転生させて貰ったけど…これやりたかった事…だっけ？

帰って来た

明日

　なんか、嬉しいな。
　ただ一つ…
「私…まだわからなくて、その気って言うのは私もいつか分かるように…なる？」
　出来るなら自分自身でも、この人達が私のお父さんお母さんだ！って分かるようになりたいもん！


　するとそれを聞いたお父さんが
「そうだな、エルフは生きるほど感覚が鋭くなっていくんだ

　だから、シャルもきっと大人になれば分かるようになるはずだ


　そして、また少し話は変わるけど
　シャル自身も確信して安心して過ごせるように、明日親子鑑定をしようと思っているんだが…どうだい？」
　とお父さんがそっと立ち上がったかと思ったら

　膝をつき目線を低くしてから、そうお願いするような、そんな表情でそう言った。



　親子鑑定、か。
　もし違ったら、なんて言う不安はある

　けど、それ以上に2人が今教えてくれた事、それを信じてただ周りへの証明、自分自身の確信の為

　なにより、その確信を得て心からお母さん、お父さん、と呼びたい


　だからこそ
「むしろ、やりたい！
　そして、自信を持ってお母さんとお父さんって…呼びたい…なっ」
　と小っ恥ずかしい気持ちを抱きつつ、そう伝えた。


　すると、2人とも嬉しそうな顔をしてくれて、そしてお父さんが
「そうか…それなら、明日いつでもできるように頼んでくるからなっ」
　とそう言い残して出ていってしまった


　すると、お母さんがクスッと笑ってから
「シャル、改めておかえりなさい。
　本当にしばらく見ない間に、大きくなったわねぇ

　お母さん明日までに元気になるから、明日親子鑑定が終わったら、さっき話してくれたミレイちゃんとスイちゃんに合わせてちょうだいね」
　と言ってくれた。


「うん！
　ミレイはね、髪も目も色がお揃いなの！

　スイはね、少しひんやりしてて触り心地が最高なんだよ♪」
　そう伝えると


「そうなのね(ニコッ)
　それはきっと2人揃うと可愛さが増すわね♪

　そして…そのスイちゃんを抱っこして……うん、早く明日みんなを揃って見られるのが楽しみだわ！」
　と言ってくれた。



　けど………流石に明日までに元気に、なんて言っちゃいけないって分かってるけど、無理だと思う…
　だから、いつか皆んなでお母さんに会えたらいいな♪