?
今もふもふのミレイに抱きついてるのは…完全に人だし、ね?違うよね??
と思ったのも束の間
落ち着いた様子のミレイが
『シャル、スイ
さっきびっくりして紹介できなかったんだけど、僕のお母さんだよ
お母さんは氷属性が得意なんだけど、真逆の火も使えて凄いんだ!
そして、お母さんがね、さっきから謝りながら帰ってきてくれてありがう…って言ってくれてるんだっ』
そう、だんだんと嬉しい涙を流しながら、言葉を詰まらせながらそう言った
良かったね、ミレイ。
ただごめん
もちろんね、本当に良かったと思ってるし、ちょっぴり感動してる…んだけどさ、なんで人型なのって言う驚きが隠せないよ⁉︎
でも、今はそんな事は言い出せず、スイをプニプニしながら静かに見守った
少しすると何事もなかったかのようにスッと立ち上がって
「初めまして(ニコッ)
あなたがシャルちゃんよね?」
とミレイママさんがそう私に向かって言ってくれた
もちろん話せないので、全力で頷くと
「あら可愛いわね
遅くなったけど、ミレイと一緒に来てくれてありがとう
シャルちゃんのおかげでミレイがここに帰ってくる機会が出来たって、本当にありがとね」
とミレイママさんが泣きながら、私の手を握りそう言った
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